第二話「疾風のごとく」(打ち切り)
次の日
何だかんだいってやはり暇である。というか、何もすることがない。
そんなことを考えていると・・・・
ピンポーン
というチャイム音が鳴る。勿論、居留守を使う。
というか俺への用事じゃないはずだ。
俺に用があって訪ねてくる人なんかいるわけない。
・・・・自分で言ってて悲しくなってきた・・・・
??「すいませーん」
見知らぬ声だった。やはり俺には関係ないな。
そう思い俺は部屋でじっとしている。
??「すいませーん!!ここが結くんの家だと思いお伺いしたんですけど~!!雪乃うさぎなんですけど!!」
雪乃うさぎ・・・雪乃って・・・あの雪乃一族か!!
俺は、部屋のノブを回し、玄関の扉をゆっくり開く。
結 「はい。何の用でしょうか?」
うさぎ「あ、結くんだよね?」
そこには、茶髪で小柄な女の子が立っていた。
名前の通り、まるでウサギのようである。
うさぎ「ねえ、暇?」
唐突に質問してくる。暇? 暇である
だが俺は・・・
結 「暇じゃありません」
そう言って玄関の扉を閉じようとする。
うさぎ「嘘だ~~~~」
閉めようとした扉をがっちり止められる。
ふと、雪乃さんの顔見る。
綺麗な茶髪に丁度よく焼けた肌。・・・そして吸い込まれそうな『黄色い眼』
そうだった・・・雪乃家は人の心を『覧る』(みる)。
うさぎ「暇なんでしょ~どこか行こうよ!」
爛々とした眼でそう言ってくる。
俺みたいな接点がないやつにいきなり何言ってんだ。雪乃さんは・・・
うさぎ「だって、同種族だから」
結 「おい!!俺は別に友達少ない人間じゃねーぞ!!・・・・あ」
うさぎ「自爆してるし・・・」
俺は絶望した・・・。
うさぎ「プププッ!!」
結 「分かった・・・もう笑うな!!」
そう言って、俺は家から出た。
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全く最悪な日である。
うさぎ「いいじゃないですか!!女の子と一緒に歩けるなんて相当無いと思うよ?」
ああ、一生ねーかもな!!
しかもこんなに・・・ってあぶね。覧られてるかもしれないんだった。
結 「で?雪乃さん どこに行くんですか?」
俺は横にいる雪乃さんに質問する。
うさぎ「考えてないよ~」
と短く答える。
結 「何か目的があって俺を誘ったんじゃないですか?」
うさぎ「あったけど、ある意味それはクリアしているよ。目的は家から出たいことだったし」
結 「何かあったんですか?」
うさぎ「うんうん、普通に家に居たくなかっただけ。でも一人で外に出ても楽しくないと思ったから、あなたを誘ったの」
結 「・・・じゃあこれからどうします?」
うさぎ「とりあえずどこかのカフェに行こう?」
そう言うと、歩く方向を変え街の方に向かった。