シュート、始めての街
街、それは人が賑わいし場所、それは店や民家や多くあり、学校に通い学を学び、会社または店で働き生活の為にお金を稼ぐ、そんな俺も生前にて真面目に学校大学に通い単位を取り何とか第一志望の会社に就職した。けど寝坊したあの日俺は急いでる途中横断歩道に渡る最中にトラックに轢かれ死んだ。
そして現在、生まれ変わった俺ことシュート=レジスはこの世界に転生しての始めての街でもあった。
でも何かが可笑しい、周囲の視線が俺達三人の方に向いてる。この街の人間って外から来た人間が珍しいのか?
「なあ、街の人間って何時もこんななのか?」
「いえ、・・・・・・こんなに多くの目線で見られるのは初めてです。」
リィフェが街の周囲を見渡し自分の荷物から一着のフード付きローブを用意する。
「・・・・・・姫様、この街には帝国軍の兵士が彷徨いている可能性が高いです、ですからこれを。」
「解ったわ。」
そう言ってフランはリィフェが用意したローブを受けとり羽織り顔を隠すようにフードを被りだす。
「ここから先は別行動を取りましょう。私は今晩の宿を取り、シュートさんとリィフェは食料と日用品の買い出しを行います。」
「解った。」
「!?・・・・・・受けたまりました。」
そう言ってフランは直ぐ様にこの街の宿屋を探しに向かった。
何故俺はリィフェと共に買い出しに向かうかは実に簡単な事だ。
実は今日の朝、俺はフランに頼み街での買い出しを俺とリィフェの二人に任せる事にした。
リィフェと二人きりは緊張と同時に重みのプレッシャーを感じるがアイツとの信用が少しでも必要だ。するとリィフェは俺より先に歩き始め俺は後から追いかける。
「勘違いするな、化け物のお前と行動してるのは姫様の命令でだ。しっかりと荷物番をしておけよ。」
「解ったよ。」
リィフェはまだ俺の事を冷たい目で見てる、アイツとの信用得るのは簡単じゃないようだ、と、俺は心に呟いた。




