748
《只今の戦闘勝利で【小刀】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【刀】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で召喚モンスター『鞍馬』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
木刀は何本か、潰してしまった。
擦れるだけでもうボロボロになる始末です。
お互いが放つ撃ち込みは鋭く容赦が無いからだろう。
プリプレグの甲羅の上には森もある。
そこから適当に木材を伐採して木刀を短縮再現で作ってしまえば面倒は無いのだが。
相変わらず謎だ。
甲羅に森があるのに海中でも行動出来てしまう不思議。
そしてプリプレグの大きさもどこまで巨大化し続けるかも謎だ。
だが今はこのプリプレグの巨体は活かすべきだ。
この海域で強敵と言えばテュポーンの幻影に分身がいる。
その上プルシャの影もいるとなれば海中における壁役は貴重だ。
それにしてもこの海域の深さはどれだけあるんだ?
巨大な魔物が色々といるんですけど。
プルシャがいた海域は比較的浅い海だったみたいだが。
海中では目測もし難い。
そもそも戦闘をしながら目測なんて、そんな余裕は無いのです。
ただ、巨大な相手。
そう認識するしかないのだ。
鞍馬のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
鞍馬 神将Lv30→Lv31(↑1)
器用値 55
敏捷値 55
知力値 27
筋力値 76(↑1)
生命力 76(↑1)
精神力 27
スキル
剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 ポールウェポン 棍棒
打撃 蹴り 投げ技 関節技 小盾 受け 回避 隠蔽
夜目 跳躍 憤怒相 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性
闇属性 火属性
さて。
漁を前に食事だ。
少なくとも夕方までは粘ろう。
出来ればラルゴのレベルアップを見たいのだが。
どうだろう?
ちょっと厳しいかもしれません。
実際にやってみるしかないけどね。
大苦戦が待っている。
そう思うだけで期待で胸が膨らんでしまうよ!
ナイアスの作ったシチューをあっという間に片付けると布陣は見直しだ。
まあ鞍馬をストランドに変更するだけですけど。
ちょっと心配なのは海中対応の召喚モンスターだ。
ポータルガードにバンドル、ロジット、キュアノスといった面々を配備したままだ。
アプネアやアウターリーフを戻せるし、ドラゴン組もいる。
対応は可能であるんだが、陣容の厚みに不安が残るのも正直な所なのだ。
相手は間違いなく強敵揃い。
大丈夫。
楽しめていられるうちは、大丈夫な筈だ。
《只今の戦闘勝利で【両手槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【水泳】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【潜水】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ナイアス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
不思議だ。
連戦出来ている事が、不思議だ!
どれも大苦戦。
中にはエクストラ・サモニングを使いたくなるような相手もいた。
【英霊召喚】は海中で使えそうな呪文は無い。
太公釣魚は使えるかもだが、英霊のご老人は溺れるんじゃないかな?
やはり海魔襲来も欲しくなる。
天馬疾駆も欲しい。
でも夢幻放浪も気になる。
まあ今はどうでもいいんですが。
既に時刻は午後5時10分。
コール・モンスターによればプルシャの影がいそうな兆候がまだ1つ、残っている。
マハラジャマカラの群れだ。
だが少し遠い。
テュポーンの幻影はまだいいが、テュポーンの分身もいる。
今もプルシャの影とマハラジャマカラの群れを潰したけど、戦闘時間は1時間と少しだ。
かなり時間を短縮出来たと思う。
テュポーンの幻影も分身も、かなり戦闘時間は短縮出来た。
但し、リスクを負った上でです。
ハイアムスから降りて接触、【呪文融合】でダメージを加え続けていたのだ。
テュポーンの幻影に分身の肩から生えている蛇達に捕まったら終わりだ。
プルシャの目の睫毛の牢獄に囚われたら終わりだ。
そんな緊張感がもうね。
堪らない!
