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『じゃあもうすぐN2E12マップなの?』


「ええ」


『追跡チームは編成済み、そっちに向かわせるわ。交代していいわよ?』


「このまま継続でもいいんですけど」


『ダメ。定期的にログアウトはしておくものよ?』


 あちゃ。

 怒られちゃったか。

 でも本当に継続でいいんですけど。



「分かりました。で、誰が来るんです?」


『到着したら分かるわ。ヒントは貴方がフレンド登録している相手になるわ』


「はあ」


『浮き島の追跡は明日、改めてお願いするかも?今日はここで一区切りして頂戴』


「えっと。了解です」


『昼食なら奢るけど、どうする?』


「ちょっと別件もあるので遠慮します」


『了解したわ』


 テレパスが切れた。

 最後の方だけどフィーナさんってば笑ってなかったか?

 まあアレだ。

 オレの場合、フレンド登録者はフィーナさんよりも遥かに少ない。

 何となく、誰が来るのか予想は出来る。

 本命、対抗は外さないと思います。

 大穴は無い、と思う。

 賭けにしたのであれば、はスリルの無い配当になる。

 だから賭ける気はしません。





「お待たせしました!」


「追跡任務、引継ぎします」


 ふむ。

 概ね予想通り。

 春菜と此花。

 対抗の方が来たみたいです。

 当然だが配下の召喚モンスター達も一緒だ。

 そしてもう2つ、パーティがいるようです。

 そっちの顔見知りは九重だけだが気になるプレイヤーがいる。



 ホウライ 種族Lv.62 人間 男性

 護法呪禁導師Lv.14

 待機中 戦闘位置:地上



 護法呪禁導師?

 心当たりがあるとしたら護法呪禁師の上位職だろう。

 【封印術】のスペシャリストといった所か?



「4つのパーティで追尾を?」


「ええ」


「後続でアデルちゃんとイリーナちゃんも来る予定です!」


「攻略組も後2つのパーティが追加予定です」


「随分と多いように思うけど、大丈夫か?」


「インビジブル・ブラインドを継ぎ足して追い掛けますので」


「それでこの数なんです」


「注意しろよ?そのインビジブル・ブラインドが効かない魔物がいるぞ」


「その時はどうにかして逃げます!」


「【英霊召喚】もありますし。どうにか凌ぎます」


「そうか」


 うん。

 安心したか?

 いや、心配だ。

 オレの分の獲物は残ってくれると思うけど心配だ。

 浮き島に突入しないとは思うが心配だ。

 何が起きるのか分からないのが戦場なのです。



「もう聞いたと思うが、浮き島が着陸したら注意だ。魔物の群れが一気に増えるぞ」


「了解です」


「基本、戦闘は回避する方向で行動しますので」


 ふむ。

 上手く逃げていられるうちはいいが。

 攻略組の面々も種族レベルで全員が60以上。

 彼等の戦力も向上しているのは間違いないだろう。

 フィーナさんが送り込んだチームなのだ。


 それにオレも昼食を済ませたら合流する事だって出来るだろう。

 何、邪魔はしません。

 逃げ回る事を許さないだけだ。



「昼食ついでに小休止したら私も合流しよう」


「え?」


「来るんですか?」


「ああ。少し時間は掛かると思う」


 オレの目的は?

 まずはアラバスタードラゴン。

 そして浮き島が召喚する魔物の群れだ。

 いい経験値稼ぎの対象としてロックオンしてますから。

 逃す事はない。

 逃す事が出来ない。

 リスクは大きいが是非とも挑みたい相手なのである!



「春菜をマーカーにして跳ぶ事にするがいいか?」


「いいですけど」


「キースさん、もしかしてあの浮き島、狙ってます?」


「どうかな」


 惜しい!

 浮き島に突入して落とす案であれば却下だ。

 魔物の群れを増やしてくれる、有難い存在ではないですか!

 そんな浮き島を落とすなんて、勿体無い!


 魔物を呼ばせるだけ呼ばせるのです。

 呼べなくなっても呼ばせるのです。

 乾いた雑巾から水を搾り出すように、呼ばせるのです。

 出来ないようなら用済みとして落としてやればいいだけの話だ。



「では、また後で」


「おつかれー!」


「後はお任せを!」


 では、テレポートで跳ぼう。

 行き先は召魔の森だ。

 ちょっと落ち着いて昼食を摂りたい。


 いや。

 目的が違うな。

 新たに得た【禁呪】の呪文がある。

 試してみたい。

 いきなり実戦で使うのは少々怖いのだ。

 闘技場で試そう。


 それに闘技場関連で保留にしている事もある。

 闘技場のオベリスクに邪結晶、狂結晶、風結晶を捧げたらどうなるのか?

