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 ジェリコを帰還させて残月を召喚する。

 この作戦に残月は必須だ。

 ヘリックスには周囲の状況を確認して貰う。

 他のプレイヤーに迷惑をかける訳にいかないからな。

 この作戦はプレイヤーが少ないうちでないと使えないと思う。

 リスクも高い。

 最初は小規模にして試してみよう。


 何をするのか、と言えばトレインである。

 他のプレイヤーにぶつけるように誘導したら凶悪であるが、ここのマップにいるプレイヤーは少ない。

 それでも心配だからヘリックスに確認して貰っている訳です。


 騎乗しながら呪文を使うのにはかなり慣れてきている。

 だが騎乗しながら呪文をすぐ放たずに溜めるやり方は経験がない。

 果たして上手く行くかどうか。

 そこが作戦成功の鍵だ。


 まあ失敗するにしても最悪は土霊の祠に逃げ込めばいいさ。



 最初に遭遇したスノーエイプの群れは6匹。

 まずは逃げてみて、スノーエイプが迫ってくる速さを計っておく。

 全速だとあっという間に距離が離れすぎてしまい、アクティブ状態からパッシブ状態になってしまう。

 足を止めてこっちを追わなくなる。

 うむ。

 逃げる選択肢も有効か。


 再度、群れに接近して魔物を挑発してみる。

 いや、ヴォルフが吠えただけですが。

 一斉に振り返ってこっちを睨むサルの皆さん。

 怖いって。

 斧持ちがいない分、まだマシですが。


 再び追いかけっこです。



 すぐに群れに新たなスノーエイプが追加になった。

 4匹、増えたな。

 赤いマーカーが不気味に光っている。

 おっかないです。

 何といっても斧持ちの奴が1匹いるし。

 まあ最初のテストならこの辺りで始めてみよう。

 呪文を選択して実行する。

 最初に試すのは単純に全体攻撃呪文の効果を確認する事だ。

 さて、どんな感じになるかな?


「ストーム・ウェーブ!」


「ギ?」


「グゲッ!」


 最初に風魔法の全体攻撃呪文を試した。

 サル達の周囲を風が巻いて次々とダメージを与えていく。

 1匹を除いて2割強、HPバーが減っているようだ。

 個体によって差が結構あるな。

 斧持ちは1割ちょっとしか減っていない。

 白銀の首飾りで強化してあって良かった。

 やはり斧持ちは強い。


「アクア・スラッシュ!」


 次に水魔法の全体攻撃呪文だ。

 おお。

 ストーム・ウェーブよりも若干、与えたダメージが大きいようだ。

 残念な事に一番後方にいたサルは殆どダメージを食らっていないようだ。

 有効範囲がやや狭いのか。

 移動しながら、というのも悪影響を及ぼしているかもしれない。


 状況は?

 8匹のHPバーは半分程度。

 1匹のHPバーは2割強減。

 斧持ちのHPバーは3割減。


 そしてまだオレ達を追い続けている。

 ここからが本番だ。

 使用する呪文は2つ。

 最初に選択して実行するのは灼魔法の支援呪文でスチーム・ミスト。

 次に実行する予定なのはウォーター・シールド。

 連続して発動させる為にスチーム・ミストの呪文はすぐに放たず溜めておく。

 呪文詠唱が終わるとすぐに次を選択して実行しておいた。

 これまで【高速詠唱】の効果はさほど実感してこなかったが、今は非常に有難い。

 2つ目の呪文詠唱が終わると同時に、1つ目の呪文を放つ。


「スチーム・ミスト!」


 間を置かずに2つ目も放った。


「ウォーター・シールド!」


 一瞬、視界を遮られた魔物はどう行動するのか?

