826
『キース、少し待ってくれ。調べるのに時間が要る』
「了解」
時刻は午前8時10分。
洞窟に変化があったみたいだ。
またしても広間で例の巨大な石造りの椅子が並んでいる。
『クレヤボヤンス!』
今度は時空魔法の呪文、クレヤボヤンスを手分けして使っている。
クレヤボヤンスは便利だけど常時使うような呪文じゃないからな。
効果もそう長続きしません。
それに広間も広いのだしオレも使っておこう。
(クレヤボヤンス!)
視界が切り替わる。
この状態で女性陣を見ちゃいけません。
ガッカリなスケルトンを見る事になるだけなのだ。
『異常なし?』
『センス・マジックでも異常は無いみたいだけど』
『今回は何もないみたいだな』
確かに。
何も無いみたいです。
でも異変は広間を抜けた洞窟の先にあった。
丁字路になっているみたいです。
そしてそこに魔物の影。
いい傾向じゃないだろうな。
ミスリルゴーレム・オブ・ケルベロス ???
魔物 討伐対象 ???
??? ???
確かにその姿はケルベロス。
でもミスリルゴーレムか。
その数は2体。
名前から見てミスリルゴーレム・オブ・ドラゴンと同類かな?
ならばどこかにいる筈。
ダークサモナーだ!
他の戦力は?
ベリルビースト、ビッグホーンリザード、ガルム、デモンズスタッグは見えている。
地上戦力だけ?
そんな訳が無い。
センス・マジックで見えている。
壁際に魔力を備えた存在がいた!
「真降魔闘法!」「エンチャントブレーカー!」「リミッターカット!」
ここは先制すべし。
恐らくだがミスリルゴーレム・オブ・ケルベロスは無敵だ。
後方に魔人がいる筈。
いるよね?
天井側に潜んでいた悪魔達が見えた。
それに壁と天井に張り付いているのはデモンズスラッグにデモンズフロッグだろう。
これは中々の規模かな?
宜しい、ならば蹂躙だ。
(((((((六芒封印!)))))))
((((((七星封印!))))))
((((((十王封印!))))))
(ミラーリング!)
最優先で狙うべきなのはダークサモナー。
どこにいるんだか。
やはりミスリルゴーレム・オブ・ケルベロスは動きを封じておくべきなのだろう。
(((((((((((((((((((アイス・コフィン!)))))))))))))))))))
(ミラーリング!)
ミスリルゴーレム・オブ・ケルベロスは氷漬けになって動きを止める。
やや後方に控えるもう1体は?
動こうとしてないようだが。
さてはその後方かな?
隠さないでいいんですよ?
ミスリルゴーレム・オブ・ケルベロスの3つの首が時間差でブレスを放って来る!
だが先行していた獅子吼が時空の壁で弾き返す。
入れ替わるように雷文が前に突っ込むと全方位へ雷球を飛ばし始めていた。
後続で空中位置の召喚モンスターが続く。
一気に洞窟内が派手なエフェクトで埋まってしまう!
『キースさん!』
「ミスリルゴーレムは私が封じる!無視して各個撃破に専念!」
『ヤァ!』
『了解!』
アデル達はまあ慣れているからな。
その動きがどうなるかは概ね読める。
生産職3パーティも基本は堅実だが、突出しそうなのがいる。
与作と東雲だ。
心配はしないけど、突っ込んで来るなら自己責任で!
(((((((ピットフォール!)))))))
((((((ラーヴァ・フロー!))))))
((((((ボールダー・トス!))))))
(ミラーリング!)
数は減ったか?
減っているのは確かだが、まだまだ多い。
それに空中にも壁にも魔物はいるのだ。
ところで、魔人は?
いた。
ソードダンサーやアクロバットメンター、カードマジシャンはいい。
ダークサモナーの姿がまだ見えない。
後方に控えているのだろう。
問題は?
パントマイムメンターがオレに向かって一直線に迫って来る。
お前は帰れ!