 そろそろ確認しておきたい。





 召魔の森に到着。

 時刻は午前11時40分だ。

 ポータルガードは?

 全員、いるようです。

 ならば昼食はスーラジに頼むとしよう。


 厨房で食事を頼み終えたら闘技場に直行だ。

 で、布陣はどうしよう?

 ここは戦力の底上げ狙いでいい。

 フローリン、赤星、待宵、キレート、モスリンにしよう、と思う。

 ポータルガードは守屋とスーラジ以外、全員参加で。

 闘技場の設定は夜にしよう。

 まずは新しい呪文の試し撃ちだな。


 待て。

 まずは説明文を読め!

 正直に言おう。

 取扱説明書を最初から最後まで読み込むような性質じゃない。

 保険の約款も最初から最後まで読んだ事もない。

 堪え性がない?

 その自覚はあります。

 自慢になりませんがね。


 まあ説明文も簡単なものしかないのだ。

 読んでからでもいい、と思えます。





 新たに得た【禁呪】の呪文は2つ。

 メタモルフォーゼ。

 言ってみれば変身呪文だ。

 【変装】の補助スキルとは無関係で姿形を変える、とあるんだが。

 雛形となる相手に接触する事が条件であるらしい。

 マーカーもその相手のものになるという便利仕様だ。

 しかも基本的な能力は使えてしまう、らしい。

 使えるスキルには制限があるようだけど、ね。

 そして時間制限は種族レベルに依存する、か。

 クーリングタイムは24時間。

 これはエクストラ・サモニングと一緒のようだな。


 それにしても文章だけじゃ分からない所が多い。

 レプリカントの待宵みたいな事が出来る、という理解でいいと思うけど。

 ルベルみたいに小さくなれるのか?

 逆に戦鬼みたいに大きくなれる、とか。

 敵手である魔物に通じるかどうかも書いてないんですけど。

 大体、待宵のスキルのクローンとどこがどう違うのか?

 これは実際に使ってみるしかない。


 もう一方のミラーリングは?

 どこかで聞いた事があるような気がするけど。

 どこでしたっけ?

 まあいい。

 説明文を読む方が優先だ。


 ミラーリングは直前に使用した呪文の再利用、となっている。

 説明は実に短く、これだけだ。

 何という事だ。

 使ってみるしかないではないか!

 どちらの呪文にも【禁呪】にされている理由がある筈だ。

 使ってみよう。







(メタモルフォーゼ!)


 場所は闘技場。

 設定は夜だが、ホーリー・ライトの明かりがある。

 視認で確認出来るだろう。


 メタモルフォーゼで写し取ったのはインビジブル・ストーカーのキレート。

 オレの姿は灰色の人形のようになっている筈。

 シンクロセンスでオレの姿を確認しようか、と思ったんだが。

 オレの姿だった待宵の姿がキレートの姿になってる。

 おい。

 オレを通じて間接的にクローンを使ってるようなものじゃないか!


 それにどうも使うことになる魔法技能は元々のオレのスキルを使うみたいだ。

 但し体を動かそうとすると、違和感は大きい。

 これは、アレだ。

 どちらかと言えばリモート・コントロールの感覚ににかなり近い。

 異なるのは自らが変化するので戦力の低下が無い事だろう。


 便利?

 きっと、便利だ!

 時間制限は種族レベルに依存、どうも頭上の数字を見ると【英霊召喚】と同様かな?

 今、残り時間は900秒程になっている。

 こうなるとキレートの姿のまま、少し戦ってみよう。

 どうも使えるであろうスキルの一覧が左下の小さな仮想ウィンドウに表示されている。

 オレの持っていないスキルも並んでいるみたいだ。

 武芸百般、夜目、監視、魔力遮断、反響定位、同調、影棲、奇襲といった奴だ。

 これらはオンオフが選択出来るようになっている。

 物理抵抗[小]、魔法抵抗[大]、MP回復増加[中]、MP回収[小]、全耐性は常時オンの設定かな?


