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テストと護衛
俺は今一人だった。なぜならば仕事だからである。忘れてないか?俺たちの仕事は護衛だ。そのための、見回りと言うやつである。
さて、特に不穏な動きは無さそうである。ならば、終わってしまっても良いだろう。しかし、
「あん?なんだあの男?」
……少し怪しい。あれは馴れないことをするやつの動きだ。…ふむ。これは見回って正解だったかな?よし。護衛(お仕事)だ。
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はぁ、何故お嬢様は私に暗殺など任せたのだろうか。明らかに私は適任者では無いだろうに。……まぁ任されたのだから私はそれを遂行するまでだ。
「おいあんた。そんな片足をかばうような動きをしてどうしたんだ?けがでもしたか?」
呼吸が止まるような感覚がした。バレたわけではないだろうが。そのため、私は
「いや、だいじょうぶだよ」と、応えた。
「なんだぁ?足…いや、腰かぁ?なんか入れてるだろ大きさは…大体出刃包丁くらいか?んなもん持ってなにするんだ?あぁ?」
「そっ、そんなこと君にh「させんぞ?」
頭になにか、
失踪してしまおうか。