そして楽しい。
地蔵菩薩様が指摘する通りです。
命のやり取りをしている実感がある。
強敵が相手だとどうしてもこうなってしまう。
生命の危機が伴わないと満足感が得られないというのはどうしたものか。
まあここってゲームの中なんですけどね。
ナイアスのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1ポイント分のステータスアップは器用値を指定しましょう。
ナイアス オーケアニスLv30→Lv31(↑1)
器用値 65(↑1)
敏捷値 64
知力値 64
筋力値 27
生命力 27
精神力 64(↑1)
スキル
両手槍 回避 料理 水中機動 水棲 天啓
霊能 変化 夜目 呪歌 呪曲 瞑想 連携
精密操作 自己回復[小] 物理抵抗[微]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 時空属性
光属性 闇属性 水属性 土属性 耐混乱
共鳴
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ストランド』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
戦闘時間の短縮にはストランドも貢献している。
鬼竜変を使わせているからだ。
昨今はストランドも鬼竜変を使わせる機会が多い。
その持続時間も長くなっているし、MPバーの消耗も少なくなって来ている。
利便性はかなり高い。
プルシャが相手だと目を潰す事だけで十分に通用する。
テュポーンの幻影や分身の両肩の蛇などもズタズタにするのだが。
一番、助かるのはティミンが相手の場合だったりする。
呪文を一切通さず巨躯を誇る相手だ。
その表面の鱗を剥がすだけに留まらず、表皮を深く削ってくれるのだ。
鱗の無い部分にであれば攻撃呪文も通ってくれるので助かってます。
狙って撃ち込むのは手間だけど、戦闘時間の短縮と引き換えだ。
感謝こそしても文句などあろう筈も無いのでした。
ストランドのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1ポイント分のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ストランド 青竜Lv30→Lv31(↑1)
器用値 32
敏捷値 65
知力値 31
筋力値 65
生命力 81(↑1)
精神力 32(↑1)
スキル
噛付き 巻付 回避 空中機動 水中機動 水棲
飛翔 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己回復[小]
MP回復増加[小] 霊能 熱感知 気配遮断 猛毒
時空属性 光属性 闇属性 土属性 水属性 木属性
耐即死 毒無効 鬼竜変
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『プリプレグ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
さて、プリプレグもレベルアップしている事だし、ここらで区切りたい所なんだが。
惜しい。
プルシャの死体がある場所まで、もう少しだ。
それにコール・モンスターで見えている範囲で、プルシャの影はもう1体、いると思う。
本日のプルシャの影3体目、狩ってみるか?
目標、1時間以内で。
そう思えば挑む意味もあると思う。
だが魔神側の浮き島に挑む予定もあるんですよね。
それに地下側マップもd1マップ周辺の中継ポータル解放だってしたい。
ああ。
オレの体がもう1つあれば両方に挑めるのに!
こればかりは仕方ない。
【英霊召喚】が使えるまで、もう少し時間が要るのも分かっている。
MPバーの回復もしたいからプルシャの死体のお世話になっておきたい。
ついでだ。
予定に無かった事だけど、予定以上に経験値稼ぎが進んでいると思えます。
狩ってしまうとしよう。
プリプレグのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
プリプレグ アスピドケロンLv29→Lv30(↑1)
器用値 37(↑1)
敏捷値 37(↑1)
知力値 46
筋力値 46
生命力 107
精神力 46
スキル
噛付き 回避 堅守 体当たり 造林 水中機動
水棲 夜目 匂い感知 振動感知 自己回復[小]
物理抵抗[大](New!)魔法抵抗[小] MP回復増加[小]
騎乗者回復[小] 光属性 闇属性 土属性 水属性
木属性 浮島 結界生成
インフォに続きは無い。
おかしいな。
ラルゴはもっと経験値を稼がないとダメなの?
かなり貢献しているんですが。
まあいい。
次の戦闘でレベルアップしてくれるかもしれないしな!
