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 空中を移動、となると地上とまるで事情が異なって来る。

 即ち、身を隠す事は困難だ。

 インビジブル・ブラインドも空中移動では効果がすぐに途切れてしまう。

 地上戦力を相手にしなくていいのは助かるが、それでも襲って来る魔物はいる。


 最も厄介なのは言うまでもなくアラバスタードラゴンだ。

 ニュートドラゴン、スタッグドラゴン、ビートルドラゴンもいる。

 神魔蜂に神魔蜂女王も群れを成して襲って来るから侮れない。


 だが、気になる存在もいる。

 魔人だ!

 ヒッポグリフかグリフォンに騎乗し、大体はドラゴンと組んで襲ってくるようです。

 その中には変態魔人ことパントマイマー系の連中もいる。

 過剰火力で沈めているのは内緒だ。



「編隊を組み直せ!それにもう少し高度をとるぞ!」


『了解!』


『浮き島よりも高く、でしょうか?』


「当りだ!」


 そう。

 あの浮き島の周囲は各種ドラゴンが旋回しているような有様だ。

 それでも島の上の様子は見ておきたい。

 召喚モンスターの目を借りたらどうにか確認出来ると思えるのだ。



(アクロバティック・フライト!)


 風魔法の呪文、アクロバティック・フライトは全員を指定して継ぎ足しておこう。

 これがあればこそ、空中移動で追尾する気になっているようなものなのだ。


 後方、オレの両翼に展開する戦力を確認する。

 サモナー系5パーティだけの戦力だが、かなり充実した戦力と言えるだろう。



 アデル 種族Lv.78 人間 女性

 サモンマスターLv.16

 移動中 戦闘位置:地上



 イリーナ 種族Lv.78 人間 女性

 セインツLv.16

 移動中 戦闘位置:地上



 春菜 種族Lv.78 人間 女性

 サモンマスターLv.16

 移動中 戦闘位置:地上



 此花 種族Lv.78 人間 女性

 セインツLv.16

 移動中 戦闘位置:地上



 4名とも種族レベルは揃っている。

 見事だ。

 つい先刻、レベルアップした訳だが彼女達のスキルもかなり充実しているみたいです。

 既に【高速詠唱】は上限に達し、全員が【詠唱破棄】を取得。

 各人、オレみたいに魔法技能を見境なく取得していないそうだが。

 レベル51の呪文は普通に使いこなしている。

 【封印術】も十王封印がまだ使えないけど、九曜封印までが使えるなら十分だ。

 さすがに【禁呪】を取得していないみたいだが【呪文融合】は使っている。 

 それに切り札となる【英霊召喚】もある。

 オレが持っていない天馬疾駆を全員が持っているというのも凄い。


 オレも持っている【英霊召喚】は長い間、レベル5のままだ。

 これ、レベルアップに伴って使える呪文が追加出来ると思えるのだが。

 次に天馬疾駆は確実に選択すると思います。


 そして率いる召喚モンスターも粒揃いと言っていい。

 彼女達が騎乗するのはモノペガサスにヒッポグリフ。

 アデルと春菜はモノペガサス、イリーナと此花はヒッポグリフだ。

 どうもヒッポグリフはクラスチェンジしないらしい。

 但し、捕食吸収と捕食融合があるらしく、不足は感じないそうです。


 そして追従するのか空中位置の召喚モンスター達。

 全てが第五段階なのだ。


 アデル配下は?

 妖狐、フォレストアイ、銀狐、レッドシールドカーバンクル。

 イリーナ配下は?

 ミネルヴァオウル、フェアリークイーン、エンジェルナイト、アークデーモン。

 春菜配下は?

 フォレストアイ、アークデーモン、フェアリークイーン、オーロラウィング。

 此花配下は?

 朱雀、ミネルヴァオウル、フォレストアイ、オーディンガード。


 仮想ウィンドウが共有化出来るから布陣を確認出来る。

これならかなりの強敵に遭遇しても戦えそうに思えます。

 まだレベル10に達していない個体が多いけどね。

 心配ないだろう。

 今日のうちにレベル10に達してしまうだろう。

 何だったらレベル20、狙ってみるか?

 ちょっとハードになるけど。


 それに肝心のアデル達にしてもレベル80が近い。

 もう少し、ハードにしとくか?


 では、クーチュリエ。

 頼むぞ!



『2時の方位から魔物です!は、蜂ぃ?』


『11時の方向からも蜂の群れが!』


『後方からドラゴン!ビートルとスタッグです!』


 うむ。

 効果は抜群だ!


