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見劣りしないように
一緒に住んでいる、家に帰れば
セラフィム様の威圧ある、笑みを浮かべながら
勉強の本を渡された。
「学校に通うのであれば、基礎知識は
必要だろう?
私たちの庇護下にあるのだから
それに見合う、成績は保ってもらうよ?」
拒否権のない声色で、言われてしまい
頷くしかなかった。
「ウリエル君が教えたまえ」
「分かりました」
文字を教えてくれたのは、ウリエル様だし
分からやすくていいから、そこは嬉しい。
「じゃあ、天界の地位の基礎からだな」
ぶつぶつと、ウリエル様が
教える側として、なにやら考え始めた。
「セラフィム、学校に通うには
市役所で、手続きが必要なんだけど
保護者はどうするんだ?」
「そのことか...検討しよう。
基本的に庇護下になるが
養女として、適任者を天界の管理者
ヘラ様に話を通しておこう」
「分かった」
そっか、天使として、覚醒したけど
まだ人として、生きていた。
迂闊なことに忘れてた。
人が天使として、学校を送るには
どんな風になるのだろう。
やはり、1度、肉体から魂を外したり
なにかするのか、すこしワクワクした。




