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最初に遭遇したのは?
アークデーモン、デモンズアポストル、デーモンロード・バロン、デーモンロード・バロネスだ。
オレが進む先を邪魔するような真似はして来ない。
そればかりか地表に降りて跪くのだ!
止して欲しいものだ。
偉くなったような勘違いをしちゃいそうです。
次に遭遇したのは魔人2名とデモンズスタッグの群れだ。
魔人はマッドサンタとビーストメンター。
歩みは止めない。
殺意を抑えながらだ。
魔人達はオレの進む道を譲って脇で控え、頭を軽く下げている。
ああ、その頭を捻って差し上げたい!
「礼は無用。周辺の警備を続けよ」
声を掛けてやろうか。
魔人達は顔を上げてデモンズスタッグの元に去ってしまう。
ふむ。
こっちの指示に従ってくれるとは殊勝な事だ。
そしてマッドサンタめ、運が良かったな。
見逃してやろう。
でも次の機会があれば容赦などない。
問答無用で屠ってやる。
『潜入は順調みたいね』
「でもそろそろ本番です。結界が迫ってますよ?大丈夫ですか?」
『もうここまで進んでしまったら今更!』
その声はレイナであっただろう。
確かに、周囲はどこを見ても魔物と魔人だらけだ。
森が深いから分かり難いけど、頭上を魔竜達が何度も通過している。
ここでいきなり戦闘になるのが最も危険だ。
結界を突破してから乱戦ならまだいいんだが。
結界の中で戦闘になったらどうする?
その手順はある程度、枠組みが出来ていた。
オレが【英霊召喚】で担当するのは剣豪降臨。
太公釣魚は引き継ぎながら維持する事になっている。
他にも序盤に竜殺剣士、剛力無双、獅子吶喊、尽忠報国、弓馬武威が投入される予定だ。
【精霊召喚】も複数が投入される事になっている。
そう、序盤が大事だ。
数の不利を跳ね返し、それでいて戦場の主導権を握るにはそうするしかない。
課題は?
結界内部に潜む戦力をどこまで把握出来るかどうか。
最初のうちに結界を生じさせているであろう呪禁導師を仕留めておきたい所だ。
可能であれば法騎士も確保したい。
どうなっているでしょうかね?
「おお!パリアッチオか!」
「あら?パリアッチオね?」
「挨拶は不要だ。状況は?」
結界の中、キムクイガーディアン・スレイブの頭部に近寄っていたら早速魔人だ。
インナモラートとインナモラータ。
確かにオレのターゲットではあるけど最優先ではない。
「攻撃は続行だ。残念な事に邪魔者がいて難儀をしているが」
「迂回侵攻は続行よ?目論見通り今の所、敵は冒険者しかいないわ!」
「そうか。法騎士は?」
「法騎士ルキーノならば既に去った。戦況を本国に報告すると言い残してだ」
「法騎士フィリベルトはここにいるわ!あの法騎士、立派なのは見た目だけね!」
ふむ。
法騎士ルキーノはここから去っていた訳か。
途中で見失っていたけど本国に帰ってしまうとはね。
もう片方の法騎士フィリベルトはここにいるみたいだが。
こいつはあのセンチネルゴーレムを操っていたと考えられる。
危険だ。
その位置を把握しておかないと危ないぞ?
亀の頭上を見る。
呪禁導師の他にも魔人はいた。
法騎士フィリベルトがいるかどうかは分からないな。
仕方ない。
目の前にいる名前持ちの魔人の【識別】を先に済ませておこう。
インナモラート Lv.110
イベントモンスター 魔人 会話中
戦闘位置:地上
インナモラータ Lv.110
イベントモンスター 魔人 待機中
戦闘位置:地上
おい。
結構、レベル高いのね?
以前のインナモラートとインナモラータとは格が違うみたいだ。
「それでパリアッチオ、ここに何用かな?」
「ねえパリアッチオ、貴方は援軍なのかしら?」
「援軍と考えてくれていい」
インナモラートとインナモラータの視線が同時に動く。
その視線の先にデーモンロード・カウントとデーモンロード・カウンテス。
そして2名の人影。
片方は法騎士フィリベルト。
だがもう片方が問題だ。
魔神。
鼻に、そして唇にもピアス。
耳は並ぶピアスはまるでルーズリーフ。
手には何も持っていないようだが。
もうこいつの名前はルーズリーフでいいよね?