 でも残念、

 魔人は寄って来ない。

 アラバスタードラゴンとニュートドラゴンもだ。

 楽しめないか、と言えばそうでもない。

 アデル達を鍛えるには非常に都合がいい難易度であると言えよう。


 そして笑ってはいけない。

 腹の中に仕舞い込んでおけ!



「慌てるな!大丈夫、殲滅出来る!」


『き、厳しーーーーーッ!』


 厳しくないよ?

 気のせいだよ?

 何、そのうちに慣れるさ!







《只今の戦闘勝利で【回避】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『クーチュリエ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



『は、蜂はもうダメぇぇぇぇぇぇぇっ!』


『しっかり!もういないわよアデルちゃん!』


 いや、まだクーチュリエがいるぞ?

 蜂をそんなに毛嫌いしなくていいのに。

 有難く経験値にしたらいいのだ。


 ある意味で神魔蜂と神魔蜂女王は危険だ。

 スタッグドラゴン、ビートルドラゴンよりも、である。

 タフネスの面で考えたら比較にならないけどね。

 攻撃を喰らう機会の多さを考えたら明らかに蜂の方が厄介だ。

 接近される前に攻撃を重ねて仕留めてしまえたら面倒はないんだが。


 そうはさせないだけの数がいたらそりゃ怖いよね?

 そういう状況に放り込んだのはオレでありクーチュリエであるのだが。

 反省はしない。

 だって狩りというのはそういうものであるからなのだ。



 クーチュリエのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

 もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。



 クーチュリエ 神魔蜂女王Lv29→Lv30(↑1)

 器用値 68

 敏捷値 93(↑1)

 知力値 46

 筋力値 26

 生命力 46

 精神力 27(↑1)


 スキル

 針撃 噛付き 飛翔 回避 採集 養蜂 建築

 広域探査 夜目 強襲 危険察知 空中機動

 追跡 誘引 自己回復[微] 物理抵抗[小]

 魔法抵抗[中] MP回復増加[微](New!)致死毒

 麻痺 暗闇 魅了 耐石化 耐混乱 隷従



 さて、クーチュリエの誘引はまだ使える。

 もう少し頑張って欲しい所だ。

 何よりも浮き島です。

 そろそろ着陸しませんかね?

 また大量の魔物を召喚して欲しいのですが。


 移動を優先しているようで高度を下げる様子は無い。

 もう少しでN1E11マップに突入するだろう。

 だが。

 この展開は面白くない!

 魔物を召喚しろよ、浮き島!

 全く。

 護衛役であろうドラゴンの群れがいなければ乗り込んでやってもいいんだが。

 それにまだ島の上部の様子は観察出来ていない。


 これ以上、役に立たないようであれば落としてやろうか?

 複数のアラバスタードラゴンが問題だが。

 それに島には名前持ちの魔人がいる、と思われる。

 魔神でもいい。

 今すぐ乗り込んで伝えたい。

 魔物を寄越せ!



『浮き島が速度を落としてます!』


『高度もです。地表に降下してるみたいです』


「そうか。では今のうちに島の上を確認しておこう」


 うむ。

 オレの願いは通じたのか?

 地表で魔物を召喚するがいい。

 質も量も充実している事を願うが。

 その前に島の様相を確認しないといけませんけど。

 どんな感じかな?

 概ね、浮き島の規模も分かる事だろう。






『凄い魔物の数ですね』


『地表に描かれているの、魔方陣と魔法円だけじゃないみたい』


「南北、それに東西に伸びている線か。何だ?」


 そう。

 魔物が出現しているのは喜ばしい事ではある。

 後でクーチュリエの誘引を使って余さず頂く事にしたいのだが。

 どうもこの浮き島、着地して魔物を増量する以外に何かをしているらしい。

 何を?

 それは分からない。


 南北、そして東西に伸びるラインがとこまで続いているのか?

 それはここからでは分からない。

 スパッタの目でも見通せない。

 かなり先まで続いているみたいだ。


 その一方でこの浮き島の規模も確定した。

 以前、オレが落とした浮き島より大きいだろう。

 そして島の上部の形状は?

 小さな山をそのまま乗っけただけのように見えるが、山ではない。

 城砦そのものだ。

 いい雰囲気を感じる。

 中に何かが潜んでいるだろう。



『ドラゴンの群れに変化!旋回半径を広げてます!』


『どうします?』


「少し離れて地表に退避しよう。あの数は相手に出来ないからな」


 少し安堵の表情を浮かべる皆さんですけど。

 地上に降りるのには他にも理由がある。

 クーチュリエに誘引を使わせて他の魔物を呼び寄せて殲滅するのだ!

