770
後方を振り返る。
どうしても振り返ってしまう。
ノクトビジョンで見える範囲内だけでも10頭以上、ドラゴンがいる。
しかも半分以上は封印が効いていない。
いい傾向じゃないのは明らかだ。
オレの体に纏わり付く形でモスリンはいる。
闇の円盤を常に生じさせつつの退避行だから消耗が進んでしまっていた。
両翼にはテロメアとヘイフリック。
頭上には召喚したフローリンとノワール。
いずれも後方に向けて牽制攻撃と防御を続けてくれている。
このままでは詰む。
間違いなく、詰む!
頭上にも両翼側にも魔人が迫っている。
その中にサンタがいるというのも腹立たしい。
だが仕留めに行く余裕は無かった。
(((((((((((((((((ヒート・ウォール!)))))))))))))))))
(ミラーリング!)
後方に壁を築きつつ、距離を稼ぐ。
僅かな数でいい。
追尾して来るアラバスタードラゴンやニュートドラゴンの数が減ってくれたらいい。
いや、距離を稼げたら有難いのだが。
それだって痛し痒しなのです。
【封印術】の呪文とイビル・アイの詰め合わせの射程外になるからだ!
望みがあるとしたら逃げて行く方位が真西である事だ。
港町サリナスまで、もうちょっと?
フライの呪文で闇夜の空を飛んでいるのだが。
昼間、蒼月に騎乗して空中を移動するよりも明らかに速度は遅い。
間違いなく、遅い。
でも確信はある。
サリナスの手前で構築されている森だ。
あの中に逃げ込めばいい。
魔人は置くとしても魔竜に地の利があるとは言い難い場所になるからだ。
それにサリナスの防衛戦力にも期待していたりする。
フォレストドラゴン達はまだいるかな?
それに森にはバオバブエントがいる。
時間帯的に厳しいかもだが、プレイヤーだっていると思う。
迎撃はいずれ、出来るだろう。
【英霊召喚】を始めとした切り札を温存している理由でもある。
(ショート・ジャンプ!)
頭上に迫っていたソリの上に跳ぶ。
黒いサンタが眼下に見えていた。
ソリに同乗しているのはカードマジシャン。
嫌な組み合わせだよ、お前等!
一気にソリの中に突っ込むとサンタの首を捉える。
背後から裸絞め。
カードマジシャンが振り返っているが、その表情が苦悶に歪む。
モスリンに憑依されつつある。
オレに向けてカードを使おうとする動きが止まり、弛緩した。
いい支援だ。
「ッ!」
ロックした腕に篭めた力は少々過剰であったかも?
サンタの首があり得ない角度に!
HPバーが砕け散っているのが確認出来た。
サンタを仕留めて満足?
そんな余韻を楽しむ余裕は無い。
闇夜の中へと再び飛ぶ。
(インスタント・サーヴァント!)
ソリは4頭のダークレインディアが牽いている。
そのうちの1頭を臨時に雇ってみました。
雇い入れたトナカイさんが暴れ出しソリが高度を下げて行く。
それはいいんだが、森はまだか?
こう言ってはアレだが反撃するにしても魔人に対してだけだ。
魔竜はまだ仕留めていない。
そこは大いに不満なのだ!
『小さき者よ!無事か?』
「ええ、どうにか!」
森に逃げ込む前にドラゴン達と交錯した。
フォレストドラゴン、ブルードラゴン、フレイムドラゴン。
それにブロンズドラゴン、クラウドドラゴン、ブラックドラゴンだ!
形勢は一気に逆転してしまっている。
闇夜が急激に明るくなって行く。
眼下の森も照らされている。
そこに蠢くのはバオバブエント達。
その周囲にドラゴニュート、バードマン達と思われる黄色のマーカーも見えていた。
10数名で組まれた編隊が幾つか、上昇している!
『魔竜共は任せよ!先に魔人を!』
「了解!」
あの援軍の数はヤバいな。
追尾して来ていたサンタが全滅しかねない。
選択肢は?
殺られる前に、殺れ。
それでいいのだと思う。
一気に上空へと高度を上げる。
周囲は既に6頭のドラゴン達による一方的な狩り場になりつつある。
早速、森の中に墜ちたニュートドラゴンがバオバブエントに捕捉されているのも見えた。
いい傾向じゃない。
サンタは先に全滅させたとして、獲物が残るかな?
かなり怪しいものだ。
((((((六芒封印!))))))
