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本日更新4回目です。
サモナーさんが行く Ⅰ〈下〉、発売しているみたいですよ?
「もしかして最短記録?」
「多分」
「交通事故でもあったのかしら?」
フィーナさんの感想が全てを表わしていただろう。
相手もショート・ジャンプを使わずにそのまま接近していた方が良かったんじゃないかな?
跳んで奇襲したまではいいが、それを外された後が悪過ぎた。
バランスを崩した所に体当たりを喰らって気絶とか、内容がちょっとどうかと思う。
試合時間は10秒って所かな?
ここ試合場A面ではサビーネ女王の御前試合になる。
それだけに注目の試合が展開されると思っていたんだが。
例外もあるらしい。
「キース、私達はジルドレの試合の応援に行くわ」
「私はこのままここにいます。ゼータくんの応援があるんで」
「じゃ、春菜ちゃんの試合で合流する事にしましょうか」
そんな訳でここで応援部隊も別行動だ。
サモナー系は全員、ここに残った訳だが。
紅一点の此花はオレの隣に座り込んでヴォルフの毛並みを楽しんでいる。
先刻までマルグリッドさんがいた位置だ。
「既にゼータの対戦相手が出て来ましたね」
「前衛2名は大刀持ちかよ!」
それだけに留まらないようだ。
槍持ちが2名、後衛2名が弓持ちではあるが、腰に佩いているのは刀だろう。
かなり攻勢面に傾いた布陣だ。
盾を持っているプレイヤーがいない。
「お?ゼータだ!」
「あれ?盾を装備してない?」
「何?」
確かにゼータくんは普段から使っている盾を手にしていない。
その代わりに左手にあるのはトンファーだ。
何か考えがあるんだな?
トンファーならば杖武技を使う事が出来る。
インテリジェンス・アタックを使ってもいいのだ。
右手で使うであろう小刀はまだ手にしていない。
「力押しで勝負するつもりでしょうか?」
「それはどうかな。別の考えがあるんだろう」
ヒョードルくんも困惑している。
そりゃそうだ。
闘技場の対戦ではほぼ使っていないスタイルだからだ。
でもオレを相手に途中からあのスタイルになった事がある。
格闘戦スタイルと表現すべきなんだろうけど、少し違う。
暗殺者スタイルなのだ。
オレは背後を取られた事は無いが、それでも分かる。
裸絞めに捕らえたまま、小刀を使うつもりだろう。
かつてはその手法でPK職を屠っていたのだ。
だが、これは団体戦。
相手チームはゼータくんだけを狙えばいい。
そこをどう解決するつもりなんだ?
オレなら、どうする?
いかん、妄想してしまった。
団体戦の相手を全員、背後から裸絞めにして仕留め続けるって結構難易度が高い。
それだけの工夫が要る。
裸絞めにした相手1名を盾の代わりにするのは当然だ。
地面を背にする形で寝転がってもいいが、味方共々落とし穴に嵌める事も出来る。
それは避けたい所だ。
ショート・ジャンプを併用するのが妥当だろうか?
面白そうな駆け引きになりそうだ。
「前倒しで試合をするみたいですね」
「さっさと終わらせてくれないかな?他の試合も見に行ける」
野々村が言う程、簡単じゃないと思うけどな。
それに今になって気付いた事がある。
駿河がちょっとおかしい。
人魚系召喚モンスターのサイレンクイーンとオーケアニスが同伴状態、両手に花だ。
彼の両腕はフワフワな何かに挟まれている。
それなのに元気が無い。
「どうした?何だか調子が悪いみたいだけど」
「いや、ちょっとショックな事がありまして」
無言で野々村を見る。
その野々村は無言で首を振っているが、その口元は苦笑が浮かんでいる。
ふむ。
放置してても問題無さそう?
「キースさん、始まりますよ!」
「お、おう」
そうそう、今は試合だ。
ゼータくんはどんな戦いを見せてくれるかな?
かなり楽しみです。
「判定か!」
「勝ってますよね?」
「ああ」
相手チームで試合場に残っているのは槍持ちの戦士2名だけだ。
だが、試合内容では完全にペースを握られたようだな。
ゼータくんの配下は?