((フラッシュオーバー!))
((ディストーション・ジャベリン!))
((ライトニング・ブラスト!))
((パラレル・シムーン!))
((プリズムライト!))
((ミーティア・ストリーム!))
((アシッド・レイン!))
((ヘイルストーム!))
(スウォーム!)
(アースクエイク!)
(マグマ・オーシャン!)
(ミラーリング!)
周囲の魔物共々、消えろ!
過剰ですか?
そうなんですけど、パントマイムメンターはHPバーを大幅に削られつつも迫って来る。
貞操の危機。
いや、清童の危機?
そのパントマイムメンターの喉にヴォルフが噛み付いて仕留めてくれてます。
正直、助かった。
蜂蜜付きで闘牛肉を食べる権利をやろう。
骨の方がいいのかもだが。
おっと。
後続に魔人はまだいる。
カードマジシャンの腕を取って逆一本背負いで投げ、その喉に呪魔蛇の小剣で突く。
HPバーは?
ちゃんと砕け散っているようだ。
『左、任せる!』
『応ッ!』
与作と東雲が予想通り、前に出ている。
やや遅れてリックとハンネスが左右に位置してフォローに入っていた。
いい連携だ。
だが見物していちゃいけない。
獲物は早い者勝ちですよね?
ヴォルフが駆ける。
その後方にホワイトファングとゾンネティーガーが続く。
いかんいかん!
出遅れてるぞ?
挽回せねばなるまい!
《只今の戦闘勝利で【闇魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法効果拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法範囲拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『雷文』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
戦闘が終了してから思う事。
何故、デーモンロード・カウントもカウンテスもいないのか。
デーモンロード・ヴァイカウントにデーモンロード・ヴァイカウンテスはいたけど3組だけ。
不足するにも程がある!
まあ全部オレとヴォルフで屠っているけどさ。
ダークサモナー2名も壁沿いで踏ん張っていたけどリグに捕捉されて終了。
魔人で懸念していたパントマイムメンターだが、オレが直接対峙する事は無かった。
助かった。
オレだけのパーティだったら確実に戦う事になっていただろう。
何故かあいつ等、オレを狙って来るんですよ。
何を狙っているんだか。
毎度の事だが背筋が寒くなる思いがする。
正直、おっかないのです。
雷文のステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。
雷文 虎獣鵺Lv66→Lv67(↑1)
器用値 32
敏捷値 81
知力値 32(↑1)
筋力値 68
生命力 68(↑1)
精神力 32
スキル
噛付き 回避 威嚇 飛翔 空中機動 危険察知
匂い感知 熱感知 追跡 夜目 気配遮断 捕食融合
捕食吸収 猛毒 雷属性 自己回復[小] 物理抵抗[大]
魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 分解 耐気絶
『全員、回復終わったわよ』
『了解。問題は左右のどちらに進むかだけど』
フィーナさんの視線が一通り全員を見回している。
どうも既に向かう方向については考えがあるようだな。
『右でどう?傾斜が上がっているのもあるけど、風を感じるし』
『まずは地上を目指す、か』
『賛成!』
「了解です」
皆も異存は無いようだ。
それに左の洞窟だけど、間違いなく魔物がいるものと思われる。
ヴォルフだけじゃなく、複数の召喚モンスター達が警戒の色を見せているからだ。
そうか。
そっちにはまだ魔物がいるのね?
本当ならそっちに向かってみたい所だが今は地上を目指す事も必要だろう。
E16マップ側の地形は?
それに魔人の動向はどうなっているだろう?
気になってしまいます。
おっと。
布陣を変更しておこう。
雷文はここで帰還、極夜を召喚しました。
アデル達は?
微妙に布陣を変えているけど、基本は変わっているように見えません。
モフモフが多目。
空中位置が多目。
それでいいと思う。
さて、魔人の戦力を討ち減らすのはいいんだけどさ。
終わりはあるのかな?
