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お父様へ

お父様へ


早いもので、私がノブル学園に入学して1ヶ月になろうとしています。

今のところは学園の授業にも問題なくついていくことができています。

あ、少し嘘が混じってしまいました。実は、魔術と神学の授業が少し苦手です。


でも安心してください。

お姉様に色々と教えていただいています。


あ、お母様がこの手紙を見たら勘違いしてしまうかしら?

お姉様は別にお父様の隠し子とかではありませんよ(笑)


この学園は全寮制で、2人部屋になっているのですが、2年生と1年生が同室になります。

そして、女子寮では同室になった上級生を「お姉様」と呼ぶ風習があるのです。

男子寮にはそのような風習はないらしいです。何故女子寮だけなのか、不思議ですね。


お姉様……ルーシー様はとても素晴らしい方で、学園の生徒たちの憧れの的なのです。

語学数学神学はもちろん、魔術や剣術の腕前も先生方よりも上なのかもしれません。

王都に不慣れな私を気遣っていただき、休みの日には色々と案内してくださいます。

このような素晴らしいお姉様と同室になり、ご指導いただける幸運を女神様に感謝ななくてはいけませんね。

お姉様だけでなく、この学園の皆様にはとても良くしていただいています。

故郷を離れる時は不安もありましたが、今はこの学園で学べる喜びをかみしめています。

卒業までの2年間、故郷の皆と会えないのは寂しいですが、しっかり学んで帰るつもりです。


エルティナより。

PS.来月の王女様誕生祭には王都に来られるのでしょうか?


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