大神、オーガロード、ケルベロス、アークデーモン、神将だ。
そのうち試合場に残っているのは大神、神将のみ。
オーガロード、ケルベロスは場外に、アークデーモンは集中砲火を受けて戦闘除外。
そうさせた相手チームの手際は見事と言える。
だが、勝利を目指すのであれば選択肢を間違えたな。
最初に裸絞めを喰らった大刀持ちのプレイヤー共々、ゼータくんを落とし穴に嵌めるべきだった。
まあ結果を見ているから言える事だろうけどね。
「掲示板情報です。相手パーティは攻略組でも優勝候補だったみていですね」
「そうなの?」
「ええ。実況スレが阿鼻叫喚になってます」
ふむ、それでなのか。
オレも対戦してみたい!
そんな思いが脳裏に浮かんでしまう。
「あ、ジルドレさんの所も試合が終わったみたいです」
「勝ったのか?」
「ええ。次は試合場L面、春菜ちゃんの試合ですね」
「その次は?」
「試合場K面でアデルちゃん、A面でイリーナちゃん、東雲さんです」
予定は順調か。
だがカヤの団体戦はイリーナの試合と被っている。
移動も考えたら観戦は出来そうもないな。
ちょっと残念です。
春菜の相手は既に試合場L面の外で待機しているようだ。
見覚えのある連中だな。
全員がドワーフ。
いや、全員がドワーフのパーティは他にもいておかしくない。
おかしくないのだが、得物が不気味だ。
全員、ポールウェポン級の長柄。
防具はどれも重装備であろう事は確実だ。
機動力を活かす戦い方をする春菜との対戦では迎撃になるだろう。
それで春菜の戦い方が変わるとは思えないけどな!
春菜の布陣は?
狒々面鵺、ケルベロス、フラッシュキメラ、白狐、銀月狼。
やはり真正面から挑んじゃうんだろうな。
罠だとしても突っ込んでしまうのはどうかと思うが、死中に活があるかも?
いや、春菜もアデルも強引に活路を切り拓く性格だ。
この場合はある程度、相手の戦闘スタイルが読める。
考えて行動した方がいいと思うけどね。
春菜の場合、むしろ普段通りでいいような気もする。
「春菜ちゃん、大丈夫でしょうか?」
「案外、すんなり勝てると思うけどな」
此花は心配そうだが、安心していいと思う。
勝っても負けてもサバサバしているのが春菜のいい所だと思うのだ。
「勝ちましたねー」
「いやはや、容赦ないな!」
オレの予想は大幅に外れたみたいだ。
春菜の怒りに触れるとああなるのか。
初めて見たような気がする。
引き金になったのは銀月狼が戦闘除外になった事だった。
4つにも及ぶポールウェポンが突き刺さり、そのまま地面に叩きつけられて戦闘除外になったんだが。
その直後、春菜の動きがおかしくなったみたいです。
怒りに任せて暴れまくりだ!
オレには見分けられなかったが、銀月狼に攻撃していたドワーフは次々と戦闘除外に陥っている。
場外なんて甘い決着は皆無だ。
猛獣達に全身を噛み付かれ、引き摺り回されて終了。
ドワーフで重装備であった事が不幸だっただろう。
苦しみは長く続いていたと思う。
最後の1名がギブアップしたのも納得だ。
「此花、春菜は普段からああなるのか?」
「たまにです。召喚モンスが死に戻ると漏れなくああなるんです」
「凄まじい事になるみたいだな」
「ええ。それにアデルちゃんもたまにあんな感じになりますよ?」
そんな所まで一緒なのか!
モフモフな召喚モンスター達に愛情を注いでいる分、反動も凄いみたいだ。
今回はそれがいい方向で作用したようです。
相手パーティにとってはとんだ災難だったみたいだけどな!
「先に試合場K面に行ってるわよ!」
「オッケー!私と此花ちゃんは春菜ちゃんと合流してから行くわ!」
此花とレイナが春菜を出迎えるみたいだ。
ならば、いいか。
次はアデルの試合になる。
荒れなければいいんだが、どうだろう?
「どうです?」
「順調に蹂躙中だな」
春菜、此花、レイナが観客席に来た時には既に対戦は始まっていた。
しかも佳境だろう。
相手パーティはもう残り2名、重装備だから時間は掛かるだろうけど、もう詰んでいる。
見応えがあった所は序盤だけだった。
2枚壁が突破されてからはもういけません。
一方的に蹂躙戦だ!
全く、色々と手を打てるだけの時間があったのに攻撃呪文を軸に迎撃とか、工夫が無い!
