プロローグ
はじめまして、アリネです!!!
楽しく読んでね!
ヨーロッパにありそうな大きなお城の一室で4人の家族が話している。その風景に何故か、懐かしささえ感じる。
「お母さん!私、将来ーーーーーーーーーーになるよ!」
女の子が笑いながら、女の人にいう。その言葉を聞いた女の人は花が咲いたような顔になり、女の子に笑いかける。その女の人は金色の足首までの髪に金色の瞳の美しい容姿だ。
「ええ。楽しみにしてるわ、リリアーネ」
女の子、リリアーネは金色の胸までの髪に金色の瞳の神秘的な容姿をしている。お母さんに似たのかもしれない。
すると隣にいた、男の人が話す。
「俺は?」
男の人は腰までの黒い髪に黒に瞳のかっこいというよりも美しいと言った方があっている気がする容姿だ。
するとリリアーネの隣にいた、男の子が声を出す。
「大丈夫!僕がいるよ!僕は将来ーーーーーーになるから!」
「頼もしいわね、アルロス」
男の子、アルロスは肩までの真っ黒な髪に真っ黒な瞳をした容姿だ。
「ああ。楽しみだ」
リリアーネとアルロスは両親の美貌を受け継いでいるが、まだ幼さの残る容姿をしている。
そう言って家族4人は笑う。その姿は、まるで名映画の一場面のように美しかった。
「・・音、・・音!、雪音!ユキ!」
誰かに呼ばれている気がしてハッと起きる。
「やっと起きたか」
目を開けると双子の兄、冬利雪飛の顔が顔の前にあった。
懐かしい夢を見ていた気がする。でも詳しいことは思い出せない。
「セツ?どうしたの?」
「はあ。起きないから起こしにきたの!」
そっか。学校行かなきゃね。
「まだ眠いよー」
「わがまま言わない!」
セツは私を起こすと着替えさせてくれる。
「まだ寝てたいー」
「ほら!食べて!」
セツは私の口にパンを放り込み、お姫様抱っこして、私達の部屋を出た。パンを口に放り込んだのはそうすると私が起きると知っているからだ。
部屋をでると五歳くらいの男の子達と女の子達が走ってきた
「あー!」
「お兄ちゃんとお姉ちゃん!」
「おはよう!」
「またお姫様抱っこしてるのー?」
上から寧々、斗海人、美咲、竜也だ。
お姉ちゃん、お兄ちゃんと呼んではいるものの血は繋がっていない。ここは孤児院だ。親に捨てられた子や事情があり、育てられない子供達をそだてるところ。私達は同じ毛布に包まれて、この孤児院の前に捨てられていたらしい。
ポトと音がして何かが落ちた。
「お姉ちゃん」
「ペンダントが落ちたよ!」
斗海人と竜也が知らせてくれる。2人が拾ってくれたペンダントをセツの腕の中から受け取り、首にかけ直す。
セツのボタンかなんかに引っかかったのかな?
ちなみにこのペンダントは私達が捨てられた時に持っていたものだ。私は金色、セツは色違いの黒色だ。
このペンダントは本物の宝石と間違うほど綺麗だ。だが本物のはずはない。こんなに裕福なら私達を捨てるはずないもの。
ていうかもうそろそろおろしてくれてもいいんじゃない?
セツに視線を向けても、、綺麗にスルーされた。
「セツ、おろして」
「嫌だよ!」
うー!
「いいから!」
力尽くでセツの腕から逃げようとするが、小さい時ならまだしも14歳の私が、同い年の男の子に力で勝てるわけがない。
私は諦めて素直にセツの腕の中でご飯を食べる。
心配性なお兄ちゃんだな。私は一回起きたら寝ないのに。
「セツ!このまま行っちゃって!!」
ご飯を食べて満足している私はセツにいう。自分でやるより、セツに全部やってもらったほうが実際楽だから。毎日この結論に辿り着くのだが、次の日には忘れる。
「まったく。さっきまであんなに嫌がってたのに。すごい変わり様だなあ。まあいいけど」
ふふん!気にしないぞー私は!
「じゃあ園長先生、行ってきます」
「はーい。気をつけてねー」
この孤児院の園長先生、三浦里奈先生は優しくて、可愛い三十代前半の先生だ。顔も性格もいいので結構モテる。14年間見てきたが、孤児院にプロポーズしにきた人が、即答で断られているのを何度も見てきた。かわいそうだった。
私にはセツがいるからいいけど。
私はセツの胸に寄りかかり、目をつぶる。
「あ!あれ、雪音先輩!」
「今日も美しい!!」
「雪飛先輩もかっこいいよ!」
「私、雪飛先輩に告白したら妹が1番だからって」
「「えー!」」
なんか言ってる人達がいるけど、ああいうのは無視するのにかぎる。
セツの胸に耳をあててるから聞こえないし!
「お!雪音ちゃんじゃん!」
「くー!」
「俺もお姫様抱っこしてみてー」
「柔らかいんだろうなあ」
「ああ。さらにいい匂いもするぜ、絶対!」
「上目遣いで名前なんか呼ばれた日には、」
「「「「「・・・・」」」」」
「「「「「想像しただけで幸せだ!」」」」」
「ん?なんか睨まれてねえか?」
「ああ、睨まれてるぜ」
「うー!雪飛めー!」
ん?セツが男子睨んでるよ!
セツって普段温厚なんだけど、怒らせるとめっちゃ怖い。ずっと笑いながら怒るんだもん。しかも目が笑ってないし!
なんで男子、セツ怒らせたのー⁉︎(自分のせい)
「ほら、セツ!もうちょっとで着くよ!」
男子を睨んでいる、怖いセツとは話せずしばらく会話がなかったが、学校に着いたので、ひとまずこの沈黙から逃げられる。
「おー!冬利兄妹!!おはよう!」
後ろから声がかかる。
「智也か。おはよう」
「おはよう、智也君!」
さすがに友達が来たからか、セツが私をおろしてくれた。でも手は繋いでいる。
樹利根ジャンリン智也君、父親がアメリカ人のハーフだ。そして、智也くん自身はお父さんの血を多く受け継いだのか、金色の髪に青の瞳のイケメンさんだ。まあセツの方がかっこいいけど!
ちょっとチャラく見えるけど、セツがいうには一途なんだそうだ。
「あれ?隣にいるのは?」
智也君の後ろから頭だけひょっこり出ている。
「ん?瑞稀だよ」
「ああ!おいで、瑞稀ちゃん!」
瑞稀ちゃんは智也君の後ろから出てくると、私に抱きついてきた。
樹利根ジャンリン瑞稀ちゃんは、智也君の1個したの13歳中学1年生だ。人見知りが激しいが、私には懐いている。
智也君はすごく人懐っこいのに、瑞稀ちゃんは人見知り。兄弟でも色々違うのね。
「ユキおねーちゃん。今日、うちに来てよ」
抱きついたまま、瑞稀ちゃんが言う。上目遣いで頼んできた、瑞稀ちゃんのお願いを私が断られるわけもない。しかも瑞稀ちゃんは智也君と同じで金髪、碧眼のお人形さんみたいな顔をしている。それも加えるととてつもなく、かわいい。後ろに羽が見える。
「わかったよー!」
「僕も行く」
セツがポツンと言う。
え!
瑞稀ちゃんはセツを無言で睨んでいた。
はじめての投稿でドキドキしています!
楽しい作品を作っていきたいと思っているので、よろしくお願いします!!