 浮き島、それにドラゴン達との距離は十分に離れている。

 問題ない。


 単に退避?

 そんな無駄はしません。






『キースさん!何でわざわざ地上で戦うんですか?』


「何故だろうな!」


 頭上で支援し続けているイリーナの問いだが。

 一言で説明するのは難しい。

 あえて言おう。

 楽しいからだ!



「シャッ!」


 周囲に味方となる地上戦力は皆無だ。

 でもそれがいい。

 近寄る存在が全部、敵だからだ!

 気兼ねなく布天羽々斬を振る。

 相手がプリズムスラッグ?

 物理攻撃が効き難い相手だけど構わず斬る。

 レッドマンティス?

 問題ない。

 ジャイアントセンチビート、巴蛇だってサイズ差など関係なしだ!

 鬱屈を晴らすかのように、戦う。

 戦い続ける。

 そこそこ、難易度は高い。

 屠り続けないと集られて詰む。

 そんな緊張感も堪らないのだ!



((フラッシュオーバー!))

((ライトニング・ブラスト!))

((パラレル・シムーン!))

((プリズムライト!))

((ミーティア・ストリーム!))

((アシッド・レイン!))

((ヘイルストーム!))

((スウォーム!))

(ミラーリング!)


 【呪文融合】で組んだ全体攻撃呪文の詰め合わせだ。

 ミラーリングが加わって威力もかなり向上している。

 アデルも安心していい。

 神魔蜂も神魔蜂女王もかなり減っているぞ?



『ドラゴンが来ます!』


『ニュートが2、スタッグが5、ビートルが20前後!』


『キースさん、逃げないと!』


「大丈夫だ、狩れる」


 そう言いながらも落胆しているオレがいる。

 何故、アラバスタードラゴンがいない?

 まあアラバスタードラゴンが2頭までなら迎撃。

 3頭なら逃げる。

 そう決めてはいたんですけどね。

 せめて1頭だけでもいいから、いて欲しかった!



((((((((((((((((カーズド・シャドウ!))))))))))))))))

(ミラーリング!)


 目の前を通過する大きな影。

 どのドラゴンのものかは知らないが気の毒に。

 カーズド・シャドウ16連装にミラーリングだ!

 大体、ダメージで言えば30連装位にはなって欲しいものだが。

 マーカーは見えてないけどかなりダメージはあった筈。


 だが。

 オレの後方で派手な衝撃音。

 どうも墜落したらしい。



『ビートルドラゴンが沈みました!』


『い、一撃?』


『凄い!』


 そうか。

 今のはビートルドラゴンだったのか。

 つまらぬものを斬ってしまった。

 いや、影が交錯してて何が何やら、混乱しそうになる。

 誤射しないように気を付けないと!


 カーズド・シャドウ16連装にミラーリングの組み合わせは効果が安定しない。

 昼間であるからなのだろう。



「後続はいるか?」


『ドラゴンの後続はいません!まだナメクジとカマキリ、ヘビが来てます!』


「了解だ!このまま続ける、いいな?」


『は、はい!』


 そうか。

 まだ来るのか。

 歓迎するとしよう。

 これなら更に倍プッシュでもいい。


 浮き島もいい仕事をしてくれた。

 有難う!








《只今の戦闘勝利で【両手剣】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スコーチ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



「全員、平気か?」


『不思議な事に無事です。死に戻りはいません!』


『ステ異常もいません、でも消耗は否めませんね』


「そうか。無事ならいい」


 ふーむ。

 苦戦?

 それなりに緊張感はあったし苦戦と言っていい。

 ニュートドラゴンもいたのも良かった。

 それでも大苦戦には程遠いですけどね。

 基準がまた上がってしまっているのです。


 それでもたまにはこんな戦いであってもいいな。

 ジャイアントセンチビート、巴蛇といった辺りは斬り甲斐がある。

 勿論、各種ドラゴンもだ。

 いい運動になった、と思います。



 スコーチのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

 もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。



 スコーチ ミネルヴァオウルLv30→Lv31(↑1)

 器用値 38

 敏捷値 84

 知力値 52(↑1)

 筋力値 53

 生命力 53(↑1)

 精神力 38


 スキル

 嘴撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目

 反響定位 空中機動 監視 看破 強襲 隠蔽

 追跡 気配遮断 危険予知 天啓 睡眠 混乱

 自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[微] 耐混乱 耐即死 耐魅了

 耐睡眠



 だて、肝心の島はどうなった?