 そのまま突っ込んでくれる事を期待していた。

 何も考えずに襲ってくるような魔物であれば想定通りにいくだろう。


 最初に水の壁を突破して姿を現したサルは3匹。

 だがすぐに膝を突いて地面に倒れ伏してしまった。

 HPバーがなくなり、赤のマーカーが消えていく。


 次に4匹が出現した。

 1匹のHPバーは無くなりそうになっている。

 地面に転がった所から上半身を起こそうとしていたが、上空からヘリックスが襲い掛かっていた。

 嘴で一撃。

 それだけで仕留めてしまっていた。

 1匹は斧持ちだがHPバーは3割程度しか残っていない。

 しかも地面に転がったままだ。

 ヴォルフと黒曜が襲い掛かっていった。

 他の2匹は既に事切れている。


 最後に現れた3匹。

 2匹はそのまま事切れていた。

 残る1匹もかろうじてHPバーが残っているような有様だ。

 残月を駆ってロッドで突いてやると、簡単に屠る事が出来ていた。


 最後まで残っていた斧持ちも比較的楽に倒せている。

 まあ袋叩きでは反撃も難しかろう。

 結局、オレは騎乗したまま魔物の群れを全滅させていた。



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『黒曜』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 おお。

 黒曜がレベルアップか。

 僥倖である。

 黒曜のステータス値で既に上昇しているのは精神力だ。

 もう1点は敏捷値を指定した。



 召喚モンスター 黒曜 フクロウLv5→Lv6(↑1)

 器用値 12

 敏捷値 20(↑1)

 知力値 20

 筋力値 12

 生命力 12

 精神力 17(↑1)


 スキル

 嘴撃 無音飛翔 遠視 夜目 奇襲 危険察知 天耳



 黒曜のステータス画面を閉じる。

 今の戦闘を思い返しながら検証してみた。


 思惑通りか。

 

 いや、まだ工夫する余地があるだろう。

 壁から出てきた魔物が半ば以上そのまま死亡しているのはオーバーキルでは?

 事前にダメージを与えるにしても、全体攻撃呪文2発を1発に減らす余地はないだろうか。

 大ダメージを与えた壁にしても2重にしたらどうだろう?

 壁をウォーター・シールドからウィンド・シールドにしたらどう変わるだろうか?

 ストーン・ウォールは?

 ダメだ。

 魔物には通り抜けて貰わないと止めを刺し難いからパスだな。

 だが確認はしておいた方がいいかもしれない。


 色々と試してみたくなる。

 オレのMPバーはまだ4割程度も残っていた。

 全体攻撃の呪文はややMP消費が大きいように思えるが、壁呪文はそれ程でもなかったような。

 意外に余裕があるし、もう1回、試してみるか。

 スノーエイプから雪猿の骨と皮は剥いでいきながら、次のプランを脳内に組み上げていく。

 何だか面白くなってきていた。



 次もスノーエイプ狙いでわざと遭遇しに行く。

 ヘリックスの存在は大きい。

 確実に魔物の群れを捕捉してくれている。


 3つ目のスノーエイプの群れが合流し、オレ達を追いかけてくる魔物は10匹を超えていた。

 いや。

 何か変なのが混じっている。

 良く見るとユキヒョウが1匹、混じっているじゃないの。

 スノーエイプの群れの先頭に出てきちゃってます。


 森の迷宮で戦った門番、プラントゴーレムがキノコを従えていた事はあったが。

 フィールドで遭遇した中で、複数種の魔物の群れって初めてかな?

 こんな事もあるのね。


 これは問題だ。

 スノーエイプの速度に合わせて逃げているのだ。

 このままでは追いつかれるだろう。

 すぐに1つ目の呪文を選択して実行する。

 呪文詠唱が済むと2つ目。

 更に3つ目を使えるように呪文リストを開けて用意しておいた。


「スチーム・ミスト!」


 すかさず2つ目も放つ。


「ウィンド・シールド!」


 そして次の呪文を選択して実行しておく。

 どうなる?


 最初に風の壁を飛び出してきたユキヒョウにヴォルフが襲い掛かって行った。

 ユキヒョウの動きは鈍い。

 ヴォルフはユキヒョウの喉元に噛み付く。

 持ち上げたかと思ったら、そのまま地面に叩き付けた。

 反り投げかよ。

 人間同士だったら完全に決まってます。


 次々と転がるように現れるサル達はいずれもまだHPバーを残していた。

 だがいずれも半分程度までHPバーを減らしている。

 風の壁を出てきたばかりですぐに動けないらしい。


「アクア・スラッシュ!」


 水魔法の全体攻撃呪文をサルの群れに放つ。

 同時に残月を駆って襲い掛かった。

 ヘリックスと黒曜も続く。


 騎上からカヤのロッドで突きまくる。

 全体攻撃呪文の効果を確認する暇もない。

 だが次々と楽に屠れているのだから良しとするか。


 あっという間にサルは全滅していた。

 本当にあっけない。

 ヴォルフはどうしている?


