保護者との通信
お昼頃になるとセラフィム様から通信が。
自室に急いで戻って、指輪を起動させる。
『セラフィム様、お久しぶりです』
『我が愛し子セリーヌ、人間界はどうだい?』
『はい、とても楽しく学んでます。
ですがミカエル様とサタンが兄弟喧嘩したり
少し厄介です、何か策はありますか?』
『サタンが学園に居るのか?』
『はい』
セラフィム様が重苦しそうに溜息を吐いた。
眉間の皺を引き寄せて悩み始める。
『セリーヌはドミニオンから離れないこと。
言伝はしてあるから、人間達に巻き添えが
ないようにしなさい。
どうしても無理なら1人派遣するから』
『ご配慮ありがとうございます』
そう言い、私は通信具を切って食堂へ。
食堂はバイキングといった感じで自分の
好みで摂れるらしい。
私は野菜メインの料理とデザートを2個を
お盆に乗せてミカエル様達が囲ってる所へ。
『部屋に行ってたけど何かあった?』
『セラフィム様からの様子聞きでした』
『そうか』
ドミニオン様とウリエル様はホッとしてる。
ミカエル様とサタンはしょうもない事で
言い合いをして居るのでシカト。
和んでるようで和んで無い食事を終え
やるべき事をやりにそれぞれ解散した。