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《只今の戦闘勝利で【棍棒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【手斧】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法効果拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法範囲拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【全耐性】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『獅子吼』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午前2時10分です。
日付は跨いだけど気にしません。
気にしていられないのだ。
魔物を屠り続けて幾星霜。
目的を見失いそうな勢いで戦闘が続いているのです。
剥ぎ取り作業中に襲って来る事もあるという忙しさ。
それだけに充実してます。
問題は?
亀の歩みのキムクイガーディアン・スレイブに追い付いていない事でしょうか。
ダメだこりゃ。
手数が足りていない。
かと言って使えるようになった切り札を使う気になれません。
どうしたらいいんだ?
獅子吼のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
獅子吼 ダークキメラLv67→Lv68(↑1)
器用値 32
敏捷値 84
知力値 32
筋力値 69(↑1)
生命力 69(↑1)
精神力 32
スキル
噛付き 飛翔 回避 裂帛 匂い感知 熱感知
夜目 気配遮断 捕食融合 捕食吸収 自己回復[中]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[小] MP回復増加[小]
毒 暗闇 ブレス 時空属性 光属性 闇属性
火属性 溶属性 耐石化 耐暗闇
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『フローリン』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
このまま朝まで続くのかな?
それはそれでいいんだが。
新たな展開も欲しい。
夜明けになって空中を移動出来るようになれば距離を詰めるのも簡単だ。
それまで継続するつもりでいるとしましょうか。
フローリンのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
フローリン ゴールデンバットLv40→Lv41(↑1)
器用値 62
敏捷値 86
知力値 37
筋力値 51(↑1)
生命力 51(↑1)
精神力 37
スキル
噛付き 飛翔 反響定位 遠視 回避 奇襲 隠蔽
追跡 監視 気配遮断 魔力遮断 自己回復[小]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[小] 吸血 猛毒 暗闇
混乱 麻痺 石化 忘却 催眠 高周波 共振波
低周波 毒耐性 耐即死 耐暗闇
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『雷文』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
さて。
火力を確保しつつ、追跡も出来るよう布陣を組み替えたい所だが。
これがまた悩ましい。
戦力の底上げを考慮しなければ簡単なんですけどね。
ついでに進めておきたい!
雷文のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
雷文 虎獣鵺Lv67→Lv68(↑1)
器用値 33(↑1)
敏捷値 82(↑1)
知力値 32
筋力値 68
生命力 68
精神力 32
スキル
噛付き 回避 威嚇 飛翔 空中機動 危険察知
匂い感知 熱感知 追跡 夜目 気配遮断 捕食融合
捕食吸収 猛毒 雷属性 自己回復[小] 物理抵抗[大]
魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 分解 耐気絶
では獅子吼、フローリン、雷文は帰還だ。
ナインテイル、船岡、ヘイフリックを召喚しましょう。
こうなったら夜明けまで追跡は継続だ。
楽しめてるし、大丈夫だと思います。
《只今の戦闘勝利で【手斧】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【二刀流】がレベルアップしました!》
時刻は午前4時10分。
いい感じで狩りは進んでいる。
それにしてもおかしい。
今の戦闘にはアラバスタードラゴンも混じっていた。
それをリミッターカットを使わずに全滅させたけど、大苦戦に思えない。
苦戦ではあるし緊張感は維持できている。
カーズド・シャドウを使うのがいけないのか?
問題ないけど文句を言いたい。
もっと強いのを寄越せ!
ニュートドラゴンはもう要らん!
スタッグドラゴンもビートルドラゴンも願い下げだ。
面倒なだけの相手になってしまっている。
オレも贅沢になったものだ。
かつては嬉々として狩っていたのに。
変われば変わるものです。
《これまでの行動経験で【解体】がレベルアップしました!》
邪結晶を確保。
そこそこ溜まって来ているけどこれはまあオマケだ。
本命ではない。
どこまでも名前持ちの魔人や法騎士が逃げ込んだ亀だ。
それにセンチネルゴーレムだ。
どうにかしたい所だが。
潜入するだけなら策はあるけどね。
魔人の指輪を使えばいい。
単独なら出来ると思う。
でも踏み切れないオレがいる。
戦闘が相応に楽しいからだ。
どこで区切ればいいんだろう?
