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心と兎  作者: アニコン
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第一休 第一話「始まり」

いや~涼しくなってきましたね~それでも習慣になってしなったのか、会社帰りはアイス食っちゃいますね。

ちょっとした昔話をしようと思う。

ちょっとしたとか言ってしまったが少し長い話だから、適当に聞いてくれればいい。

昔話なんて言っているが、昔話なんていうほど昔じゃない。俺の実体験だから、ちょっと前の話だ。

正直、忘れたいような話であり、忘れられない話で忘れてしまうわけには行かない話だ。

そんな話を話そうと思う。

これは、春休み、夏休み、冬休みに起こった悲劇であり喜劇である。

恋話であり、怪談話でもあり、奇想天外話でもある。

そんな、美味しいものをぐちゃぐちゃに混ぜた話な気がする。

あれは、幻想だったのか夢だったのか、今の僕にはわからない。

でも唯一、分かることは・・・俺はあの出来事のせいで、人生が変化したということだけだ。

それでは・・・前置きが長くなってしまったが、話そうと思う。

ゆっくりと思い出しながら話す・・・・だから、なんとなく聞いて欲しい。

-----あれは、桜が満開になる季節だった-----


これは俺こと『八多喜 結』を視点とした『雪乃うさぎ』と『成野ミケ』の出会いの物語である


第一休『春休み』

第一話「始まり」

「春休みだ!!」

終業式を終えた後、俺の周りの奴は、そんな事を言い始めた。

まだ、春休みじゃない。と正直ツッコミたかったが、そんなキャラでは俺はない。しいて言うならばモブキャラであるため、

教室の雰囲気をも動かすことは絶対にできない。

俺にとって長期休暇は、ただの休息にしかならない・・・別にリア充や、友達いっぱい人間を見下しているわけではない。

確かに俺には友達と言える人間が少ない。まず自分から作るなんて一切思わないから、少ないのは当然である。

そんな奴らと俺はつるまないから、暇で仕方ないのである。

『暇を持て余す』

まさに今の俺の現状にぴったりの言葉である。だから春休みは楽しみでも、待っていたわけでも一切ない。

俺にとって長期休暇なんていうものは学校に行く行為と同レベルのものである。

だから、長期休暇なんていうものはなくても別に困らないのである。

休みはめんどくさくはないが、暇を潰すことはとてもめんどくさい。

だから、正直な話、長期休暇は嫌いだ。

めんどくさくなってしまうからだ。さてこれからどう潰すか。

俺は、ホームルームがあるまで、ずっとそんなことを考えていた。

深夜。俺はエロ本を買いに行くため、自転車を漕ぎ出した。

俺が唯一、この世であってよかったものだと思っている。

これで、何度、俺の命は助けられただろうか。

すべてが嫌になった時でも、これがあれば問題ないと普通に思う。

親にバレないように外に出かけるのはお手の物となった。

いいことなのかは一切分からない。

そんなことはともかく、とにかくコンビニに行かなければ・・・・

そうして僕は、約10分間自転車を漕ぎ続け、右に曲がる。

そのまま漕ぎ続けていると・・・・

??「八多喜くん」

俺は、自分の名前を呼ばれ、反射的に自転車を止める。

結 「ああ~由良か」

生駒由良いこま ゆら。1年生からの同クラスで、とても優しい女子である。人思いで誰にも好かれる、簡単に言うといいやつ。

由良「今からどこに行くの?」

結 「ああ、コンビニ」

俺はエロ本を買うということを心の中でつぶやき、

結 「由良は?」

そう聞くと、

由良「いま、うちに帰るところ」

ま、だろうなと心の中で思い、

結 「じゃあ、またな」

そう言って、あとにした。

自転車の音がずっと続いていた。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ミケ「動いたか・・・・」

俺は、タバコを捨てる。そして戦闘の準備を始める。

ミケ「今回は、偽造師パペットだから・・・・・・」

取り出したのはナイフと魔法陣の書かれた紙。この紙は魔力を流しただけで魔法が発動する『術符』だ。

これは俺にしか使えない魔法。一般からいえば『特法』だ。

ミケ「さて、女の子を殺すのは正直したくないんだが・・・・・仕方ない。今のままではアンバランスだからね」

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

そうこうして、自転車を進めていると

??「あ!結くん!!」

俺は、自分の名前を呼ばれ、反射的に自転車を止める。

結 「なんかデジャブ・・・」

そう言いながら振り向くと、そこには神崎優雨がいた。

結 「優雨こんな夜遅くに何してるの?」

俺は率直に質問する。

優雨「ん?ああ修行だよ!!これでも神崎家次期当主だからね!!」

結 「・・・・お父さん、大丈夫なのか?」

そう質問する。

すると優雨顔が少し曇る。

優雨「大丈夫だよ、確かにかなり重傷だけど・・・・きっと大丈夫!」

そう言うと、優雨は弱々しく笑った。

結 「そうだな。・・・・確か犯人のことはよく分かってないんだよな」

優雨「うん・・・ただ一つだけ分かっていることがあって・・・・それは犯人が『着物を着ていた』ということだけ」

着物・・・・男か女かは分からない。

結 「早く見つかるといいな」

優雨「うん・・・・ごめん、時間取っちゃったね。じゃあね!!」

そう言って、優雨は反対の方向に走っていった。

そのあとは誰とも会わず、家に帰った。

前書きから 腹壊しちゃうんですけどね~

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