 残月から降りてサルの死体の中に佇むオレの元にヴォルフが近寄ってきていた。

 ユキヒョウの死体を咥えて引き摺ってきている。

 ヴォルフのHPバーは僅かに減っているようだが、まるで問題なさそうだ。

 十分な成果だろう。



《只今の戦闘勝利で【杖】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》



 技能もいくつか、当然のように上がっていく。

 かなりの戦力アップになっている筈だ。

 少しずつ向上しているものだから、変わっている実感はあまり感じないのだが。

 今回の戦いでは【高速詠唱】の恩恵が十分に感じられる。

 呪文が間に合うかどうか、微妙な場面があったからな。

 間に合っていなかったらどうなるか、想像するのも恐ろしい。



 ユキヒョウからは皮と爪が2つ、入手できた。

 スノーエイプからも皮8つに骨5つを剥いでいる。

 上々であろう。

 だが少し困った事態も生じつつある。

 雪豹の皮は重量3、雪猿の皮は重量2と重めなのだ。

 特に雪猿の皮は数が多く、《アイテム・ボックス》を結構圧迫している。

 ここまで溜まったのであれば、今日のうちにレギアスの村に行って売り払っておきたいが。

 だがもう1回トレインをやって見たくもある。


 時刻はまだ午後3時。

 まだ行けるだろう。



 ある意味、それは失敗であったのかも知れない。

 スノーエイプと遭遇する前にブラックベアと遭遇してしまったのだ。

 想定外でした。

 それでも同じ手筈でスチーム・ミストとウォーター・シールドを使ってみました。

 これが思わしくなかった。

 いや、かなりダメージを喰らわせていると思うのだが、サルやヒョウよりもタフなせいだろう。

 まあスピードを活かしてダメージを喰らわずに倒しきったんですが。

 こうなると、ブラックベア相手に呪文を使ってまで狩る必要性を感じなくなってしまう。

 熊15匹を相手に楽勝とか。

 機動力がある故の贅沢な悩みではある。



 さっさとクマから皮と掌を剥ぎ取る。

 だが1つだけ今までと異なるアイテムも得ていた。

 改めてアイテムを確認してみるとこうだ。



【素材アイテム】黒色熊の掌 原料 品質C レア度2 重量1 

 ブラックベアの掌肉。柔らかく味も良い。



【素材アイテム】黒色熊の毛皮 原料 品質C レア度2 重量3 

 ブラックベアの毛皮。毛深く保温効果も期待できる。



【素材アイテム】黒色熊の肝 原料 品質C レア度3 重量1 

 ブラックベアのレバー。滋養たっぷり。



 レバーですか。

 なんかいい感じにアイテムが剥げるようになってきているのかね?


 その一方で重量のある黒色熊の毛皮も増えていた。

 毛皮は11枚、掌が6つ、肝は2つだ。

 特に毛皮が重いよ!

 《アイテム・ボックス》は2つあるんだが、1つがもう埋まってしまっている。

 おかげで悩みが吹っ切れた。


「リターン・ホーム!」


 転移呪文を使って師匠の家まで跳ぶ。

 レギアスの村に行って、色々とスッキリしておきたい。



 師匠の家の前からは残月にフォレスト・ウォークを使い、森の中を駆けていった。

 レギアスの村への街道に出る。

 そこである異変に気がついた。


 6人組のパーティが魔物と戦っている所に遭遇したのだが。

 その魔物がブラックベアだった。

 あれ?

 広域マップを見ても確かにここはW1マップである。

 間違っていない。



 街道を村の方へと進んでみる。

 暴れギンケイ(メス)やパラレルラクーンと戦っているパーティも見かける。

 そしてレギアスの村の手前でオレ達も魔物に遭遇した。

 ブラックベアだ。

 これはどうなっているんだ?



 取り敢えずクマは袋叩きにして片付け、皮を剥いだ。

 間違いなくブラックベア。

 隣のマップにいる筈の魔物が何で?

 これもイベントの一環なのだろうか。


 レギアスの村の中は普段の様相から一変していた。

 衛兵が警戒しながら門の開閉をするとか、今までにない対応になっているし。

 村の中も同様だ。

 行き交うNPCの表情もどこか厳しい。

 明らかに不安顔をしている人も多いようだ。



 リックの露店に行ってみる。

 気のせいではなく、行き交う客が少ないようだ。

 何があったんだ?