きっと、あるんだと思う。
名前持ちの魔人はその地位を引き継ぐみたいだから終わりはない筈。
でも魔人そのものを供給していた王城の存在はもう無い。
討ち減らす速度に増える速度が追い付くとは思えないな。
まあ肝心なのは魔神を屠る事であるんだが。
その魔神も単に屠るだけではいけないような感じがする。
魔神の棍棒。
アレを放置したのは失敗であったのか?
いや、おかわりが出来たと思えば正解だ。
どうせ時間は巻き戻せない。
後悔するのは止そう。
それに【呪文融合】も21連装になったみたいだ。
移動しながらでいい。
組み直しをしておこうか。
《只今の戦闘勝利で【小剣】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【気配察知】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【全耐性】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『獅子吼』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午前10時50分。
小休止を挟んでどうにか洞窟の出口に到達したんだが。
その手前で本日最大の数を相手に蹂躙戦になった。
但し数が多いだけだ。
質的に言えば物足りない。
ミスリルゴーレム・オブ・ケルベロスだけとも言える。
悪魔も上位種がいなかった。
リミッターカットも当然のように使わず蹂躙出来てしまっている。
それでも経験値稼ぎにはプラスであったようだ。
レベルアップが来てます!
獅子吼のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
獅子吼 ダークキメラLv66→Lv67(↑1)
器用値 32
敏捷値 84(↑1)
知力値 32
筋力値 68(↑1)
生命力 68
精神力 32
スキル
噛付き 飛翔 回避 裂帛 匂い感知 熱感知
夜目 気配遮断 捕食融合 捕食吸収 自己回復[中]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[小] MP回復増加[小]
毒 暗闇 ブレス 時空属性 光属性 闇属性
火属性 溶属性 耐石化 耐暗闇
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『出水』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
この洞窟内部の魔人を掃討出来たとは思わない。
どうもここを拠点にしているような雰囲気がしないからだ。
まだ未探索の洞窟もある。
魔人が跳梁跋扈しているなら文句なしだ。
いい狩り場になっている。
質、それに量のバランスが悪いのが気になるけど。
ユニオンの方がいいのは明らかだけど、単独パーティでも対応出来そうな感じがします。
出水のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
空きスキルは武器スキルなんだけど。
何で、投げ技が選択出来るのか?
それに捕縄術?
益々、奇妙なスキル構成になりそうなんだが。
どうしよう?
出水 デモンズアポストルLv39→Lv40(↑1)
器用値 42(↑1)
敏捷値 92
知力値 58
筋力値 40(↑1)
生命力 39
精神力 58
スキル
噛付き 捕縄術(New!)打撃 蹴り 関節技 飛翔
浮揚 回避 受け 呪詛 空中機動 水中機動(New!)
水棲 広域探査 夜目 反響定位 魔力遮断 捕食吸収
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己回復[大] MP回復増加[中]
変化 時空属性 光属性 闇属性 水属性 耐混乱
耐沈黙(New!)呪眼
捕縄術にしちゃった。
もう色モノになってしまうがいい!
後戻りはしません。
当座は風天羂索を使うがいい。
出水は風天羂索を受け取った筈だが、その手元に風天羂索は無い。
こいつも装備は出し入れ自由であるようだ。
ならば良し。
使いなさい。
壊れてもいいからな。
風天羂索はグレイプニルの予備の予備みたいな物なのだ。
惜しくはない。
洞窟を抜けると?
そこは森の中でした。
どうやら谷であるらしく、渓流があるのが見えていた。
今の所、魔物がいる気配は無い。
森は結構、深い。
空中から見てもここに洞窟への入り口があると見抜くのが難しそうだ。
『どうする?魔人がいるとなれば待ち伏せするのも手だが』
『それもいいけどね。E16マップのエリアポータルの確認をしておきたいわ』
『そうか。そうだな』
『空中を移動するべき!』
『同感!』
ふむ。
エリアポータルの確保を優先させたいのは当然だな。
オレでもそう選択するだろう。
「空中戦前提でいいですか?」
『ええ。リック!騎乗するのに数が足りるかしら?』
『同乗したらどうにかなると思います。ドラゴンなら3名まで、行けます』
ふむ。
地上であればまだいいんだろうけどね。
ドラゴンを契約結晶で得ているプレイヤーはそう多くないみたいだ。
蒼月だけじゃなくアリョーシャも召喚しておくべきだろう。
布陣はここで変更だ。
全員、帰還させましょう。
黒曜、ヘザー、蒼月、アイソトープ、アリョーシャを召喚しました。
アデルは?