((((((七星封印!))))))
(((((十王封印!)))))
(ミラーリング!)
【呪文融合】も19連装になっている筈。
でも見直ししている暇なんてここまで無かった。
ログアウト前、もしくは次のログイン時に見直さないといけないな。
そんな事を考える余裕が出来た事はいい傾向だろう。
だが、今は急げ。
まずはサンタを殺れ!
《只今の戦闘勝利で【看破】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ノワール』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
オレの隣に佇むのはバオバブエントだ。
しかも2体。
その巨躯は闇の中に在って確かな存在感を誇示していた。
でも不気味なんですよ。
それでいて今は頼もしい味方でもある。
空中にいた魔人を掃討し終えて森の中に墜落した魔竜の息の根を止めようと急いだんだが。
微妙に間に合ってない。
オレと配下の召喚モンスター達で仕留めたアラバスタードラゴンは2頭だけ。
ニュートドラゴンを加えても10頭にならないだろう。
フォレストドラゴンが率いる6頭のドラゴン達は10倍近い数の魔竜を相手に無双状態だった。
結界が無ければそんな所なのだろう。
そして森の中に墜落した魔竜は悲惨としか言い様が無い。
バオバブエント達に一方的に殴られて次々と仕留められていた。
魔竜も地上に在って尚、強大な戦闘力がある。
だが。
ブレス攻撃はバオバブエントに届かない。
強力な壁に阻まれてしまっていた。
接近戦で反撃はしていたものの、その接近戦になる頃には魔竜は詰んでいる。
全身を蔦で覆われて身動きが出来なくなっているのだ。
まさに一方的な展開だ。
森に墜ちているのは魔竜だけではない。
逃げ込んだ魔人もいた。
騎乗していたグリフォン達もだ。
だが森の中でダークエルフやドラゴニュート、バードマン達のいい的になっている。
今もオレの目の前でミュルミドン達によってトナカイさん達が虐殺の憂き目に遭っている。
既に死体になっているのに攻撃が止まない。
血に飢えているのか、極度の興奮状態なのか?
いずれにせよ良かった。
サンタを真っ先に仕留めておいて、本当に良かった!
NPCに美味しい所を持って行かれる所だったよ!
ノワールのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。
ノワール レッドシールドカーバンクルLv32→Lv33(↑1)
器用値 30
敏捷値 86
知力値 69(↑1)
筋力値 30
生命力 30
精神力 69(↑1)
スキル
噛付き 飛翔 浮揚 受け 掘削 広域探査 夜目
看破 鑑定 振動感知 危険察知 水脈操作 自己回復[微]
物理抵抗[微] 魔法抵抗[大] MP回復増加[大] 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性
氷属性 雷属性 溶属性 塵属性 灼属性 木属性
耐混乱 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヘイフリック』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午前0時20分。
日付を跨いでしまっている。
最後まで残っていた魔物は蜂の群れだったようだ。
森の中ではむしろ魔竜よりも厄介な相手だっただろう。
でもここはバオバブエント達の領域だ。
隠れたとしても見付かってしまうものであるらしかった。
戦闘の気配は消えつつある。
アイテム剥ぎ?
仕留めたアラバスタードラゴンから得た邪結晶だけで満足すべきだろう。
今日はもうログアウトすべきだ。
ヘイフリックのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ヘイフリック バンパイアデュークLv33→Lv34(↑1)
器用値 47
敏捷値 53(↑1)
知力値 53
筋力値 47
生命力 47
精神力 53(↑1)
スキル
杖 剣 刀 小盾 受け 回避 飛翔 空中機動
変化 連携 二刀流 気配遮断 宮中儀礼 暗殺術
物理抵抗[大] 魔法抵抗[大] 自己修復[大]
MP吸収[中] MP回復増加[中] 奇襲 吸血 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 水属性 氷属性
魅了 真祖化
オレの目の前に新たな影。
フォレストドラゴンだ!
そしてミュルミドン達は我に返ったか?