《フレンド登録者からメッセージがあります》
誰から?
フィーナさんです。
中身を見るのもいいけどね。
テレパスを使ってしまおう。
その方が面倒が無くていい。
『状況は分かったけど、大丈夫?』
「ええ、どうにか」
『戦力を揃えてそっちに行くには時間が掛かるけど、待てる?』
「はい。継続で追跡してますので」
『了解。急いで対応するわ』
声に焦りの色。
いや、そこまで逼迫している訳じゃない。
時間を有意義に過ごせているのであるし。
ちょっと手詰まりなだけだ。
『何か必要な物はある?』
「美味い朝食のデリバリー、頼めます?」
『作らせるわ』
テレパスはそこで消えた。
さて、と。
増援が来るのは前提であるのはいいけど、集結しているであろう戦力を減らすのは継続だ。
今のうちに経験値を上乗せしたい、というのが本音だけどね。
死に戻りしないよう、適度に狩り進めておけばいい。
それでいいよね?
《只今の戦闘勝利で【受け】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【闇魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『赤星』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午前5時20分になったか。
まだ援軍は来ない。
場所は広域マップによればN1E16マップの北東だ。
まだ森は深いけど、このまま進めばN2E17マップに突入しそうだと思ったものだが。
動きが止まった。
そしてオレも容易に前進するのが憚れる状況になっている。
暗闇の中、アラバスタードラゴンがやたらと増えていた。
コール・モンスターで確認するまでもない。
敵もまた援軍があったようだ。
キムクイガーディアン・スレイブの周囲は頭が痛くなるような魔物の集団が形成されつつある。
洒落になってねえ!
赤星のステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
赤星 スペクターロードLv40→Lv41(↑1)
器用値 49
敏捷値 49
知力値 49(↑1)
筋力値 49
生命力 49
精神力 49(↑1)
スキル
剣 両手剣 棍棒 重棍 小盾 重盾 重鎧 受け
回避 夜目 雲散霧消 魔力遮断 物理抵抗[極大]
魔法抵抗極大] MP吸収[大] 自己修復[大] 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性
溶属性 氷属性 邪気 耐光
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『船岡』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
正直、手を出したくなってしまっているのはマッドサンタが見えたりしているからだ。
それなのに襲わずに済んでいるのはパントマイムメンターもいたりするからだ。
少しだけ助かってます。
出来る事は?
距離を置いて偵察を行っているであろう魔人が率いる魔物を屠るだけだ。
その群れの規模は小さいながらも上位種の悪魔がいたりするから手は抜けません。
一応、充実はしているんだけどね。
手を出し難い状況なのは相変わらずだ。
これ、援軍が来たとしてもどうにかなるのかね?
正直、心配です。
船岡のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
船岡 玄武Lv40→Lv41(↑1)
器用値 38(↑1)
敏捷値 51
知力値 50
筋力値 38(↑1)
生命力 90
精神力 51
スキル
噛付き 巻付 回避 水棲 掘削 匂い感知 熱感知
振動感知 気配遮断 魔力遮断 堅守 変化 霊能
地脈操作 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大] 自己回復[大]
MP回復増加[中] 猛毒 暗闇 石化 麻痺 即死
時空属性 光属性 闇属性 風属性 土属性 水属性
木属性 耐即死 毒無効 金剛変
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『モスリン』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
今から潜入する、というのも少々問題がある。
もうすぐ夜明けになるからだ。
潜入して察知されずに仕留め続けるにはもうタイミングを逃している。
困った事だ。
夜が明けたら魔人達の戦力がどうなっているのか、全容の把握が先になるだろう。
キムクイガーディアン・スレイブは姿を現してくれているのかな?
