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 跳んだ先は当然だけど森の中だ。

 かなり深いけどヒョードルくんがすぐ傍にいるのが見えていた。

 早速来ていたユニオン申請を許諾する。



「魔神の様子は?」


『今は動いていません』


「匂いで追跡は出来そうかな?」


『多分、出来ます』


 ヒョードルくんの様子は?

 意気軒昂そのものだ。

 そして危うい雰囲気も感じ取れる。

 死に戻りを喰らった事がどうしても頭にあるからだろう。


 分かる。

 いい方向に作用してくれたらいいけどね。

 追跡出来るとなれば小休止してからの方がいい。



『遅れました!』


『全員、揃いました!』


「了解だ。ここで小休止!」


『え?』


『すぐに襲わないんですか?』


「長丁場になる可能性だってある。交代で小休止だ」


 ここは慎重に襲いたい。

 襲うのに慎重というのも変だけどね。



『分かりました。でも監視は?』


「私がやっておく。先に小休止を済ませてくれ」


『了解です』


『急いで戻ってきます!』


「焦らなくていいぞ」


 それでも全員が焦っているように見えてしまう。

 インスタント・ポータルを展開すると、慌しくテントを設営してログアウトしてます。

 まあ、アレだ。

 強敵を前に緊張をするなというのもおかしいんだけどね。


 オレはどうする?

 布陣を全面的に変更しましょう。

 ストランドを残して全員、帰還だ。

 バンドル、ロジット、ルベル、キュアノスを召喚しました。


 さて、インスタント・ポータルの外に出ようか。

 監視だけ、というのは苦手だ。

 でもこの場合は適度な緊張感が漂っている。

 それは危険な匂いでもある。

 オレにしてみたら大好物だ。


 期待していいのか?

 いいのだと思う。

 奇襲とはいえ、ヒョードルくん達を全滅させているのだ。

 強敵であろう事は間違いない。


 問題があるとしたら、格闘戦が期待出来ない事だろう。

 スケルトン系を相手に投げ技も関節技も大した意味がない。

 骨が相手であれば砕くに限る!

 それを想像するだけでもうね。

 楽しめる。

 楽しめてます!




 スケルトン化した魔神の率いる戦力は?

 森が深くてその全容は知れない。

 遠くからの監視になっているから【識別】も簡単ではないようだ。

 森の中、薄暗いとはいえ昼間にアンデッドか。

 やはり奇異に見えてしまう。


 ファントム、スペクターロードの姿が多めに見えている。

 その数が多い。

 スケルトン系は更に多い。

 それだけに序盤の火力が要るだろう。


 ストランドにルベルとキュアノスを付けて樹上に移動させて監視を続ける。

 オレの後方にはバンドル。

 巨躯であるが森の中で潜むと、まるでいないかのようにその姿を捉える事が難しい。

 オレと並んでロジット。

 半人半獣の姿ではなく、完全に人型のままだ。

 それでも各種スキルは有効であるらしい。

 視線の先には確実にアンデッドの姿がある。

 今にも襲い掛かろうとする様子はないけど、獲物を見定めているのだろう。

 うん。

 オレもだ。

 スケルトン化したドワーフの魔神を見てます。

 ストランドの目を借りてだけどな!





『お待たせしました!』


『監視、代わります』


「いや、このままでいい。左右に展開、半包囲してくれ」


『了解』


『様子に変化は?』


「数が増えているようだな。スペクターロードとファントムが多い」


『でも襲うんですよね?』


「当然だ」


『手順はどうします?』


『【英霊召喚】は重ね掛けします?』


「序盤だけだ。火力重視で押し切ろう」


『ターン・アンデッドは?前回はそんなに通じてませんでしたが』


「使ってくれ。出来るだけ序盤に数を減らしておく方がいい」


 さあ、もうすぐだ。

 各々、森の中に潜みつつゆっくりと移動している。

 位置に着いたら奇襲ですよ?

 その前に手順を確認すべきだろうけどね。


 何、至極簡単だ。

 相手の特殊能力を封じる【英霊召喚】の呪文、太公釣魚を序盤から投入。

 これを途切れさせない事が最重要になるだろう。

 序盤はこれに【英霊召喚】の呪文、尽忠報国も重ねて使用。

 太公釣魚は全員が使用出来るが、尽忠報国は此花と野々村だけだ。

 調整は?

