熾天使達の会議
第1章 エピローグ
此処は天界の熾天使達が集まる会議の部屋。
ミカエル達を眺めていく。
全員が集まって居る。
『ドミニオン、最近の人間界はどうだ?』
「セラフィム、戦争はどこも終わり
平和と平穏、そして秩序を守ってます。
偶に愚かな人間が余命のある人間を
天界に持ち運びますが...?」
「私の仕事が増えてばかりだ。
人は人の命を軽く見てしまう。
だが、前よりも人の重さを理解してる」
私は目を閉じて、考える。
神はアダムとイブに慈悲を与えた。
そして、ノアの方舟として有名な話。
またもや、愚かな人間を選抜する為に
1度、人間を滅ぼそうと神の御告げを与え
こうして徐々に平和になって行ってる。
紀元前、当時の事は我々の手の中で
不名誉に人間界から消して行った。
「セラフィム、大丈夫か?」
『大丈夫だ、メタトロン』
人の感情、周りの空気に敏感な大天使。
少し無邪気さの残る、顔付き。
私でも憎めない、可愛らしい表情。
子供が本当に親を心配してる、そんな様子。
『神は世界の乱れに疲れている。
何度も慈悲を与えて、終焉となる。
そして、神は今、音信不通だ。
ミカエル、何故、貴様に神と同じ力を
与えられているんだ?』
「セラフィム、コレだけは。
聖なる父から言うことを禁じられている。
ただ、我々に対しての試練らしい...。
魔界と天界、人間界が上手く立ち回れるか」
ミカエルは不安な表情を私に見せた。
神にも神なりの思案があるらしい。
私達は神が人間へと堕ちたと言うのは
何百万年という月日が過ぎた時だった。