そうであれば召喚して戦力を増強している可能性が高いのだが。
これも困った事だ。
同時に獲物が増えた事を喜ぶべきかもしれません。
モスリンのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
モスリン ファントムLv40→Lv41(↑1)
器用値 18
敏捷値 55(↑1)
知力値 97(↑1)
筋力値 18
生命力 18
精神力 92
スキル
飛翔 形状変化 密着 影棲 壁抜け 怨声 憑依
呪詛 魔力感知 魔力遮断 物理攻撃透過 魔法抵抗[大]
MP吸収[極大] 時空属性 光属性 闇属性
火属性 土属性 溶属性 耐光
《フレンド登録者の転移があります。ご注意下さい!》
魔物の群れから離れていて良かった。
オレの周囲にテレポートで跳んで来るのはお馴染みの面々だ。
アデル、イリーナ、春菜、此花。
フィーナさん、サキさん、マルグリッドさん、ミオ、レイナ、ヘルガのパーティ。
他にも森の各所に跳んで来ているのが分かる。
何だか多い気がします。
ユニオン申請を受諾すると、ウィスパー機能で早速話し掛けられていた。
『遅れてごめんなさい』
「あの、多くないですか?」
『多くなった事情は後で。全員、聞いてるわね?周囲を警戒、身を隠して!』
『『『『了解!』』』』
指示を出している間は邪魔してはいけないな。
少し間を置こう。
だが凄いな。
まだ来るのか?
跳んで来ては次々とユニオンへの参加が増えて行く。
一体、幾つのパーティが来ているのか?
『リックです、これで最後!』
『了解、円陣で防御を!それにインビジブル・ブラインドを展開して!』
仮想ウィンドウが次々と増えて行く。
まだ最小化しているからいいが、その数の多さが逆に心配になってしまう。
結構深い森の中なのが災いして全容が見えない。
「一体、幾つのパーティが来ているんです?」
『40ってトコ!』
『42でしょ、アデルちゃん』
イリーナの言葉に愕然とするしかない。
そんなに来ているんかい!
森林戦でその規模は厳しくないかな?
『戦力の把握を優先よ!先行しないで待機!』
『キース、状況の説明を。簡潔にお願い出来る?』
簡潔にですか?
サキさんにそう言われてもねえ。
説明って苦手なんだよね。
それよりもミオが渡してくれた竹籠の中身が気になってます。
お弁当、だよな?
『食事が気になるのは分かるけどね!』
『先に話を聞かせて、ね?』
むう。
どうもオレにとって苦手な展開になってしまうらしいな。
これも仕方ないのだろう。
『名前持ちの魔人、それに敵国の法騎士か!』
『イベント?イベント?』
『だが戦力的に足りるのか?』
『【英霊召喚】はまだ使えないよ!』
『どうする?』
どうもこうもない。
これだけの戦力があるんだし、可能な範囲で戦力を削ってしまえばいいのだ。
でも意見するだけの余裕は無い。
おにぎりを頬張っているのです。
『夜も明ける。空中戦で、という手もあるけど』
『森という地形を利用する手もある。その場合は連携が問題だな』
『アラバスタードラゴンがそこそこの数がいるんでしょ?空中戦は厳しくない?』
方針が定まるのも厳しいかもしれないな。
プレイヤーが増えたらそうなる。
三人寄れば文殊の知恵と言う。
でも人数が極端に増えたら船頭多くして船山に登る、となる。
ちょっと心配です。
『相手の戦力がどう動くか、動向確認を優先しましょう。空中戦は無しで』
『奇襲するならまだ暗いうちがいいんだけどな』
フィーナさんの視線がオレに飛んでいる。
次のおにぎりを頬張ろうとしていたのを中止する。
「奇襲するならキムクイガーディアン・スレイブが結界を解いていないと厳しいですね」
『結界内への潜入は?』
「方法はありますけど、この数ですから」
そうなんだよな。
夜のうちに亀の結界内部に潜入、結界を生成しているであろう魔人を全滅しておけば良かった!
