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忘れられた神話  作者:
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仲間割れ

作法の勉強をしてると、指輪が光る。

セラフィム様からの着信だ。

先生に言って、仮病を使い、寮に戻る。

「セリーヌ、何か怒ってるか?」

『授業中だったんです、セラフィム様』

怒り口調で、セラフィム様に言うと

申し訳なさそうにして、項垂れる。

「すまない、天界では人間界の暦やらが

あまり読めなくてね、流れが違うから」

『そうでしたね』

セラフィム様に指摘されて、納得をする。

「セリーヌ、サタンから報告があった。

舞踏会に関する、招待状を得た。

礼服で来るようにと、描かれてる。

夜になったら、ドレスを作ろう。

天界に帰って来れそうなら

指輪を通して、連絡をしてくれ」

『分かりました』

午後の授業を休み、夕方まで、寝ておく。

最近ずっと、疲れが溜まって、変だ。

様子を見にきた、ミカエル様に起こされる。

「大丈夫か、セリーヌ?」

『ちょっと体調が悪くて』

「神聖の気が乱れてるな。

天界にも一時帰国だから、丁度いい。

グシオン達と居すぎだ。

少しは接触を控えろ」

『ミカエル様のバカ、イヤよ!

折角、仲良くなってきてるのに』

「じゃあ、堕天したいのか?

悪魔と接触するのは、危険なんだぞ。

契約を交わしてるとはいえ

いま、セリーヌの身体は魔に侵されてる。

そのせいで、体調を崩してるんだぞ」

声を荒げて、私に怒鳴る。

ミカエル様が、怒りを露わにするのは

稀有で、驚愕してしまった。

「ミカエル、そこまでにしなさい。

キツく言っても、逆効果だ。

君は頭を冷やしてきなさい」

「ウリエル、私より下位の癖に」

「良い加減にしろ。

仲間割れか、天界も地に堕ちたものだな。

聞いて呆れるぜ、外まで、丸聞こえだ」

グシオンが割ってはいり、止める。

ミカエルは悪態を付いて、何処かに行った。

「今はほっとけよ、自業自得だ」

『うん、ありがとう、グシオン』

「別に、お前の為じゃないからな」

『うん』

素直じゃない、グシオンの優しさ。

助けてくれたのは、嬉しかった。

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