妖狐、白狐、レッドシールドカーバンクル、モノペガサス、グレータードラゴン。
春菜は?
フェアリークイーン、妖狐、白狐、モノペガサス、グレータードラゴン。
全員、帰還させていた筈だが、またしても妖狐と白狐がいる。
でもMPバーは全快。
別の個体である訳だ。
空中戦でもモフモフ多過ぎ!
イリーナは?
フェアリークイーン、アークデーモン、朱雀、ヒッポグリフ、グレータードラゴン。
此花は?
ミネルヴァオウル2羽、フォレストアイ、ヒッポグリフ、グレータードラゴン。
全員、グレータードラゴンを組み込んで来たみたいだ。
生産職の面々も騎乗馬代わりのドラゴンが5頭だ。
各々に2名から3名、騎乗するみたいです。
オレは蒼月に騎乗。
後ろに同乗するのは弓使いの不動だ。
アリョーシャには優香とマルグリッドさんが騎乗するようです。
同乗者が増えている分、空中戦では機動力が問題になるだろう。
まあどうにかなる。
同乗しているプレイヤーの分、戦力は上がっているのだから。
『では、出発!』
『高度を一気に取るわよ!』
では、空中戦だ。
いや、戦闘になるかどうかはまだ不明です。
相手がいないと戦闘になりません。
魔人がいるとしたら?
グリフォンやヒッポグリフに騎乗して来るだろう。
それにサンタだ。
トナカイさんにソリを牽かせて空を飛んで来るかもしれない。
そう言えばサンタがあの洞窟にはいなかったな。
だからこそ殺意を抑えられたとも言える。
このマップではどうなんでしょう?
それはすぐに分かると思う。
《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました!》
いたよ。
サンタさん、いました。
その首は全部、断鋼鳥のデスサイズで刈り取った訳だが。
アリョーシャに同乗していた不動には怖い思いをさせてしまったかもな。
全部、サンタのせいだ。
至近距離から首が吹っ飛ぶ所を見せるとか、何て酷い事を!
まあメインの相手はニュートドラゴンにスタッグドラゴンだった訳だが。
アラバスタードラゴンは1体だけ。
その代わりに悪魔達がいてくれて飽きる事は無かった。
デーモンロード・ヴァイカウントにデーモンロード・ヴァイカウンテスもそこそこいたしな。
それでもデーモンロード・カウントとデーモンロード・カウンテスがいなかったのが納得出来ません。
どうしたものか?
「済まなかったな、ちょっと配慮が足りなかったか」
『いえ、どうにか勝ってて良かったですよ』
「そうか?」
口では不動はそう言うけどね。
引いているってのは良く分かる。
怖がらせてしまってゴメン。
でもね、サンタが全部悪いんですよ?
