心配されながら説教され
知らない悪魔に何と答えようかと
思案をしていれば、足音がする。
「アメリー、何かあったの?」
「アリス様、迷子の子供が居まして」
アリスは私の方を見ると驚愕した。
そして、急いで駆け寄る。
「セリーヌ、どうしてここに!」
『説明はするから、サタンの所に」
「アメリー、サタンに至急、面会を入れて」
「畏まりました」
キレのある、指示を出して、アリスは言う。
私を支えて、城の方へ、歩きだす。
天界や人間界と違って、身体が重い。
ゆっくりと歩きながら、城に着いた。
「セリーヌ、アリス、説明しろ」
サタンが威圧するように殺意を飛ばす。
私を先にソファーに寝かせては
魔界の負の魔によって、体調を崩してる
私を軽蔑するように、見下ろしていた。
「セリーヌ、魔界は危険なんだぞ。
天界と違って、日和見主義でもない。
弱肉強食なんだ、理解してるのか?」
『ごめんなさい』
素直に謝っては、殺意が和らぐ。
呆れたような表情をして、溜息を吐かれた。
もちろん、されても仕方ない行為だと
理解はしている。
「それで、要件を話せ。
危険を冒してまで、伝えたいが
あったんだろう?」
『はい、ミカエル様の事で。
堕天になり掛けています』
「ミカエルが、堕天か。
だが、セリーヌに関係のないことだろう?
アレだけ、君を見なかったやつに?」
『それでも大切に育ててくれた家族です。
安易に見捨てることは出来ません。
そして、私の前世と関わっているから』
「チッ、神としての君か。
私の中でも、魔王の力が弱まってる。
アリスに戻りつつあると言うことだ。
君の場合は対抗してる。
そのせいかも知れない。
膨大な力は時として、身を滅ぼす」
サタンは舌打ちをしながら、冷静に
冷徹に私に伝える。
かなり苛立ちを声に含めつつ。
「アリスはセリーヌの世話をしてやれ。
今は人間だから、魔界に来れてるが
身体は弱まってる。
天界の輩には魔界の気は害だからな。
私の方は書物を調べてくる。
何かなってる可能性があるかも知れない」
『何故、そこまで』
「ミカエルは私にとって血の繋がった
弟でもあるからな、身内を思うのは
悪魔になったとしても、残ってるさ。
セリーヌ、不法侵入は許し難いが
ミカエルの事を思って行動したことは
感謝している、堕天した悪魔は
天界の情報を貰えるのは、難易だからな。
あとでセラフィムの野郎に説教を
してもらうからな、長々と」
企むような笑みをして、楽しそうに微笑む。
私はゾッと寒気がしたが。
アリスの支えによって、私は移動しては
魔界の城にある、アリスの部屋に案内された。