アデルはダメージに構わず、攻撃を続けるだけで良かった。
しかもアデル自身へのダメージは皆無であるのだ。
「あら、ジルドレの試合が始まっちゃった?」
「今から移動じゃ間に合わないわね」
「この対戦が終わったら試合場A面に行こ!イリーナちゃんの試合があるし!」
「それが終わったらリック達と屋台と露店の手伝いは交代にするわよ?」
「へーい」
そんな訳で予定は変更だ。
試合場A面となれば相手が強敵になっている可能性は高い。
それだけにイリーナにとっては厳しい勝負になるだろう。
オレとしてはそうであって欲しい。
得る物が多ければ敗戦だって無意味じゃない。
ただ勝って何も得られないよりはマシだろう。
内容のある対戦に期待したい。
「イリーナちゃんの試合は?」
「まだ!」
観客席にアデルが妖狐を連れて飛び込んで来る。
春菜と此花も一緒だ。
一気にマルグリッドさんの周囲がモフモフになってしまう。
ま、それはいい。
問題になるのはイリーナの相手だ。
全員、見覚えがあるぞ?
俗に戦隊チームと呼ばれるパーティ、前回の優勝者だ!
マズい相手だな。
あの連携を崩すのは難儀だと思える。
「キース、イリーナに勝ち目はありそう?」
「当然、ありますよ。工夫は要るでしょうけど」
そう。
相手は個々に見ても隙が少ないが、それでも偏りはあるのだ。
突破口はある。
お互いにあるのだ。
「ああ!危ない!」
「回り込まれちゃう!」
「劣勢?」
「いや、そうとも言えないな」
イリーナは迎撃に徹しているように見えるが、それにしてはおかしい。
壁役が不足している理由はゴーレム・オブ・リキッドメタルだ。
タロスの武器と化したままだ!
壁役にマッドヒュドラもいるのだが、明らかに不足している。
青竜もまだ鬼竜変を使っていない。
迎撃に徹するなら試合場の角を使いそうなのに、中央に位置している。
自ら不利な状況に追い込んでいるかのようだが。
「誘導かな?」
「え?ここから何か仕掛けると?」
「ああ。そしてそれは攻撃呪文じゃないだろうね」
突如として試合場の様相が変わる。
氷の柱が試合場の各所に出現、距離を詰めていた赤と青、黄の戦隊メンバーが空中に舞う!
氷魔法の呪文、ペニテンテだ!
オレの予想も半分は外れたみたいだ。
だが半分は正解?
戦場に出現した氷柱は攻撃だけに有効ではないのだ。
大いに邪魔になる!
蛇身のマッドヒュドラ、キングバジリスクが氷柱の合間をスルスルと抜けて行く。
地上に落ちて動きが止まっていた赤と青、黄のプレイヤーが次々と捕獲されてしまう。
だが、これで終わりじゃないぞ?
「危ない!」
アデルの声に反応したかのように青竜の様子が一変する!
鬼竜変だ!
イリーナに同時に迫ろうとしていた黒と桃のプレイヤーが一気に弾かれる!
「そこだ!やっちまえ!」
今度は駿河の応援に応じたかのか、タロスが動く。
手にした棍棒はゴーレム・オブ・リキッドメタル。
上から叩き潰したら普通に死ねそうだが、そうはならなかった。
ホッケーのスイングでした。
黒と桃のプレイヤーは氷柱にの間をバウンドしながら場外に弾かれたようだ。
これは死に戻るより痛いか?
残る緑のプレイヤーは一縷の望みを賭けてイリーナの頭上に跳んだ。
だがそれも失策かな?
イリーナの周囲は青竜がトグロを巻いて迎撃の構えを取っている。
これでは攻撃可能な隙が無い。
自ら死地に飛び込んだのと同義だ!
どうやらイリーナの勝ちは決定したも同然かな?
そしてイリーナは前回の闘技大会優勝パーティを破る、大金星って事になる。
ここからが厳しい事になるだろう。
今後、マークされるのは明白だ。
どんなパーティでもその戦い振りを精査したら対策も見出せるものなのだ。
「おっし!」
駿河がなぜか、ガッツポーズ。
急に元気になったけど、どうした?
「おいおい、身内が負けているのに」
「アレを身内とは思わん!」
野々村は苦笑するだけだが。
どうしたんだ?