 属性は選択出来ない形だ。

 元々、全部オレは魔法技能で持っているからかもしれないな。


 感覚は?

 ちょっと、いや、かなりギクシャクした感触がある。

 滑らかさが無いのだ。

 でも動きそのものは軽いという奇妙さ。

 正直、違和感は大きい。



 まあ、アレだ。

 最初はお試しであるのだし、対戦相手は少し軽めにしておこう。

 興味があるのは?

 勿論、影棲だ。

 でも闘技場の設定は夜。

 一応、フラッシュ・ライトは使ってあるんだけどね。

 影が薄い召喚モンスターでも使えるのかね?

 無いに等しいのだ。

 赤星、待宵、キレート、モスリンと影は薄い。

 フローリンは影が小さいんだが、これも使えるのかな?

 試すしかないけど。


 さて。

 オベリスクに捧げるのは魔晶石にしよう。

 ちょっと影棲は使いこなせる自信は無いのでした。




 最初の対戦相手は何かと言えば、火車。

 その後はダークキメラ、そしてレッサーヒュドラ。

 ちょっと物足りなかった、というのは正直ある。

 でも満足だ。

 影棲、面白い!

 結論から言えばフローリンの影に潜んで魔物に迫る事は出来ている。

 一番使い易い影は獅子吼のものだったりしますけど。

 でもね。

 対戦相手だって動くのです。

 影から出るタイミングを外して何度も空振りしてます。

 ダメじゃん!


 面白いけど慣れるには時間が掛かりそうだ。

 それにメタモルフォーゼは気軽に使える呪文じゃない。

 リモート・コントロールで普段から使っておくべきなんだろうか?

 上手に使いこなすには機会を増やすしかないけど1日1回だ。

 気が遠くなりそうだな!


 まあ今日はもうこれで時間切れだ。

 次の課題に挑むとしよう。 

 【禁呪】の呪文、ミラーリング。

 どんな呪文であるのかな?

 それに得物は天羽々斬にしてみるか。

 ポータルガードの面々がいるのです。

 ここは暴れる事も忘れてはいけないな!






《只今の戦闘勝利で【両手剣】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『待宵』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 これはいけない。

 ミラーリングが強い!

 凶悪、と言って差し支えないだろう。

 【禁呪】に指定されている理由も単純明快。

 その効果が劇的なのだ!

 これは禁止に指定すべき呪文とされても無理はない。


 確かに説明文の通り、直前に使った呪文の再利用だ。

 効果がオリジナルに比べて効果が低めになるけど気にならない。

 特に攻撃呪文の場合、効率が一気に跳ね上がっているからだ!


 【呪文融合】でミラーリング17連装も試したが、これは無意味だったけどね。

 フォース・ブラスト17連装を16連装にして最後にミラーリングを組むと凶悪だった。

 もう反則技だよ!

 フォース・ブラスト32連装のような有様になる。


 【呪文融合】は組み合わせを見直そう。

 これは絶対にだ。

 強化系の呪文も効果の継ぎ足しがあるようだし。

 色々と有難いぞ?


 これは大きな力になる。

 間違いないだろう。



 待宵のステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。

 もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。



 待宵 レプリカントLv28→Lv29(↑1)

 器用値 44

 敏捷値 62

 知力値 67(↑1)

 筋力値 28

 生命力 28

 精神力 67(↑1)


 スキル

 武芸百般 夜目 跳躍 気配遮断 魔力遮断

 反響定位 連携 精密操作 自己回復[微]

 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[中]

 MP回収[小] 同調 クローン 時空属性 光属性

 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性 雷属性

 氷属性 溶属性 灼属性 全耐性




《只今の戦闘で召喚モンスター『キレート』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 だが、調子に乗り過ぎたかな?

 邪結晶、狂結晶、風結晶をオベリスクに捧げる前にスーラジが観客席に来ている。

 しまった。


 でも仕方ないんだ。

 楽しかったんですもの。

 魔結晶の品質を少し高めにシフトしても戦えそうな気がする。

 品質B-ならどうにか出来そう?


