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忘れられた神話  作者:
68/72

あたらしい家族構築・養女

ハデス家に来て、豪邸を見あげる。

まるで、お城でというか、城だった。

冥界の王だから、当たり前か。

お城の中に入れば、メイドと執事が

お出迎えしてくれていた。

「お姫様、王様、おかえりなさいませ」

1列で、全員が礼をしていた。

「そこのメイド、3名きなさい」

「はい」

「今日から娘になる、セリーヌの世話を

専属として任せる、養女だからといって

虐めたり、脅したりしたら

速攻で城から追い出す、そのつもりで」

「はい、ハデス様」

「貴方、おかえりなさい」

「紹介しよう、我が妻のペルセポネーだ。

これから君のお義母様にもなる。

無理に仲良くしろとは言わないが

家族として、仲を深めてほしい」

『わかりました、お義父様。

ペルセポネー様、お初にお目にかかります

ハデス様の娘として、王家の家族として

皆様に認められるよう、尽力します。

セリーヌといいます、以後

お義母様と、お慕いすることを

お許しください』

「貴方が、私をお義母様と呼ぶことを

許可しましょう。

私の娘として、恥ずかしくないよう

尽力してちょうだい」

『かしこまりました、お義母様』

「よろしい」

かなり気の難しい方のよう。

気に入られるよう、頑張らないと。

お互いの自己紹介を終えると

「ペルセポネー、娘に部屋を案内を。

セリーヌのために用意してあるところに

案内してあげてくれないか?」

「かしこまりました、旦那様。

セリーヌ付いてきなさい」

『はい』

淡々とお義母様に呼ばれ、後をついていく

メイドたちも、付いてきて

部屋を案内された。

「貴女の部屋はここになります。

私達に子は居ませんので

なにかと手当り次第なのは、ご承知を。

こちらに、こうしてほしい

ああしてほしいという、お願いがあれば

口に出して、仰ってください。

言い忘れてましたが、貴方が娘になることは

歓迎しておりますから」

照れくさそうに、お義母様は言う。

私は部屋に入り、お義母様は

メイドたちに注意事項を伝えると

言い残して、私は部屋にひとりだ。

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