そうであれば話はもっと楽だったんだよなあ。
『空中戦は選択すべきじゃないみたいだな』
『じゃあ地上戦、しかも森林戦か』
『こうしましょう。ユニオン編成を三分割、群れの動向を探りつつ各個撃破で』
『当面、そうするしかないみたいだな』
三分割ですか。
パーティ数は42もあるんだけどね。
14ものパーティでもこの森の中では厳しいかもしれません。
統率する立場のプレイヤーは特に大変な事になるだろう。
『まあこうなると思った!』
『予想通り?』
『ですよねー』
何故かオレが率いる事にされているユニオンのメンバーは?
全員、サモナーでした。
ある意味で納得だけどさ。
そのメンバーは?
アデル、イリーナ、春菜、此花、ヒョードルくん、ヘラクレイオスくん、ゼータくん。
駿河と野々村が加わってオレも含めて10のパーティによるユニオンだ。
要するにサモナー系で固めたって事になる。
『どうします?』
「一回だけ接近してみて反応を見たいな」
『そのまま突っ込むのはダメですよ?』
「しないさ。逃げながら罠を仕掛ける。戦力を削ぐだけでも有意義だろうし」
『罠、ですか?』
オレの気分としてはすぐにでも突っ込んでみたい所なんだが。
潜入は難しい。
結界のある亀にセンチネルゴーレムの組み合わせは厄介だ。
まともに主力と戦闘になったらどれだけ戦力が揃っていても勝てそうな雰囲気がしません。
42ものパーティによるユニオンでも無理だろう。
さすがに玉砕必至で突っ込むのはオレでもしません。
亀の結界の中に潜む魔物にも限界がある。
周囲を警戒している魔物を減らす。
それが当面の目標になるだろう。
危険な存在は上位種の悪魔だ。
特にデーモンロード・カウントとデーモンロード・カウンテス。
同時に期待してます。
こっちを襲ってくれませんかね?
既にオレは布陣を変更してある。
ナインテイル、ストランド、ロッソ、雪白、濡羽になってます。
鬼竜変が使える面々で揃えたのは偶然のようで偶然ではない。
単に森という地形で地の利があるって事と、経験値稼ぎもしたかったというだけだ。
他意は無い。
アデル達の布陣も仮想ウィンドウで確認出来るのだろうけどね。
確認しなくとも分かる。
全員、森の中で戦闘をする事を前提にした布陣で固めているのは確実だ。
任せていいと思う。
心配なのは駿河と野々村かな?
海を主戦場にしている分、森林戦の機会が少ないと思うのだ。
普段の得物も槍というか銛だし。
その駿河と野々村は共に肩に投網を装備し、手にしている得物は刀だ。
断鋼鳥の刀のようです。
サブウェポンであるのだろう。
「【英霊召喚】が使えるようになるまでもう少し、だな?」
『はい!』
『使えたとしてもMPの消耗が大きいですけど』
「分かった。無理せず焦らず、確実に戦力を削ぐとしよう。突出するなよ?」
『了解です』
さて、と。
時刻は午前6時20分。
本格的に明るくなっている。
テレパスで定時連絡は30分から40分を目安にフィーナさん宛てにする事になっている。
それまでに戦況が変化するだろうか?
まあ最初は相手の戦力を確認する所からになるだろう。
《只今の戦闘勝利で【捕縄術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【ロープワーク】がレベルアップしました!》
魔人達が率いる戦力は?
移動する拠点でもあるキムクイガーディアン・スレイブは1体。
基本は移動しないけど、姿を現す事もあるようだ。
接近は困難だったが、こっちには召喚モンスター達がいる。
遠目であっても監視するのは容易だった。
それでもギリギリ、接近を試みてます。
何度も、何度もだ。
なのに亀の周囲で護衛役を果たしているアラバスタードラゴン達が動いてくれません。
その数、8体。
これだけで空中戦で戦いを挑むにしても【英霊召喚】の支援無しでは避けたい規模だ。
その上、上位種の悪魔もいる。
この悪魔達だが、挑発するように接近しても中々こっちに来ないのだ。
嫌な奴!