 それも含めて次の機会にしましょう。

 今は浮き島周辺で狩りをしたいのです。

 優先すべきはそっちなのだ。



 キレートのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

 もう1ポイント分のステータスアップは生命力を指定しましょう。



 キレート インビジブルストーカーLv28→Lv29(↑1)

 器用値 39

 敏捷値 67(↑1)

 知力値 61

 筋力値 33

 生命力 33(↑1)

 精神力 61


 スキル

 武芸百般 夜目 監視 気配遮断 魔力遮断

 反響定位 精密操作 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大]

 MP回復増加[中] MP回収[小] 同調 透明化

 隠蔽 影棲 奇襲 登攀 看破 時空属性

 光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性

 水属性 塵属性 氷属性 溶属性 木属性

 全耐性



 では、食事だ。

 さっさと済ませて浮き島を追い掛けよう。

 アラバスタードラゴンもきっといる。

 待たせてはいけないからな!


 布陣は?

 一応、向こうに跳んでから考えてもいいけど。

 跳んですぐに戦える体制にしておく方がいいな。

 食事を摂りながら悩むとするか。





 昼食のメニューは?

 幅広のパスタだ。

 ソースはチーズだが甘ったるくない。

 黒胡椒が効いている。

 そして豚肉にニンニク、オリーブオイルの組み合わせは定番だな。


 野菜は?

 別口でサラダがある。

 それにカボチャスープ。

 どう見ても一人前ではない量だがあっという間に平らげてしまった!

 急いでいる、というのもあるんだけどね。


 おっと。

 今のうちに布陣を定めておかないと。

 言祝、スコーチ、パナール、シリウス、ジンバルにしようか。

 騎乗戦になるかどうかは分からないが、これでいいと思う。

 いや。

 大量の魔物をどう駆逐するかについては利用すべき召喚モンスターがいる。

 クーチュリエだ。

 誘引を使えば手数が不足していても魔物を大量に屠る事が出来るだろう。


 ではポータルガードも見直しだ。

 交代でポータルガードに配備するのは言祝だ。

 これで召魔の森も多少は魔王城らしく見えるに違いない。


 だがスパーク、それにクラックはどうする?

 一緒のパーティに入れておけばボーナスがあるらしいけど。

 用事があるのは誘引であるのだ。

 悪いなスパーク、それにクラック。

 君達だけの女王様ではないのだよ!



 食事を摂り終えたら移動だ。

 その前に布陣を変更しておくのは当然です。

 クーチュリエ、スコーチ、パナール、シリウス、ジンバルですね。

 さて、向こうはどんな感じかな?

 懸念すべきなのは獲物だ。

 残っているかな?

 残っていなかったら、困る。

 挑発してでも獲物を追加したくなってしまうだろう。

 そうならない事を祈ろうか。




「あ!キースさん!」


「こっちこっち!静かにお願いします!」


「どうした?」


 ユニオン申請を出しつつ合流する。

 既にアデルとイリーナもいる。

 攻略組の姿は見えないが別行動なのだろう。



「何か動きに変化はあったか?」


『N2E11マップに入ってからは動きが遅くなりました』


『魔物も比較的、おとなしいですね』


「着地はしたか?」


『いえ、まだです』


 ふむ。

 移動が遅くなったというのはどういう事だろう?

 それに例の魔物の群れの放出はまだとか。

 追加してくれていいのに、ねえ?

 期待外れだ。



「攻略組は別行動か?」


『そうです』


『私達のいる位置から見て、浮き島の反対側にいる筈です』


「では並行して移動してた訳だな」


『はい』


 会話しながらも頭の中で色々な考えが浮かんでは消えて行く。

 攻略組の面々はここからは遠い位置にいる。

 こっち側で暴れても迷惑になる事はあるまい。


 何しろアデル達の戦力も加えたら色々と出来る事の幅は広がってくれる。

 今のオレには【英霊召喚】の保険は無い。

 無いけどこれなら手札に不足は感じない。


 つかさ。

 アデル達も結構、召喚モンスターの成長が凄いのはいいんだが。

 騎乗するのはモノペガサス、ヒッポグリフ。

 でも地上戦を前提にした布陣。

 所々にある森を隠れ場所にしながら移動していたのか?



「ただ追跡するだけじゃ面白くないな」


『あの、追尾ですよね?』


「だが魔物は襲って来ると思うぞ?」


『ここまで空中に回避出来てましたけど』


『今の所、ドラゴンとの遭遇もないし!』


「そうなのか」


 何という不運な。

 襲われちゃえばいいのに。

 いや、女の子に言う台詞じゃないけどさ。



「アラバスタードラゴンが来るぞ?」


『それこそ森の中にでも、逃げます!』


『あんなの、相手に出来ません!』


「私もだ。でも1頭ならいい経験値稼ぎは出来る。逃す事は無いと思うが」


『それ、キースさんだけですから!』


 そうかあ?