「どうした?パリアッチオ」
「どうしたの?パリアッチオ」
「用事が出来た」
インナモラータを足払いで倒しインナモラートの背後に回り込む。
そのまま裸絞めだ。
左手中指に嵌めた魔人の指輪を外す。
仮面も外して共にその場に投げ捨てた。
「今です!」
フィーナさん達への合図だ!
同時にオレの影を大きく拡大する。
そこから次々とプレイヤー達が出現していた。
召喚モンスター達もだ!
「真降魔闘法!」「エンチャントブレーカー!」「リミッターカット!」
『太公釣魚!』
『獅子吶喊!』
『弓馬武威!』
『尽忠報国!』
『竜殺剣士!』
『剛力無双!』
『『『『精霊召喚!』』』』
次々と英霊様も周囲に出現する。
火の精霊フェニックス、風の精霊ジンニーヤ、音の精霊フォーン、時空の精霊ズームもだ!
一気に戦力の増強になる。
おっと、オレも追加しないと!
(剣豪降臨!)
より一層、腕に力を込める。
インナモラートの首が奇妙な角度になるのを確認。
マーカーは?
まだHPバーが残っているじゃねえか!
((((エナジードレイン!))))
((((ディメンション・ソード!))))
((((パルスレーザー・バースト!))))
((((フォースド・ドライング!))))
((((ディクレイ・ヒート!))))
(ミラーリング!)
仕留めたか?
多分だけど、仕留めたと思う。
インナモラータは?
護鬼に仕留められてしまっている。
その表情は怒りの形相、憤怒だ!
でもまだこれで終わりじゃないぞ?
獲物は周囲に幾らでもいるのだ!
(ルミリンナ!)
(メイズ・フォレスト!)
キムクイガーディアン・スレイブの存在には構わず氷の城を築く。
同時に森も迷宮化しておこう。
ご老人の英霊様もいるし、後衛系のプレイヤーも多い。
キムクイガーディアン・スレイブを相手にそう長く保つとは思えないが、有効なのも確かだろう。
それにこれで終わる筈も無い。
スラー酒を服用しつつ次の呪文を選択して実行する。
戦力は序盤にこそ必要だ!
(エクストラ・サモニング!)
出現したのは船岡。
但し小さいままだ。
すぐに活躍させたいけど、もう少し待て!
(フィジカルエンチャント・ファイア!)
(フィジカルエンチャント・アース!)
(フィジカルエンチャント・ウィンド!)
(フィジカルエンチャント・アクア!)
(メンタルエンチャント・ライト!)
(メンタルエンチャント・ダーク!)
(クロスドミナンス!)
(グラビティ・メイル!)
(サイコ・ポッド!)
(アクティベイション!)
(リジェネレート!)
(ボイド・スフィア!)
(ダーク・シールド!)
(ファイア・ヒール!)
(ヒート・ボディ!)
(ミラーリング!)
船岡を強化する。
オレの視線は亀の動向を追う。
チャンスは必ずある!
「ルベル!」
オレか護鬼に噛み付こうと動く亀の口の中にルベルが向かう。
そして口の中に向けて船岡を投じる。
続けてルベルが飛び込んでいた。
(チェンジ・モンスター!)
ルベルと交代でリグをキムクイガーディアン・スレイブの体内に送り込んだ。
これで良し。
もうこの亀への死刑宣告は終わったも同然だ!
だが、まだまだ。
切り札ならまだあるのだ!
(ショート・ジャンプ!)
ビッグホーンリザードの首を抱え込みつつベリルビーストを蹴り上げている戦鬼の元に跳ぶ。
お前、鉄球はどうした?
まあその前に、やるべき事を済ませよう。
(メタモルフォーゼ!)
さあ、ここからは蹂躙だ。
魔神は?
潰す!
法騎士は?
やっぱり潰す!
あのセンチネルゴーレムを出現させたら厄介だしな!
センチネルゴーレム壱式 ???
??? ??? ???
??? ???
遅かったみたいです。
センチネルゴーレムを呼び出し使役するのは呪文扱いではないみたいだ。
で、召喚主はどこだ?
最優先で始末せねば!
(アポーツ!)
戦鬼の鉄球を手元に戻しつつ、周囲を見回す。
《アイテム・ボックス》から予備の鉄球も取り出しておこう。
これには時間を掛けるだけの価値がある。
魔神は?
いた。
ついでに法騎士もいた!
立派な防具を身に付けている騎士様が魔神を盾にして逃げ回っている?