時刻は午前8時30分か。
戦力を削いでいるのはいいけど、相手の意図が読めない。
単にここで佇んでキムクイガーディアン・スレイブに魔物を召喚させているだけに見える。
どうにも解せない。
『テレパスで連絡終了しました。フィーナさんの所も紅蓮の所も全員健在、狩りを継続中です』
「了解だ」
此花の報告を聞きつつ悩む。
正直、突破点が見出せない。
このまま狩り続けてもいいように思うけどね。
「今のうちに小休止、インスタント・ポータルを使って交代でログアウトしよう」
『了解です』
早速、イリーナがインスタント・ポータルを使う。
期待するのは魔人が寄ってくれるかどうか。
来て欲しい。
インスタント・ポータルから飛び出して屠って差し上げたい!
最初からインスタント・ポータルの外で待ち伏せするのもいいけどね。
今は少し、心に余裕を持たせたい。
何しろ昨夜はいつもの時間にログアウトしていないのだから。
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『守屋』がレベルアップしました!》
《『守屋』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『スーラジ』がレベルアップしました!》
《『スーラジ』のステータスを確認して下さい》
「戻ったぞ。交代で次の組はログアウトして来ていい」
「はい」
「出来るだけすぐに戻りますんで」
ログアウトは2交代でする事になった訳だが。
最初はオレ、アデル、イリーナ、春菜、此花。
次がヒョードルくん、ヘラクレイオスくん、ゼータくん、駿河、野々村だ。
オレと同時にログアウトしたアデル達はまだログインしていないけどね。
インスタント・ポータルを無効化しに来るとしてもオレだけで迎撃するつもりです。
呪禁導師を狙えばいいのだから奇襲が比較的楽に決まってくれるだろう。
さあ、早く来い!
召喚するのは元の面々だ。
ナインテイル、ストランド、ロッソ、雪白、濡羽です。
いっそ外に出て待ち伏せしてもいいな。
インスタント・ポータルの中の方が少しだけ楽だが。
周囲は森ではあるけど魔人が寄って来る様子は十分に見通せる。
このまま朗報を待つとしましょう。
守屋 クローンサーヴァント[男性型]Lv39→Lv40(↑1)
器用値 93(↑1)
敏捷値 39
知力値 61(↑1)
筋力値 40
生命力 38
精神力 39
スキル
手斧 槌 弓 強弓 小盾 受け 回避 木工
石工 農作 造林 牧畜 調教 醸造 夜目
監視 宮中儀礼 連携 物理抵抗[大](New!)
魔法抵抗[中] 自己修復[中] MP回復増加[中](New!)
光属性 闇属性 火属性 土属性 水属性
溶属性 木属性
スーラジ クローンサーヴァント[女性型]Lv39→Lv40(↑1)
器用値 88(↑1)
敏捷値 53
知力値 64
筋力値 29
生命力 30
精神力 45(↑1)
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 料理 木工
石工 牧畜 農作 調教 縫製 夜目 監視
宮中儀礼 精密操作 物理抵抗[中](New!)
魔法抵抗[中] 自己修復[中] MP回復増加[大](New!)
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
水属性 土属性 木属性
確認終了。
今はこのインスタント・ポータル内にいるのはオレだけだ。
ちょっと寂しいし暇になるけど、このまま待つしかないな。
これも試練だ。
耐えましょう。
耐えてみせましょう。
「お待たせしました!」
「これで全員、揃ったかにゃ?」
「ですね」
最後に野々村がログインしてきて全員揃ったようだ。
耐えた。
オレは耐えたぞ!
魔人こそいなかったけど、魔物が何度かインスタント・ポータルのある場所を通過してました。
何度か飛び出して襲おうかと思ったけどね。
今のオレにそれは不可能だ。
全身に妖狐と白狐が纏わり付いてます。
その中にはナインテイルもいる。
甘えているのか?
