不思議な少女
ぐっすりと眠っているとサタンに起こされる。
通信指輪も光って、緊急事態ということは
理解したが寝起きの頭は動かない。
『魔界の扉が開いた!』
『それって、どういうこと?』
『セリーヌそれは人間が悪魔を召喚した
ということだよ、禁じられてる行為1つ』
『それって、大丈夫なの?』
『危険だってことだ。
場所はミサを行う教会の裏だ』
ウリエル様も来て寝間着のままサタンに
連れてかれていく。
黒いローブを見に纏った女の子が召喚していた
『契約者よ、何を願う?』
『この世の破滅と終焉を手伝え』
やばい、契約を終えてしまう。
『サタン、何とかして』
『仕方ないな手荒だけど許せよ』
深い溜息と共に悪魔に蹴りを入れて魔界に
瞬時に返した、力の圧倒だ。
『貴様、何をしてくれるんだ!』
『それは私のセリフよ、折角の復讐劇が』
黒い心、真っ黒、絶望と失望が相まって
黒い霧にユラユラとオーラが。
『サタン、気絶させて、緊急処置よ』
『ドミニオン様?』
『この障気はセリーヌに毒だわ。
サタン、召喚したその子を気絶させてね』
『なんで俺が』
舌打ちをしてからサタンは悪魔召喚を行った
少女を気絶させて眠れさせた。
『セリーヌも眠りに付きなさいね』
目を覆われて何かの呪文を唱えられる。
身体に力が入らなくなり、意識を飛ばした。