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夢兎  作者: 織風 羊
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よろしくお願いします。


「ただいま、ムー」


そして更に一層大きな声で。


「ただいま、おじいさん」


「おかえり、アミー」


「野原で笛を吹いていたらミュウに会ったよ」


「それは珍しい、元気そうだったかい」


「うん、おじいさんによろしくって、それからムーにもだよ」


ムーと呼ばれた小さな生き物は藁で編まれた小さな敷物の上で長い耳を動かした。

その後一回だけ瞬きをするとまるで置物のように蹲ったまま動かなくなった。


「おじいさん、ミュウがね、ムーに会いに来るって」


「あの子はいい子だ。で、いつ来るんだね」


「うん、いつかって言っていたよ」


「そうかい、じゃ、ムーと一緒にたくさん遊べばいいさ」


「でも急に来られても何にもして上げられないね」


「大丈夫さ、心配しなくてもいい。お前の笛を聴かせてあげればいいじゃないか」


「そんなのでいいのかなぁ」


「いいさ、ムーも喜ぶさ」


「うん、練習しとかなきゃならないね」


「そうだな。さあ、晩御飯を作るから手伝ってくれないかい」


ありがとうございました。

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