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part2
僕達は革命政権首都の制圧にかかっていた。
5年前に起こった「平等による革命」は終わりを告げようとしていた。
彼らは簡単に折れた。乾燥した木の枝のように。簡単に。
5年間という戦争は彼らには長すぎたようだ。
一時、2年前までは僕達はこの国の領土の端まで追いつめられていた。山岳地帯に逃れた僕達はそこで抵抗、国の体を守っていた。
彼らは余裕だった。山に閉じこもった俺達を10倍以上の戦力で包囲していた。
勝利までは時間の問題とみた彼らは新たな政府を作りし、新たに首都を造った。
彼らは自分達の「絶対正義」を「平等の国」の憲法にした。