『E16マップはエリアポータルは無いみたいね』
『どうする?』
『一旦、撤収しましょう。溶岩城の周辺でも魔人が出てるって報告もあるし』
時刻は午前11時40分か。
普段からログインしている時間がオレとズレているからな。
フィーナさん達はここまでって事になりそうだ。
「キースはどうする?」
『このまま探索を続けてみます』
『無理はしないでね?』
『いや、この場合は魔人の方を心配すべき?』
失敬な。
魔人を全滅出来るとは思っていません。
だが数が少なかったとはいえ、アラバスタードラゴンがいたのだ。
ユニオン編成であったけど、リミッターカットもブーステッドパワーも使わず仕留めている。
連戦が出来る手応えがあった。
結構久し振りに狩ったけど、もう少し上乗せしたい所だ。
『魔人狩りならやります!』
『もうちょっと粘れるし!』
アデルも春菜もまだまだ元気だ。
その一方で生産職の面々にはステータス異常が出ている。
ヘルガにレン=レン、リュカーンだ。
撤収の判断も仕方ないだろう。
「ではもうちょっと続けるか」
『うん!』
『じゃあここで一旦、ユニオン解消でいいわね?私達は拠点に戻るわよ』
『乙ー!』
『また明日、土霊休息所の中継ポータルでね!』
生産職の面々とはここでお別れだ。
だが明日もある。
例の洞窟は途中で丁字路があった。
そっちの探索は済んでいない。
E16マップにエリアポータルが無かったのは残念だが、まだ課題は残っているのだ。
続けるべきだろう。
『キースも程々に。それと彼女達をお願いね?』
「ええ」
フィーナさんの視線の先にアデル達がいる。
大丈夫。
十分以上に強くなってますから。
特に連携面で言えば不安が無い。
普段から組んでいる事が多いからだろう。
「時間はどうだ?」
『午後3時近くまでなら平気、よね?』
『『うん!』』
『大丈夫です』
ふむ。
ならば空中を移動しつつ、魔人の軍勢を求めて狩りだ。
いや、探索だ。
『昼食、どうします?』
「インスタント・ポータルを使おう。魔人の襲撃があるかもだがそれは任せろ」
『了解です』
さて。
襲ってくれたら有難いが、どうだろう?
襲って欲しいものだ。
一応、襲って来る事を前提に布陣を組み直そう。
周囲は山、そして森が深い。
変更は必至だろう。
蒼月、アイソトープ、アリョーシャは帰還だ。
逢魔、モジュラス、清姫を召喚しておこう。
黒曜とヘザーもいる。
森の中で迎撃は十分に出来るだろう。
『キースさん?』
「食事は移動しながら摂れるメニューで頼む」
『え?』
『もしかして、インスタント・ポータル外で待ち伏せですか?』
『ああ。嵌ってくれたらいいんだがな』
皆は交代でログアウトして休んでいなさい。
オレはオレで護衛役を引き受けます。
かなり動機が不純だけどね。
果たして引っ掛かってくれるかな?
お願いだから呪禁導師には頑張って探知して頂きたいものです。
《只今の戦闘勝利で【剣】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【受け】がレベルアップしました!》
襲撃は?
都合2回、ありました。
当然だけど魔人の中に呪禁導師がいる。
相変わらず魔人達は3名1組で行動しているようだが。
その編成には以前と違っている所もある。
サンタが混じっている。
ソリを牽くトナカイさんもいる。
そして悪魔達が、いる。
アークデーモン、デモンズアポストル、デーモンロード・バロン、デーモンロード・バロネスだ。
更に上位がいないのは物足りない。
出直して来い、と言いたい!
いや、全滅させているから出直しは無いけどさ。
デーモンロード・カウントにデーモンロード・カウンテスを連れて来てくれたらいいのに。
でもパントマイムメンターがいなかったから、許す。
大いに助かってます。
『キースさん、出発準備出来ました。インスタント・ポータルを解除します』
「了解だ」
テレパスでイリーナから連絡を受ける。
アデル達は既に空中戦の布陣を組んでいるようだ。
おっと。
オレも布陣を元に戻そう。
逢魔、モジュラス、清姫は帰還で。
言祝、アイソトープ、アリョーシャを召喚しましょう。
アデルから竹籠を受け取る。
中身はサンドイッチだ。
カツサンドだ。
量も十分にある。
これなら空中で移動しながらでも食べられそうだ。
さて、残る時間はどうする?
魔人をただ屠る。
それもいいけどね。
どこを拠点にしているのか?