駿河は興奮したままのようなので野々村に視線を飛ばす。
「あの桃色のプレイヤーって駿河のリアル姉ですよ」
「各務、だったよな?あのグラップラーがか?」
「現実でもグラップラーみたいです。主に弟に対してですけど」
何とまあ。
こういう偶然もあるのか。
いや駿河の姉って現実では何者なんだろうね?
あの動きは間違いなく、格闘技経験者だ。
少なくともムエタイはやっているだろう。
「ムエタイか何か、やっているだろう?」
「慧眼です。ムエタイやってますよ」
「ダイエット目的だけどな!しかも失敗!」
「最近、筋肉が付いて体重が増えたらしいですよ?」
「その怒りの捌け口にされてるんだぞ!負けてくれてスッキリした!」
それはダイエット失敗なんだろうか?
いいじゃないの。
筋肉ムキムキなお姉様に弄られる弟の立場になってみたい。
でもオレはマゾじゃないよ?
「じゃあ私達はここで退散するわ」
「あ、フィーナさん、例の件ですが」
「原油サンプルね。少し時間が要ると思うわ」
生産職の面々は与作以外、観客席からいなくなった。
リック達と売り子の交代って事になるのだろう。
「残るのは東雲か」
「ジルドレの試合はどうなったか分かるか?」
「判定で敗戦みたいです」
それはまた意外だ。
彼等は装備面で有利な立場にある。
どんな試合だったんだろう?
ちょっと気になります。
「もしかして、終わっちゃいました?」
「残念、終わっているね」
リック達が試合場A面に来た時にはもう東雲の試合は終わってしまっていました。
相手はシェルヴィを思わせる重武装の戦士、実際に真正面からぶつかっていい戦いだったんだが。
惜しかった。
東雲が大型の盾をぶっ壊した所で勝負は決まってしまっていたように思う。
「他に注目の試合は?」
「ここでいいと思います。優勝候補がいますから」
ならば、いいか。
あの戦隊パーティが敗北したのは少々残念だが、イリーナが勝ち上がったのだ。
今後の楽しみが増えたというものだろう。
「今日はこれで終わりですね」
「他の試合会場は?」
「まだ残っている所もあるみたいですけど、もうすぐ終わりそうですね」
試合場A面の試合はどれも中々の激戦だった。
中には速攻で決着してしまう試合もあったけど、内容はどれも悪くない。
シェルヴィの所は相変わらず安定した戦い振りだった。
ガヴィとリディアがいるパーティは最後に登場、派手な勝利を収めている。
どれも雛壇にいるサビーネ女王に見せて恥ずかしくない内容だろう。
「少し遅くなったけど、食事を摂って反省会!」
「明日もあるものね」
そう、明日もまだ闘技大会は続く。
第四回戦、そして第五回戦が行われる事になる。
明後日は第六回戦、そして第七回戦。
最終日は準決勝と決勝戦になる。
段々と試合数は少なくなるけど、内容はより期待していいと思う。
出来るだけ観戦して回ろう。
これはこれで、十分に楽しめてます。
「惜しいな」
「まさにな。もっとサモナー系を相手に対戦をしておくべきだったな」
ジルドレの試合を仮想ウィンドウで見つつ、食事を摂る。
敗戦すると分かっている対戦だが、注目なのは?
相手パーティがサモナー系である所だろう。
ある意味でオレの知り合いでした。
サブリナだ。
理由は分からないが、以前と同じ顔付きをしています。
どうやら今回の闘技大会、PK職もかなりの数が参加しているようです。
レオノーラもゼータくんを相手に善戦していたし、かなり鍛えたのだろう。
いい傾向だ。
オレを襲ってくれてもいい。
もっとPK職に襲われる展開が増えて欲しい!
「相手が要るかい?」
「お前さんが相手では鍛錬になりそうもない。結果も見えてるしな」
そうかな?
ジルドレのパーティも中々、挑み甲斐があると思うけど。
実際、個人戦でジルドレともやっているけど東雲とそう変わらない強さを感じる。
不足はしないと思うのだ。
「それよりも戦隊チーム敗退だよ。予想スレが益々、混沌としてるねえ」
「イリーナも本命の一角になったみたいだ」
「いや、サモナー系のセカンドグループはどれも優勝候補になっておかしくないと思うぞ?」
「連携面でプレイヤー6名パーティ有利説が覆されたからなあ」
リック、ジルドレ、ハンネスの会話にオレは参加しなかった。
オレ達が囲む机の上には大皿が1つあるだけ。
そこに積んであったハンバーガーにホットドッグ、ホットサンドは次々と消えていた。
オレの対面で与作と東雲は黙々と食事を摂っている。
負けていられません!
