暗い闇の中で俺は・・・。
・・・・・・暗い、暗くて周りが良く見えない。それに俺はどうしてこんな暗い所に居るんだ?
俺は殺到に思いだす、それと同時に焦りが出た。
そうだ、俺はさっきリィフェを庇ってゴーレムの突進を受けてそれから・・・。
「そうか、俺、死んでしまったのか・・・・・・ハハッ。」
俺は笑う暗い闇の中で只一人ひたすら笑う、呆気なく短い人生だった。フランとリィフェと出会って共に楽しく過ごした共同生活も良い思いでになった。もう思い残す事は何もない、このまま死ぬのも悪くはないな。
「・・・・・・・・・。」
俺は笑うのを止め考える、俺は本当にこれでいいのか?
駄目だ・・・。そうだ駄目なんだ!
まだ敵は諦めていない、フランとリィフェが危ない!!
死にたくない、俺はまだ死にたくない!
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない、死にたくない!!
《記憶修復率99.9%・・・》
《記憶修復率100%、100%ニ達シマシタ。致死級ノダメージヲ受ケタ為解放条件ガ達成シマシタ。》
《貴方ノレベルガ1ニナリマシタ、レベルガ上ガッタ為体力ト怪我ヲ回復ト光速修復ヲシマス。》
また頭の中から声が聞こえる、レベルが1?一体何を言って・・・。
ちょっと待て、まだ続いている、これは!?
《戦闘プログラムアップデート完了、能力『物理耐性Lv1』ヲ習得シマシタ。》
《『物理耐性』ノレベルガ5マデ上ガリマシタ》
《技『拳Lv1』『蹴りLv1』『剣Lv1』ヲ習得シマシタ。》
《専用能力『加速装置Lv1』ヲ習得シマシタ。》
「そうだ・・・。思い出した。俺はあの日、あの時・・・っ!!」
自分の事を思い出した瞬間、俺の脳に無数の0と1が流れ始める。
俺の意識がソーマトリコールする。そして俺は死んだ日の事を思いだす。
「・・・俺はあの時寝坊して急いで会社に向かって走っていた。急いで横断歩道を走っていたら横から現れたトラックに衝突して俺は、死んだ。」
俺は思い出す、自分の『名前』を『記憶』を!!
《貴方ノ名前ヲ登録シテ下サイ、登録後意識ハ光速的ニ覚醒致シマス。》
俺の中の人工知能が俺自身の名前を聞き出す。
「俺の、俺の名前はーーーー!!」
《名前ノ登録完了致シマシタ、コレヨリ意識ヲ覚醒致シマス。》
名前を言い終えた瞬間、突然俺の身体が無数の0と1に光文字に変わり散り始める。
「大丈夫。この光は悪い光じゃない、それに俺は死ぬんじゃない、二人を助ける為に俺は・・・!!」
俺は最後に何か言おうとするが、俺の身体の全て0と1の光文字にへと変わり散って闇の中へと消え去った。