騎士の風上に置けないような奴だ。
成敗!
(レールガン!)
予備の鉄球を投じた。
魔神は笑みを浮かべ、その姿が消える。
法騎士は上半身が消し飛んでしまっていた。
ありゃ。
捕らえる?
センチネルゴーレムが出現した時点でそんな考えは吹き飛んでます。
ついでにその主も吹き飛んだ。
センチネルゴーレムは?
動きが止まり、その姿を消しつつある。
やっぱりか。
で、魔神は?
いた。
その表情には笑い顔が貼り付いたままだ。
しかし今の動きは何だろう?
魔神の手から何か巨大な魔力が発しているのが分かる。
指輪か?
このルーズリーフ野郎、全ての指に指輪を嵌めている。
アイテム扱いとなる指輪に基づく能力ではご老人の英霊様でも封じられないか。
仕方ない。
そこで、死ね!
(レールガン!)
鉄球は直撃したと思ったんだが。
オレの視野の端に魔神がいた。
またかよ!
その魔神の頭上に嫌な影。
アラバスタードラゴン、そしてデーモンロード・カウントとデーモンロード・カウンテスだ!
魔神の存在は気になるが、周囲に魔物が集りつつある。
今は相手の戦力を減らせ!
(アポーツ!)
鉄球を手元に戻しつつ迫って来る獲物を狙う。
魔神の姿は?
森の奥へと消えてしまう。
追いたいけど今は我慢だ。
敵陣深くに侵入していても守るべき存在はある。
氷魔法の呪文、ルミリンナで作り上げた氷の城だ。
英霊のご老人もいるし、後衛役のプレイヤー達がいる。
デーモンロード・カウントとデーモンロード・カウンテスの脅威が一気に低下しているのは確実。
だがアラバスタードラゴンは違う。
ブレス攻撃に属性による攻撃が封じられていても尚、恐るべき敵だ!
しかも空中位置から襲って来るのだ。
(レールガン!)
直撃したけど尻尾の方だったみたいです。
いかん、地上から空中だと狙いが少々ズレてしまうみたいだ。
修正せねば!
それに何度もレールガンを使っているとMPバーの消耗が半端なく進む筈だ。
さて、どうするか?
(ショート・ジャンプ!)
アラバスタードラゴンの背中に跳ぶ。
狙うのは翼の根元だ。
両手で鷲掴みにして振り落とされないように体勢を維持する。
空中を飛んでいる相手なのだから仕方ない。
握力だけで翼を折ってやれたらいいんだが、無理でした。
だから嫌がらせをしよう。
「ガッ!」
翼の表皮を剥がしに行く。
どう反応するのかはもう読めている。
その長い首をこっちに向けてくるだろう。
さあ来い!
一回失敗しているけど二回は成功しているのだ。
今回も、やれる!
「ゲハッ!」
獣の声が自然と出るけど気にしちゃいけない。
気合いが入るとどうしても出てしまう。
狙うのは目だ。
このドラゴンの首を裸絞めに出来ればいいんだがそれは無理だと承知している。
アラバスタードラゴンの頭部に飛び移ってからが勝負!
((((エナジードレイン!))))
((((ディメンション・ソード!))))
((((パルスレーザー・バースト!))))
((((フォースド・ドライング!))))
((((ディクレイ・ヒート!))))
(ミラーリング!)
右拳をアラバスタードラゴンの目に撃ち込んで同時に接触型の攻撃呪文を放つ。
効いたか?
いやこれで効かなかったら泣いてます。
「ガハァァァァァァーーーーーーッ!」
アラバスタードラゴンは凄まじい音量で吼え首を大きく振り回すが逃すか!
仕留めるまでこのまま付き合うぞ!
「ギシャッ!」
右腕で目の奥にある何かを掴んで引き千切る。
そして再び目の奥に右拳を撃ち込んだ。
済まないな。
仕留めるまで、これを続けるからな!
『ゼータ!太公釣魚を!カウント20!』
『了解!』
『キースさん!氷の城が消えました!』
「少し待て!すぐそっちに行く!」
しまった!
アラバスタードラゴンを集中して相手にしていたから距離が離れている。
ここは急げ!
(ショート・ジャンプ!)
一気に距離を稼ぐ。
目印は死体と化しているキムクイガーディアン・スレイブ。
だが、跳んだ先にはベリルビーストがいた。
おやまあ。
「ゲハッ!」
思いっ切り蹴り上げるとベリルビーストが吹き飛んだ。
オレはまだ戦鬼の姿のままだ。
その残り時間は5分程度になっている。
まだまだいける。
それにまだアラバスタードラゴンがいる!
