人間界の見学
私達は人間界に降り立った。
何処かの教会の鐘の中だ。
『此処は?ミカエラ様』
『第七世界、地球と言った所。
この世界には幾つのも世界がある。
ザッと100億個以上。
だけど此処は雄一、魔法や魔術、それらが
実在しない世界なんだ。
逆に科学といったものが発達した世界だよ。
地図に寄ると此処は日本の東京らしいね』
辺りを見渡せばかなり空気とか汚れてる。
息がしづらいし、慣れるまで掛かりそう。
『イブとアダブがこの地に降り立ったこと
からこの世界は始まったんだ。
天界の果実を食べてしまうとは思わなかった。
そう神は嘆いていたね。
まぁ、堕天使と言ったところかな』
地上に降りて街を徘徊しながらミカエラ様は
この世界が始まった神話を教えてくれる。
善の行いをした人間を偶に天使の座に付かせる
こともあるらしい。
『神も天使もいつかは代替りをする。
この地は天使だったり神だったりしたものが
人間となって生きている。
聖人と言った方が正しいかも知れない』
カレンダーと言ったものを見ると20××と
描かれていた、紀元前ではない事は確か。
可愛い服や小物と言ったお店が沢山ある。
『セリーヌ、此処で人間として生きて貰うよ
何年後かになるけど人間としての生活も
学んだ方が良い、会議ではもう決まってる』
『私の意思は無視なのですか?』
『嫌なのかい?』
コクっと頷くと慰められるように頭を撫でた。
遊びに行くのは構わないけど、人間の親子を
みると心がキュッと押しつぶされる感覚が
して自分が惨めになってしまうから。
『それは嫉妬という気持ちだよ。
大丈夫、世話役の私も一緒に行くから』
『はい、ミカエラ様』
感情を読まれていた事に少し驚いたが
天使たちだから容易いのだろう。
土産のケーキをセラフィムや他の天使と
分けていく。
私は人間でもあるから、人間界に行く事を
許してくれてる人たちへお裾分け。
『普段は天界は干渉を禁じられてるんだ。
だが人間界のお土産は嬉しい、セリーヌ』
『うん、ラファエル』
人間界に降り立ったあとはラファエルに
身体や力に体調が悪くなってないかを
検査を毎度強いられてる。
癒しを与えて、怪我や心を治す力を持ってる
から天使の皆んなに頼られてる。
アリエルも偶に怪我を治したりする役目を
担っていて、体調を崩したりすると診てくれる
優しい人たちだ。
様子見という事で1日、ベッドに固定された。




