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死の理由―事件編―  作者: 明日香狂香
11/16

警察(取調室)

刑事けいじさん、あの遺書いしょ自分じぶんのためのものです。」

正直しょうじきえ。口封くちふうじのためころした同僚どうりょう自殺じさつにみせかけるための遺書いしょだろ。」

「いやだな。刑事けいじドラマのすぎですよ。議員本人ぎいんほんにん問題もんだいこれば、いつでも責任せきにんをかぶって自殺じさつする。議員ぎいん秘書ひしょなんてものは、保険ほけん一緒いっしょなんです。あなたたちだって辞職願じしょくねがい用意よういしているでしょ。われわれは、それが遺書いしょなんです。万一まんいち場合ばあい遺書いしょいているがあるかどうかわかりませんから。ですから、『今回こんかいのことはすべて自分じぶんひとりの責任せきにんです』みたいな抽象的ちゅうしょうてきなことしかいてないでしょ。」

「その遺書いしょなん他人たにんにあるんだ。まさか、そっちまで関係かんけいしてるんじゃないだろうな。」

「ですから、刑事けいじさん、何度なんどっているようにられたんですよ。電車でんしゃ財布さいふ一緒いっしょに。」

警部けいぶたしかに、財布さいふ被害届ひがいとどけてますね。」

「そのとき、なぜ、遺書いしょことは言わなかったんだ。」

必要ひつようはないとおもって。また、なおせばむことです。」


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