概略でもいいからその動向を把握出来ればいいんだが。
空中からの探索だからな。
どうしても掃討になってしまうだろう。
まあいいさ。
出来る範囲で出来る事をする。
今はそれでいいのだ。
《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『黒曜』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は?
午後2時40分になってしまっている。
E16マップを周回するように飛び回っていただけなんだけど、結構魔人が襲ってくれてます。
特にサンタが多い。
だからさ。
殺意が募るから頻繁に来るなって!
どうにか根切りが出来ないものか。
サンタなんて滅べばいいのに。
ねえ?
黒曜のステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
黒曜 フォレストアイLv40→Lv41(↑1)
器用値 41(↑1)
敏捷値 87
知力値 64
筋力値 40
生命力 41(↑1)
精神力 64
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査
夜目 反響定位 奇襲 危険察知 気配遮断
魔力遮断 空中機動 天耳 自己回復[小]
物理抵抗[微] 魔法抵抗[中] MP回復増加[大]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
水属性 氷属性 呪眼 即死 祝福 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アリョーシャ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
レベルアップしているのは召喚モンスター達だけではない。
アデル達もだ。
全員が種族レベルで98になっている。
職業レベルは36か。
まだまだクラスチェンジには遠いな。
しかしその実力はかなり高い。
アラバスタードラゴンを相手にしても慌てる様子を見せなくなっている。
切り札がある、という安心感もあると思うけどね。
以前と比べたら雲泥の差だ。
それに色々と強化している。
各種属性の呪文もレベル51で取得する呪文は普通に使いこなしているようだ。
全員が【英霊召喚】【封印術】それに【詠唱破棄】も揃えている。
もう少し経験値を稼いだら各種属性のレベル86の呪文も使えるようになるだろう。
オレの場合、成長方針は?
分かりません。
当面の目標の【全耐性】を取得しちゃったからなあ。
ボーナスポイントも無いし。
これは当面、流されるままに行動するしかないだろう。
アリョーシャのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
空きスキルは?
時空属性ですね、はい。
アリョーシャ グリフォンロードLv39→Lv40(↑1)
器用値 34
敏捷値 81
知力値 33
筋力値 64(↑1)
生命力 64(↑1)
精神力 34
スキル
嘴撃 爪撃 体当たり 飛翔 回避 掘削 空中機動
遠視 広域探査 夜目 威嚇 強襲 隠蔽 危険察知
気配遮断 騎乗者回復[小](New!)自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[小] MP回復増加[微] ブレス
時空属性(New!)光属性 闇属性 火属性 土属性
風属性(New!)毒耐性 耐麻痺
地味だけど騎乗者回復が強化されたのは有難いな。
まだ蒼月には負けてるけどね。
《これまでの行動経験で【鑑定】がレベルアップしました!》
谷底に墜落したアラバスタードラゴンの死体からは邪結晶が剥げたか。
これで5個目です。
どうにか、アデル達とアイテムを公平に分配出来そうだ。
「邪結晶は全員に分配出来るがどうする?」
『どうする?』
『獣魔の森のポータルガードの事もあるし、ここで戻っちゃう?』
『ちょっと早いけど、区切りはいいし!ここで撤収でいいんじゃない?』
「そうか。じゃあここで別れるか」
まあ頃合いだろう。
彼女達配下の召喚モンスター達にも消耗がある。
例外があるとしたらグレータードラゴン達だ。
捕食吸収があるからなんだけどね。
各々レベル3になっているし、今後の活躍に期待していいだろう。
しかしこうして見ると、本当にドラゴンって成長が遅いな!
アイソトープもレベル12のままです。
次のクラスチェンジはレベル32になると思われるが。
気が遠くなりそうです。
それでもいつかは到達出来ると信じるしかないだろう。
では。
改めて単独となったが、このまま狩りは続行だ。
黒曜とアリョーシャは帰還させましょう。
召喚するのは蒼月と折威です。
このE12マップだけど、隣接するマップの様子も見に行ってみようか。
まずは北に向かってみよう。
夕方まで時間はまだある。
E15マップにエリアポータルはあったが、E16には無い。
N1E16マップはどうかな?