蜂蜜ならあるけど与えちゃいけません。
「フィーナさんにメッセージで小休止終了の連絡をしておきます」
「頼む」
連絡はイリーナに任せるとして。
時刻は午前9時が迫っている。
そろそろアデル達も【英霊召喚】を始めとした切り札が使えるようになっているだろう。
それはオレも同様だ。
だがどうやって結界の内部に潜入する?
しかもあの戦力を突破して?
オレだけであれば潜入するのは問題ないが、センチネルゴーレムが面倒だ。
先に法騎士を始末しておかないと勝てそうにない。
42に及ぶパーティの全員がキレートやモスリンのように影の中に潜んでくれたら楽なんだが。
うん?
あれ?
影に、潜む?
オレって何かを忘れていたような。
そうだ。
闇魔法の呪文、シャドウ・ゲートだ。
試そう、とか思っていたのに忘れているじゃねえか!
「皆に少し頼みがあるんだが」
『何でしょう?』
「実験だ」
アデル達とユニオンを組み終えると相談です。
ある意味で人身御供だけど初めてというのは何にでも必ずあるものだ。
影の中に潜んで貰おう。
どこまで入るのかが分からないけど、そこも確認だ。
奇襲でこの呪文が使えるのかどうか。
そこが重要だ!
《只今の戦闘勝利で【小剣】がレベルアップしました!》
2回程、戦闘もしてみました。
面白いな、シャドウゲート!
影の中にアデル達が入る事で任意のエリアポータルや中継ポータルに飛ばせるみたいだ。
その転送先には召魔の森や獣魔の森といったプレイヤーが設置したポータルも入っている。
但し、地下側マップは対象外だ。
アデル達は条件を満たしていないからだろう。
無論、アデル達に無断で飛ばす事はしません。
まあ飛ばせるかどうかは後で試そう。
うん。
今度は忘れないようにしよう!
影の中にはオレ配下の召喚モンスターを潜ませる事も出来る。
ショート・ジャンプを使っても影響は無い。
ユニオンを組んでいる形は継続扱いであるようで、ウィスパー機能も有効だ。
これはいい!
こうなるといけないアイデアが浮かんで来る。
オレ自身は魔人の指輪を使って結界内部に潜入。
法騎士にはきっと護衛がいると思うが構うものか!
奇襲で一気に沈めてしまえばいい。
いや、捕らえる事だって楽かも?
「どうだ?」
『最初はビックリしましたけど慣れてしまえば何とかなりそうです』
『キースさんの視野が面白い!』
『ある意味、チート?』
どうも影の中からオレの見ている風景を仮想ウィンドウで共有化出来るみたいだ。
それはいいけど、アデルは奇襲のタイミングに遅れてたぞ!
熱中し過ぎはいけませんよ?
イリーナがオレの手を引っ張っている。
何だ?
『キースさん、顔』
「あ、あれ?笑ってたか?」
『え?ええ』
何でそこで引くんだ?
いいじゃないの人間なんだし。
喜怒哀楽って難しいなあ。
「結界の中へ潜入しよう。その上で奇襲だ。どうにかなるだろう」
『フィーナさん達と合流します?』
「ああ」
さあ、問題は?
42パーティ分が影の中に収まるかどうかなんだが。
どこかに限界があると思うんだけど、加減が分かりません。
まあアレだ。
試してみるしかない。
入りきらない面々には魔人の指輪を貸してみてもいいけど足りるかな?
『潜入するの?』
「ええ」
『ここにいる、全員で?』
「出来そうな感じがするんですが」
『確かにやれるならやってみたいけど、大丈夫なの?』
「まあ、何とか」
全員が引いているのが分かる。
でも例外もいた。
比較的平気そうなのはアデル達。
面白がっているのは与作に東雲、シェルヴィといった所か。
合流してインスタント・ポータルを展開した場所は比較的森の中でも開けた場所になるんだが。
見慣れた面々が結構います。
シェルヴィの所だけじゃない。
ガヴィとリディアの所も来ているし戦隊チームもいる。
漁師兄弟の所もいるし、半ソロバードのデッカーまで!
