目覚め
見知らぬ場所に目覚めた青年、果たして・・・・・・。
暗い・・・暗い・・・視界が見えず周りは闇しかない。
《五感機能正常問題ナシ。》
《眼球映像機能問題ナシ。》
何だ?突然視界が見え始めていく!?
突然光が、眩しいっ!?
《映像開放、現在ノ記憶修復率1.1%》
「ううっ・・・・・・。」
・・・何処だ、ここは?俺は確か・・・。
「ぐうっ!?」
痛い!?何故か突然頭が響きだす、思い出すだけで頭が痛い。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。兎に角何とかこの身体を動かさないと・・・。
「・・・・・・・・・。」
何だよこれ?俺の身体って俺の腕ってこんな銀色に輝いていたっけ?
何だよこれ何だよこれ何だよこれ何だよこれ何だよこれ何だよこれ何だよこれ何だよこれ何だよこれ何だよこれ何だよこれ。
「うわあああああっ!!!?」
俺は叫ぶ、自分の体が人間の体じゃない。何なんだよ、何なんだよ!!この体は!!これじゃあまるで俺、『化け物』じゃないか!?
「誰か居るのか!?」
「!」
すると何処からか声と足音が聞こえる。もしかして俺のさっきの叫び声で聞こえたのか!?。逃げよう、ここが何処なのか分からないけど兎に角逃げよう。俺は慌てて走り始める。取り合えず何処でもいい!逃げるんだ!兎に角逃げるんだ!!
「あれ?」
突然俺の視界が揺らぎだし始め地面へと転ぶ。どうなってるんだ?動かない、何で動かないんだ?
《エネルギー残量残リ0.1%後10秒デ意識ハ一時的ノ自動停止ニ突入。直チニ食料ヲ配給繰リ返ス直チニ食料ヲ配給繰リ返ス直チニ食料ヲ配給繰リ返ス直チニ食料ヲ配給繰リ返ス。》
「駄目だ。・・・意、識が・・・。」
《人工皮膚発動、疑似肉体ノ作成開始、顔作成、生前前ノ容姿ヲモチーフ。10秒デ完成シマス》
「おい!誰かいるのか!?なっ!?」
一人の女が倒れた彼の元に急いで駆けつけるも女は突然と男の格好に驚き顔を真っ赤にする。そう、男の格好は『全裸』だった。
「な、何でこんな小さなダンジョンに人が『全裸』で倒れているんだ!?」
少女は真っ赤にした自分の顔を左手で隠しながら右手に持った剣の剣先で男の体を優しく二度つつく。
「反応しない、死んでいるのか?いやでも何で全裸なんだ!?分からん・・・、私はどうすればいいんだ?」
「何事ですか!?」
すると少女は後ろを振り向く、そこにはもう一人の少女が駆けつけて来た。
「姫様!?どうしてここにていうかこの者の格好見てはいけません!!」
すると少女は慌てて姫様と名乗る少女の両目を自分の両手で塞がせる。
「わっ!?な、何ですか急に!?」
「無礼をもって申し訳ありません!?正直に申します、今姫様の目の前に全裸の男が倒れていまして・・・。」
「全裸の男、ですか?ちゃんと脈はありましたか?」
「い、いえまだです。一応生きているかもしれません。」
「・・・そう、取り合えず彼を拠点に連れて帰りましょう。衣類は確か拠点にありましたね、ではリィフェ、彼の事をお願い、力のある貴女なら男の人一人を担ぐ事ぐらい出来ると思うわ。」
「えっ!?しょ、承知しました。」
リィフェと名乗る女は自分の背に男を担がせ姫様と共にダンジョンを後にした。
《現在ノ記憶修復率1.4%》