 アデル達4名とその召喚モンスター達でも狩れると思う。

 【英霊召喚】の支援は要ると思うけどね。




「地上の魔物と戦ってみたか?」


『ええ』


『あれ、嫌!』


「何が?」


『ナメクジは嫌いです!』


 アデルはナメクジは嫌いですか、そうですか。

 いや。

 イリーナ、春菜、此花の表情を見ると同意を示しているようだ。

 そんな毛嫌いしなくてもいいのに。

 プリズムスラッグの外見は意外に綺麗だと思う。

 どうしても生理的嫌悪感が伴うものであるらしいな。


 世の中にはカタツムリは平気でもナメクジがダメ、という奇特な人もいるそうだが。

 同じ、だよねえ?



「確認だ。このまま地上を移動で追尾。それで、いいのか?」


『勿論!』


『キースさんはずっと地上ですか?』


「ああ」


 そうですよ?

 そして漫然と追尾する事はしません。

 クーチュリエには色々と活躍して貰う事にしている。

 誘引だ。


 アデル、イリーナ、春菜、此花には内緒にしておこう。

 こっちから呼び寄せて、狩る。

 ユニオンで同行する事になったのを不幸と思うがいい。



『浮き島が高度を下げてます!』


『魔物をここで召喚?』


「少し距離を置いて観察、それでいいな?」


『了解!』


 いいぞ。

 浮き島さん、浮き島さん。

 頼むからお願いがあります。

 魔物の群れを供給して下さい。

 質は高めで、量も多めでお願いします。

 漏れなく仕留められるかどうか、確かめたい。

 ミラーリングの呪文初の実戦投入なのです。

 嵌まってくれたらいいんですが。

 どうなるかな?








《只今の戦闘勝利で【魔法効果拡大】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【魔法範囲拡大】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『クーチュリエ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 こういう光景も美しい、と思う。

 目の前の平原は一面、魔物の死体が転がっている。

 まあそのうちの幾つかは消えているのだが、それでもまだ数は多い。


 剥ぎ取り作業?

 そんなものは最初から放棄だ。

 死体が消えているから、ではない。

 純粋に死体が多いのだ。


 そしてオレの傍には存在感のある死体が転がっていた。

 アラバスタードラゴン。

 こいつが途中から加わってくれたのは計算外だった。

 クーチュリエの誘引に引っ掛かったのであればもっと早く襲ってくれていただろう。

 きっと、これは偶然だ。


 クーチュリエのMPバーは?

 今の誘引で減ったのは3割近くか。

 それであの規模の魔物の群れをこっちに呼び寄せてくれたのだ。

 いいぞ。

 浮き島が召喚した魔物は一気にこっちを襲う形になっていた。

 後方からも襲って来ていたし、既存の魔物も呼び寄せたのだろう。

 その光景はスウォームの呪文そのもの。

 但し規模は比較にならない。

 恐るべき光景であったせいか、アデル達の表情は冴えない。

 でもね。

 本人達を含めてレベルアップしてますよ?


 もう何度か、この手順を繰り返してもいいな。

 美味しい。

 オレの肩にはクーチュリエが止まっている。

 ちょっとサイズが大きいから大変だけど、不快感は無い。

 いい気分であるのだ。


 クーチュリエはオレの左手にあるマナポーションの中身を吸っている。

 結構、器用に吸い上げてしまうものだな。

 でも少し急いでくれよ?

 今のうちにMPバーを回復させている理由も単純だ。

 もっと誘引を使わせる。

 出来るだけバレないようにだ。

 だが。

 オレが何をしているか、いずれバレると思う。

 でもこんな事をしてイジメに思われるのは心外であるのだ。

 ああ、鍛えたい。

 これは親心みたいなものなのです。



 クーチュリエのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。



 クーチュリエ 神魔蜂女王Lv28→Lv29(↑1)

 器用値 68(↑1)

 敏捷値 92

 知力値 46

 筋力値 26

 生命力 46(↑1)

