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忘れられた神話  作者:
56/72

街を散策しながら

他所行きの服装に着替え、ウリエル様も

少し、着飾った、服装になっていた。

いつもの、白を基調とした、シンプルな

デザインより、すこし、豪華さが増してる。

「さぁ、行こうか、セリーネ嬢」

優雅に微笑まれては、エスコートをされていく

馬車に乗り、ガタゴト、車輪の音。

塗装されていても、若干はなるみたいだ。

人間界の学院、歴史学で、学んだ

フランスの国、中世ヨーロッパ、それらを

合わさったような、街並みをしていた。

『街並みが、美しいですね、ウリエル様』

「それは、良かった」

嬉しそうに、ウリエル様が言う。

「そろそろか、街の中心部だ」

そう言い、ウリエル様が馬車を止める。

エスコートをされながら、馬車を降りて

賑やかな街を見渡していく。

「此処は私達が住む、大都市の中心だ」

『周りの方々は皆、天使ですか?』

「いや、天使ではないものもいる。

ただ、此処に来るときは、通行証が必要で

色んな、異界からやってくる」

『そうなんですね』

「天界、この世界のヒエラルキーは?

学んであるかい?」

『いいえ』

「先ず、此処、天界は下界になる。

その上に、神界、神が住む、世界が有り

その上に始祖界がある。

始祖界とは、この世界全体の始まり

我等の頂点と立つものが、住んでいるんだ」

『そうなんですね、なんだか、複雑そうです』

「とても、複雑なんだ」

私の言葉を聞き、ウリエル様が肯定する。

「ルールなど、改訂はされてきたけども

弱肉強食なのは、相変わらずだし

それが嫌であれば、実力で上に登らないと

いけなくなる、争いの素でもある」

深々とウリエル様が溜息をして

やれやれと、呆れたような、表情だ。

天界の事を聞きながら、街を歩けば

あっという間に、天界の学校へ。

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