「どうも。早めに戻ってきました」


「おやキースさん、いらっしゃい」


 リックの様子は普段通りに見える。

 だが話題はやはり魔物の話になった。

 正午過ぎあたりからレギアスの村の周囲でブラックベアが出現し始めたらしい。

 群れで出現してきたN1W1マップと違い、1匹だけらしいのだが。


 それにN1マップの鉱山キャンプの付近でも異変が起きているそうだ。

 こっちはスノーエイプのようである。

 リック曰く、掲示板で次々と報告が書き込まれているとの事だ。


「どっちも私が行ってたN1W1マップの魔物ですね」


「キースさんが行ってたのはN1W1マップですか?どんな風になってましたか?」


「魔物が群れるようになってます。あと普段いない魔物を見かけるようになってますね」


「イベントだと思うのですけど、情報が足りなくて断言はできませんが」


「多分、イベントだと思います。他のマップの様子はどうなんでしょう?」


 掲示板情報ですが、という前置きであるが、他にもいくつか不審な動きがあるらしい。

 その1つが海だ。

 あからさまに怪しい雲の下に亡霊船がいたのだとか。

 リックに教えて貰い、漁師ペアが一戦した様子のスクリーンショットを見てみる。

 船員の服を着たスケルトンらしき一団。

 それに加えてゾンビらしき個体も混じっている。

 船体には貝やらイソギンチャクやらが全面に付着していて実に亡霊船らしい雰囲気だ。

 船長らしきスケルトンの個体も帽子を被っていて、眼窩の奥から海蛇らしきものが飛び出ていた。


 正直、不気味です。

 でも何故だろう、コミカルに見えてしまう。

 漁師にバラバラにされて晒し上げられている様子が全てを台無しにしていた。

 無残。

 銛の先に頭蓋骨を刺してぶら下げてるとか何やってるんだ漁師さん!



「生産職組は暫く生産活動に専念、イベント情報の確定を待つ方向になってます」


「そのほうが無難でしょうね」


「商人としては仕入れが大変になっちゃいました。困ったものです」


 リックはそう言うが、まるで困った様子に見えない。

 飄々としているのは相変わらずだな。


 だが、そんなリックをして困惑させる事に成功した。 

 机の上に山と積まれた皮と骨だ。

 雪猿の皮に骨。

 黒色熊の毛皮に掌、ついでに肝。

 雪豹の皮も少しだけある。

 無論、雪豹の爪は売りはしない。


 ラムダくんの獲物も分けておいた。


「いや、この量だと値崩れしかねないですね」


 買い叩かれるかな、とも思ったがそうでもなかった。

 特に骨は人気がある代物だし、防具にできる皮は元々希少品なのだとか。

 食材になる掌と肝は屋台でずっと料理をしていた優香の手元に直行である。


「夕方のメニュー、変更しちゃおうかな?」


 相互にいい取引ができたと思う。

 リックにはラムダくんの獲物の分を別にして精算して貰う。

 金額はこれまでの最高額になった。

 一気に手持ち金額が増えるとまた不安になるんですが。

 どこかに銀行ってないのかね?



 リックと優香の元を辞去するとレギアスの村を出てコール・モンスターを試してみる。

 周囲にどんな魔物がいるのか、確かめておくのだ。

 ブラックベアが確かにいる。

 群れは作らず、1匹単位で行動しているようだ。

 数はパラレルラクーンの数よりも少ない。


 ブラックベア1匹を呼び寄せて袋叩きにしておく。

 時刻は午後5時といった所になっている。

 中途半端な時間になってしまった。

 他のマップに行くには時間が足りない。

 仕方がない。

 手近な狩場で済ませておこう。

 森の迷宮で狩りだな。

 ついでに召喚モンスターの追加もしておくとしよう。



 森の迷宮に入るとすぐに魔物が出てこない広場に移動した。

 いつ魔物に遭遇するか、警戒はしておくべきだろう。

 ついでに早めの食事を済ませておいた。


 そして召喚モンスターの陣容をここで全部入れ替えた。

 ヴォルフ、残月、ヘリックス、黒曜を帰還させる。

 ジェリコ、ジーン、文楽を召喚した。

 もう1体は新しいモンスターにするつもりである。

 11匹目の仲間だ。


 さて。

 どれにする?

