護衛騎士の過去・前編
フランside
あれはまだ5年前の事でした。私は当時12歳、リィフェは13歳の時でした。
私とリィフェは何時もながらに城の広場にて遊んでいました。
「わーいわーい。」
「ひ、姫様お待ち下さいっ!」
そんな矢先広場に一人の兵士が私の所に走りながら駆けつけて来ました。リィフェに最悪の事態が訪れました。
「おいリィフェ大変だ!バルデラ将軍が、お前の父君が!帝国軍に負けて戦死した!!」
「!!?」
バルデラ将軍こと本名ライズスロット=バルデラはアインライト最強の将にしてリィフェにとって憧れの存在でした・・・。
「そんな・・・、嘘よ!お父様が負ける何て、嘘に決まってるわよおおおおお!!」
父親の戦死の報告を聞かされ直ぐ様にリィフェは広場で両膝を崩し泣きじゃくりました。
事態はまだ終わりませんでした。城内を警備していた二人の兵士がバルデラ将軍の向かった戦場の事で話し合ってました。
「まさかあのバルデラ将軍が機械人形に殺される何て・・・。」
「アインライト王国は一体その先どうなるのやらな。」
偶然なのか、その会話を遠くから聞いたリィフェはあの日以降父を殺した機械人形の復讐心と恨みが芽生えました。
あの日からリィフェは私から離れ人が変わり魔法騎士の道へと進み復讐の為か自らを傷つけながらも鍛え続けました。
フランside out
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シュートside