 イリーナと此花に任せてしまっていいだろう。



『前衛に行かせて下さい』


『お願いします!』


「危険だぞ?」


『危険でも、行きます』


 ヒョードルくんもゼータくんもやる気満々のようだが。

 それはいいけどね。

 二人で近接攻撃して仕留めるつもりかな?

 それなら余計な手出しはしないけどね。



「支援、要るか?」


『出来るだけ私達で相手をさせて下さい』


『全力で挑まないと気が済まないんです!』


「そうか」


 その意気や良し。

 だが真正面から挑むのか?

 太公釣魚が効いていても尚、危険な存在なのは変わっていないと思うのだが。



「死に戻りしそうな場合のみ介入するがいいか?」


『ええ』


『構いません』


「なら、任せる」


 では狩りの時間だ。

 ヒョードルくんとゼータくんには頑張って頂きたいが。

 序盤が勝負。

 格別な強敵は総大将のスケルトン化したドワーフの魔神。

 でも他のアンデッドも中々の強敵なのだと分かる。

 そもそもアンデッドは基本的に厄介なのだ。



『位置に着きました!』


「よし。準備はいいな?」


『大丈夫です』


『いけます!』


「此花、カウント頼む」


『了解。太公釣魚はアデルちゃんからよ!』


『おっけー!』


 さあ。

 半包囲の輪を一気に縮めて、一気に火力を叩き込む。

 オレは火力重視で攻め続けるだけでいい。

 数は圧倒的に不利だが、埋めるだけの手札ならある。

 密集している分、掃討がし易いと思えばいいのだ。




『3、2、1、スタート!』


「真降魔闘法!」「エンチャントブレーカー!」「リミッターカット!」


『太公釣魚!』


『尽忠報国!』


『ターン・アンデッド!』


『精霊召喚!』


『精霊召喚!』


 聞いていたのはここまでだった。

 オレは一気に距離を詰めに行く。

 ドワーフの魔神に太公釣魚は?

 通じているかもだが、意味が薄いかも?

 あの杖そのものが危険であるからだ!



(サンシティフィ・アンデッド!)

(サンシャイン!)

(ホーリー・ライト!)

(((六芒封印!)))

(((七星封印!)))

(((十王封印!)))

(ホーリー・プリズン!)

(グラビティ・プリズン!)

(フラッシュオーバー!)

((パラレル・シムーン!))

((ミーティア・ストリーム!))

(ディストーション・ジャベリン!)

(ミラーリング!)


 念を入れて【呪文融合】で組んだ呪文を放ちつつ、駆けて行く。

 既にフォレスト・ウォークの効果があるのだ。

 一気に距離が詰まるがオレの狙いは別にある!



(ショート・ジャンプ!)


 一気にアンデッドの群れを通り過ぎ、反対側に出る。

 スケルトンの群れの背中が大勢、見えていた。

 さあ、盛大に焼こうか!



((((((((((((((((((((ファイア・エクスプロージョン!))))))))))))))))))))

(ミラーリング!)


 さあ、アンデッド共め。

 何度でも死ね。

 そして魔神に付き従っていた事を呪うがいい!






『太公釣魚、途切れたよ!』


『了解。キースさん?』


「もう継ぎ足さなくていい。相手はもう総大将だけだ」


 先制で奇襲っていいね!

 オレのパーティだけで全滅させるには切り札を全て投入する必要があっただろう。

 それがここまで、リミッターカットの武技までで済んでいる。

 完璧に近い。

 だが、その総大将が問題だ!



 ??? ???

 魔神 アンデッド ??? ???

 ??? ???



 相変わらず、見えていないな。

 そして見事な骨格標本。

 ドワーフってこんな骨格なのね?

 そして大いに失望する。

 格闘戦が楽しめそうな雰囲気は皆無だ。



 その総大将を相手に戦っているのは3名。

 ヒョードルくん、ヘラクレイオスくん、ゼータくんだ。

 そして配下の召喚モンスター達も加わっている。

 数で言えば圧倒的に有利だが戦況はそうではない。

 劣勢だ。



『『『『『『パルスレーザー・バースト!』』』』』』

『『『『『『ファイア・ホイール!』』』』』』


 至近距離からヒョードルくんが攻撃呪文を叩き込んでいる。

 ダメージは?