 この瞬間が楽しいんだよな。


 召喚が可能な中で、まだ召喚していないモンスターをリスト化するとこうなる。


 赤狐

 タイガー

 バイパー

 スケルトン

 ミスト


 上から選んでしまう手もある。

 だが気になるモンスターを選んでいくというのもアリだと思うのですよ。

 そんな訳で選んでみました。



 無明 スケルトンLv1(New!)

 器用値 14

 敏捷値 14

 知力値 11

 筋力値 10

 生命力 10

 精神力 11


 スキル

 [ ] [ ] 受け 物理抵抗[微] 自己修復[中] 闇属性



 選択できる空きスキルが2つあった。

 さて、どうしようか。

 定番なら剣なんだが、槌にしておこう。

 もう1つの空きは小盾だ。



 無明 スケルトンLv1(New!)

 器用値 14

 敏捷値 14

 知力値 11

 筋力値 10

 生命力 10

 精神力 11


 スキル

 槌 小盾 受け 物理抵抗[微] 自己修復[中] 闇属性



 うん。

 新たな仲間は不気味な雰囲気を持つ骸骨くんである。

 ステータスは総合的に見て低めではあるが、スライム程ではない。

 自己修復[中]?

 ウッドゴーレムのジェリコに付いている自己修復[微]の上位スキルだろう。

 それに加えて物理攻撃にも抵抗力があった。


 武器は怒りのツルハシを持たせる。

 普段は護鬼が使っている盾を使わせよう。

 うむ。

 様になっているな。

 但し魔物として、ではあるのだが。


 ちゃんと頭上のマーカーは緑だし、他のプレイヤーに誤認される事はないだろう。

 まあ使ってみなきゃ分からない事もあるよね。


 視界確保はフラッシュ・ライトからノクトビジョンに切り替える。

 さて、どうなるだろうか。


主人公 キース

種族 人間 男 種族Lv11

職業 サモナー(召喚術師)Lv10

ボーナスポイント残10


セットスキル

杖Lv9(↑1)打撃Lv6 蹴りLv6 関節技Lv5 投げ技Lv5

回避Lv6 受けLv6 召喚魔法Lv11 時空魔法Lv4

光魔法Lv5 風魔法Lv6 土魔法Lv6 水魔法Lv6

火魔法Lv5 闇魔法Lv5 氷魔法Lv4 雷魔法Lv4

木魔法Lv4 塵魔法Lv3 溶魔法Lv3 灼魔法Lv3

錬金術Lv6 薬師Lv5 ガラス工Lv3 木工Lv4

連携Lv8 鑑定Lv7 識別Lv7 看破Lv3 耐寒Lv4

掴みLv6 馬術Lv7(↑1)精密操作Lv8 跳躍Lv3

耐暑Lv4 登攀Lv4 二刀流Lv5 解体Lv3

身体強化Lv3 精神強化Lv4 高速詠唱Lv5


装備 カヤのロッド×1 カヤのトンファー×2 怒りのツルハシ+×2

   白銀の首飾り+ 雪豹の隠し爪×1 疾風虎の隠し爪×2 

   野生馬の革鎧+ 雪猿の腕カバー 野生馬のブーツ+

   雪猿の革兜 暴れ馬のベルト+ 背負袋 アイテムボックス×2


所持アイテム 剥ぎ取りナイフ 木工道具一式


称号 老召喚術師の弟子、森守の証、中庸を望む者

   呪文目録


召喚モンスター

ヴォルフ グレイウルフLv1

残月 ホースLv6

ヘリックス ホークLv6

黒曜 フクロウLv5→Lv6(↑1)

 器用値 12

 敏捷値 20(↑1)

 知力値 20

 筋力値 12

 生命力 12

 精神力 17(↑1)

 スキル

 嘴撃 無音飛翔 遠視 夜目 奇襲 危険察知 天耳

ジーン バットLv5

ジェリコ ウッドゴーレムLv4

護鬼 鬼Lv4

戦鬼 ビーストエイプLv5

リグ スライムLv4

文楽 ウッドパペットLv3

無明 スケルトンLv1(New!)

 器用値 14

 敏捷値 14

 知力値 11

 筋力値 10

 生命力 10

 精神力 11

 スキル

 槌 小盾 受け 物理抵抗[微] 自己修復[中] 闇属性

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