自分に似た、誰かの声
硬直をしてしまった、私に対して
アリスが近づいて来た。
生徒達の避難は終えたようだ。
「アリス、セリーヌを任せるぞ!」
悪魔と対抗してる、ミカエラ様が叫ぶ。
だけども、下部のような、1人が
私の方に来て、剣を振り下ろそうとする。
ザシュッと言う、音と共に
血の香りと、匂いが周囲に散らばり
目の前を見ると、私を庇った
悪魔・アバドンの姿が見えた。
『アバドン、大丈夫なの』
「大丈夫だ、貴様等が死ねば
我々の世界も滅ぶからな。
それを阻止する為に、庇った。
勘違いはするなよ。
戦えない奴は、邪魔だ、失せろ」
驚愕し、心配した、私に対して
冷徹に言い放つ。
私のせいで、皆んなを巻き添えにしてる。
怖くて、仕方がない。
そんな、臆病な自分が嫌い。
頭の中で、懐かしいような声が響く。
「セリーヌ、大切な物を守りたい?」
『それは、当たり前よ。
でも、人の身である、私は何も出来ない』
「私が捨てた、神の力が欲しい?
1時的に、私が貴方の身体を借りるわ。
もちろん、貴方の世界は、壊さない」
優しい子守唄を聴くような、優しい声。
スッと、目の前の景色が真っ白になる。
「此処で、少し、待機してね。
昔、私が使っていた、執務室よ。
今は天界のセラフィムが管理してるわ。
魂で見せてる、幻想であるけどね。
まぁ、奥底に眠る、精神的な世界よ」
そう言って、銀髪の髪の長い中性の人は
私を此処に、軟禁した。
目が覚めた、時には、既に撤退して
半壊された、建物が、目の前にあった。




