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忘れられた神話  作者:
38/72

喧嘩の原因は?

<第3章> 〜天界・魔界・舞踏会編〜


私はセラフィム様に呼ばれて

外出許可を申請、そして許可を得た。

何日間か留守にする必要があり

家庭の事情として、説明をした。

ウリエル様、ミカエル様と共に

天界に帰宅すれば、セラフィム様からの

大袈裟な歓迎を迎えた。

「セリーヌ、おかえりなさい。

ミカエル、ウリエルも無事なようで安心した。

そして、ミカエルとセリーヌは喧嘩でも?」

「その事については、私からしますので」

ウリエル様が場を和ませ、返事をする。

バチバチと見えない火花が

私とミカエル様に飛ばさないように。

セラフィム様は、紅茶を優雅に用意して

ウリエル様からの経緯を聞いてる。

「なるほどな。

ミカエル、もしや嫉妬をしてるのでは?」

「嫉妬など、していません」

「図星のようだな、サタンと仲良くして

恨めしかったのだろう?」

「そうですよ、これで満足ですか」

苛つき気味に、セラフィム様に噛み付いてる。

どうやら、兄と仲良くしてることが

気に食わなかったらしい。

『大人げなさすぎ』

ボソッと本音を呟いたら、ウリエル様に

ペシっと頭を叩かれてしまう。

『事実じゃないですか。

仲良くするのだけが、気に食わないとか

本当にお子ちゃまですから。

魔界すら、私にとっては家族です』

「セリーヌ、それは嬉しいが。

天界と魔界は」

『冷戦状態なんですよね?

何千年前からずっと、いつ終えるんです?』

私が口を挟めば、セラフィム様は

口を噤んで、話せなくなった。

冷戦状態なのは、神の領域ではなく

天使と悪魔、その類なのだから。

勝手にいろいろ、やられた神の身にもと

思わなくもないが、自分は領域外だ。

「セリーヌ、ミカエルと仲直り。

自分達の都合で構わないから。

関係が悪化しないように」

深い溜息をセラフィム様は吐いては

パンパンと手を大袈裟に、2回叩く。

空気の流れを変える為の方法だ。

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