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学園
「制服着るなんて何年ぶりだ?」
俺らは、編入という形で学園に潜入していた。
……まぁ普通に手続きしたんだが。すると隣から、
「はぇ~学園ってこういう感じなんだ~。」
学校なんて行ったことのない茜は物珍しそうに辺りを見回す。……なんだか楽しそうだ。
「あぁ。やるからには、楽しむぞ。なんせ学園生活だ。所謂青春というやつだ。今まで感じることの出来なかった分だけ楽しめ」
まぁ俺らは高等教育を全て終えているから、勉強なんて適当でいいだろう。
俺らは教員に案内された教室に入る。
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教員に自己紹介を促されたので、
「僕は、河野 康春と言います。皆さんよろしくお願いいたします。」
「わ…私は、河野 三咲です。よ…よろしくお願いいたします…」
茜は緊張していた。まぁそれもそうだろう。なんせまともに人と関わるのは初めてである。
俺らは当たり前のように偽名である。身元がバレるのが一番危ないのだ。
そんな俺らの学園生活は嘘から始まった。
体調崩した。予約投稿便利……