古株、しかも闘技大会の常連の顔がゾロゾロといるぞ!
『闇魔法の呪文、シャドウ・ゲートか』
『興味はあるな』
「これは提案だ。当然だけど敵中深く潜入するリスクは当然ある」
『参加は任意で。どう?』
さて。
参加者はどれだけいるかな?
半分でも結構な戦力になる。
これはトロイの木馬だ。
勝てば正義だが言っていないリスクもある。
魔神がいたら看破される恐れもあるのだ。
「では出発しますよ」
『任せるわ』
うん。
半分残ればいいかな、とか思ってたんだけどね。
全員参加とは思いませんでした。
そして全員が影の中に収まっているという現実。
どうなっているのよ?
まあいいか。
いつものように左手中指に指輪を嵌めて目立つようにする。
兜は着けずにマスク姿だ。
今のオレは魔人パリアッチオ。
マスクも指輪もバリアッチオから奪ったものだ。
さて、亀のいるであろう位置まで移動するのが大変だ。
地道に森の中を駆け抜けるしかない。
影に潜むプレイヤー達も昼食時にはログアウト予定の者が何名もいるのだ。
時間が惜しい。
急ぐとしましょう。
オレ配下の召喚モンスターも全員、影の中に潜んでいる。
ヴォルフ、護鬼、戦鬼、ナインテイル、ルベルです。
エリアポータル解放戦を前提にしたかのような布陣だがそれも当然だ。
法騎士を確実に仕留められるとは限らない。
センチネルゴーレムは危険だ。
最優先で無力化しておくべきだろう。
それにアラバスタードラゴンも相応の数がいるし上位悪魔もいる。
【英霊召喚】を始め、切り札は使えるけど安心は出来ない。
さあ、どうなるかな?
オレだけの話ではないからな。
少し緊張しているのが自覚出来ていた。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv127
職業 サモンメンターLv16(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 7
セットスキル
小剣Lv96(↑1)剣Lv97 両手剣Lv99 両手槍Lv103
馬上槍Lv104 棍棒Lv95(↑1)重棍Lv94 小刀Lv97
刀Lv98 大刀Lv97 手斧Lv78(↑3)両手斧Lv68
刺突剣Lv95 捕縄術Lv99(↑1)投槍Lv101
ポールウェポンLv103
杖Lv109 打撃Lv116 蹴りLv116 関節技Lv115
投げ技Lv115 回避Lv125 受けLv125(↑1)
召喚魔法Lv127 時空魔法Lv114 封印術Lv113
光魔法Lv110 風魔法Lv110 土魔法Lv110
水魔法Lv110 火魔法Lv110 闇魔法Lv111(↑1)
氷魔法Lv110 雷魔法Lv110 木魔法Lv110
塵魔法Lv110 溶魔法Lv110 灼魔法Lv110
英霊召喚Lv6 禁呪Lv113
錬金術Lv96 薬師Lv24 ガラス工Lv27 木工Lv56
連携Lv100e 鑑定Lv94 識別Lv105 看破Lv97
耐寒Lv80e
掴みLv80e 馬術Lv105 精密操作Lv80e
ロープワークLv99(↑1)跳躍Lv50e 軽業Lv50e
耐暑Lv80e 登攀Lv60e 平衡Lv100e
二刀流Lv98(↑1)解体Lv94(↑1)水泳Lv64 潜水Lv80e
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv98 隠蔽Lv96
気配察知Lv98 気配遮断Lv96 暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv102(↑1)
魔法効果拡大Lv101(↑1)魔法範囲拡大Lv101(↑1)
呪文融合Lv101
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv26(↑1)
獣魔化Lv25
召喚モンスター
獅子吼 ダークキメラLv67→Lv68(↑1)
器用値 32
敏捷値 84
知力値 32
筋力値 69(↑1)
生命力 69(↑1)
精神力 32
スキル
噛付き 飛翔 回避 裂帛 匂い感知 熱感知
夜目 気配遮断 捕食融合 捕食吸収 自己回復[中]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[小] MP回復増加[小]