 そう、これは狩りではなく追尾であるのだ!

 唯のお題目と化しているかもだが。

 そこも手を抜いてはいけない。



「浮き島は?」


『別チームが追い付いたみたいです。現在、南へ移動中みたいです』


『N1E11マップに突入しちゃった?』


『そうみたいね』


 ふむ。

 ならば継続で狩りが出来るな。


 違った。

 追尾だ、追尾!

 そして悩むのはスコーチだ。

 睡眠、そして混乱を使い続けていたのだろう。

 もうMPバーに余裕が無い。

 ここは交代で。

 スコーチを帰還、黒曜を召喚しよう。

 布陣は?

 黒曜、クーチュリエ、蒼月、スパッタ、イグニスになったか。

 大丈夫。

 まだまだ戦える。


 だが、気にしておくべきは時間だ。

 太陽が傾いていて影の位置が把握し難くなっている。

 いっそ夜なら対応はし易いんだが。


 それに護衛役のドラゴン達も気にしておこう。

 先刻のドラゴンは護衛役が襲って来てくれていたのか?

 そうであれば減っているかもだが。

 最も危険なアラバスタードラゴンも今みたいに襲って来る可能性がありそうだ。

 あの数を一気に相手にするのは無理がある。

 慎重に距離を保つ事が重要だろう。


 では、少しだけ距離を詰めよう。

 そして再び、クーチュリエの誘引を使って楽しい空中戦だ!

 クーチュリエのマーカーを見る。

 夕方までもう何度か、この手順が使えそうだ。

 何、MPバーが不足するようであればマナポーションを与えたらいい。

 夜以降は問題だが。



 いや。

 クーチュリエと同じ事が出来る召喚モンスターの存在を忘れちゃいけません。

 テイラーだ!

 機動力は問題だが、出来なくは無い。

 地上戦で、と最初から割り切ればいいだけの話なのだ。


 問題はアデル達だな。

 この追尾は夕方まで、と聞いている。

 その先は別チームに引き継ぐ事になるらしいけど。

 気兼ねなく一緒に狩りが出来るプレイヤーでいて欲しいんですけどね。

 そこだけが心配だ。







《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐沈黙】がレベルアップしました!》

《【耐沈黙】がレベル上限に達しました!》


 時刻は?

 もう少しで午後5時40分か。

 久々にアラバスタードラゴンを狩ったように思う。

 もっと襲ってくれていいのに。

 これではアデル達の感覚が麻痺しないだろ?

 困った事だ。



『今ので種族レベルが80になっちゃってる!?』


『呪文も増えた!エクストラ・サモニング?』


「その呪文は切り札に使える。良かったな」


 そうか。

 午後は途中でインスタント・ポータルを使って小休止があった。

 でもそれ以外では移動と戦闘の繰り返しだったんだが。

 ようやく、レベル80か。

 惜しい。

 切り札が増えたのであれば浮き島を護衛する戦力を削ぎに行く選択肢もあっただろう。

 かなり無茶だけど。


 想像するのだ。

 あの数のドラゴンと空中戦?

 激しくそそられるものがある。

 勝てる見込みは無いけど、魅力的に見えてしまう。

 マズいな。

 何故か攻略プランを組みかけているオレがいる。

 全滅必至の消耗戦になるって分かっているのに、ねえ?



『そろそろ、引継ぎの時間です。九重さんの所と合流しましょう』


「そうか。済まないな」


『へっ?』


『はい?』


「物足りなかったんじゃないか?」


 言葉は無い。

 いや。

 本気でそう思ってますよ?

 だって移動する時間が多くて退屈だったでしょ?



『今更ですけど、キースさんって変!』


『物足りないとか、とんでもない!』


『正直、お腹一杯なんですけど』


 そうか?

 満腹では仕方ないな。


 でもね。

 別腹ってあるんじゃないの?

 デザートはどうでしょう。

 まあそんな時間は無さそうですけど。


 惜しい。

 やっぱり惜しい。

 あの浮き島、大規模ユニオンを組んで襲うべきじゃないかな?

 理想は召喚する魔物を全部、差し出させてからだが。


 ああ。

 襲いたくなってしまう。

 まるで病気みたいになっている。

 このままでは死に戻りかねないぞ?