「じゃあ、キースさんのトコの闘技場、お借りします!」
「ああ。存分に使ってくれ」
アデル達とはサニアの町で別れ、オレは狩りに行く事にしました。
僅かに期待していた襲撃は無い。
本当に無いのか?
でも待つ時間も惜しかった。
移動しましょう。
行き先は決めてあった。
u3マップです。
昨日、まともに空中戦が出来なかったからな。
それに世界樹蛇鶏の羽も稼いでおきたい。
闘技場のオベリスクに捧げるのに十分なストックはあるけどね。
低い品質であれば連戦が出来そうな感触がある。
もう少し、数を揃えておきたいものです。
《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【連携】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【気配遮断】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『蒼月』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
再びアダムカドモンが率いる軍団に遭遇出来るか?
そんな微かな希望があったのは確かだ。
でも残念、平常運転です。
物足りないとは思わない。
女神様達のスクリーンショットも増えていた。
そして今回のようにヴィゾーヴニルの影とも戦う事が出来てます。
総じて満足すべきだろう。
蒼月のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
蒼月 麒麟Lv58→Lv59(↑1)
器用値 49
敏捷値 98(↑1)
知力値 56
筋力値 48
生命力 49(↑1)
精神力 49
スキル
噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 疾駆
耐久走 奔馬 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視
広域探査 強襲 天啓 空中機動 神威
霊能 霊撃 追跡 騎乗者回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 時空属性
光属性 闇属性 風属性 土属性 水属性
雷属性 聖獣変
世界樹蛇鶏の羽も僅かであるけど加算出来ている。
このまま夕方まで、u3マップで粘ってみましょう。
蒼月はここで帰還、アリョーシャを召喚だ。
空中戦を終えたら夕食、その後は?
u4マップに回ってみるとしようか。
暫定ではあるけど、跳べるようになっている。
何か変化があるかもしれません。
《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【気配遮断】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スパッタ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午後6時10分か。
u3マップの森の中にいるともう夜とそう変わらない。
剥ぎ取り作業を急ぐとしよう。
このままu3マップの森の中で狩りをしてもいいんだけどね。
u4マップに行って確認してみよう。
イベントが進んでくれるかもしれません。
スパッタのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
スパッタ オーロラウィングLv57→Lv58(↑1)
器用値 44
敏捷値 118(↑1)
知力値 60
筋力値 44(↑1)
生命力 44
精神力 60
スキル
嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 看破
追跡 強襲 危険察知 空中機動 自己回復[小]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[大]
光属性 風属性 土属性 雷属性 電離
分解 分身 耐即死 耐混乱 耐魅了 偏光
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『折威』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
ヴィゾーヴニルの影から世界樹蛇鶏の羽を確保。
今回の奴からは2つ剥げたようだ。
片方は品質C+でかなり品質が低い。
これは助かる。
連戦用に捧げるにはいい感じであろう。
でも残念。
暗くなってしまったらヴィゾーヴニルの影との空中戦は楽しめない。
連続で闘技場のオベリスクに捧げるのは後日にした方がいいかな?
折威のステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
折威 アークデーモンLv57→Lv58(↑1)
器用値 35(↑1)
敏捷値 85
知力値 85(↑1)
筋力値 34
生命力 34
精神力 85
スキル
杖 弓 爪撃 飛翔 浮揚 回避 呪詛 堕天
反響定位 空中機動 魔力遮断 物理抵抗[小]
魔法抵抗[極大] 自己回復[中] MP回復増加[極大]
変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性
風属性 土属性 水属性 氷属性 雷属性 木属性
溶属性 灼属性 魅了 耐魅了
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『イグニス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
夕食はどうする?
もう携帯食でいい。
闘技大会で経験値稼ぎが出来ていなかった分、時間を稼ごう。
u4マップで何もイベントが進まなかったらどうしよう?
その時は別のマップで狩りをするべきだろう。
どこがいい?