では、もう少し粘ろう。
ナイアスとストランドはここで帰還だ。
アプネアとアウターリーフを戻そう。
今日は海での漁がメインになってしまった。
でも結果的に戦力の底上げに繋がった事は良かったと思えます。
後はラルゴだ。
果たして、間に合うかな?
《只今の戦闘勝利で【時空魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【封印術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【禁呪】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【水泳】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ハイアムス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
今日は自前で泳ぐ機会も増えた。
その影響であるのか【水泳】がガンガン上がってます。
それだけじゃなく、魔法技能の伸びもいいように感じてきた。
プルシャの影、美味しいな!
ガイアの影もどこかに常駐していないだろうか。
他にもユミルの影、ダイダラボッチの影がいておかしくない。
いや、いる。
いますよね、運営さん!
我に巨神の影を寄越し給え!
まあそれはいずれどこかで逢えるものと信じましょう。
今は時間を気にすべきだ。
時刻は?
午後6時40分になっている。
少し急いだ方が良さそうだ。
ハイアムスのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
ハイアムス アレイオーンLv30→Lv31(↑1)
器用値 37
敏捷値 79
知力値 36
筋力値 58(↑1)
生命力 60(↑1)
精神力 37
スキル
噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 突貫 回避
疾駆 耐久走 奔馬 変化 水中機動 跳躍 水棲
夜目 重装 呪音 振動感知 危険察知 追跡
騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 水属性 耐魅了 耐暗闇 耐混乱
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ラルゴ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
そしてどうにかプルシャの死体が沈んでいる海域に達してます。
エナジードレインの出番だ。
そして周囲には魚の群れ。
アウターリーフは勇躍して喰いまくっている。
アプネアは海水毎、丸呑みだ!
プリプレグは魚の群れに見向きもせず、悠然と海中を浮かんでいるだけだ。
ラルゴは?
そんなプリプレグの腹側に身を寄せている。
お前はコバンザメか!
いや、そこで寝るなよ?
その場所は比較的安全ではあるだろうが、完全ではない。
油断はしちゃいけないのだ。
ラルゴのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう2点のステータスアップは器用値と精神力を指定しましょう。
ラルゴ グレータードラゴンLv7→Lv8(↑1)
器用値 55(↑1)
敏捷値 55
知力値 37(↑1)
筋力値 55
生命力 55
精神力 37(↑1)
スキル
噛付き 引裂き 飛翔 回避 跳躍 疾駆 夜目
水棲 水中機動 自己回復[小] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 捕食吸収 ブレス
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性
氷属性 灼属性 毒耐性 耐即死
MPバーの補給はいい。
でも海鮮素材の採集は諦めよう。
ナイアスがいたら任せたんだが。
マグロ漁をさせるにしても魔物に襲われるリスクだってあるだろう。
今は他に食材があるのだから無理はしなくていい。
(エナジードレイン!)
プルシャの死体からMPバーを補給する。
一気に全快だ。
浮き島の件がなければここで長居をしたくなる。
だが今はその誘惑を振り払おう。
あの王弟を梱包して持ち出すのだ。
その予定に変更は無いのです。
召魔の森に到着。
既に海対応の召喚モンスター達は全員帰還させてあり、今はオレだけだ。
城門の上には極夜がいる。
新たに拡張された最外郭の城門は規模が大きくなっている。
しかも城門を通り抜けるにはクランク状の経路を辿らないといけない。
物流を考えたら余計な仕掛けだ。
でも防御を考えたら申し分ない。
しかも次に待ち構えるのは以前の城壁だ。
最外郭の城壁との間にあるのは濠。
いつの間にか水が張ってある。
錦鯉でも飼おうか?
水中対応の召喚モンスターが水遊びをするにもいいかもしれない。
アプネアやプリプレグには明らかに狭いけど、アウターリーフならどうにか泳げるかもしれません。
どうやら人形組とゴーレム組の次の拡張工事は闘技場であるらしい。
最外郭はこれが完成形であるのだろう。
今度、昼の時間にでも上から眺めてみよう。
どんな感じになっているのか、確認はしておくべきだ。
しかし夜にだと本当に魔王でもいそうな雰囲気だぞ?