 眼下に大き目の岩。

 その影にプレイヤーの姿がある。

 別行動していた攻略組だ。

 パッと見た感じで結構な数になっている。

 4つのパーティのユニオンには見えない。

 引継ぎの面々もいるのかな?



『引継ぎメンバーも来てる?』


『そうみたいね』


『定時連絡は?』


『もうちょっと。午後6時だし』


 アデル達はここまでか。

 そして浮き島の追跡は夜間という事になる。

 同行するのはいいが、昼間に比べてより厳しい条件だ。

 追尾するにしてもプレイヤーは誰もが相応のリスクを抱える事になる。

 フィーナさんはどんなプレイヤーを寄越したのだろう?

 ちょっと気になる所です。



「じゃあ、ここまでか」


『キースさんもここまで?』


「一旦、区切るよ」


 うん。

 でも追尾に参加する面々を見たら気が変わるかもよ?

 単に追尾するだけであれば邪魔しちゃいけません。

 でもね。

 それなりに戦えそうであるなら否は無い。

 巻き込んでしまおう、と思うのだ。

 腹黒いか?

 いや、苦戦程度までなら許容範囲だろう。


 さあ。

 誰がいるのかな?





「引継ぎに来ました!」


「じゃあ後はお任せするけど。かなり手強いわよ?」


「まあ逃げたらいいだけですし」


 引継ぎに来ていたのは?

 攻略組は2パーティ。

 1つはもうお馴染みの紅蓮くんがいる。

 以前の時と編成が違っていて眠りダムーはいない。

 どうも追尾を重視しているらしく、プレイヤーも探索を優先したみたいだ。


 もう1つは?

 リディア、それにガヴィがいる。

 結構、久々に会った事になるのかな?

 相変わらずだがリディアとは気まずい空気があったりします。



 リディア 種族Lv.72 人間 女性

 エレメンタル・メイジ『光』Lv.10

 待機中 戦闘位置:地上



 ガヴィ 種族Lv.73 人間 女性

 ダンジョンパイロットLv.11

 待機中 戦闘位置:地上



 チラ見で確認。

 ほう、これはこれは!

 かなり鍛えてあるみたいです。

 それに他の面々も種族レベルで50台が皆無だ。

 全員、種族レベルで65以上になってます。



「夜は君達も追尾をするのか」


「ええ」


「その為にログイン時間を調整して来ましたから」


 攻略組は2パーティ。

 それに加わるのはサモナー系が3パーティになるみたいだ。

 ヒョードルくん、ヘラクレイオスくん、そしてゼータくんも参加か。



 ヒョードル 種族Lv.79 エルフ 男性

 サモンマスターLv.17

 待機中 戦闘位置:地上



 ヘラクレイオス 種族Lv.79 人間 男性

 デスマスターLv.17

 待機中 戦闘位置:地上



 ゼータ 種族Lv.80 エルフ 男性

 セインツLv.18

 待機中 戦闘位置:地上



 やはりチラ見で確認。

 かなり鍛えているみたいだな。

 オレが手助けするような余地はもう無いように思えるのだが。

 何しろ相手が相手だ。

 オレも同行した方がいいのかね?



「概要は聞いてある?」


「ええ」


「夜の行動パターンは少しだけ見てます。でも移動速度を上げられると厳しいかな?」


「状況次第だけどね。それに出現する魔物もアンデッドも加わって来る筈だ。油断するなよ?」


 交わされる会話を聞きながら思う。

 やっぱり、参加すべきなんだろうか?

 きっとだけど面白そうな戦闘が出来そうな気がする。

 確証はないですけど。


 一旦、夕食のついでに召魔の森に戻るつもりではいる。

 懸案事項がまだ残っているからだ。

 闘技場のオベリスクに色々と捧げないと!