 精神力 26


 スキル

 針撃 噛付き 飛翔 回避 採集 養蜂 建築

 広域探査 夜目 強襲 危険察知 空中機動

 追跡 誘引 自己回復[微] 物理抵抗[小]

 魔法抵抗[中] 致死毒 麻痺 暗闇 魅了

 耐石化 耐混乱 隷従



『し、死ぬかと思った!』


『でもどうにか生き残ったよ!』


 まさに案ずるより産むが易し。

 アデル達の消耗もそんなに大きくない。

 しかも死に戻りすらなく、ステータス異常も無い。

 序盤に【英霊召喚】を使いたがるのを抑えるのは大変だったが、どうにか上手く行ったようだ。

 スコーチの睡眠に混乱も非常に有効であった。


 無論、オレにしても【禁呪】の呪文、ミラーリングの効果を実戦で確認出来た訳だ。

 これは酷い。

 特に今の魔物の群れは規模は非常に大きかった。

 そして全体攻撃呪文の効果が存分に発揮される形になったんだが。

 恐るべきであるのはアラバスタードラゴンだろう。

 ミラーリングの上乗せがあって尚、変わらず大きな脅威だ。

 厄介であり戦い甲斐のある相手でいてくれて安心してます。


 僅かながらも収穫はある。

 【呪文融合】で組んだカーズド・シャドウ16連装とミラーリングの組み合わせだ。

 倍とまでは言わないが、明らかに与えているダメージが増量している。

 幸運にも午後は日差しが強くなっている。

 それはアラバスタードラゴンにとっては不幸であるのだろう。



『九重さんから連絡でした。浮き島が動く方向が変わったみたいです』


「どっちだ?」


『今度は南みたいです』


 イリーナがそう報告する一方でオレを凝視している。

 その視線が意味するのは?

 考えないようにしておこう。


 アレはヤバい。

 バレているか?

 きっと、バレてる。

 明らかにどこか疑念があったぞ!


 オレに後ろ暗い所があるのは本当だ。

 だからそう感じるかもしれないけどね。

 いいじゃないの。

 皆、レベルアップが進んだみたいだし、ねえ?


 幸せになれたらいいじゃない。

 割と本気でそう思う次第です。









《只今の戦闘勝利で【看破】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【獣魔化】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パナール』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 見られている。

 明らかに、ジト目で見られてる。

 いや、ジト目も可愛いですよ?

 だがそれも今やイリ-ナだけじゃなく此花にも伝染していた。


 バレたか。

 実は周囲の魔物を誘引させていました!

 そう正直に白状するのはいつでも出来る。

 続行だ。

 浮き島の動きが芳しくない。

 即ち、あの大量の魔物の群れを相手に出来ていないのだ。


 ハッキリ言おう。

 退屈であると。

 だから、クーチュリエの誘引を使って周辺の魔物を掃討しているのだ。

 何か問題でも?



 パナールのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。



 パナール スレイプニルLv30→Lv31(↑1)

 器用値 50

 敏捷値 70(↑1)

 知力値 27

 筋力値 70(↑1)

 生命力 73

 精神力 27


 スキル

 噛付き 踏み付け 体当たり 受け 回避 疾駆

 夜目 耐久走 奔馬 跳躍 蹂躙 蹴り上げ 重装

 騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[中]

 魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性

 闇属性 風属性 土属性 耐魅了 耐即死




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『シリウス』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 シリウスはここで帰還させた方がいいかな?

 ブレス攻撃はもう品切れのようです。

 捕食吸収が間に合っていなかったようだ。

 戦闘の合間で魔物の死体を喰ってはいるけど無理はさせたくない。

 ここで区切るのが妥当であるだろう。


 だが、どうしよう?

 現在、アデルが抱きついて離そうとしない。

 いや、お前もホワイトファングが配下にいるだろう!

 それを両手に花とは!


 確かにシリウスの毛並みを愛でるのは気持ちいいんだけどね。

 今更だけど誰の召喚モンスターなのか、分かっているよね?

 それにシリウスも撫でられて気持ち良くなっているんじゃありません。

 シンクロセンスを使いたくなるではないか!



 シリウスのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

 もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。



 シリウス ホワイトファングLv29→Lv30(↑1)

 器用値 45

 敏捷値 81

 知力値 45(↑1)

 筋力値 52

 生命力 52

 精神力 45(↑1)


 スキル

 噛付き 疾駆 跳躍 回避 威嚇 聞耳 隠蔽

 強襲 危険察知 追跡 夜目 掘削 気配遮断

 捕食吸収 自己回復[小] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[小](New!)光属性 闇属性 氷属性

 耐即死 耐魅了 ブレス 即死




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ジンバル』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ジンバルもここで区切るか。

 いつもシリウスと一緒で運用しているしな。


 で、そのジンバルは春菜に捕まっている。

 ある意味で春菜を襲っているように見えなくも無いが。


 まあ、いいか。

 彼女達も楽しめている様子であるし。

 戦闘を何度か経て、いい感じで感覚が麻痺しているようだ。

 いや、どうも魔物が迫ってくる光景をモフモフを愛でる事で忘れようとしているのか?

 確かにトラウマものの迫力と気色悪い光景ではあるかもだが。

 嫌う事なんて無い。

 経験値、美味しいですよ?



 ジンバルのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

 もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。



 ジンバル シュバルツレーヴェLv29→Lv30(↑1)

 器用値 49

 敏捷値 85(↑1)

 知力値 31(↑1)

 筋力値 61

 生命力 61

 精神力 31


 スキル

 噛付き 引裂き 激高 回避 疾駆 忍び足

 跳躍 危険察知 夜目 遠目 隠蔽 追跡 監視

 気配遮断 暗殺術 物理抵抗[小] 自己回復[小]

 魔法抵抗[小] MP回復増加[微](New!)強襲

 闇属性 火属性 土属性 溶属性 麻痺 毒

 毒耐性



『浮き島が離れたような気がしません?』


「確かに」


『九重さんから連絡!やはり速度を上げて南下してるみたいです!』


「かなり速いのか?」


『ええ。地上から追跡するのは困難みたいですけど』


「そうか。なら空中を移動するしかないな」


 アデルと春菜が互いの顔を見ている。

 恐らくだがモフモフな召喚モンスター達との別れを惜しんでいるのだろう。

 全く。

 愛でるなら拠点でゆっくりと愛でなさいって。



「インスタント・ポータルを使う。急いで布陣変更だ」


『了解です』


『分かりました』


『ああっ!もうちょっと堪能させて!』


『ちょっとだけ!ちょっとだけだから!』


 イリーナと此花は素直なものだ。

 アデルも春菜も見習うべきだとと思うのだが。

 ほらほら、布陣をさっさと変更しなさい!


 オレも布陣は大幅に見直しだ。

 情け容赦なくシリウスとジンバルは帰還させる。

 勿論、パナールもだ。

 召喚するのは?

 蒼月、スパッタ、イグニスです。

 オレの布陣はどうなったか?

 クーチュリエ、蒼月、スパッタ、イグニス、スコーチとなった訳だ。


 空中を追跡するのであるから機動力を優先です。

 火力は敢えて後回しだ。



『ほら、アデルちゃん!』


『むー、キースさんってば優しくない!』


「急がないと置いて行くぞ?」


 優しくなくて結構。

 オレはそういう男だ。

 己の欲の為ならば鍛えるのにだって躊躇はしない。

 オレ自身でもそれは変わりがない。

 そしてアデル達だって同行するならば同様であるのだ。


主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv111

職業 サモンマスターLv49(召喚魔法修師)

ボーナスポイント残 22


セットスキル

小剣Lv83 剣Lv85 両手剣Lv83(↑1)両手槍Lv87 馬上槍Lv88

棍棒Lv83 重棍Lv83 小刀Lv83 刀Lv85 大刀Lv85

刺突剣Lv84 捕縄術Lv88 投槍Lv86 ポールウェポンLv90

杖Lv93 打撃Lv100 蹴りLv100 関節技Lv101

投げ技Lv101 回避Lv109 受けLv109

召喚魔法Lv111 時空魔法Lv98 封印術Lv97

光魔法Lv93 風魔法Lv93 土魔法Lv93 水魔法Lv93

火魔法Lv93 闇魔法Lv94 氷魔法Lv93 雷魔法Lv93

木魔法Lv93 塵魔法Lv93 溶魔法Lv93 灼魔法Lv93

英霊召喚Lv5 禁呪Lv96

錬金術Lv80 薬師Lv17 ガラス工Lv24 木工Lv47

連携Lv91 鑑定Lv81 識別Lv91 看破Lv79(↑1)耐寒Lv80e

掴みLv80e 馬術Lv92 精密操作Lv80e ロープワークLv88

跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv80e 登攀Lv60e

平衡Lv92

二刀流Lv85 解体Lv81 水泳Lv38 潜水Lv74

投擲Lv50e

ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv68(↑1)隠蔽Lv80

気配察知Lv80 気配遮断Lv80 暗殺術Lv60e

身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e

無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv85

魔法効果拡大Lv84(↑1)魔法範囲拡大Lv84(↑1)