中は緑で溢れているというのに。
しかも農地に森林、牧場まであるのだ。
どんだけ広くなったんだろうね?
隣接するマップに迷惑になっていなければいいんですが。
まあ今はいい。
少し遅くなったけど夕食を頼もう。
そしてオレは対戦だ!
鞍馬を相手に今度は相撲にしよう。
無論、前提はあの筋肉バカの魔神。
次に遭ったら見ているがいい。
それに邪魔した魔神共も容赦は無いぞ?
今度こそ、届かせてみせよう。
対戦をしながら思う。
剛と柔の融合。
狂気を孕みながら冷静に戦い続ける。
肉体が反応するまま、戦い続ける。
理想はそうだ。
だがこれ、ゲームなんだよね?
ここまで高度に洗練された動きを再現出来る、というのは凄い。
現実で体験する必要を感じなくさせる程だ。
聞き及ぶ所によれば、かなりVR技術は高い評価が与えられているらしい。
それが有難い、というのは当然ある。
逆に言えば現実では出来ないような事もここでは出来る。
色々と制約があるけどね。
特にエロに関しては厳しいみたいだし。
禁忌はある。
悪事を進んで働く気にはなれない。
どうしても違和感が残るからだ。
別に善人だと思ってないけど、悪事を以って生活を支えるかのような悪人でもない。
単に格闘戦が好きな一般人、というのがオレ自身への評価なんだが。
何かを試されているように感じる。
現実と変わらない感覚を享受しながらも違和感がある。
それはアレだ。
半ソロバードことデッカーの話を聞いてから変わってきたように思える。
疑問なら幾つもある。
余りにも冷ややかな対応の運営。
日本国内にはない拠点。
それなのに日本向けにサービスを提供。
儲けようという姿勢すら感じない。
オレの思う企業の姿勢とはズレているようにしか思えない。
αテスターの失踪もキナ臭い話なんだが。
それだけじゃない。
オレとしてはこのままサービスが提供されていて欲しい。
それだけだ。
楽しめてる。
思いっ切り、楽しめているのです。
これは手放したくない。
そうでなければ長時間に亘ってログインしてませんから!
闘技場の観客席には夕食を頼んであった久重の姿がある。
では、腹拵えだ。
今から魔人側の浮き島に潜入だ。
もう少し時間が経てば【英霊召喚】も使えるようになっているだろう。
オレのMPバーも全快に近い。
万全に近い備えだ。
まあ何事にも完璧は無い。
オレとしては出来る事をやるだけだ。
しかも今回の潜入にも挑み甲斐がある、と思う。
では王弟さん。
今回は見逃しませんからね?
夕食は中華です。
八宝菜に炒飯に餃子にスープ。
全部、大盛りだ。
餃子もニンニクたっぷり。
王弟に息を吐いてやりたくなる程、たっぷり。
実に旨い。
デートじゃないんだし口臭は気にしない。
匂いを追尾してくるような魔物はいるかもだが。
アンデッドにそんなのはいない。
ビートルポーンを始めとした連中も匂いを辿って感知しているような様子は無い。
大丈夫だろう。
では、こっちの布陣はどうする?
潜入後のメンバーはもう決めてあるのでした。
テロメア、待宵、キレート、モスリン、ヘイフリックです。
もう固定と言っていい。
仮に交代があるとしたらフローリンだろう。
問題は潜入だ。
ドラゴンの群れがいる。
前回はどうにか捕捉されずに潜入出来たのだが。
今回も上手く行くとは限らないのだ。
緊張感を保って、油断しないようにせねばなるまい。
テレポートで跳んだ先は?