海中戦にするか、潮干狩りがいい。
そう決めておこう。
イグニスのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
イグニス 朱雀Lv57→Lv58(↑1)
器用値 48(↑1)
敏捷値 102
知力値 65(↑1)
筋力値 53
生命力 53
精神力 47
スキル
嘴撃 蹴り 飛翔 回避 霊能 霊撃 遠視
夜目 広域探査 強襲 天啓 空中機動
自己回復[極大] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[中] 火属性 風属性 土属性
溶属性 耐即死 毒無効 獄炎変
インフォはここまでか。
では、u4マップに跳ぼう。
布陣変更は?
このままでいい。
一応、あの場所は暫定ではあるもののエリアポータルであるのだ。
いきなり戦闘が生じると考えなくていいと思う。
《キース様へお知らせです。イベントの進行は中断のままです》
《u4マップ周辺の出現モンスター設定は仮とさせて頂きます》
《大変申し訳ございませんが、日を改めてイベント進行可否の確認をお願いします》
u4マップの暫定エリアポータルに到着しました。
ご丁寧にインフォの形でお知らせがありました。
アダムカドモンはどれも動こうとしない。
足場は変わらずメルカバーの死体のままみたいです。
イベントは進まないのね?
でも聞き逃せない情報もあった。
この周囲で魔物が出現する可能性があるのか?
それは朗報だ!
この周囲の地表は鏡面みたいになっている。
空中戦は?
ちょっと無理だろう。
頭上も地表も星空のようであり、鏡面にぶつかりそうで怖い!
ここは夜の地上戦のつもりで挑む方がいいだろう。
布陣は変更だ。
ラルゴは残そう。
パナール、シリウス、ジンバル、命婦を召喚しました。
ラルゴが空中位置で戦えるのか?
いい指標になるだろう。
どうも出現する魔物も暫定であるようなんだが。
何が相手ですかね?
そこも注目すべきだろう。
《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【闇魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【気配遮断】がレベルアップしました!》
さて、相手は誰ですか?
堕天使1体、それにマスティマが10体前後が相手になってます。
レベルが高めであるのはいいんだが、目新しさがない。
やはり暫定か、と思っていたんですがね。
今の相手だけは別格だった。
それは青い毛並みを持つ馬に乗った骸骨の騎士。
例の使徒です。
手にしていたのはデスサイズだ!
追従戦力も文句なしだ。
スローン、ドミニオン、ヴァーチャー、パワーがいる!
ちょっと不思議な感じがするけど、まるで空中戦をしているかのような感覚になる。
地面が鏡のようになっているから戦闘の様子を映してくれるからだ。
だが、この鏡面が厄介でもあるのだ。
攻撃呪文の効果を容赦なく跳ね返してしまう!
それはある意味でオレ達にも有利に働いてくれる。
これはお互い様であるのだろう。
そしてこの鏡面だけど、滑るのだ。
スケーティングで対応が可能だが、手間であるのも確かです。
それにメジアンの様子を見ると、地表を把握するのが難しいようなのだ。
これも怖い。
試しにホワイト・ナイツやサンシャインの呪文も使ってみたけど、より厄介になるだけだった。
視覚に頼っていると、感覚が間違いなく狂うだろう。
反響定位であれば混乱しないかも?
まあその確認は後回しだ。
感覚を合わせよう。
夜の騎乗戦の延長線上と思う事にするのだ。
たまに鏡面に写る相手を攻撃しそうになるけどな!
それにお楽しみも増えました。
例の骸骨姿の騎士はエリアポータル解放戦で出現した奴だ。
同様に他の連中も出現する可能性はあるだろう。
その確率が低いのだとしても、逃す事はない。
特に赤い馬に騎乗する大剣を持つ使徒がいてくれるかも?
そうであるなら暫定なんてとんでもない!
常駐してくれていい。
このままの設定であってくれていい。
運営さん、お願いだからオレの望みを叶えて下さい!
きっとそうはしてくれないんだろうけどさ!
もう少し連戦、してみよう。
今のうちに狩りを進めておくべきだろう。
《只今の戦闘勝利で【ポールウェポン】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【気配遮断】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔力察知】がレベルアップしました!》
時刻は午後9時40分だ。
何故だ?
青い毛並みの馬に騎乗する骸骨の騎士なら遭遇出来た。
白い毛並みの馬に騎乗する軽武装の戦士にも遭遇出来た。
黒い毛並みの馬に騎乗する痩身の男にも遭遇出来た。
何故、肝心の奴と戦えていないのだ?
赤い毛並みの馬に騎乗する蛮族のような姿の男だ!