 ちょっとした事だけどね。

 後回しにし続けていると、いずれ忘れ去る事になる。

 きっと、そうなる。

 今のうちに解消しておくとしましょう。




「じゃあ、また後で」


「え?また後で?」


「夜の追尾は私達でやりますけど」


「何、夜は夜で面白そうだしな」


 うん。

 嘘じゃない。

 面白そう、というより面白そうな展開にしてしまいたいだけです。

 テイラーが参加出来るような展開を望みたい。

 即ち、浮き島には移動速度を落として欲しい。

 そう思ってます。


 テイラーの発光、か。

 夜、暗い所では見応えがある事だろう。

 まあオレが望むのはそこじゃない。

 どれだけの魔物が寄ってくれるか、であるのだ。


 W4d1マップでのドラゴン狩りでは大いに活躍してくれていて、実績はある。

 クーチュリエと同様の効果を期待していいのだ。

 それにクーチュリエはここで養蜂業に戻ってもらおう。

 ポータルガードも見直しは必至だろう。


 皆と別れたら早速、移動するとしよう。

 まずは夕食を頼まないといけません。

 そして対戦だ。

 邪結晶、狂結晶、風結晶。

 ポータルガードの面々がいないとリスクは高そうだけど、それでも挑みたい。

 忘れないうちに片付けないと、本当に忘れてしまうぞ?





 テレポートで召魔の森に到着。

 ポータルガードの面々はいるかな?

 いる。

 城門近くの城壁の上に獅子吼、雷文、逢魔の姿がある。

 大変結構。

 では、闘技場で対戦だ!


 その前に夕食は頼んでおかないと。

 それに先にポータルガードの見直しもしておかないといけません。

 では、先に済ませてしまおう。

 蒼月、スパッタ、イグニスは帰還だ。

 そしてクーチュリエと逢魔を入れ替える。

 ついでだ。

 極夜、ルベルを召喚。

 言祝、ノワールと交代させてしまおう。


 ポータルガードはどうなった?

 ジェリコ、リグ、クーチュリエ、獅子吼、極夜、モジュラス。

 雷文、清姫、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ルベル。

 そして虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラックだ。

 見直しで終わりではない。

 対戦にも参加して貰うぞ?


 食事の用意は久重に任せて、他の全員は対戦に参加させましょう。

 慈悲は無い。

 ではオレの布陣はどうするか?

 逢魔、それにノワールはこのまま対戦に参加で。

 他の枠は?

 バンドル、船岡、ヘイフリックにしましょう。


 オレの得物はどうしよう?

 最初は神樹石のトンファーだけでいい。

 状況に応じてグレイプニル、金剛杵、断鋼鳥のククリ刀を使う形だ。

 何となくですけど、魔結晶とは違うような気がするのです。


 さて。

 どんな戦いになるかな?

 実に楽しみだ。







 スケルトンドラゴンキング ???

 魔物 アンデッド ??? ???

 ??? ???



 ドラゴンゾンビキング ???

 魔物 アンデッド ??? ???

 ??? ???



 ドラゴンスペクターロード ???

 魔物 アンデッド ??? ???

 ??? ???



 使ったのは邪結晶。

 品質Cで魔力は半分程にまで減った奴だ。

 羅喉刀にセットしてテストした分であったんですけどね。


 それで出現したのがこの3体。

 マズい。

 アンデッド系の上位ドラゴンなの?

 1体ずつで合計3体。

 数では有利の筈。

 なのにこの迫力!

 まさにオレが望んでいた強敵だ!



「真降魔闘法!」「エンチャントブレーカー!」「リミッターカット!」


 未見じゃないようで未見の相手だ。

 見た目は同じだが大きさも違えば迫力も違う。

 しかも各々がアンデッド系ドラゴンの上位に相当する筈。

 それに相応しい対応をすべきだろう。

 即ち、全力で戦うのみ!



(サンシティフィ・アンデッド!)

(サンシャイン!)

(ホーリー・ライト!)

(((六芒封印!)))

(((七星封印!)))

(((十王封印!)))

(ホーリー・プリズン!)

(グラビティ・プリズン!)

(ファイア・エクスプロージョン!)

(ミーティア・ストリーム!)

(ミラーリング!)


 【呪文融合】のアンデッド対策の組み合わせだ。

 ミラーリングもちゃんと組んである。

 効き目は?

 確認する前にやるべき事がある。

 これだ!



(ショート・ジャンプ!)


 跳んだ先は?

 スケルトンドラゴンキングの頭上。

 そして手にした小さな船岡を落とす。

 後は任せた。

 オレは次を狙いたい。



(ショート・ジャンプ!)


 今度はドラゴンゾンビキングの頭上だ。

 マーカーを見ながら殴れる、絶好の位置。

 そして確認出来た。

 ドラゴンゾンビロードよりも遥かにデカいな!

 そして封印が効いてません。

 そうかそうか。

 ならば個別に仕留めに行くべきなのだろう。



((ダウンバースト!))

((キャタラクト!))

((グラビティ・プリズン!))

((ホーリー・プリズン!))

((ダーク・プリズン!))

