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忘れられた神話  作者:
36/72

共犯者 「番外編」

私は天界の自室からウリエルと通信する。

セリーヌと契約してるからか

不規則な負の感情を得てしまった。

コレは何かあったと推測できる。

会議でサタンから連絡が来た時は

度肝を抜かれ、驚愕した。

「セラフィム、セリーヌとアリスが

襲われた件なんだが、コレを機に

周りが支持してると、示した方が?

舞踏会を開こうと思う。

セリーヌ、アリスからは許可を得てる。

あとは天界を担ってる、貴様だ」

通信具とはいえ、怒りに満ちた声色。

仲間を攻撃されて、苛ついてる。

魔王の右腕と呼ばれたサタンが

自らの指揮を取るほどだ。

『私は反対だ。

魔界、天界によく思ってない輩が

反乱を仕掛ける場合もある』

「セラフィム、彼等の力を見せる。

その余興でもあるんだ。

セリーヌは未だに能力は覚醒してない。

無自覚に拒んでいる。

ありふれた平和を求めてな」

サタンは哀しそうな瞳を向けてくる。

天界や魔界は冷戦状況だ。

聖なる父と呼ばれる、神が居なくなり

第七世界は不安定なのだ。

消滅してたら、世界も消滅する。

人間になる前のセリーヌが言っていた。

『分かった、許可をしよう。

必ず、2人を守れ。

約束できなければ、許可は取消しだ』

「私を誰だと、思っている?

身内だと判断した、輩を守るのは当たり前だ。

悪魔ではあるが、根は腐ってないぞ。

悪魔らしく、暴れさせて貰おうか」

『あゝ、その時は自分も加勢しよう』

「あの人数を1人で抑え込むのは

サタン派では無理に近いからな。

素直に受け取っておく。

場所や時間は詳細が決まれば連絡する。

そっちは作法、マナーを教えてやれ。

ドレスの方も頼んだぞ」

『それくらいは、朝飯前だ』

「では、仕事に戻る」

ポワッと銀色に光れば通信具は途絶える。

ルシファーは現在は魔界を守ってる。

今は争うべきでもない。

どうしようかと、自分は溜息を零した。

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