逢いたい。
騎乗戦なんてしなくていい。
強引でいいから、格闘戦をしたいのだ!
早く戦わせてくれませんかね?
期待が高まるばかりだ。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv169
職業 サモンメンターLv58(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 29
セットスキル
小剣Lv131 剣Lv133 両手剣Lv131 両手槍Lv140
馬上槍Lv140 棍棒Lv137 重棍Lv135 小刀Lv132
刀Lv135 大刀Lv132 手斧Lv134 両手斧Lv133
刺突剣Lv141 捕縄術Lv134 投槍Lv140(↑2)
ポールウェポンLv140(↑1)
杖Lv153 打撃Lv158 蹴りLv158 関節技Lv158
投げ技Lv158 回避Lv167 受けLv167
召喚魔法Lv169 時空魔法Lv154 封印術Lv154
光魔法Lv152 風魔法Lv152 土魔法Lv152
水魔法Lv152 火魔法Lv152 闇魔法Lv153(↑1)
氷魔法Lv152 雷魔法Lv152 木魔法Lv152
塵魔法Lv152 溶魔法Lv152 灼魔法Lv152
英霊召喚Lv6 禁呪Lv154
錬金術Lv141 薬師Lv34 ガラス工Lv33 木工Lv78
連携Lv141(↑1)鑑定Lv123 識別Lv137 看破Lv100e
耐寒Lv80e
掴みLv149 馬術Lv144(↑1)精密操作Lv150
ロープワークLv100e 跳躍Lv145 軽業Lv147
耐暑Lv80e 登攀Lv60e 平衡Lv100e
二刀流Lv133 解体Lv123 水泳Lv80e 潜水Lv80e
投擲Lv148
ダッシュLv149 耐久走Lv141 追跡Lv120(↑6)
隠蔽Lv127 気配察知Lv142 気配遮断Lv129(↑4)
魔力察知Lv144(↑1)暗殺術Lv150
身体強化Lv146 精神強化Lv146 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv143
魔法効果拡大Lv142 魔法範囲拡大Lv142
呪文融合Lv142
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv89
限界突破Lv34 獣魔化Lv64
召喚モンスター
蒼月 麒麟Lv58→Lv59(↑1)
器用値 49
敏捷値 98(↑1)
知力値 56
筋力値 48
生命力 49(↑1)
精神力 49
スキル
噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 疾駆
耐久走 奔馬 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視
広域探査 強襲 天啓 空中機動 神威
霊能 霊撃 追跡 騎乗者回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 時空属性
光属性 闇属性 風属性 土属性 水属性
雷属性 聖獣変
スパッタ オーロラウィングLv57→Lv58(↑1)
器用値 44
敏捷値 118(↑1)
知力値 60
筋力値 44(↑1)
生命力 44
精神力 60
スキル
嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 看破
追跡 強襲 危険察知 空中機動 自己回復[小]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[大]
光属性 風属性 土属性 雷属性 電離
分解 分身 耐即死 耐混乱 耐魅了 偏光
折威 アークデーモンLv57→Lv58(↑1)
器用値 35(↑1)
敏捷値 85
知力値 85(↑1)
筋力値 34
生命力 34
精神力 85
スキル
杖 弓 爪撃 飛翔 浮揚 回避 呪詛 堕天
反響定位 空中機動 魔力遮断 物理抵抗[小]
魔法抵抗[極大] 自己回復[中] MP回復増加[極大]
変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性
風属性 土属性 水属性 氷属性 雷属性 木属性
溶属性 灼属性 魅了 耐魅了
イグニス 朱雀Lv57→Lv58(↑1)
器用値 48(↑1)
敏捷値 102
知力値 65(↑1)
筋力値 53
生命力 53
精神力 47
スキル
嘴撃 蹴り 飛翔 回避 霊能 霊撃 遠視
夜目 広域探査 強襲 天啓 空中機動
自己回復[極大] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[中] 火属性 風属性 土属性
溶属性 耐即死 毒無効 獄炎変
召魔の森 ポータルガード
黒曜、ジェリコ、リグ、クーチュリエ、獅子吼、逢魔、雷文
船岡、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、虎斑、蝶丸、網代
スパーク、クラック、オーロ、プラータ、ムレータ、酒船
コールサック、シュカブラ、シルフラ、葛切、スコヴィル
デミタス、白磁、マラカイト
獣魔の森 ポータルガード
ティグリス