 思わしくない。

 スケルトン化したドワーフの魔神のマーカーには状態異常を示すマーカーが確かに重なっている。

 それでいて優勢か。

 もうちょっと支援した方がいいかな?



『インテリジェンス・アタック!』


 ヘラクレイオスくんも覚悟を決めて殴りに行くようです。

 そうそう、距離を置いて攻撃呪文を喰らわせるのは迂遠だ。



『キースさん!』


『支援しなくていいんですか?』


「ああ、それよりもだ。周囲を見ておけ」


『え?』


 召喚モンスター達が落ち着きなく周囲を見ている。

 いい傾向ではない。



「此花。次の太公釣魚の順番は誰だ?」


『駿河ですけど』


 周囲を注意深く見回す。

 ミスト系アンデッドは屠っても残骸は残らない。

 スケルトン系アンデッドは屠った残骸の骨は比較的残っているものだが。

 それが、無い。



『ガッ!』


 ホワイトファングが鋭く吠える。

 警告、だな。



「駿河!太公釣魚だ!」


『りょ、了解!』


「ルベル!キュアノス!」


 何が起きるのか?

 最悪の予想があったけど、それが当たっていた!

 ファントム、そしてスペクターロードが次々と周囲に出現している!



『太公釣魚!』


((((((((((((((((((((バックドラフト!))))))))))))))))))))

(ミラーリング!)


 全方位に向けてバックドラフトを仕掛ける。

 そう時間を置かずに次々と炸裂しているけど、これはいい傾向じゃない。

 相応に多くの魔物がいる証拠だ!


 でも幸運だった事もある。

 ある程度、固まって観戦していたのは良かった。

 そして駿河の太公釣魚が間に合って、良かった!

 キュアノスは水の精霊ケルピーと化し、ルベルが大量の精霊を召喚していた。

 火の精霊サラマンダー、水の精霊ウンディーネ、土の精霊ノーム、木の精霊ドライアド。

 光の精霊ウィル・オ・ウィスプ、闇の精霊シェイド。

 数はどうだろう?

 ヒュードルくん達が魔神を相手にしているけど、その穴埋めになるかな?

 過剰かもしれません。

 森の中が一気に派手な事になっている!



「全周囲火力で押し切れ!駿河、野々村は一緒に来い!」


『了解!』


『応ッ!』


「ロジット、歌え!」


 ロジットが歌い出す。

 そして他のスキュラクイーンも合唱を始めた。

 合計5体のスキュラクイーンの歌声はどこか怨念が込められたかのような調べだ!

 でもオレ達に影響はしない。



『私達も!』


「ヒョードルくん達の周囲を固めろ!迎撃に専念!」


『ハイッ!』


『ヤァッ!』


『コピー!』


 ストランドとバンドルは?

 ヒート・ボディの効果がまだ持続している。

 ファントムやスペクターロードに対応は可能だ!


 またしてもアンデッドの再生利用か。

 こうなると次の展開が読めて来る。

 あのスケルトンの魔神もまた再生するのだろう。

 ゾンビ、スケルトンと来ているのだ。

 次はミストか、スペクター?

 そんな予感がします。








《我等の魂は不滅》


《そしてどこにも行き場は無い》


《その魂は怨嗟と共に永遠に戦い続けるであろう》


 いつかどこかで聞いたようなインフォが流れる。

 まさか。

 いや、やっぱりか!

 次があるって事だな?

 全く、いつまでこれ、続くんだよ!



《只今の戦闘勝利で【棍棒】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【手斧】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ストランド』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 楽しめましたか?

 スケルトンとの戦闘は楽しかったんだがな。

 メイスで骨を砕き、斧で骨を叩き割る。

 手応えがあるからそこまでは良かった。

 スペクターロードは実体化したままのうちに仕留めた。

 それもいい。

 でもね、その後がいけません。


 ファントムがダメだ。

 全く手応えが無いのがいけません。

 空中を這い寄って来るかのような有様であるけど脅威ではない。

 それもいけません。

 改めて思う。

 太公釣魚って強いな!



 ストランドのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。

 もう1ポイント分のステータスアップは精神力を指定しましょう。



 ストランド 青竜Lv41→Lv42(↑1)

 器用値 34

 敏捷値 70

 知力値 33

 筋力値 70

 生命力 87(↑1)

 精神力 34(↑1)


 スキル

 噛付き 巻付 受け 回避 空中機動 水中機動

 水棲 飛翔 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]

 自己回復[中] MP回復増加[小] 霊能 熱感知

 気配遮断 猛毒 時空属性 光属性 闇属性

 土属性 水属性 木属性 耐即死 毒無効

 鬼竜変



「どうだ?」


『ど、どうにか勝ててます』


『また死ぬかと思った』


 そうか。

 でもね、まだ次があると思うのです。

 何しろ杖がまた行方不明だ。

 これは期待していい!



『キースさん、一旦引き上げた方がいいと思いますが』


「そうみたいだな」


 死に戻りはいません。

 でも召喚モンスターにステータス異常が多数。

 ヒョードルくん、ヘラクレイオスくん、ゼータくんと揃って軽度のステータス異常だ。

 でも大苦戦していただけあって種族レベルがアップしているみたいです。

 犠牲あってのレベルアップだ。

 ついでに死に戻りした苦い記憶もこれで薄れる事だろう。


 オレはどうする?

 次の機会を狙おう。

 ドワーフの魔神とはいずれまた、違った形で逢えそうな予感がしています。





 召魔の森に到着。

 狩りに参加していたユニオン全員が来てます。

 ヒョードルくん達は装備を修復したらログアウトしたいと言っていたけどね。

 ステータス異常があったからだけど、軽度であれば回復は可能だ。

 祝福。

 黒曜とエルニドの能力であれば解消する事は可能だろう。

 それに今、ログアウトするのは惜しいと思います。

 ヒョードルくん達だが種族レベルが100に達しているのが見えていた。

 そう、ドラゴンパピーに追加がある筈だ!


 ストランドを召喚して黒曜を召喚する。

 さあ、回復だ!



『え?』


『ステータス異常が、解消?』


『これ、ウォーター・オブ・ライフ?』


「それに近い効果だな。フォレストアイならいずれ使えるようになる」


 皆の視線が黒曜に集中する。

 そのレベルは42です。

 此花が自らのフォレストアイを見ている。

 そのレベルは12だ。

 まだまだ先になりそうですね。



「それにだ。ドラゴンパピーが追加出来るんじゃないかな?」


『あ!』


『種族レベルが100になってるなら、追加出来るようになっている筈!』


 ヒョードルくん達はお互いを見ているけど。

 もしかして、掲示板に情報を流してなかったのか?



『それ、本当に?』


『本当』


『掲示板に書いてなかったもんねー』


 ヒュードルくん達は召喚モンスターを全て帰還させて行く。

 そして出現する新たなドラゴンパピーが3体。

 いい傾向だ。

 ここで促成栽培をする権利をやろう。



『種族レベル100で?』


『惜しい!足りてない!』


 駿河と野々村だ。

 彼等の種族レベルは99です。

 確かにもう一歩だな。



「ここの闘技場で対戦でもしたらどうだ?相手の強さなら調整が効く」


『いや、そうでしょうけど』


「何だったら私が相手になってもいい」


『いやいやいやいや!』


『待って待って待って!』


 突っ込みが早いな。

 オレが相手だと不足ですか?



『キースさん優しいの?厳しいの?』


『ある意味、優しいんじゃない?』


『対戦内容によっては逆になりますけど』


『キースさん、魔物よりも怖いですからね』


 アデル達が言いたい放題です。

 失敬な。

 魔物の方が怖いだろ?



「そうか?」


『たまにですけど、ここを魔王城って呼んじゃってますよ?』


「そうなの?」


『そうですよ』


「それはまた困ったな」


 苦笑するしかない。

 そして全員が引いている。

 しまった、また失敗したか?

 また怖がらせるような笑い方をしていたみたいだ。



「ま、お互いに消耗しているし。午前中は闘技場で軽く対戦でもして過ごしてみてもいいだろう」


『軽く、ですか?』


「そう、軽くだ」


 時刻は午前10時20分だ。

 昼食までゆっくりとしていていいだろう。



『じゃあ今日の狩りの件、マップ別スレに書き込んでいいですか?』


『それにフィーナさんの所に連絡も!』


「任せるよ」


 ヒョードルくん達は当然だけど、ドラゴンパピーの促成栽培狙いのようだ。

 アデル達も各々、布陣を変更してます。

 戦力の底上げ、だな。


 オレも布陣を変更しておこう。

 午後は皆と一緒にN3E18マップを狙いたい。

 それまではゆっくりとしていていいだろう。

 バンドルとロジットは残そう。

 黒曜、ルベル、キュアノスは帰還だ。

 召喚したのはリグ、ナイアス、鞍馬だ。



「では私が先に一戦する。その後で好きにユニオンを組んで対戦をしてくれ」


『昼食まで、ですね?』


「ああ」


『その後は?』


「N3E18マップを目指そうか」


『そうですね』


『やっぱりキースさん、厳しーーーーっ!』


 そうかな?

