4大天使達との別れ
スパルタ教育を終えて
私はハデス様達の送迎を待つ。
ハデス家の紋様をあしらった
馬車が到着したと、知らせが来た。
セラフィム様にエスコートをしてもらい
馬車に乗り込んでいく。
「ハデス家の養女となった身。
これからは、私達に継承は要らない。
今度、会うときは、呼び捨てるように」
『わかりました』
「あとは、天使と神の上下関係も
教えてもらったはずだ。
セリーヌに選んでもらえるよう
ハデス家、神様達に問題なく
支えられるようにこちらも、尽力する。
けして、ひとりでないことを
忘れてはならないよ、愛しい娘」
家族関係を断ち切るということで
セラフィム様達から、言葉を受ける。
純粋な虚しさと、淋しさが
心を締め付けて、ズキッと傷んだ。
「お別れが済んだか?」
『はい、お義父様』
「私もセリーヌ、君に父親として
きちんと親の責務を果たせるよう
約束をする、父親として
君をしっかり守らせてほしい」
『ありがとう存じます』
ニコリと作り笑いをした。
真剣な眼差しで、ハデス様はおっしゃる。
私はこの方にこころを開けるように
なるのだろうか。
カタコトと馬車がうごき、冥界に続く
ゲートの扉のなかに進んでいく。
セラフィム達に、今度会うときは
社交界や行事、メイドや執事、護衛を
決めて、雇うときぐらいだろう。
しっかり、王族として
周囲に認められるよう、頑張らないと。
これからはどうなるかは、わからない。