確かめてみるとしましょう。
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【識別】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヘザー』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
おかしい。
こっちのマップで 淤母陀流神之影、阿夜訶志古泥之影、天之常立神之影と遭遇したぞ?
この周辺にまであの魔人の浮き島が来ていたのか?
たまたま低空飛行をしていたから引っ掛かった、という事なのだろう。
危なかったけど結果的に見たら美味しかったかもしれません。
そう、遭遇戦であったから苦戦したんじゃない。
単純に強かった。
そう思った方がいい。
ヘザーのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。
ヘザー オーディンガードLv40→Lv41(↑1)
器用値 39
敏捷値 70
知力値 70(↑1)
筋力値 38
生命力 38
精神力 69(↑1)
スキル
剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 降神
霊能 浮揚 空中機動 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 土属性 水属性 雷属性 氷属性
耐麻痺 耐混乱
ではヘザーはここで帰還だ。
ジャンダルムを召喚しましょう。
予定は変更、少し低空飛行でE16マップを大きく旋回してみようか。
巨神が相手なら文句なしだ。
少しこのマップも掃除しておくとしよう。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv126
職業 サモンメンターLv15(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 5
セットスキル
小剣Lv95(↑1)剣Lv96(↑1)両手剣Lv97 両手槍Lv103
馬上槍Lv104(↑1)棍棒Lv93 重棍Lv94 小刀Lv97
刀Lv98 大刀Lv97 手斧Lv70 両手斧Lv63
刺突剣Lv94 捕縄術Lv98 投槍Lv101(↑1)
ポールウェポンLv103
杖Lv107 打撃Lv114 蹴りLv115 関節技Lv114
投げ技Lv114 回避Lv124 受けLv124(↑1)
召喚魔法Lv126 時空魔法Lv113 封印術Lv112
光魔法Lv109 風魔法Lv109 土魔法Lv109
水魔法Lv109 火魔法Lv109 闇魔法Lv110(↑1)
氷魔法Lv109 雷魔法Lv109 木魔法Lv109
塵魔法Lv109 溶魔法Lv109 灼魔法Lv109
英霊召喚Lv6 禁呪Lv112
錬金術Lv96 薬師Lv24 ガラス工Lv27 木工Lv56
連携Lv100e 鑑定Lv94(↑1)識別Lv105(↑1)看破Lv96
耐寒Lv80e
掴みLv80e 馬術Lv105 精密操作Lv80e
ロープワークLv98 跳躍Lv50e 軽業Lv50e
耐暑Lv80e 登攀Lv60e 平衡Lv100e
二刀流Lv96 解体Lv93 水泳Lv64 潜水Lv80e
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv97 隠蔽Lv95
気配察知Lv97(↑1)気配遮断Lv95 暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv101(↑1)
魔法効果拡大Lv100(↑1)魔法範囲拡大Lv100(↑1)
呪文融合Lv100
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e 全耐性Lv23(↑1)
獣魔化Lv24
装備
金剛杵×11 降魔秘剣×7 天羽々斬×7
倶利伽羅剣×4 迦楼羅剣×8 布都御魂×12
胎蔵秘刀×1 火焔光輪刀×4 羅喉刀×10
護霊樹の杖×1 神樹石の杖+×1 裁きの杖×1
如意輪錫杖×6 神樹石のトンファー+×2
双角猛蛇神の投槍+×2 亜氷雪竜の投槍+×2
双角猛蛇神の長槍+×1
亜氷飛竜の騎士槍+×1 双角猛蛇神の騎士槍+×1
亜氷飛竜のパイク+×1 天沼矛×9
腐竜王のメイス+×1
転生獅子のレイピア+×1 亜氷飛竜のエストック+×1
断鋼鳥の小刀+×1 断鋼鳥の刀+×1