((カーズド・ワーム!))

(ドラウト・ゾーン!)

(ブラックベルト・ラッピング!)

(レインボー・チェイン!)

(アイアン・メイデン!)

(ミラーリング!)


 ドラゴンスペクターロードを分断する。

 まあ気休めだ。

 封印が途切れたらどうせ雲散霧消で突破する事だろう。


 オレの元に逢魔が来た。

 グレイプニルの端を持たせてドラゴンゾンビキングの頭から飛び降りた。

 まずはこの大物を縛り上げて確実に分断したい。

 3体を同時に相手にするのはあのアラバスタードラゴン単体を相手にするよりも危険だ!

 単体でもアラバスタードラゴンに迫る脅威であるかも?

 少なくとも正統派のドラゴンに近いニュートドラゴンとは違った厄介さがあるだろう。

 そう直感で分かっていた。


 何しろアンデッドなのだ。

 それだけで厄介さが倍増しようというものだ!


 ゴーレム組の戦列がスケルトンドラゴンキングに迫っている。

 そのスケルトンドラゴンキングの足元は蔦で絡まっていて空に飛ぶ事を許していません。

 船岡の支援だ。

 ところでその船岡は?

 スケルトンドラゴンキングの背中にはいない。

 尻尾側に転がってしまったようだ。


 大きさを見比べる事が出来た。

 明らかに大きい!

 スケルトンドラゴンキングならば背中を押し潰せるだけの大きさが船岡にはある。

 それだけの重さがある筈。

 尻尾の骨に噛み付いた船岡を悠々と引き摺って、尻尾を振ってやがる!

 どうもパワーも桁違いであるようだな。



「逢魔!」


 グレイプニルで早めにドラゴンゾンビキングを封じ込めたい。

 だが。

 嫌な予感もする。

 ドラゴンスペクターロードが鉄の棺桶を突破しやがった!

 ミラーリングで効果は強化されている筈なんだが。


 これは、ヤバい。

 楽しい事になったぞ!

 強敵だ。

 間違いなく、強敵。

 邪結晶に感謝を。

 これはもう一度、捧げてみたくなるぞ!

 その前にこいつ等を仕留めないといけません。


 浮き島さん、済まない。

 そっちに行くのが遅れてしまいそうな予感がします。







《只今の戦闘勝利で【耐石化】がレベルアップしました!》

《【耐石化】がレベル上限に達しました!》

《只今の戦闘勝利で【耐睡眠】がレベルアップしました!》

《【耐睡眠】がレベル上限に達しました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『逢魔』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ああ、もうダメ。

 堪能した。

 圧倒的な大苦戦!

 今みたいな連戦が安定して出来ればいいのに。

 闘技場に引き篭もってしまいそうになるけどね。

 それはそれで実に有意義であるかもしれませんよ?



 逢魔のステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。

 もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。



 逢魔 闇鬼狼Lv28→Lv29(↑1)

 器用値 40(↑1)

 敏捷値 86

 知力値 50

 筋力値 38

 生命力 38

 精神力 39(↑1)


 スキル

 打撃 蹴り 回避 受け 投げ技 関節技 噛付き

 疾駆 跳躍 裂帛 呪詛 反響定位 隠蔽 追跡

 夜目 気配遮断 自己回復[中] 物理抵抗[小]

 魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 変身 時空属性

 光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性

 溶属性 暗闇 沈黙 耐暗闇



 未見のアンデッド系ドラゴン、それも3種か。

 ドラゴンゾンビキングはよくかからない部分もある。

 でも間違いなく、上位種に相応しい強化があると思う。

 特にドラゴンスペクターロードは別格だ。


 闘技場は結構な広さがあるんだが、もう少し広くてもいいな。

 こんな相手であればもっと数が増えてくれていい。

 拡張、出来ないかな?

 でも残念。

 メニューでは拡張は出来ないみたいだ。


 では、続きとしよう。

 狂結晶を、と行きたいがここは邪結晶だ。

 但し品質は一番低い奴にしよう。

 次もアンデッド系ドラゴン、しかも上位種であって欲しい。

 邪結晶だけに邪悪な存在だけが出現するパターンであってくれ!


 召喚モンスターを含め、回復は終了。

 オレもリミッターカットの後遺症であるステータス異常はソーマ酒で解消。

 呪文の強化も進めておいた。

 では、オベリスクに邪結晶を捧げてみよう。

 品質D-と低いけど未使用だ。

 さあ。

 何が出てくれますか?