その場で硬直して動かなくなった。。
ダークエルフもバードマンも敬意を表する態度を示している。
ドラゴニュートに至っては跪いて拝むかのようだ。
バオバブエント達には全く変化は無い。
『どうにか撃退したようだな』
「みたいですね」
『小さき者よ、前々から思っていたが汝は無茶が過ぎるぞ!』
「今後、気を付けます」
嘘だ。
きっと今後も似たような事をしてしまうに違いない。
今夜の事も無茶とは思っていない。
自分で出来る事は出来た、と思う。
最大限の努力で最大限の戦果とは行かなかったのは残念ですけど。
『明日にはここに奴等が来るであろうな』
「でしょうね」
『サリナスまでは行かせん。結界もこの森の中で無力となるだろう』
「それは?」
『この森の番人に任せる事だ』
フォレストドラゴンの視線の先にはバオバブエント。
成程ね。
彼等に期待していいのだろう。
『だが結界を無力化しても尚、奴等の戦力は侮れぬ。汝にも期待しているぞ?』
「微力を尽くしますよ」
これも嘘だ。
サリナスの防衛、それに迎撃に回る戦力は多い。
それだけに微力で留めていては経験値も稼げない。
何よりも最前線でなければ大苦戦どころか苦戦にもならないだろう。
「では明日、またここで」
『そうなるであろうな』
フォレストドラゴンはそのまま闇夜の中へと飛び去ってしまう。
夜通しサリナスの周辺を警戒するのだろう。
だが。
フォレストドラゴンが飛び去っても尚、ドラゴニュート達は拝跪したままだ。
彼等にとってはそうすべき存在なのだろう。
他のNPC達に片手を掲げてこの場を辞去する事にした。
明日は本格的なサリナス防衛戦になるだろう。
いや、ゲーム内の日付ではもう今日だけど。
それに運営アバターを通じて回答の約束もある。
今日は装備の修復を終えたらログアウトしてしまおう。
【呪文融合】の見直しは次のログイン後でいい。
それではNPCの皆さん。
お疲れ様でした!
《フレンド登録者からメッセージがあります》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『守屋』がレベルアップしました!》
《『守屋』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『スーラジ』がレベルアップしました!》
《『スーラジ』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『久重』がレベルアップしました!》
《『久重』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『蝶丸』がレベルアップしました!》
《『蝶丸』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『網代』がレベルアップしました!》
《『網代』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『スパーク』がレベルアップしました!》
《『スパーク』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『クラック』がレベルアップしました!》
《『クラック』のステータスを確認して下さい》
ログインしました。
時刻は午前5時30分。
今日は恐らくだが本格的なサリナス防衛戦になるだろう。
メッセージはフィーナさんからのものだった。
これもサリナス防衛戦に関わるものだろう。
『魔人の軍勢がサリナスに接近中、本日昼以降に戦端が開かれる模様。迎撃戦への参加をお願いします!』
やっぱりだ。
昼まで、ゆっくり過ごしてもいいけどね。
ここ数日、色々あってやっておきたい事が出来ていなかったりする。
海専任の召喚モンスター達の戦力底上げはまるで出来ていない。
【英霊召喚】で追加した夢幻放浪の確認もしてません。
それに今日は運営アバターへの問い合わせだってあるのだ。
用件が色々と重なると後回しになる事が多くなって困る。
実に困るぞ!
守屋 クローンサーヴァント[男性型]Lv31→Lv32(↑1)
器用値 89(↑1)
敏捷値 38
知力値 55
筋力値 38
生命力 37
精神力 37(↑1)
スキル
手斧 槌 弓 強弓 小盾 受け 回避 木工 石工
農作 造林 牧畜 調教 醸造 夜目 監視 宮中儀礼
連携 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己修復[中]
MP回復増加[小] 光属性 闇属性 火属性 土属性
水属性 溶属性 木属性
スーラジ クローンサーヴァント[女性型]Lv31→Lv32(↑1)
器用値 85(↑1)
敏捷値 48
知力値 62(↑1)
筋力値 28
生命力 28
精神力 42
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 料理 木工
石工 牧畜 農作 調教 縫製 夜目 監視
宮中儀礼 精密操作 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]
自己修復[中] MP回復増加[中] 時空属性 光属性
闇属性 火属性 風属性 水属性 土属性 木属性
久重 デウス・エクス・マキナLv31→Lv32(↑1)
器用値 85(↑1)
敏捷値 42
知力値 47(↑1)
筋力値 31
生命力 31
精神力 38
スキル
剣 両手槍 槌 手斧 弓 小盾 回避 受け 料理
石工 造林 木工 農作 大工 夜目 精密操作
物理抵抗[大] 魔法抵抗[大] 自己修復[大] 時空属性
光属性 闇属性 土属性 水属性 木属性
蝶丸 サイバーLv31→Lv32(↑1)
器用値 85
敏捷値 52
知力値 72(↑1)
筋力値 28
生命力 29
精神力 53(↑1)
スキル
小剣 弓 受け 回避 料理 牧畜 調教
醸造 夜目 監視 連携 精密操作 物理抵抗[小]
魔法抵抗[中] 自己修復[中]] MP回復増加[小]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 土属性
水属性 木属性
網代 レイバーLv31→Lv32(↑1)
器用値 78
敏捷値 45
知力値 40
筋力値 72(↑1)
生命力 50(↑1)
精神力 31
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 平衡 登攀
跳躍 木工 造林 農作 石工 夜目 連携
精密操作 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己修復[中]
MP回復増加[微] 土属性 水属性 木属性
スパーク 神魔蜂Lv31→Lv32(↑1)
器用値 59
敏捷値 99(↑1)
知力値 21
筋力値 62(↑1)
生命力 58
精神力 21
スキル
針撃 噛付き 飛翔 回避 堅守 掘削 広域探査
夜目 監視 連携 採集 奇襲 追跡 特攻 気配遮断
危険察知 振動感知 空中機動 自己回復[微]
物理抵抗[大] 魔法抵抗[小] 猛毒 麻痺 耐麻痺
耐魅了
クラック 神魔蜂Lv31→Lv32(↑1)
器用値 61(↑1)
敏捷値 97
知力値 20
筋力値 62(↑1)
生命力 60
精神力 20
スキル
針撃 噛付き 飛翔 回避 堅守 掘削 広域探査
夜目 監視 連携 採集 奇襲 追跡 特攻 気配遮断
危険察知 振動感知 空中機動 自己回復[微]
物理抵抗[大] 魔法抵抗[小] 猛毒 麻痺 耐睡眠
耐即死
ポータルガードは全員、揃っているみたいだな。
運営アバターに問い合わせるのは午前6時以降の筈だ。
それまで少し時間がある。
【呪文融合】の組み合わせを見直しでもして時間を潰そう。
それにポータルガードの見直しもしておこうか。
あのバオバブエントの領域となる森を使って迎撃となればモジュラスと清姫に地の利がある。
いや、空中戦も有り得るだろう。
おっと、その前に。
久重に朝食を頼んでおこう。
ついでに昼食もお弁当にして頼んでしまおう。
今日は忙しくなるぞ?
きっとそうだ。
【呪文融合】の組み合わせは見直し終了。
ポータルガードの入れ替えも終えてある。
連れ出すのは黒曜、ストランド、モジュラス、清姫、スコーチだ。
ポータルガードに配備したのはティグリス、獅子吼、逢魔、極夜、雷文です。
やはり召喚モンスター、増やすべき?
ポータルガードの枠がもう1つ増えるのも時間の問題だ。
そうだな。
今日はちょっと無理かもしれません。
でも落ち着いたら、増やそう。
ちょっと手元に置ける戦力にも余裕が欲しい。
では確認だ。
ポータルガードはどうなった?
ジェリコ、ティグリス、クーチュリエ、獅子吼、逢魔、極夜、雷文、守屋。
これにシリウス、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ジンバル、ビアンカ。
そして虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラックだ。
十分な戦力です。
次に悩むのか昼までの予定だ。
どうせなら【英霊召喚】は保険に残しておきたい。
MPバーも余裕を持たせて、となると選択肢も絞れて来る。
海に行こう。
E10u1マップの海域に行くのだ!
プルシャの死体があればMPバーの補充も容易い。
E9u1マップのエリアポータル、神霊の泉からE10u1マップまで空中を移動だな。
その後は海で漁だ。
プルシャの影にだって気軽に挑んでいい。
気軽な相手じゃないけどね。
MPバーの補充は可能なのだ。
気兼ねなく派手に戦える。
まあその前に。
運営アバターだ。
そろそろ約束の時間だよね?
食事の時間までにオレの望む回答が得られるかどうか。
ちょっと長引くかもしれない。
『キース様、お待たせしてしまい大変申し訳ございませんでした。担当の者と代わります』
「ああ」
『少々お待ち下さい』
目の前の黒い人形の様子に変化は無い。
いや。
その姿が変化する。
男だ。
生成りらしきシャツに茶色のジャケット。
穿いているのはジーパン。
足元のスニーカーは使い込まれている様子が窺える。
いや、スニーカーと言うよりもバスケットシューズだろう。
全体的にカジュアルな格好で社会人らしく見えない。
少なくともビジネスマンには見えないな。
顔付きは?
良く分からないな。
顎髭、それとサングラスが台無しにしている。
この格好、ワザとやってるんじゃなかろうな?
クレーム対応であるのならやってはいけないだろうに。
「ああ、貴方がキースさん?」
「ええ」
いきなり礼儀に反する対応。
自分から名乗れよ!
「対応を任されてるけど僕もある意味で『彼』の被害者なのでね。上手く説明出来るかどうか」
「『彼』とは?」
「『運営』と言い換えてもいい。まあ僕にとっては『彼』と呼んで久しいんでね」
「貴方も運営の一員ではないのでは?」
目の前の男はいきなり考え込んだ。
おい。
オレの中で殺意に似た感情が生まれたぞ?
殴っていい?
「僕の立場をより広義で言えば運営に含めてもいいのかもしれないけど」
「違うのか?」
「違う、と思うんだけどね。少なくとも管理者権限は無いし」
「えっと、じゃあ何者?」
「最初の出資者、つまりスポンサーって事で。いや、それも違うかな?アドバイザー?」
また考え込んでしまった。
大丈夫か?
オレが求める回答は得られそうも無い雰囲気がしてきた。
「ところで名前は?私は貴方を何て呼べばいい?」
「おっと、いけね」
ダメだこいつ。
社会人だとしたら失格だろう。
かろうじて知性は感じる一方で躾がなっていない。
教育した奴、出て来い!
「この為にアカウント取得してたんだっけ。久住って呼んで欲しい」
「もしかして、本名かな?」
「まあね」
アカウントに本名を使っているのか?
それにしてはマーカーは黒いままだ。
【識別】しても運営アバター以外に分かる情報は無い。
どうなっているんだか。
立ち話も無礼だ。
かと言って応接室で、というのも馬鹿馬鹿しい相手だ。
食事を待つのも兼ねて食堂で話を聞く事にしたんだが。
その態度はどこまでも気に入らない。
最初の印象が悪いから色々と目に付いてしまう。
「悪いね。『彼』の扱いには僕も苦労している口なんだ」
「その『彼』というのは何者なんだ?」
「それは×××××みたいな奴でね。未だに僕にも正体が分かってなくてさ」
うん?
何だ今の会話。
聞こえなかったぞ?
「今の、何だ?」
「うん?」
「今の会話で聞こえなかった部分があった。何をした?」
「何かをしたとすれば『彼』以外に考えられないなあ」
「どういう仕掛けだ?」
「多分だけど禁止ワードでも設定しているんだろうね。実に『彼』らしい」
「他にその『彼』について知っている事は?何でもいいから話して欲しいけど」
「いいよ?じゃあ僕と『彼』の馴れ初めから話をしてみようか」
だが。
それは大いなる失敗であったかもしれない。
会話の中で幾つもの単語が聞き取れなくなってしまい、まるで話の中身が分からなくなった。
四苦八苦しているうちに朝食が出来上がってしまっているではないか!
そのメニューはと言えばハンバーガーだ。
クソッ!
味わって食えそうにないぞ?
「ふむ。いけるね、このフライドポテト」
「そうか?」
「実はこのゲーム世界を体験したのはこれが初めてなんだよね」
「β版は?」
「やってないね」
「α版もあった、と聞いたけどそっちは?」
「それもやってないなあ」
目の前に座る久住だが、オレを上回るペースでフライドポテトを口に運んでいる。
ふむ。
周囲に配慮出来ない性質であるらしい。
たまにいるんだ、こういう傍若無人なのが。
それにしても普通の世間話であれば会話に不都合は無くなるってどういう事だ?
これはこれで腹立たしく思えるのが不思議です。
おっと。
α版で思い出した。
αテスターの失踪の件、知っているかな?
「聞いた話で心配な事もあるんだが」
「心配、ねえ」
「αテスターのうち何名かが現実世界で行方不明になっていると聞いた。何か心当たりは無いか?」
「そんな話があるの?」
「あるプレイヤーが問い合わせをしていると聞いている」
「そうなの?やっぱりあの×××××狙いで現実で××××や×××××が狙っているのかね?」
まただ。
聞き取れない箇所が出て来た。
一体、何なんだ?
「私も魔神と戦闘になろうかって所で強制的に中止になったが、原因は?」
「それは君がいけない。先に進み過ぎだって思うよ?」
「進み過ぎ?」
「そう。現在進行中のイベントと矛盾が生じる、というのも一因なんだろうけどね」
「他にもあるのか?」
「多分。××××や×××××が『彼』に介入しようとでもしたんだろうねえ」
まただよ!
肝心な所が聞き取れない。
ふざけやがって。
「久住だったな。本当に運営の一員じゃないのか?」
「今はスポークスマンかな?禁止ワードがあるみたいだし意味が無かったようだけど」
「その『彼』だが。補償や補填を提示する気も無いのかな?」
「さあ?そういった所に機微が分かるようなら僕も苦労してないさ」
「苦労しているように見えないけどな」
「うん。実際に悠々自適だよ。今はね」
「昔はどうだった?」
「赤貧もいい所だったよ。そして未来は誰にも分からない」
久住はおどけて見せる。
それにしても釘を刺しておかないといけないな。
「気が付いているか?フライドポテト、半分以上食ってるぞ?」
「おっと、悪い。でも美味いよねこれ」
それで済ませるつもりか、この野郎!
もう少しで怒鳴る所だよ!
「それにしてもこんな感覚だとはね。僕もプレイヤーとして始めようかな?」
「運営チートでも使うかい?」
「いいね、それ。『彼』に頼んでみてもきっと適えてくれそうにないがね」
「何だったらNPCでもいいし敵キャラでもいい」
「願い下げだなあ。君みたいな相手と戦うなんて遠慮したいねえ」
チッ!
このゲーム世界であれば遠慮なく襲えるのに。
オレの意図を察している辺りも腹が立つ。
「ところで、気が済まないんだけど。『彼』とやらの代理で殴られてくれないかな?」
「それこそ遠慮するよ」
会話はそこで途切れた。
久住の顔に張り付いた笑顔も固まったように思える。
オレにも自覚があった。
オレは今、間違いなく笑っているだろう。
「シャッ!」
短い気迫と共にテーブル越しに座る久住の頬に拳を撃ち込んだ。
感触は?
十分にあった。
だが。
食堂に倒れていたのは黒い人形。
クソッ!
逃げられたか?
恐らくだが強制ログアウトでもしたのだろう。
黒い人形へと変じた運営アバターは?
無言のまま立ち上がるとそのまま移動する。
その後を追ってみると?
城館の玄関近くで歩みを止め、そのまま立ち尽くす。
まさにマネキン人形のように、動かなくなった。
触ってみる。
反応は、無い。
こいつめ。
どうしてくれよう?
今は時間が惜しい。
海に向けて出発してしまおう。
少し時間を置いて、もう一度問い合わせてみたらいい。
本気でこっちと連絡を取るつもりが無いのであれば、人形も消えていなくなるだろう。
今は保留だ。
保留しているだけだ。
それにしても久住め、次の機会では順番を間違えないようにするからな?
話し合いの前に、殴る。
そうだな。
次の機会があるようなら、そうしましょう。
では狩りだ。
いや、空中を移動し終えたら漁だ。
午前中は本格的な迎撃戦を前に軽く体を慣らしておこう。
布陣は?
黒曜、言祝、スコーチ、アイソトープ、アリョーシャだ。
得物は断鋼鳥のデスサイズで。
E9u1マップのエリアポータル、神霊の泉から空中を移動だ。
体を慣らす事が前提だが、手を抜けるマップではない。
絶対に苦戦するだろう。
相手によっては大苦戦だ。
空中戦であれば狙うべきはテュポーンの分身。
それにアイテム剥ぎは大変だけど、ヴリトラの分身だ。
海中戦であれば狙い目はプルシャの影。
テュポーンの分身も逃せない。
まあいずれにしても楽しめる訳だ。
まずはE10u1マップの中央を目指して移動したらいい。
でも時間には気を付けましょう。
イベントに遅刻はいけません!
《只今の戦闘勝利で【時空魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『黒曜』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は午前8時40分。
苦戦続きだ。
オレを満足させてくれる全ての魔物に感謝を!
何よりも嬉しいのはソーマ酒の補充が出来た事かな?
2個だけですけど。
されど2個だ。
馬鹿にしてはいけません。
結構長い間、ソーマ酒もスラー酒も補充出来ていなかったのだ。
短い時間だが戦果があった事を喜ばしく思うとしよう。
黒曜のステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。
黒曜 フォレストアイLv33→Lv34(↑1)
器用値 39
敏捷値 84
知力値 62(↑1)
筋力値 38
生命力 38
精神力 62(↑1)
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目
反響定位 奇襲 危険察知 気配遮断 魔力遮断
空中機動 天耳 自己回復[微] 物理抵抗[微]
魔法抵抗[中] MP回復増加[大] 時空属性 光属性
闇属性 火属性 風属性 水属性 氷属性 呪眼
即死 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アリョーシャ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
広域マップを確認する。
E10u1マップの中央まではまだ距離がある。
だがここで海中戦に移行しよう。
優先すべきなのは海中専任の召喚モンスターの戦力底上げなのだ。
間違えてはいけません。
アリョーシャのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
アリョーシャ グリフォンロードLv33→Lv34(↑1)
器用値 32
敏捷値 78
知力値 31
筋力値 63(↑1)
生命力 63(↑1)
精神力 31
スキル
嘴撃 爪撃 体当たり 飛翔 回避 掘削 空中機動
遠視 広域探査 夜目 威嚇 強襲 隠蔽 危険察知
気配遮断 騎乗者回復[微] 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[小] MP回復増加[微] ブレス 光属性
闇属性 火属性 土属性 風耐性 毒耐性 耐麻痺
では海中戦に移行しよう。
真っ先にアイソトープを帰還させ、海上にプリプレグを召喚。
そのプリプレグの甲羅の上で布陣を確定させました。
で、その布陣は?
ナイアス、アプネア、アウターリーフ、ハイアムス、プリプレグです。
オレも得物を天沼矛に切り替えて狩りだ。
いや、漁だ。
今日もプルシャの影はいますかね?
是非、レベル高めで、数も多めでお願いしたい。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv116
職業 サモンメンターLv5(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 39
セットスキル
小剣Lv86 剣Lv88 両手剣Lv88 両手槍Lv90 馬上槍Lv95
棍棒Lv87 重棍Lv88 小刀Lv86 刀Lv88 大刀Lv86
刺突剣Lv86 捕縄術Lv94 投槍Lv94 ポールウェポンLv95
杖Lv99 打撃Lv105 蹴りLv106 関節技Lv106
投げ技Lv105 回避Lv114 受けLv114
召喚魔法Lv116 時空魔法Lv104(↑1)封印術Lv103
光魔法Lv99 風魔法Lv99 土魔法Lv99 水魔法Lv99
火魔法Lv99 闇魔法Lv100 氷魔法Lv99 雷魔法Lv99
木魔法Lv99 塵魔法Lv99 溶魔法Lv99 灼魔法Lv99
英霊召喚Lv6 禁呪Lv102
錬金術Lv86 薬師Lv17 ガラス工Lv24 木工Lv48
連携Lv96 鑑定Lv85 識別Lv96 看破Lv84(↑1)耐寒Lv80e
掴みLv80e 馬術Lv97 精密操作Lv80e ロープワークLv94
跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv80e 登攀Lv60e
平衡Lv97
二刀流Lv88 解体Lv86 水泳Lv46 潜水Lv77
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv84(↑1)隠蔽Lv85
気配察知Lv86 気配遮断Lv85 暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv91
魔法効果拡大Lv90 魔法範囲拡大Lv90
呪文融合Lv90
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e
獣魔化Lv16
召喚モンスター
黒曜 フォレストアイLv33→Lv34(↑1)
器用値 39
敏捷値 84
知力値 62(↑1)
筋力値 38
生命力 38
精神力 62(↑1)
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目
反響定位 奇襲 危険察知 気配遮断 魔力遮断
空中機動 天耳 自己回復[微] 物理抵抗[微]
魔法抵抗[中] MP回復増加[大] 時空属性 光属性
闇属性 火属性 風属性 水属性 氷属性 呪眼
即死 耐即死
守屋 クローンサーヴァント[男性型]Lv31→Lv32(↑1)
器用値 89(↑1)
敏捷値 38
知力値 55
筋力値 38
生命力 37
精神力 37(↑1)
スキル
手斧 槌 弓 強弓 小盾 受け 回避 木工 石工
農作 造林 牧畜 調教 醸造 夜目 監視 宮中儀礼
連携 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己修復[中]
MP回復増加[小] 光属性 闇属性 火属性 土属性
水属性 溶属性 木属性
スーラジ クローンサーヴァント[女性型]Lv31→Lv32(↑1)
器用値 85(↑1)
敏捷値 48
知力値 62(↑1)
筋力値 28
生命力 28
精神力 42
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 料理 木工
石工 牧畜 農作 調教 縫製 夜目 監視
宮中儀礼 精密操作 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]
自己修復[中] MP回復増加[中] 時空属性 光属性
闇属性 火属性 風属性 水属性 土属性 木属性
久重 デウス・エクス・マキナLv31→Lv32(↑1)
器用値 85(↑1)
敏捷値 42
知力値 47(↑1)
筋力値 31
生命力 31
精神力 38
スキル
剣 両手槍 槌 手斧 弓 小盾 回避 受け 料理
石工 造林 木工 農作 大工 夜目 精密操作
物理抵抗[大] 魔法抵抗[大] 自己修復[大] 時空属性
光属性 闇属性 土属性 水属性 木属性
ノワール レッドシールドカーバンクルLv32→Lv33(↑1)
器用値 30
敏捷値 86
知力値 69(↑1)
筋力値 30
生命力 30
精神力 69(↑1)
スキル
噛付き 飛翔 浮揚 受け 掘削 広域探査 夜目
看破 鑑定 振動感知 危険察知 水脈操作 自己回復[微]
物理抵抗[微] 魔法抵抗[大] MP回復増加[大] 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性
氷属性 雷属性 溶属性 塵属性 灼属性 木属性
耐混乱 耐即死
蝶丸 サイバーLv31→Lv32(↑1)
器用値 85
敏捷値 52
知力値 72(↑1)
筋力値 28
生命力 29
精神力 53(↑1)
スキル
小剣 弓 受け 回避 料理 牧畜 調教
醸造 夜目 監視 連携 精密操作 物理抵抗[小]
魔法抵抗[中] 自己修復[中]] MP回復増加[小]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 土属性
水属性 木属性
網代 レイバーLv31→Lv32(↑1)
器用値 78
敏捷値 45
知力値 40
筋力値 72(↑1)
生命力 50(↑1)
精神力 31
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 平衡 登攀
跳躍 木工 造林 農作 石工 夜目 連携
精密操作 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己修復[中]
MP回復増加[微] 土属性 水属性 木属性
ヘイフリック バンパイアデュークLv33→Lv34(↑1)
器用値 47
敏捷値 53(↑1)
知力値 53
筋力値 47
生命力 47
精神力 53(↑1)
スキル
杖 剣 刀 小盾 受け 回避 飛翔 空中機動
変化 連携 二刀流 気配遮断 宮中儀礼 暗殺術
物理抵抗[大] 魔法抵抗[大] 自己修復[大]
MP吸収[中] MP回復増加[中] 奇襲 吸血 時空属性
光属性 闇属性 火属性 風属性 水属性 氷属性
魅了 真祖化
スパーク 神魔蜂Lv31→Lv32(↑1)
器用値 59
敏捷値 99(↑1)
知力値 21
筋力値 62(↑1)
生命力 58
精神力 21
スキル
針撃 噛付き 飛翔 回避 堅守 掘削 広域探査
夜目 監視 連携 採集 奇襲 追跡 特攻 気配遮断
危険察知 振動感知 空中機動 自己回復[微]
物理抵抗[大] 魔法抵抗[小] 猛毒 麻痺 耐麻痺
耐魅了
クラック 神魔蜂Lv31→Lv32(↑1)
器用値 61(↑1)
敏捷値 97
知力値 20
筋力値 62(↑1)
生命力 60
精神力 20
スキル
針撃 噛付き 飛翔 回避 堅守 掘削 広域探査
夜目 監視 連携 採集 奇襲 追跡 特攻 気配遮断
危険察知 振動感知 空中機動 自己回復[微]
物理抵抗[大] 魔法抵抗[小] 猛毒 麻痺 耐睡眠
耐即死
アリョーシャ グリフォンロードLv33→Lv34(↑1)
器用値 32
敏捷値 78
知力値 31
筋力値 63(↑1)
生命力 63(↑1)
精神力 31
スキル
嘴撃 爪撃 体当たり 飛翔 回避 掘削 空中機動
遠視 広域探査 夜目 威嚇 強襲 隠蔽 危険察知
気配遮断 騎乗者回復[微] 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[小] MP回復増加[微] ブレス 光属性
闇属性 火属性 土属性 風耐性 毒耐性 耐麻痺
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、ティグリス、クーチュリエ、獅子吼、逢魔、極夜、雷文、守屋
シリウス、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ジンバル、ビアンカ、虎斑
蝶丸、網代、スパーク、クラック