断鋼鳥の斬馬刀+×1 断鋼鳥のコラ+×1
断鋼鳥のククリ刀+×4 断鋼鳥のデスサイズ+×1
呪魔蛇の小剣+×1 腐竜王の双杵+×1
妙見秘鎚×7 腐竜王の戟+×1 星天弓×10
ダイダロスのペレクス×9 ダイダロスのラブランデス×6
冥府の槌×1 天魔の琵琶×5
怒りのツルハシ+×2 ミスリル銀の首飾り+×1
従魔蠍の隠し爪×2 雪豹のバグナグ×2
斧頭武竜の革鎧ほか
呵責の腕輪+×2 呵責の足輪+×2 風天羂索×2(↓1)
蘇芳羂索×3 グレイプニル×1
斧頭武竜のベルト 背負袋 アイテムボックス
召喚モンスター
黒曜 フォレストアイLv40→Lv41(↑1)
器用値 41(↑1)
敏捷値 87
知力値 64
筋力値 40
生命力 41(↑1)
精神力 64
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査
夜目 反響定位 奇襲 危険察知 気配遮断
魔力遮断 空中機動 天耳 自己回復[小]
物理抵抗[微] 魔法抵抗[中] MP回復増加[大]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
水属性 氷属性 呪眼 即死 祝福 耐即死
ヘザー オーディンガードLv40→Lv41(↑1)
器用値 39
敏捷値 70
知力値 70(↑1)
筋力値 38
生命力 38
精神力 69(↑1)
スキル
剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 降神
霊能 浮揚 空中機動 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 土属性 水属性 雷属性 氷属性
耐麻痺 耐混乱
獅子吼 ダークキメラLv66→Lv67(↑1)
器用値 32
敏捷値 84(↑1)
知力値 32
筋力値 68(↑1)
生命力 68
精神力 32
スキル
噛付き 飛翔 回避 裂帛 匂い感知 熱感知
夜目 気配遮断 捕食融合 捕食吸収 自己回復[中]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[小] MP回復増加[小]
毒 暗闇 ブレス 時空属性 光属性 闇属性
火属性 溶属性 耐石化 耐暗闇
雷文 虎獣鵺Lv66→Lv67(↑1)
器用値 32
敏捷値 81
知力値 32(↑1)
筋力値 68
生命力 68(↑1)
精神力 32
スキル
噛付き 回避 威嚇 飛翔 空中機動 危険察知
匂い感知 熱感知 追跡 夜目 気配遮断 捕食融合
捕食吸収 猛毒 雷属性 自己回復[小] 物理抵抗[大]
魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 分解 耐気絶
アリョーシャ グリフォンロードLv39→Lv40(↑1)
器用値 34
敏捷値 81
知力値 33
筋力値 64(↑1)
生命力 64(↑1)
精神力 34
スキル
嘴撃 爪撃 体当たり 飛翔 回避 掘削 空中機動
遠視 広域探査 夜目 威嚇 強襲 隠蔽 危険察知
気配遮断 騎乗者回復[小](New!)自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[小] MP回復増加[微] ブレス
時空属性(New!)光属性 闇属性 火属性 土属性
風属性(New!)毒耐性 耐麻痺
出水 デモンズアポストルLv39→Lv40(↑1)
器用値 42(↑1)
敏捷値 92
知力値 58
筋力値 40(↑1)
生命力 39
精神力 58
スキル
噛付き 捕縄術(New!)打撃 蹴り 関節技 飛翔
浮揚 回避 受け 呪詛 空中機動 水中機動(New!)
水棲 広域探査 夜目 反響定位 魔力遮断 捕食吸収
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己回復[大] MP回復増加[中]
変化 時空属性 光属性 闇属性 水属性 耐混乱
耐沈黙(New!)呪眼
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、テイラー、クーチュリエ、ペプチド、バンドル、スコーチ
守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、虎斑、蝶丸、網代、スパーク
クラック、オーロ、プラータ、エルニド、ロッソ、雪白、濡羽