指定したのは紅蓮くんだ。
夜間は彼が中心になって浮き島の追尾をしていると聞いていたからだ。
跳んだ場所は一見、何も無い平原に見える。
だが、いる筈だ。
早速だけどユニオン申請が来ていた。
即決で受諾、状況を確認しよう。
『キースさん!来るとは聞いてませんでしたが』
「ちょっと様子を見に来たよ。どうだ?」
『変わらないですね。魔物を召喚してはいるんですが、量も質も低下してる傾向です』
「そうなの?」
いきなりいい知らせじゃない。
あの名前持ちの魔人ペアを減らしたのが効いているのかね?
そんなにレベルは高めに見えなかったんだが。
テイラーの発光も使う気がしないな!
『一応、アンデッドの魔物も先刻召喚されたんですが』
『質も量も格落ちですね。アンデッド系ドラゴンは皆無です』
「それは、悲しいな」
ヒョードルくんとヘラクレイオスくんだ。
そしてゼータくんまでいる。
浮き島が召喚する魔物を【識別】した画面が次々と見せて貰ったが。
これでは良くない。
召喚モンスターで言えばスカルロードは第五段階だと思うが。
第四段階のスケルトンガードが召喚されていたりする。
他の骨軍団もそうだ。
ファントムはおらずゴーストが出現しているようです。
スペクターロードは姿すら見せてません。
「昼間はどうだった?」
『こんな感じです』
紅蓮くんが見せてくれたのはガルムとトライホーンリザード、オブシディアンビーストの群れ。
これではダメだ!
ここにいる面々には間違いなく物足りない。
充足するには桁違いの数を用意せねば苦戦にすらならないだろう。
運営さん。
甘やかしちゃ、ダメじゃないですか!
「どうなっているか、潜入して見て来る」
『またですか?』
「もっと強力な魔物を寄越すよう、文句を言ってやろう」
周囲は沈黙に包まれる。
アレ?
冗談のつもりだったんだが。
「いや、冗談だけど?」
『そ、そうですよね。ハハハハ』
『もう、驚いちゃうじゃないですか。ハハハ』
おいおい、君達。
笑い声が乾いているぞ?
「それで浮き島は現在、着陸中か」
『ええ』
『地上を移動して潜入は無理です。ドラゴン達がいます』
『警護の輪はかなり小さくなってます。抜けられそうにないですよ?』
「空中から行くよ」
やはり言葉は無い。
そんなに変かな?
ユニオンを抜けフライの呪文を使おうとしてたらテレパスが来てます。
ゼータくんだ。
「どうした?一緒に潜入、する?」
『いえ、引き継ぎを済ませたんで、もうすぐログアウトなんですけど』
「そうか」
『魔人側に走ったPK職がまだいる筈です。あの中にもいるかもしれません』
「まだ、いるの?」
『ええ。増えてますからね』
「何だって増えるんだ?」
『手っ取り早く強くなれるみたいです。アヴェンジャーみたいに』
「ほう」
そんなボーナス、あるのね?
種族レベル的に低くても油断しちゃいけないって事か。
それよりもどうやってその情報を得たのかが謎だが。
きっと説得したんだろう。
「あの中にいる可能性、あるの?」
『飽くまでも可能性ですが』
ふむ。
魔人側の浮き島であるのだから確かにいてもおかしくはない。
見掛けたらどうしよう?
まあ、今はスルーだな。
最優先は王弟であるのだ。
「分かった」
『お気を付けて』
テレパスはそこで切れた。
そうか。
確かにあの中で魔人側のPK職がいる可能性はある。
遭遇した時の対処は今のうちに考えておくべきかもしれません。
時間は掛けられない。
それにオレ自身は名前持ちの魔人になっている潜入する手筈なのだ。
状況によっては襲えない可能性もある。
そこも思案のし所だな。
(フライ!)
夜の空に飛ぶ。
浮き島の位置はセンス・マジックで確認出来る。
ドラゴン達もだ。
ノクトビジョンも使ってあるけど、【識別】なしで位置の確認だけならこれでもいい。
(インビジブル・ブラインド!)