毒 暗闇 ブレス 時空属性 光属性 闇属性
火属性 溶属性 耐石化 耐暗闇
フローリン ゴールデンバットLv40→Lv41(↑1)
器用値 62
敏捷値 86
知力値 37
筋力値 51(↑1)
生命力 51(↑1)
精神力 37
スキル
噛付き 飛翔 反響定位 遠視 回避 奇襲 隠蔽
追跡 監視 気配遮断 魔力遮断 自己回復[小]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[小] 吸血 猛毒 暗闇
混乱 麻痺 石化 忘却 催眠 高周波 共振波
低周波 毒耐性 耐即死 耐暗闇
雷文 虎獣鵺Lv67→Lv68(↑1)
器用値 33(↑1)
敏捷値 82(↑1)
知力値 32
筋力値 68
生命力 68
精神力 32
スキル
噛付き 回避 威嚇 飛翔 空中機動 危険察知
匂い感知 熱感知 追跡 夜目 気配遮断 捕食融合
捕食吸収 猛毒 雷属性 自己回復[小] 物理抵抗[大]
魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 分解 耐気絶
赤星 スペクターロードLv40→Lv41(↑1)
器用値 49
敏捷値 49
知力値 49(↑1)
筋力値 49
生命力 49
精神力 49(↑1)
スキル
剣 両手剣 棍棒 重棍 小盾 重盾 重鎧 受け
回避 夜目 雲散霧消 魔力遮断 物理抵抗[極大]
魔法抵抗極大] MP吸収[大] 自己修復[大] 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性
溶属性 氷属性 邪気 耐光
船岡 玄武Lv40→Lv41(↑1)
器用値 38(↑1)
敏捷値 51
知力値 50
筋力値 38(↑1)
生命力 90
精神力 51
スキル
噛付き 巻付 回避 水棲 掘削 匂い感知 熱感知
振動感知 気配遮断 魔力遮断 堅守 変化 霊能
地脈操作 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大] 自己回復[大]
MP回復増加[中] 猛毒 暗闇 石化 麻痺 即死
時空属性 光属性 闇属性 風属性 土属性 水属性
木属性 耐即死 毒無効 金剛変
守屋 クローンサーヴァント[男性型]Lv39→Lv40(↑1)
器用値 93(↑1)
敏捷値 39
知力値 61(↑1)
筋力値 40
生命力 38
精神力 39
スキル
手斧 槌 弓 強弓 小盾 受け 回避 木工
石工 農作 造林 牧畜 調教 醸造 夜目
監視 宮中儀礼 連携 物理抵抗[大](New!)
魔法抵抗[中] 自己修復[中] MP回復増加[中](New!)
光属性 闇属性 火属性 土属性 水属性
溶属性 木属性
スーラジ クローンサーヴァント[女性型]Lv39→Lv40(↑1)
器用値 88(↑1)
敏捷値 53
知力値 64
筋力値 29
生命力 30
精神力 45(↑1)
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 料理 木工
石工 牧畜 農作 調教 縫製 夜目 監視
宮中儀礼 精密操作 物理抵抗[中](New!)
魔法抵抗[中] 自己修復[中] MP回復増加[大](New!)
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
水属性 土属性 木属性
モスリン ファントムLv40→Lv41(↑1)
器用値 18
敏捷値 55(↑1)
知力値 97(↑1)
筋力値 18
生命力 18
精神力 92
スキル
飛翔 形状変化 密着 影棲 壁抜け 怨声 憑依
呪詛 魔力感知 魔力遮断 物理攻撃透過 魔法抵抗[大]
MP吸収[極大] 時空属性 光属性 闇属性
火属性 土属性 溶属性 耐光
召魔の森 ポータルガード
黒曜、ジェリコ、ヘザー、テイラー、クーチュリエ、ペプチド、言祝
折威、バンドル、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ノワール、虎斑
蝶丸、網代、スパーク、クラック、オーロ、プラータ




