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忘れられた神話  作者:
2/72

人間界の見学

私達は人間界に降り立った。

何処かの教会の鐘の中だ。

『此処は?ミカエラ様』

『第七世界、地球と言った所。

この世界には幾つのも世界がある。

ザッと100億個以上。

だけど此処は雄一、魔法や魔術、それらが

実在しない世界なんだ。

逆に科学といったものが発達した世界だよ。

地図に寄ると此処は日本の東京らしいね』

辺りを見渡せばかなり空気とか汚れてる。

息がしづらいし、慣れるまで掛かりそう。

『イブとアダブがこの地に降り立ったこと

からこの世界は始まったんだ。

天界の果実を食べてしまうとは思わなかった。

そう神は嘆いていたね。

まぁ、堕天使と言ったところかな』

地上に降りて街を徘徊しながらミカエラ様は

この世界が始まった神話を教えてくれる。

善の行いをした人間を偶に天使の座に付かせる

こともあるらしい。

『神も天使もいつかは代替りをする。

この地は天使だったり神だったりしたものが

人間となって生きている。

聖人と言った方が正しいかも知れない』

カレンダーと言ったものを見ると20××と

描かれていた、紀元前ではない事は確か。

可愛い服や小物と言ったお店が沢山ある。

『セリーヌ、此処で人間として生きて貰うよ

何年後かになるけど人間としての生活も

学んだ方が良い、会議ではもう決まってる』

『私の意思は無視なのですか?』

『嫌なのかい?』

コクっと頷くと慰められるように頭を撫でた。

遊びに行くのは構わないけど、人間の親子を

みると心がキュッと押しつぶされる感覚が

して自分が惨めになってしまうから。

『それは嫉妬という気持ちだよ。

大丈夫、世話役の私も一緒に行くから』

『はい、ミカエラ様』

感情を読まれていた事に少し驚いたが

天使たちだから容易いのだろう。

土産のケーキをセラフィムや他の天使と

分けていく。

私は人間でもあるから、人間界に行く事を

許してくれてる人たちへお裾分け。

『普段は天界は干渉を禁じられてるんだ。

だが人間界のお土産は嬉しい、セリーヌ』

『うん、ラファエル』

人間界に降り立ったあとはラファエルに

身体や力に体調が悪くなってないかを

検査を毎度強いられてる。

癒しを与えて、怪我や心を治す力を持ってる

から天使の皆んなに頼られてる。

アリエルも偶に怪我を治したりする役目を

担っていて、体調を崩したりすると診てくれる

優しい人たちだ。

様子見という事で1日、ベッドに固定された。

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