姿も隠しておく。
では、ゆっくり飛ぼう。
焦ってはいけない。
浮き島の上空にドラゴン達の姿は少ないが見付かる可能性は十分ある。
適度に緊張。
適度にリラックス。
その塩梅は相変わらず難しいです!
前回と同様、塔の最上部に潜入成功。
上を見るとドラゴンがゆっくりと通過する。
【識別】は効いていないけど、魔力の大きさで正体は分かる。
アラバスタードラゴンだろう。
危なかった。
もうちょっと遅かったら見付かっていたかもしれない。
今のオレは既に魔人になっている。
左手の中指には魔人の指輪。
それに仮面も装着済みです。
今のオレはパリアッチオ。
パリアッチオなのだ。
引き連れている召喚モンスター達は?
テロメア、待宵、キレート、モスリン、ヘイフリックです。
でもその姿は無い。
既にオレの影に潜んでいたり、姿を消していたりする。
これでいい。
再び浮き島の城砦部分に潜入だ。
さあ。
王弟はどこかな?
いや、魔人ステンテレッロと言うべきかもだが。
また探すのは手間かもだが、居場所は恐らくは歌劇場。
大丈夫。
時刻は午後7時40分だ。
【英霊召喚】もエクストラ・サモニングも使えるようになっていた。
MPバーの消耗は気にすべきだが、使えるというだけで心強い。
では、行こう。
内部の様子はどうなってますかね?
城砦内部に大きな変化があった。
巡回しているのは魔人。
連れているのはビートルポーン、ビートルナイト。
結構な数の編成になる。
まあオレの前では左右に分かれて道を譲ってくれている。
問題は無い。
歩哨も変化した。
以前はスペクターロードがペアでいた筈だが。
今はビートルルークとビートルビショップのペアになっている。
力量的に言えば格落ちだろう。
でもやる事は変わらない。
周囲に魔人の目が無い状況であれば遠慮なく襲ってます。
発生した音は最小限。
気付いた魔人もいた様子は無い。
そして歌劇場の観客席に滑り込むように潜入。
天井桟敷、というらしいな、こういうのって。
舞台上を隠れて観察するには絶好の場所だ。
さあ。
王弟は、いるかな?
インナモラート Lv.48
イベントモンスター 魔人 待機中
戦闘位置:地上
インナモラータ Lv.48
イベントモンスター 魔人 待機中
戦闘位置:地上
別の魔人がいた。
いや、仕留めた筈の名前持ちの魔人だが、違う。
明らかに別人。
より若くなっているようだ。
ドットーレ Lv.83
イベントモンスター 魔人 待機中
戦闘位置:地上
ザンニ Lv.119
イベントモンスター 魔人 待機中
戦闘位置:地上
アルレッキーノ Lv.85
イベントモンスター 魔人 待機中
戦闘位置:地上
こいつ等は変わっていないみたいだ。
だが肝心の王弟の姿が見えない。
魔人ステンテレッロが、いない。
どうしたんだろう?
「ペドロリーノは?」
「代替わりしたばかりのようだ。ここには来れぬ」
「それに懸案のパリアッチオは?」
「あのパリアッチオの正体は分からぬ。その責は誰かが負う事になるやもしれぬ」
「新たなインナモラートにインナモラータは揃ったのは良いのだがな」
「イル・カピターノは未だに力量不足か」
「ステンテレッロの位置もどうなるか、裁量を待たねばならぬぞ」
「王城で謹慎とはな。致し方ないが予定は大幅に狂っている」
「その責は我等全員が負う事になるやも知れぬ。神妙にせねばなるまい」
歌劇場であるからなのか、会話がここまで聞こえてしまう。
それはいいんだが。
会話の中身を考えたら安心出来ない。
パリアッチオ、即ちオレの存在が疑われている。
それ以上に重要なのはステンテレッロ、即ち王弟は王城にいるらしい。
無駄足になってしまった。
これはまさに想定外だよ!
