新たなる力
俺とリィフェはフランの左右に立ち、俺ら二人は目の前の状況を確認する、俺達の目の前には黒い鎧兜を着た帝国軍の兵士が30人以上居る、それにしてもこの数をたった少数人で大勢を相手にするのは凄い。
「それにしてもフラン、こんな数を相手に大変だったろ。」
「いえ、イワンさん達の助けがありましたから大丈夫です。」
「そうか。」
「姫様、前を!」
「「!」」
「■■■■■ーーーーッ!!」
すると左肩を破損してたゴーレムが俺達三人に目線を向け右の拳を呉も思いっきり振り俺達に襲う。俺は右に避け、リィフェはフランを抱き締めて左にダイブして避ける。
「コイツは俺が相手をする、二人はもう片方を頼む!」
「仕方がない、ここはお前の案に乗ろう!さあ姫様、私達はもう一体の機械人形を!」
「ええ、シュートさんも気を付けて下さい!」
「ああ!」
フランとリィフェはもう一体のゴーレムの所に向かって行った。さて、俺は目の前のコイツを何とかしないとな。
「さて、お客さんを出迎える時間だ!」
「ええい!フラン王女を捕らえる筈だったが仕方がない、ゴーレム!先ずは目の前の鼠から片付けろ!!」
「■■■■■ーーーーッ!!」
ゴーレムは貴族騎士の命令で俺に右拳を振るいだす、それにしてもコイツは運が悪かったな、俺が相手で。
「とあっ!」
俺はゴーレムの放った拳を素早くかわし同時に俺の右足の蹴りを決めゴーレムの右腕を破壊する。
「■■■■■ーーーーッ!!!!」
「まだだ!」
俺は蹴りを決めた状態で直ぐジャンプをしゴーレムの頭目掛け踵落としをゴーレムの頭に決め込む。ゴーレムは体を崩すもまだやられてはいない、一気に止めを刺す!
「な、何だ。あの鼠は!?生身でゴーレムと渡り合えるなど・・・・・・。ま、まさか!」
三等貴族騎士は俺を見て驚き思い出した様な顔をした。
「(ルヴィエール卿のゴーレムを倒した男、あれの噂がもし本当なら!)」
「ゴーレム!!直ぐに体制を直し全力の力で奴を殺せ!!」
「■■■■■ーーーーッ!!」
ゴーレムは直ぐ様に立ち上がり俺に向かって全速力で体当たりを仕掛ける、悪いがコイツはピンチじゃないチャンスだ。奴の体当たりの状態で隙が大きく出来た俺は直ぐに専用能力・『加速装置』を発動させる。
「『加速装置』!!」
全ての世界の色は一時的に灰色になり俺以外の時間はスーパースローモーションになる、制限時間は一分まで、次の発動には一時間は掛かる、だから俺はこの時間帯で決める!
「とらああっ!」
俺は直ぐ様にジャンプをして体当たり中のゴーレムを飛び越えて後ろに回り込む、そして俺は奴の弱点である背中を目掛け飛び蹴りを決める。
「でやあーーーっ!!」
俺の飛び蹴りがゴーレムを背中に直撃しそのまま胸部ごと貫き通り地面に着陸する。
そして世界の色が元に戻り、俺以外の時間は元に戻る。ゴーレムの全身にヒビが出来そして積木の様に崩れ倒れる。
「■■■■■ーーーッ!!?」
「そ・・・・・・そんな馬鹿な、そんな馬鹿なーーーーっ!!」
ゴーレムが破壊された事により指示をしていた三等貴族騎士の右腕に身に付けた黒い腕輪に埋め込まれていた紫の宝珠にひび割れその直後三等貴族騎士の右腕ごと爆発する。
「うわああああああ!!腕がああああっ!!!?」
三等貴族騎士は失った右腕の出血を押さえながら目の前に居る俺を見て怯えだす。
「へ、兵士共!化け物を殺せ!!」
数十人の帝国兵士達が俺に向かって突撃する、やるしかない。俺は右手を『剣』変えた状態で数十人の敵勢に向かって突撃する。
「はああっ!」
俺は直ぐ様に帝国兵士の一人目掛けて飛び蹴りをし兵士の腹目掛け蹴りを決め込む、腹に蹴り決めた帝国兵士が後ろにいた帝国兵士にぶつかり地面に倒れる。
「「ぐわあああっ!」」
すると俺は兵士達に回りを囲まれてしまう、だが、俺は剣を構え戦闘体制をとる。
「かかってこいよ、纏めて相手になってやるぜ!」
「や、殺っちまえええ!」
「「「「「うおおおおおおっ!!」」」」」
俺を囲んだ兵士達が襲い来る、俺は怯まず目の前の敵兵の顔面目掛け拳で殴り倒す、それと同時に俺は右手に地面をつけ180度の両足回し蹴りを後ろの三人の敵兵に打ち込み決める。
「ぐわああっ!」「げはっ!」「うぐあっ!」
直ぐに両足を地面につかせ目の前の二人の敵兵に向かって体当たりをする。
「おらああっ!!」
「「ぐわああっ!!」」
二人の帝国兵士は俺の体当たりを受け地面に倒れ気絶する。
「何とか半分か、ん?」
半分片付けたら、前からまた数十人の帝国兵士が俺の所に向かって走っている、しかも全員両手に何かの武器を持ってる、すると増援の敵兵達は突然と足を止める、すると横列になりその武器をゴーレムと戦っているフランとリィフェの方に向け構え始める。
「鉄砲!?いや違う、あれは!!」
俺は直ぐ様に気づきその増援の所に向かって走る、増援の兵が構えてるのはクロスボウ、引き金を引くだけで矢が射出される鉄砲型の弓だ。俺は射出する前に阻止しようと目の前の敵を抜けて走る。
「(くそっ!この距離じゃあ間に合わない!此処までか・・・・・・。)」
《諦めては駄目だよ、まだ君の力はそんなものじゃない。》
「!?」
何だ?頭から声が聞こえる、何時もの人工知能じゃない、それは俺の意識を失う事に闇の空間で会う、俺の機械人形の体を造った彼女の声、プロフェッサーの声が聞こえた。
《さあ、僕の造った最高傑作君、右手を敵の方に『構えて』そしてやっつけなさい。》
俺は言うとおりに右手を構え敵の方に向ける、すると俺の右手は剣から別の形にへと変わる、俺はその形を知っている、そして俺は言う、新たな技の名前を。
「『銃』!!」
《専用技『銃』を習得しました。》
俺は銃となった右手でクロスボウ部隊の一人に向けて撃つ、撃つと銃口から一発の弾丸が出てきて光速的な速さでクロスボウ部隊の兵士の頭を貫かれ倒れる。
「ぐあっ!」
「な、何だ!?」「一人やられたぞ!」「別方向からだ!」
一人やられた事により帝国のクロスボウ部隊は全員俺の方に向ける。気付いてクロスボウ向けてももう遅い、俺は走りクロスボウ部隊目掛けて銃で発砲し続ける。
「ぐわあっ!」「ぎゃっ!」「うぐあっ!」
三人のクロスボウ兵は俺の銃で撃たれ絶命、続く二人のクロスボウ兵が俺に向けて矢を射出しようとする、だが俺の銃の速度の方が上な事に気づき直ぐ様に銃を向け二人の敵兵の体に撃ち込み倒れる。
「「ぐわああっ!!」」
「うおおおおおおっ!!」
「じょ、冗談じゃない、こんなところで死ぬのは御免だ!!」
「「「「「う、うわああああああっ!!」」」」」
俺の威圧感が敵兵らにぶつかり敵兵達は砦から出ていき逃げ去って行く、そんな事より二人の方はどうなったんだ。無事でいてくれ!
「フラン!リィフェ!」
俺は直ぐ二人の事を呼ぶ、すると二人が相手をしていたゴーレムの体が砕かれ後ろにはゴーレムの背中を突き刺したフランとリィフェがいた。
「シュートさん!」
「此方は片付いたぞ。」
「ああ、此方も片付いた!」
倒れたゴーレムの後ろには先程右腕を失った三等貴族騎士と同じくもう一人の三等貴族騎士の右腕を失いその痛みと同時に涙目で叫んでいた。
「うああああああ!!?」
これで砦の中にへと入れる、俺達三人は直ぐ様に中にへと突入する。
「おーい!!」
すると俺達の後ろに誰かが声をかける、駆けつけて来たのは食堂の店主のイワンさんと彼の背中にはゼペッド爺さんが乗っていた。
「イワンさん、それに爺さんも!」
「儂らも中にへと行くぞ!」
「俺もです、皆に『先に行け』って言われましたから。」
「有り難う御座います、シュートさん、リィフェ。」
「ええ。」
「ああ、行こう!!」
こうして俺、フラン、リィフェ、イワンさん、ゼペッド爺さんの五人は砦の内部にへと突入する。絶対に街の女性達を救ってやる。
専用技
『銃Lv1』
●敵を50(人・匹)倒す/相手に命中する事により経験値入手。
○銃を撃つ/Lvが上がる事により威力・貫通力が上昇する。




