壊れゆく環境に
聖域の中でウリエル様がミカエル様の
体調を診ている。
魔法陣を浮かび上がらせて、観察してる。
『ウリエル様、どうなんですか?』
「セリーヌ、セラフィムを呼べるか?
緊急事態だと、伝えて欲しい」
深い溜息と共に真面目な表情をして
私に伝える、ミカエラ様に何かあった
そう捉えて良さそうで。
私は駆け足で、セラフィム様の執務室へ。
「どうしたんだ、セリーヌ?」
『ウリエル様が緊急事態だと。
深刻な表情をして、私に伝えていて』
「分かった、直ぐに行こう」
セラフィム様は仲間を大切に思っている。
執務を後回しにして、私に案内を求める。
ウリエル様の場所に案内した。
「セラフィム、ミカエルが堕天使に
成り掛けています。
力のコントロールが上手くいっておらず
このままでは、危険です」
「原因は?」
「セリーヌに対しての独占欲が強いこと。
セリーヌ自身の覚醒が高まっており
ミカエルの中に封印されてる、神の力が
暴走を始めています。
このままでは、消失せざるを得ない」
「そうか、報告をありがとう」
悲しそうな表情をして
キツく、拳を握り、震わせている。
「セラフィム、1刻も速く。
セリーヌ自身に返さなければならない」
「けれど、彼女は神はイヤだと。
意思を尊重したい。
少し、保護者として、皆を纏める
リーダーとして、考える時間をくれ」
「分かりました」
あんなに深い悲しみを纏ったのを
見たことがない。
私の我儘で、天界を揺るがしている。
セラフィム様は執務室に籠ってしまった。




