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宜しくお願いします。
薪も木工用の材木も一晩で無くなった。アミーは動かなくなったおじいさんの隣で横になっている。
アミーはムーがアミーの指の爪を齧る感触で目覚めた。
「お腹が空いたんだね」
そいうとアミーは、凍らないように上着の中に入れていた乾燥したパンを取り出してムーに与えた。
「ムー、パンはこれで最後だよ。小麦粉はあるけど、僕、もう動く気がしないんだ。ごめんね、眠いんだ、少し眠らせてね」
少し間を置いて、アミーはまた言った。
「ムー、寒いね、でも、もう、燃やせるものはないよ」
そう言うとアミーは、まだパンをかじっているムーを静かに抱き寄せた。
外はますます雪の強さを増している。
ありがとうございました。




