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八月八日

作者: アルベルス

夏……。皆さんは何を思い浮かべますか?海?花火?それとも異性?

ここは、とある部屋。



…………カタカタ……カタ……カタカタ……



その部屋には無機質な音が広がっている。



……カタカタカタ……カタ…………



外ではセミが鳴いている。



…………カタ……カタカタカタ…………



天気予報では今日は例年を上回る今年で最高の気温になると騒がれている。



……カタカタカタカタカタカタカタカタ…………



それにも関わらず、冷房機すら付けずに黙々と作業をする人間。



……カタ…………カタカタ…………



……。



…………カタカタカタ…………



……。



…………カタカタカタカタ…………



ガチャ……。



突如部屋に入って来た人間……。



「……。男二人してなにやっているのよ……。」



ガラガラガラガラガラ……。



「おっ!やったぜ!」



「あっ!い…今のは無しだ!突然、穂希音が入ってきてびっくりしたんだよ!」



「言い訳無用だぞ!安田。最初にそういっていただろ?」



「私を無視しないでよ!結局何をやっていたの!?室温計53度指しているわよ!?」



「灼熱!?炎のジェンガー三段対決だよっ!!!」



「窓を閉め切った状態でジェンガー三個使ってどちらが先にギブアップするかっていうものさ。」



「ったく……穂希音のせいで紀田に負けちまったよ……。」



「おいおい。人のせいにするのは良くないぜ。んじゃ、夏休みの宿題全部頼んだぞ。」



「……。」



「……。」



今日も平和だった。



「何処がだよ!?」



「……ツッコミ普通過ぎて面白くないよ?」



「……。」

熱中症、食中毒、宿題には注意して下さい。

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