 出来る事は前倒しで済ませておく。

 普段からそう思っているだけですけど。

 これだけの戦力がいるのだからエリアポータル解放戦は切り札無しでも挑めると思うのだ。

 まあそれはいいとして。


 闘技場のオベリスクに捧げるのは冥府の炭です。

 相手は?

 ヘパイストスの化身に従者、キュクロプスの分身だ。

 狙うのはオリハルコン鉱です。

 少しでも加算出来ればいいと思う。







《只今の戦闘勝利で【両手斧】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『鞍馬』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 対戦は順番で、ゆったりと進みました。

 まあオレの場合は相手が相手なので大変ですがね。


 他はどうか。

 アデル、イリーナ、春菜、此花のユニオンの場合、品質低めではあるけど魔結晶をオベリスクに捧げているようだ。

 結構な苦戦をしつつも壁役を利用した堅実な戦闘を見せている。

 ヒョードルくん、ヘラクレイオスくん、ゼータくん、駿河、野々村の場合は少し温いかな?

 オベリスクに捧げているのは魔水晶のようだ。

 目的がドラゴンパピーの促成栽培であるのだから仕方ないけどね。


 闘技場は相手の強弱をある程度コントロール出来るのがいい。

 それに観戦しても楽しい。

 当然だけど、自ら戦うのにもいいのだ!



 鞍馬のステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。



 鞍馬 神将Lv41→Lv42(↑1)

 器用値 58

 敏捷値 58

 知力値 28

 筋力値 83(↑1)

 生命力 83(↑1)

 精神力 28


 スキル

 剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 ポールウェポン

 棍棒 打撃 蹴り 投げ技 関節技 小盾 重盾

 重鎧 受け 回避 隠蔽 夜目 跳躍 憤怒相

 自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[微] 時空属性 光属性 闇属性

 火属性



 肝心のオリハルコン鉱は?

 絶好調だ。

 8戦して5個を確保してます。

 冥府の炭は半分以上消費したけどこれなら満足だ。


 そしてヒョードルくん達のドラゴンパピーもレッサードラゴンになってます。

 促成栽培、万歳!

 続々と戦力増強は進んでいる。

 オレ配下ではなくても、クラスチェンジを目の当たりにするのは楽しいです。

 そしてスーラジと久重が食事を持って来てくれていた。

 メニューは?

 ハンバーガーのようですね。



「昼食後はどうします?」


「N2E17から北東を目指してみよう」


「探索の続き、ですね」


 そう、それが目標だ。

 ヒョードルくん達配下のレッサードラゴン3体に関してはドラゴンへのクラスチェンジだろう。

 そして駿河と野々村に関してはドラゴンパピーの追加だ。

 即ち、経験値稼ぎを継続でいい。

 それには強敵が要る。


 N3E18マップに向かう途中で巨神に出会えるようならいいんだが。

 低空飛行は勿論、進行ルートを蛇行するなりして工夫すべきかもな。



「レッサードラゴンだがそのまま鍛えた方がいいな」


「移動速度に影響しちゃいますけど、いいんでしょうか?」


「いいと思うよ」


 各々がログアウトする予定時間を考えたら、この面々でユニオンを組めるのは午後4時まで。

 それまでにN3E18マップの中央に辿り着き、エリアポータル解放戦をクリアか。

 魔物との戦闘次第ではあるけど、かなり時間的に余裕はある。

 行ける、と思えます。


 では、布陣を変更だ。

 蒼月、スコーチ、アイソトープ、ノワール、ロッソにしました。

 アデル達も各々、布陣を空中戦向けに変更しつつある。

 もうこの数になってしまっては全容を把握するのは難しい。

 任せていい、と思う。





 テレポートでN2E17マップのエリアポータル、憤怒の湖に跳ぶ。

 プレイヤーの姿は見えない。

 かろうじてテントは幾つかあるだけだ。

 時間も時間だから、だろうな。

 拠点として充実するにはもっと時間が掛かりそうだ。



『掲示板情報で確認しました。このマップの地上では魔人の活動が活発化しているみたいです』


「空中は?」


『アラバスタードラゴンを回避しているみたいで戦闘は無いみたいですね』


 ふむ。

 ならば逆にそこが狙い目だ。

 狩って狩って、狩り続けて進もう。



『レッサードラゴンで大丈夫でしょうか?』


「工夫次第だ。大丈夫、支援は出来る」


 リスクはある。

 だが促成栽培が一気に進む事も可能なのだ。

 アデル達配下の2体目のグレータードラゴンの促成栽培で経験している。

 大丈夫、ドラゴンにクラスチェンジするまでは慎重に戦闘に臨むから。

 そこから先はかなり楽になってくれる。


 それに10の及ぶパーティによるユニオンであるのだ。

 相互にフォローするのは比較的楽になる。

 そう。

 そこが問題だ。

 温くなってはいけません。



『アラバスタードラゴンが肝ですね』


「ああ、そうだな」


 ヘラクレイオスくんの意見に同意だ。

 アラバスタードラゴンにいてくれないと、色々と不足するだろう。

 経験値的にも足りない。

 苦戦するにはどうしても必須な存在であるのだ!







《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スコーチ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 時刻は午後2時20分です。

 N2E17マップでは巨神の遭遇が無く、魔人の率いる魔物の群れとの遭遇も少なかった。

 だがらさっさとN3E18マップに来てます。

 N3E18マップの地形は基本的に草原だ。

 魔人が率いる魔物の群れが多い!

 アラバスタードラゴンがいない場合が多いけど、そまあれはいい。

 サンタがちょっと多く感じる。

 ついでにパントマイムメンターも多く感じる。

 気のせいだろうか?


 そして今の狩りの相手は巨神だ。

 これが実に嬉しい。

 苦戦したい所で出現してくれるなんて、いいタイミングだ!



 スコーチのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

 もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。



 スコーチ ミネルヴァオウルLv41→Lv42(↑1)

 器用値 41

 敏捷値 92(↑1)

 知力値 55

 筋力値 56

 生命力 55

 精神力 41(↑1)


 スキル

 嘴撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目

 透視 反響定位 空中機動 監視 看破 強襲

 隠蔽 追跡 気配遮断 危険予知 天啓 睡眠

 混乱 自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[小] 耐混乱 耐即死 耐魅了 耐睡眠




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ノワール』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



「イリーナ、被害はどうだ?」


『ステータス異常は3体、死に戻りはありません』


「レッサードラゴンはどうだ?」


『レベルアップしてます!クラスチェンジです!』


『こっちも!』


 被害無しとは行かなかったが、戦果は上々だ。

 酷い促成栽培になっているけど今更です。

 気にしちゃいけません。



 ノワールのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。

 もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。



 ノワール レッドシールドカーバンクルLv41→Lv42(↑1)

 器用値 33(↑1)

 敏捷値 89

 知力値 72

 筋力値 33

 生命力 33(↑1)

 精神力 72


 スキル

 噛付き 飛翔 浮揚 受け 掘削 広域探査

 夜目 看破 鑑定 振動感知 危険察知 地脈操作

 水脈操作 自己回復[小] 物理抵抗[微] 魔法抵抗[大]

 MP回復増加[大] 時空属性 光属性 闇属性

 火属性 風属性 土属性 水属性 氷属性

 雷属性 溶属性 塵属性 灼属性 木属性

 耐混乱 耐即死



「どうだ此花、見えるか?」


『見えました!砦があるようです』


『エリアポータル解放戦でしょうか』


「そのつもりでいた方がいいかもな」


 N3E18マップのエリアポータルを確保出来れば今日は一段落でいいと思う。

 さて、何が待ち受けているのかな?

 こっちの戦力は充実している。

 あのスケルトン化したドワーフの魔神を屠るのに【英霊召喚】を注ぎ込んでいるけど心配してません。

 切り札の投入無しで解放出来ておかしくないのだ。

 それにオレ自身の切り札は全て使える。

 大きな問題は無いだろう。


 一応、布陣も変更しておこう。

 スコーチとノワールは帰還だ。

 雪白と濡羽を召喚しましょう。

 ああ、細かい問題があったな。

 空中戦になるのか?

 地上戦になるのか?

 そこが問題になりそうです。


主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv129

職業 サモンメンターLv18(召喚魔法導師)

ボーナスポイント残 11


セットスキル

小剣Lv96 剣Lv98 両手剣Lv100 両手槍Lv103

馬上槍Lv106(↑1)棍棒Lv98(↑1)重棍Lv95 小刀Lv97

刀Lv99 大刀Lv97 手斧Lv85(↑1)両手斧Lv71(↑1)

刺突剣Lv95 捕縄術Lv101 投槍Lv103

ポールウェポンLv107

杖Lv111 打撃Lv120 蹴りLv120 関節技Lv119

投げ技Lv119 回避Lv127 受けLv127

召喚魔法Lv129 時空魔法Lv117 封印術Lv116

光魔法Lv112 風魔法Lv112 土魔法Lv112

水魔法Lv112 火魔法Lv112 闇魔法Lv113

氷魔法Lv112 雷魔法Lv112 木魔法Lv112

塵魔法Lv112 溶魔法Lv112 灼魔法Lv112

英霊召喚Lv6 禁呪Lv116

錬金術Lv97 薬師Lv24 ガラス工Lv27 木工Lv56

連携Lv100e 鑑定Lv96 識別Lv106 看破Lv99

耐寒Lv80e

掴みLv80e 馬術Lv107 精密操作Lv80e

ロープワークLv100e 跳躍Lv50e 軽業Lv50e

耐暑Lv80e 登攀Lv60e 平衡Lv100e

二刀流Lv99 解体Lv96 水泳Lv64 潜水Lv80e

投擲Lv50e

ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv100e 隠蔽Lv98

気配察知Lv100e 気配遮断Lv98 暗殺術Lv60e

身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e

無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv105(↑1)

魔法効果拡大Lv104 魔法範囲拡大Lv104

呪文融合Lv104

耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e

耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e

耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv31

獣魔化Lv27


召喚モンスター

ストランド 青竜Lv41→Lv42(↑1)

 器用値 34

 敏捷値 70

 知力値 33

 筋力値 70

 生命力 87(↑1)

 精神力 34(↑1)

 スキル

 噛付き 巻付 受け 回避 空中機動 水中機動

 水棲 飛翔 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]

 自己回復[中] MP回復増加[小] 霊能 熱感知

 気配遮断 猛毒 時空属性 光属性 闇属性

 土属性 水属性 木属性 耐即死 毒無効

 鬼竜変


鞍馬 神将Lv41→Lv42(↑1)

 器用値 58

 敏捷値 58

 知力値 28

 筋力値 83(↑1)

 生命力 83(↑1)

 精神力 28

 スキル

 剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 ポールウェポン

 棍棒 打撃 蹴り 投げ技 関節技 小盾 重盾

 重鎧 受け 回避 隠蔽 夜目 跳躍 憤怒相

 自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[微] 時空属性 光属性 闇属性

 火属性


スコーチ ミネルヴァオウルLv41→Lv42(↑1)

 器用値 41

 敏捷値 92(↑1)

 知力値 55

 筋力値 56

 生命力 55

 精神力 41(↑1)

 スキル

 嘴撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目

 透視 反響定位 空中機動 監視 看破 強襲

 隠蔽 追跡 気配遮断 危険予知 天啓 睡眠

 混乱 自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[小] 耐混乱 耐即死 耐魅了 耐睡眠


ノワール レッドシールドカーバンクルLv41→Lv42(↑1)

 器用値 33(↑1)

 敏捷値 89

 知力値 72

 筋力値 33

 生命力 33(↑1)

 精神力 72

 スキル

 噛付き 飛翔 浮揚 受け 掘削 広域探査

 夜目 看破 鑑定 振動感知 危険察知 地脈操作

 水脈操作 自己回復[小] 物理抵抗[微] 魔法抵抗[大]

 MP回復増加[大] 時空属性 光属性 闇属性

 火属性 風属性 土属性 水属性 氷属性

 雷属性 溶属性 塵属性 灼属性 木属性

 耐混乱 耐即死


召魔の森 ポータルガード

ジェリコ、ティグリス、クーチュリエ、逢魔、船岡、守屋

シリウス、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ジンバル、ビアンカ

虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラック、バイヨネット、オーロ

プラータ、イソシアネート、命婦

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