双子の喧嘩〜兄の事情 番外編
ミカエルとルシファーはよく喧嘩をする。
仲の良い程、喧嘩をしやすいと言うが。
学校内で魔法を使う喧嘩になる場合は
私が止めに入る。
『貴様等、辞めないか!』
私はゴツンと拳で頭を叩いて阻止。
『喧嘩の原因はなんだ?』
「ルシファーがまた、勝手に私の部屋に入って
本を借りパクしたんです!」
「別にいいじゃん。
借りても返してるだろ、最近は」
『2人とも、しょうもないことで
喧嘩はよせ、悪魔、天使だとバレるぞ』
「ヴッ、はいウリエル様」
低い声を出して、脅しておく。
この双子はよく喧嘩をしやすいが
兄であるルシファーがミカエルを揶揄ったり
したりして喧嘩に良くなる。
『ミカエル、セリーヌの監視をしてろ。
ルシファーと話がある、命令だ』
「ッ!分かりました」
バタンとイライラしながら扉を閉じた。
サタンの前ではどうにも子供に見える。
深い溜息をひとつ吐き出して椅子に座り
サタンの方を観察していく。
『あまり、ミカエラを攻撃するな』
「ミカエラが怒りそうな事をしなければ
コミュニュケーションを取ろうとさえ
アイツはしない...兄としては心配だ。
怒らせて感情的にさせるのが速い。
ミカエラの本心を聞けるからな」
兄としては心配だと、ルシファーは言う。
素直に言えずに喧嘩ばかりなのは困るが
本心を聞くにも必要なのだろう。
『ミカエラも素直じゃないからな。
ルシファーあまり刺激をミカエラにやるな。
激しく抗争した場合は魔界に返す』
「分かった」
素直に頷かれると、少し驚愕する。
あまりにも大人しいから。
「話が終わりなら、俺は出かける」
『あゝ、問題ない』
私も部屋を出て、セリーヌがいる場所へ
移動して行った。