呪文融合Lv84

耐石化Lv79 耐睡眠Lv79 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e

耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv79 耐毒Lv80e

耐沈黙Lv79 耐即死Lv79

獣魔化Lv11(↑1)


召喚モンスター

クーチュリエ 神魔蜂女王Lv28→Lv29(↑1)

 器用値 68(↑1)

 敏捷値 92

 知力値 46

 筋力値 26

 生命力 46(↑1)

 精神力 26

 スキル

 針撃 噛付き 飛翔 回避 採集 養蜂 建築

 広域探査 夜目 強襲 危険察知 空中機動

 追跡 誘引 自己回復[微] 物理抵抗[小]

 魔法抵抗[中] 致死毒 麻痺 暗闇 魅了

 耐石化 耐混乱 隷従


パナール スレイプニルLv30→Lv31(↑1)

 器用値 50

 敏捷値 70(↑1)

 知力値 27

 筋力値 70(↑1)

 生命力 73

 精神力 27

 スキル

 噛付き 踏み付け 体当たり 受け 回避 疾駆

 夜目 耐久走 奔馬 跳躍 蹂躙 蹴り上げ 重装

 騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[中]

 魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性

 闇属性 風属性 土属性 耐魅了 耐即死


シリウス ホワイトファングLv29→Lv30(↑1)

 器用値 45

 敏捷値 81

 知力値 45(↑1)

 筋力値 52

 生命力 52

 精神力 45(↑1)

 スキル

 噛付き 疾駆 跳躍 回避 威嚇 聞耳 隠蔽

 強襲 危険察知 追跡 夜目 掘削 気配遮断

 捕食吸収 自己回復[小] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[小](New!)光属性 闇属性 氷属性

 耐即死 耐魅了 ブレス 即死


ジンバル シュバルツレーヴェLv29→Lv30(↑1)

 器用値 49

 敏捷値 85(↑1)

 知力値 31(↑1)

 筋力値 61

 生命力 61

 精神力 31

 スキル

 噛付き 引裂き 激高 回避 疾駆 忍び足

 跳躍 危険察知 夜目 遠目 隠蔽 追跡 監視

 気配遮断 暗殺術 物理抵抗[小] 自己回復[小]

 魔法抵抗[小] MP回復増加[微](New!)強襲

 闇属性 火属性 土属性 溶属性 麻痺 毒

 毒耐性


待宵 レプリカントLv28→Lv29(↑1)

 器用値 44

 敏捷値 62

 知力値 67(↑1)

 筋力値 28

 生命力 28

 精神力 67(↑1)

 スキル

 武芸百般 夜目 跳躍 気配遮断 魔力遮断

 反響定位 連携 精密操作 自己回復[微]

 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[中]

 MP回収[小] 同調 クローン 時空属性 光属性

 闇属性 火属性 風属性 土属性 水属性 雷属性

 氷属性 溶属性 灼属性 全耐性


キレート インビジブルストーカーLv28→Lv29(↑1)

 器用値 39

 敏捷値 67(↑1)

 知力値 61

 筋力値 33

 生命力 33(↑1)

 精神力 61

 スキル

 武芸百般 夜目 監視 気配遮断 魔力遮断

 反響定位 精密操作 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大]

 MP回復増加[中] MP回収[小] 同調 透明化

 隠蔽 影棲 奇襲 登攀 看破 時空属性

 光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性

 水属性 塵属性 氷属性 溶属性 木属性

 全耐性


召魔の森 ポータルガード

ジェリコ、リグ、獅子吼、逢魔、モジュラス、雷文、言祝

清姫、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ノワール

虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラック

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― 新着の感想 ―
相変わらず迷惑行為が酷い。サモナー職なかったら絶対ソロだなw
コピーではなく再利用ですか。まぁおなじようなもん?どちらにしても凶悪極まりない… にしてもサモナーさん口には出ないけど不穏な発言多すぎw
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