「時間です!ここに降臨なさいますぞ!」
「時間よ!ここに降臨なさいますわ!」
インナモラートにインナモラータが歌うように宣言する。
そのまま膝を折って控える。
他の魔人達を同様だ。
さて。
今から何が始まるんですかね?
眼下の観客席に人影。
魔人達だ。
但し名前持ちではない。
観客席の全てが埋まっているように見える。
全く気配を感じなかったな。
一体、何が始まるんだ?
??? ???
魔神 ??? ???
??? ???
舞台の中心に出現したのは魔神だと?
しかもこいつ、未見だ。
背格好は小さい。
それにかなり太っているように見える。
注目なのは頭が中途半端に禿な点だ。
お気の毒に。
口元をスカーフのようなもので隠していて、表情は分からない。
目元だけで判断するのであればかなりキツい感じがする。
その目の色は黄金色だ。
遠目からでも分かってしまう。
手にしているのは杖。
全体が螺旋状になっていて先端が太い。
通常のサイズなのだろうけど、持っている魔神が小さいから単なる殴打武器に見える。
身に着けているのは普通のローブ。
周囲にいる魔人と比べても貧相に見えるが、周囲にいる名前持ちの魔人の格好が派手過ぎるだけだ。
それに気になる。
魔人の指輪に魔人の仮面を装備していても【識別】出来ないって。
どうなってますか?
「人を使役してみた所でこれか。頼りにならぬ者が多過ぎて困った事だ」
「大いなる慈悲を賜りたく」
「申し訳ございませぬ」
ザンニ、そしてドットーレが答えるのに合わせて魔人達が顔を上げる。
畏敬?
いや、畏怖の方だろうな。
明らかに恐れている様子が見える。
仮面を付けている魔人もいるんだけどね。
仕草で分かってしまう。
腰が引けているのだ。
「これだから、お前達は頼りにならぬのだ。気付いていないとは、な」
「何をでございましょうや?」
「魔人パリアッチオだ。いや、何者であるのかは我が直々に問い質さねばならぬかな?」
何?
オレは天井桟敷の席と席の間から覗いていたのだが。
舞台上から見通せるとは思っていなかった。
目が良いのか、あの魔神!
いや。
指輪を嵌めた左手が焼けるように痛い!
それに仮面もだ。
顔が、焼けるようだ!
どうにか声を出さずに指輪と仮面を外す。
ダメージがあったのは間違いない。
だが今は行動するのが先だ!
『不審者め、逃がしはせん。そこで死ぬがいい』
舞台上から魔神の杖がこっちに向けられているのが見えていた。
そして高まって行く魔力も感じ取れた。
マズい。
先手を取られてはダメだ!
(太公釣魚!)
咄嗟に選択したのは切り札となる【英霊召喚】の呪文、太公釣魚。
桟敷席に英霊のご老人が出現する。
だが。
単なる観客に見えてしまうのは気のせいじゃないだろう。
「真降魔闘法!」「エンチャントブレーカー!」「リミッターカット!」
もう隠れるのはここまでだ。
眼下の観客席にいる大勢の魔人達。
舞台の上にいる名前持ちの魔人達。
そして名前も知れない禿。
いや、魔神だな。
屠ってしまおう。
バレているなら仕方ないよね?
全部、ここで死ね!