悪魔もだ!
「ッ!」
目に入ったデーモンロード・バロンの胴体を鷲掴みにするとそのまま握り潰す。
既にHPバーが減っていたからなのか、そのまま息絶えてしまった。
すぐに投げ捨てると方位を確認、再び跳ぶ。
(ショート・ジャンプ!)
跳んだ先には英霊のご老人と後衛系のプレイヤー達。
それを守るように様々な英霊様が護衛役を果たしている。
氷の城の代役だ。
申し訳ない!
(ルミリンナ!)
氷の城を建て直す。
すると英霊様達は迎撃から攻勢に転じる。
判断、早いな!
??? ???
英霊 戦闘中
??? ???
加藤段蔵 ???
英霊 戦闘中
戦闘位置:地上 ???
神後宗治 ???
英霊 戦闘中
戦闘位置:地上 ???
諸岡一羽 ???
英霊 戦闘中
戦闘位置:地上 ???
斎藤伝鬼房 ???
英霊 戦闘中
戦闘位置:地上 ???
柳生連也斎 ???
英霊 戦闘中
戦闘位置:地上 ???
佐藤継信 ???
英霊 戦闘中
戦闘位置:地上 ???
桃井春蔵 ???
英霊 待機中
戦闘位置:地上 ???
小野忠明 ???
英霊 待機中
戦闘位置:地上 ???
車丹波 ???
英霊 待機中
戦闘位置:地上 ???
渡辺勘兵衛 ???
英霊 戦闘中
戦闘位置:地上 ???
結城秀康 ???
英霊 待機中
戦闘位置:地上 ???
福富親茂 ???
英霊 戦闘中
戦闘位置:地上 ???
剣豪の英霊様は全員が後衛プレイヤーの防御をしていてくれていたようだ。
そして残念なお知らせもある。
残り時間で稽古をする暇は無いようだ。
それに今は急げ!
メタモルフォーゼで戦鬼の姿でいる間のうちに魔物を討ち減らしておくべきだ!
(アポーツ!)
手元に鉄球を戻す。
結構熱いけどまだ大丈夫だろう。
森のあちこちで樹木が倒されている影響が出始めている。
真正面からアラバスタードラゴンが迫っていた。
樹木が邪魔しないから低空を飛んで来れるのだ。
森をボロボロにした犯人は?
オレも共犯だが大部分は戦闘に巻き込まれた影響となる。
アラバスタードラゴンにとってはブレス攻撃が使えない現状、有利になったと言える。
でもね。
オレにとっても好都合だ!
(レールガン!)
鉄球は口を開けて迫るアラバスタードラゴンに命中した。
そう、口の中にだ。
アラバスタードラゴンはそのまま、不時着するかのように墜落した。
氷の城壁に派手に衝突してそのまま沈んだ。
残るアラバスタードラゴンは?
クソッ!
まだいるようだ。
序盤に切り札を複数投入した効果は出ている。
それでも奮戦し続けないでいると危ない戦況が続いていた。
やっぱり、使うべきなのか?
エナジードレインで稼いだMPも注ぎ込むべきなのだろう。
(ブーステッド・モンスターズ!)
召喚モンスター達を強化する。
一気にオレのMPバーも1割程度になったが気にしちゃいけない。
ついでにオレ自身も追加してしまえ!
「ブーステッドパワー!」
さあ、後は知らん!
呪文による支援はもう出来ない。
武技もだ。
しかも今、オレは戦鬼の姿のままなのである!
恐ろしい体験が出来そうだ。
そして素晴らしい体験になるだろう。
間違いない!
《只今の戦闘勝利で【打撃】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【蹴り】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【関節技】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【投げ技】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ナインテイル』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
勝った?
勝ったのはいいけど、皆は無事だろうか?
周囲はもう魔物で死屍累々。
序盤に倒した魔物の死体は消えつつある。
いかん、キムクイガーディアン・スレイブの死体が既に消えている!
これは痛い。
アラバスタードラゴンはまだ余裕があるかな?