 スケルトンドラゴンロード ???

 魔物 アンデッド 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:地上 ???



 ドラゴンゾンビロード ???ロード

 魔物 アンデッド 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ドラゴンスペクター ???

 魔物 アンデッド 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 惜しい!

 上位種じゃないではないか!


 だが油断してはいけない。

 レベルが見えてないし各々2体なのだ。

 こうなると悩む。

 最初は闘技場も広過ぎると思ったものだが。

 これでは手狭か?


 まあ今はこいつ等の相手が先だ。

 邪結晶を捧げる事に何かの意味がある。

 そこを確認するにはさっさと仕留め続けるに限るからな!


主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv111

職業 サモンマスターLv49(召喚魔法修師)

ボーナスポイント残 22


セットスキル

小剣Lv83 剣Lv85 両手剣Lv84(↑1)両手槍Lv87 馬上槍Lv89(↑1)

棍棒Lv83 重棍Lv83 小刀Lv83 刀Lv85 大刀Lv85

刺突剣Lv84 捕縄術Lv88 投槍Lv86 ポールウェポンLv90

杖Lv93 打撃Lv100 蹴りLv100 関節技Lv101

投げ技Lv101 回避Lv110(↑1)受けLv109

召喚魔法Lv111 時空魔法Lv98 封印術Lv97

光魔法Lv93 風魔法Lv93 土魔法Lv93 水魔法Lv93

火魔法Lv93 闇魔法Lv94 氷魔法Lv93 雷魔法Lv93

木魔法Lv93 塵魔法Lv93 溶魔法Lv93 灼魔法Lv93

英霊召喚Lv5 禁呪Lv96

錬金術Lv80 薬師Lv17 ガラス工Lv24 木工Lv47

連携Lv91 鑑定Lv81 識別Lv91 看破Lv79 耐寒Lv80e

掴みLv80e 馬術Lv92 精密操作Lv80e ロープワークLv88

跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv80e 登攀Lv60e

平衡Lv92

二刀流Lv85 解体Lv81 水泳Lv38 潜水Lv74

投擲Lv50e

ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv68 隠蔽Lv80

気配察知Lv80 気配遮断Lv80 暗殺術Lv60e

身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e

無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv85

魔法効果拡大Lv84 魔法範囲拡大Lv84

呪文融合Lv84

耐石化Lv80e(↑1)耐睡眠Lv80e(↑1)耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e

耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv79 耐毒Lv80e

耐沈黙Lv80e(↑1)耐即死Lv79

獣魔化Lv11


召喚モンスター

クーチュリエ 神魔蜂女王Lv29→Lv30(↑1)

 器用値 68

 敏捷値 93(↑1)

 知力値 46

 筋力値 26

 生命力 46

 精神力 27(↑1)

 スキル

 針撃 噛付き 飛翔 回避 採集 養蜂 建築

 広域探査 夜目 強襲 危険察知 空中機動

 追跡 誘引 自己回復[微] 物理抵抗[小]

 魔法抵抗[中] MP回復増加[微](New!)致死毒

 麻痺 暗闇 魅了 耐石化 耐混乱 隷従


逢魔 闇鬼狼Lv28→Lv29(↑1)

 器用値 40(↑1)

 敏捷値 86

 知力値 50

 筋力値 38

 生命力 38

 精神力 39(↑1)

 スキル

 打撃 蹴り 回避 受け 投げ技 関節技 噛付き

 疾駆 跳躍 裂帛 呪詛 反響定位 隠蔽 追跡

 夜目 気配遮断 自己回復[中] 物理抵抗[小]

 魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 変身 時空属性

 光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性

 溶属性 暗闇 沈黙 耐暗闇


スコーチ ミネルヴァオウルLv30→Lv31(↑1)

 器用値 38

 敏捷値 84

 知力値 52(↑1)

 筋力値 53

 生命力 53(↑1)

 精神力 38

 スキル

 嘴撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目

 反響定位 空中機動 監視 看破 強襲 隠蔽

 追跡 気配遮断 危険予知 天啓 睡眠 混乱

 自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[微] 耐混乱 耐即死 耐魅了

 耐睡眠


召魔の森 ポータルガード

ジェリコ、リグ、クーチュリエ、獅子吼、極夜、モジュラス

雷文、清姫、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ルベル

虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラック

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― 新着の感想 ―
いつもの様に強制でハードモードにぶち込まれる一番弟子コンビ…春菜と此花も既にセットだけどw
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