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv112
職業 サモンメンターLv1(召喚魔法導師)
ボーナスポイント残 24
セットスキル
小剣Lv83 剣Lv85 両手剣Lv85 両手槍Lv89(↑1)馬上槍Lv90
棍棒Lv83 重棍Lv83 小刀Lv84(↑1)刀Lv86 大刀Lv86
刺突剣Lv84 捕縄術Lv90 投槍Lv88 ポールウェポンLv90
杖Lv95 打撃Lv101 蹴りLv101 関節技Lv102
投げ技Lv102 回避Lv110 受けLv110
召喚魔法Lv112 時空魔法Lv100(↑1)封印術Lv99(↑1)
光魔法Lv94 風魔法Lv94 土魔法Lv94 水魔法Lv94
火魔法Lv94 闇魔法Lv95 氷魔法Lv94 雷魔法Lv94
木魔法Lv94 塵魔法Lv94 溶魔法Lv94 灼魔法Lv94
英霊召喚Lv5 禁呪Lv98(↑1)
錬金術Lv82 薬師Lv17 ガラス工Lv24 木工Lv47
連携Lv92 鑑定Lv82 識別Lv92 看破Lv79 耐寒Lv80e
掴みLv80e 馬術Lv93 精密操作Lv80e ロープワークLv90
跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv80e 登攀Lv60e
平衡Lv93
二刀流Lv87 解体Lv83 水泳Lv44(↑5)潜水Lv76(↑1)
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv72(↑1)隠蔽Lv81
気配察知Lv81 気配遮断Lv81 暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv87(↑1)
魔法効果拡大Lv85 魔法範囲拡大Lv85
呪文融合Lv85
耐石化Lv80e 耐睡眠Lv80e 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv80e 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv80e 耐即死Lv80e
獣魔化Lv12
召喚モンスター
ナイアス オーケアニスLv30→Lv31(↑1)
器用値 65(↑1)
敏捷値 64
知力値 64
筋力値 27
生命力 27
精神力 64(↑1)
スキル
両手槍 回避 料理 水中機動 水棲 天啓
霊能 変化 夜目 呪歌 呪曲 瞑想 連携
精密操作 自己回復[小] 物理抵抗[微]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 時空属性
光属性 闇属性 水属性 土属性 耐混乱
共鳴
ストランド 青竜Lv30→Lv31(↑1)
器用値 32
敏捷値 65
知力値 31
筋力値 65
生命力 81(↑1)
精神力 32(↑1)
スキル
噛付き 巻付 回避 空中機動 水中機動 水棲
飛翔 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己回復[小]
MP回復増加[小] 霊能 熱感知 気配遮断 猛毒
時空属性 光属性 闇属性 土属性 水属性 木属性
耐即死 毒無効 鬼竜変
鞍馬 神将Lv30→Lv31(↑1)
器用値 55
敏捷値 55
知力値 27
筋力値 76(↑1)
生命力 76(↑1)
精神力 27
スキル
剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 ポールウェポン 棍棒
打撃 蹴り 投げ技 関節技 小盾 受け 回避 隠蔽
夜目 跳躍 憤怒相 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性
闇属性 火属性
ハイアムス アレイオーンLv30→Lv31(↑1)
器用値 37
敏捷値 79
知力値 36
筋力値 58(↑1)
生命力 60(↑1)
精神力 37
スキル
噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 突貫 回避
疾駆 耐久走 奔馬 変化 水中機動 跳躍 水棲
夜目 重装 呪音 振動感知 危険察知 追跡
騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 水属性 耐魅了 耐暗闇 耐混乱
プリプレグ アスピドケロンLv29→Lv30(↑1)
器用値 37(↑1)
敏捷値 37(↑1)
知力値 46
筋力値 46
生命力 107
精神力 46
スキル
噛付き 回避 堅守 体当たり 造林 水中機動
水棲 夜目 匂い感知 振動感知 自己回復[小]
物理抵抗[大](New!)魔法抵抗[小] MP回復増加[小]
騎乗者回復[小] 光属性 闇属性 土属性 水属性
木属性 浮島 結界生成
ラルゴ グレータードラゴンLv7→Lv8(↑1)
器用値 55(↑1)
敏捷値 55
知力値 37(↑1)
筋力値 55
生命力 55
精神力 37(↑1)
スキル
噛付き 引裂き 飛翔 回避 跳躍 疾駆 夜目
水棲 水中機動 自己回復[小] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 捕食吸収 ブレス
光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性
氷属性 灼属性 毒耐性 耐即死
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、クーチュリエ、極夜、バンドル、ロジット、船岡
守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、キュアノス、ノワール
ビアンカ、虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラック




