二人で買い物・前編
・・・・・・気まずい、俺は現在気まずい状態だ。
リィフェと二人きりで買い物って、何かデート見たいな雰囲気に見えるよな、まあデートじゃないけどさ。
「・・・・・・・・・。」
俺は前を歩くリィフェの姿を見つめる。
それにしても女の子相手に話すのは何故か緊張してしまう、何せリィフェも女の子だからな。
機械人形に『復讐』か・・・・・・。
「おい。」
仮にもしリィフェの親父さんが生きていてたら、アイツは騎士とかじゃなく別の道に進んでたんだろうな。
「おい!!」
「ん?」
リィフェが俺に声をかける、どうした?
「何している、店を通りすぎてるぞ。」
「え?」
彼女が指を指す、俺は直ぐに彼女の指を指す方向に目を見つめる。そこには野菜やら果物やら売っている店があった。ここはもしかして八百屋かな?
「・・・・・・いらっしゃい。」
「店の前に並んでる野菜と果物を頼む」
「え?ああ、あいよ・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
八百屋の親父が俺達を見ながら野菜と果物を紙袋に入れ始める。それにしても何だこの違和感は、本当に可笑しすぎる、俺は直ぐに街の周囲を見渡す、街の人間達の目線が俺達をいや違う!俺達というよりリィフェの方を見ている。
「何なんだこの街は?」
「帝国軍の仕業じゃよ・・・・・・。」
「え?」
俺は声の方を振り替えると俺の隣に杖を付いた老人がいた。帝国軍?もしかしてこの街の正門の前に見張っていた黒い鎧兜を身に付けた男達の事か?
「爺さん、それってこの街の入口前にいた黒い鎧兜の男らの事か?」
「そうじゃよ、二月前この街は元々平穏じゃった。だが突如現れた帝国軍の連中が現れ直ぐ様に街は占領され、この街の女達は全員東方の砦で捕まっておる、・・・・・・儂の娘も。」
「・・・・・・・・・。」
「アンタら余所者だろ、悪い事は言わん、直ぐにでもこの街を出ていってくれ、でなければ帝国の兵士に目をつけられるからのぅ。」
そう言って老人は話を終えると直ぐ様に去っていった。するとリィフェが食料の入った紙袋二つ持ちながら俺のところに向かい直ぐ様にリィフェは持ってた食料の入った紙袋を俺に強引に持たせた。
「うおっ!?」
「さっさと持て、次に行くぞ!」
そう言ってリィフェはささっと次の店にへと向かって歩きだす、俺は慌てながらリィフェの後を追いかける。
はあ、一日でも早くリィフェとの信用を得るしかない、俺はそう心から思い、俺はリィフェとの二人きりの買い物を続ける。