ダイヤモンドと邪結晶だと嬉しさがまるで違うんだけどね。
健在なプレイヤー達だけどある者はステータス操作で忙しそうです。
嬉しそうにしている者もいる。
今回はオレにもそれなりの成果があったようだ。
召喚モンスターのレベルアップはナインテイルだけみたいだけどね。
オレの元には召喚モンスター達が集まりつつある。
ヴォルフ、護鬼、戦鬼、ナインテイル、ルベルからチェンジ・モンスターで交代したリグだ。
エクストラ・サモニングで召喚した船岡は既にいない。
オレの姿も元に戻っている。
先刻までの激戦が夢であったかのように思えてしまうぞ!
ナインテイルのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
ナインテイル 白狐Lv40→Lv41(↑1)
器用値 34(-27)
敏捷値 81(-65)
知力値 77(↑1)(-62)
筋力値 33(-26)
生命力 34(↑1)(-27)
精神力 76(-61)
スキル
噛付き 回避 天駆 空中機動 天啓 霊能 霊撃
夜目 MP回復増加[大] 魔法抵抗[大] 物理抵抗[小]
自己回復[小] 時空属性 光属性 闇属性 風属性
水属性 土属性 氷属性 木属性 耐即死 耐混乱
耐魅了 陽炎
『リック、被害報告を纏めて!』
『了解!』
『ステータス異常はウォーター・オブ・ライフで回復を!』
時刻は午前11時10分になってます。
オレ自身のステータス異常も9割相当の低下になっている。
召喚モンスター達は8割相当だ。
全然、軽くない被害だ。
オレ自身はソーマ酒でステータス異常を解消しておく。
護鬼も戦鬼も装備の修復をさせておきたい所です。
でも魔神がどこかに消えている。
今から追えるかな?
『死に戻りは13名、召喚モンスターが4体、重度のステータス異常は多数だ!』
『かなり酷いわ。撤退すべきね』
『賛成。時間も時間だし。そっちが問題よ』
ですよね。
今から追跡となれば、手数も減るのは道理だ。
どうする?
どうする、オレ?
『キース、撤退するけどいい?』
「ええ」
『各自、剥ぎ取り作業はしたいだろうけど即時撤退をするわよ?』
『ちょ、ちょっとだけ待って!』
プレイヤーも見える範囲で言えば無事なプレイヤーなど皆無だ。
MPバーの消耗は誰もが酷い。
ステータス異常のマーカーも半数が喰らっているだろう。
まさに激戦の跡だ。
それだけに逃げているであろう魔神を追う意義はある。
許さん。
プレイヤーで死に戻ったのは13名。
リックの仮想ウィンドウに表示されたリストには知り合いの名前が含まれている。
生産職の優香、レン=レンか。
それに召喚モンスターも4体も死に戻っているとか、これも許し難い。
何よりもオレ自身を許し難い。
魔神がいる可能性を失念していたからだ。
もう少し勝率を高める工夫が出来なかっただろうか?
反省すべき点は多い。
「フィーナさん、やっぱり少しこっちに残ります」
『え?』
「魔神がこの戦場から去っているのは確認出来てます。追えるかどうか試したいですね」
『消耗しているけど平気なの?』
「ええ。どうにかなるでしょう」
装備の修復はしたい所だが、今は追跡を優先だ。
布陣を見直そう。
当然だけど全員帰還で。
召喚したのはヴォルフ、ロジット、ルベル、キュアノス、エルニドだ。
ヴォルフにはソーマ酒を与えてステータス異常を解消しておこう。
匂いは追えるよな?
魔神がいたであろう場所は分かる。
法騎士の死体は消えずに残っていたからだ。
下半身だけだけどな!
【装飾アイテム:書物】秩序法典巻之三 品質? レア度?
重量2+ 耐久値???
限られた法騎士に与えられる書物で同時に誓いのアイテムのうちの一冊。
分厚く重たい古い革装丁の本だが法騎士でしか扱う事は出来ない。
対応するセンチネルゴーレムを使役するという。
センチネルゴーレムは使用者によりその形態は異なる性質がある。
※効果 センチネルゴーレム操作
《これまでの行動経験で【鑑定】がレベルアップしました!》
何だか奇妙な品を持っていたようだ。
これが師匠達が言っていた本みたいです。
オレだけじゃなくプレイヤーでは誰にも使えそうに無いな。
預かっておこうか。
それに忘れちゃいけません。
魔人の指輪と仮面も回収しておこう。
『一応連絡。ここでユニオンは解散する事になるわ』
「了解です」
『今更だけど無茶しないでね?』
「追跡だけですから。どうにかなると思います」
どうにか出来るか?
切り札は概ね、使い果たしている。
MPバーの消耗は追跡している途中でどうにか回復出来るだろう。
マナポーションもあればスラー酒だってあるのだ。
今は使うべきだろう。
ヴォルフがどうやら魔神の匂いを捉えたようだ。
先導して森の中へ駆けて行く。
では。
追跡だ。
今度は逃がさない。
どこかでテレポートで跳んでいるようであればそこまでだが。
出来る事はしておくべきだろう。
ドス黒い情念がオレの中に存在しているのが分かる。
これを解消するには、どうする?
決着を付けよう。
あのルーズリーフの魔神め!
アイテムに頼って戦うならまだしも、逃げるだと?
気に入らない。
万死に値する奴だ。
許せる筈も無い!
《只今の戦闘勝利で【刀】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【封印術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【風魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【水魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【木魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【禁呪】がレベルアップしました!》
ヴォルフが先導して追跡、の筈なんだが。
様子がおかしい。
森の中、襲って来る連中がいる。
デモンズスタッグ、デモンズスラッグ、デモンズフロッグ。
そして悪魔達!
デーモンロード・カウントとデーモンロード・カウンテスまでいやがる!
何故こんな連中が?
不自然極まる。
でもその原因は分かっている。
あのルーズリーフの魔神だ。
森の中で何かを召喚していた様子を見ている。
その直後に逃げてやがるけどな!
面倒な奴め。
それでいて経験値的に美味しい。
どうしたものか?
広域マップではN1E16マップからN2E17マップに迫りつつある。
どうもこのペース、このN1E16マップのうちに捕捉するのは厳しいか?
そう思えてしまいます。
剥ぎ取り作業など不要。
追跡を優先だ。
跳んで逃げない理由は気になるけど今はいい。
必ず、追い付いてやる。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv127
職業 サモンメンターLv16(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 7
セットスキル
小剣Lv96 剣Lv97 両手剣Lv99 両手槍Lv103
馬上槍Lv104 棍棒Lv95 重棍Lv94 小刀Lv97
刀Lv99(↑1)大刀Lv97 手斧Lv78 両手斧Lv68
刺突剣Lv95 捕縄術Lv99 投槍Lv101
ポールウェポンLv103
杖Lv109 打撃Lv117(↑1)蹴りLv117(↑1)関節技Lv116(↑1)
投げ技Lv116(↑1)回避Lv125 受けLv125
召喚魔法Lv127 時空魔法Lv114 封印術Lv114(↑1)
光魔法Lv110 風魔法Lv111(↑1)土魔法Lv110
水魔法Lv111(↑1)火魔法Lv110 闇魔法Lv111
氷魔法Lv110 雷魔法Lv111(↑1)木魔法Lv111(↑1)
塵魔法Lv110 溶魔法Lv110 灼魔法Lv110
英霊召喚Lv6 禁呪Lv114(↑1)
錬金術Lv96 薬師Lv24 ガラス工Lv27 木工Lv56
連携Lv100e 鑑定Lv95(↑1)識別Lv105 看破Lv97
耐寒Lv80e
掴みLv80e 馬術Lv105 精密操作Lv80e
ロープワークLv99 跳躍Lv50e 軽業Lv50e
耐暑Lv80e 登攀Lv60e 平衡Lv100e
二刀流Lv98 解体Lv94 水泳Lv64 潜水Lv80e
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv98 隠蔽Lv96
気配察知Lv98 気配遮断Lv96 暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv102
魔法効果拡大Lv101 魔法範囲拡大Lv101
呪文融合Lv101
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv26
獣魔化Lv25
召喚モンスター
ナインテイル 白狐Lv40→Lv41(↑1)
器用値 34(-27)
敏捷値 81(-65)
知力値 77(↑1)(-62)
筋力値 33(-26)
生命力 34(↑1)(-27)
精神力 76(-61)
スキル
噛付き 回避 天駆 空中機動 天啓 霊能 霊撃
夜目 MP回復増加[大] 魔法抵抗[大] 物理抵抗[小]
自己回復[小] 時空属性 光属性 闇属性 風属性
水属性 土属性 氷属性 木属性 耐即死 耐混乱
耐魅了 陽炎
召魔の森 ポータルガード
黒曜、ジェリコ、ヘザー、テイラー、クーチュリエ、ペプチド、言祝
折威、バンドル、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ノワール、虎斑
蝶丸、網代、スパーク、クラック、オーロ、プラータ




