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テレポートでN1E9マップのエリアポータル、港町サリナスに到着。
お供はヴォルフだけだ。
今日はまだ食事を済ませていない。
生産職の所で何かしら朝食があるものと期待してます!
そしてサリナスの様子はどうか。
最外郭の防壁だが、既に何箇所かは修復が済んでいるように見えます。
石工連中の仕事なのだろうけど、早いって!
フィーナさん達は町の中心にいると思われるのだが。
さて、お手伝いってどんな感じになるんでしょうかね?
そこが気になってます。
「来たわね」
「少し遅れました。朝食はまだ残ってますか?」
「ありますよー!」
良かった。
周辺の様子を見ると食事を摂り終えているプレイヤーが殆どのようなのだ。
残ってなかったらかなり切ない状況になっていただろうな。
「結構、強力な魔物が出現したって聞いてますが朝になってどうです?」
「厳しいわ。かなり状況が変わっているようね」
「今はユニオン編成の規模を上げて対応中だけどね」
フィーナさんとリックの説明を一通り聞くのを先にしたい所だが。
オレの目の前に焼きそばが大盛りになって鎮座しておられる。
けしからん。
このソースの匂いはけしからん!
「済みません、先に食事いいですか?」
「え?いいけど」
「相変わらず健啖だねえ」
ゴメン。
すぐに済ませます。
いや、焼きそばでもこの量ならすぐに片付くと思いますよ?
食事を摂り終えたら早速だが情報収集です。
共有化された仮想ウィンドウに魔物の姿があるのだが。
夜明けと共にサリナス周辺で出現した魔物達だ。
もうお馴染みの相手もいる。
ベリルビースト、ビッグホーンリザード。
神魔蜂はスパーク、クラックで見慣れた存在だ。
神魔蜂女王もクーチュリエで見ている。
レッドマンティス、ジャイアントセンチビート、巴蛇、プリズムスラッグ。
戦った機会は少ないが知っている相手だ。
いや、この町の罠で出現してた相手じゃないかな?
「N1E10マップもですか?」
『ええ。空中にはドラゴンもいるそうよ』
『例の浮き島はゆっくりと東へ移動してたけと北東に進路を変えているみたいね』
「北東、ですか」
ふむ。
狙いは何だろう?
それにしてもここに来て死に戻りしているプレイヤーが続出か。
そっちも気になります。
『浮き島の追跡チームもそろそろ限界なのよ。追尾出来る?』
「私が?」
『ええ。何だったら落とせる?』
「それはどうでしょう」
うん。
落とした実績はあるんですけどね。
周辺の戦力次第ですけど落としてみたい!
結構、魔物がいるみたいだし追尾しながらその戦力を削ぐ方向でいいかな?
「このサリナス周辺は?」
『プレイヤーが集まりつつあるわ。どうにかなる、と思いたいわね』
「はあ」
まあいいか。
浮き島周辺にはドラゴンもいるみたいだ。
空中から迫るとアラバスタードラゴンに簡単に捕捉されてしまうだろう。
1頭だけならいいが、そうじゃない場合も多い筈だ。
それに浮き島を追尾するなら目立ってはいけない。
いけないのだ。
「了解です。追尾、ですよね?」
『ええ』
『追尾だけで済むとも思ってないわよ?』
フィーナさんだけじゃなくマルグリッドさんも苦笑している。
追尾以外に何かを期待しているのだろうな。
その期待に応えられるかな?
まあやってみないと分からないけどね。
フィーナさんの所を辞去してサリナスの防壁にまで来たのだが。
布陣はどうする?
基本は地上戦、追尾するならそれなりの移動速度が欲しい。
ヴォルフ、ヘザー、ティグリス、極夜、パナールとしました。
浮き島の移動速度次第では空中戦力への切り替えを考えておいた方がいいかな?
(テレポート!)
そして移動距離を省く。
追尾しているチームに紅蓮くんがいると聞いたからだ。
時間短縮になるだろう。
連絡はフィーナさんが既にしていてくれている筈だ。
テレポートで跳んだ先は?
ちょっとした森の中だ。
パッと見た感じでは20名近くのプレイヤー。
そのマーカーは当然、緑なのだが状態異常を示すマーカーも幾つか。
MPバーの消耗も結構ある。
かなり苦しい状況だろう。
「キ、キースさん?」
「ゲッ、本当にサモナーさんだよ」
色々と声が上がっているけどね。
今は引継ぎが先だ。
「連絡は来ているな?ここから私が引き継ぐ」
「は、はい!」
紅蓮くんの表情は安堵しているようにも見えるが、大丈夫か?
ステータス異常に陥っているみたいだが。
「ここまでの動きは?」
「動きはゆっくりなまま、夜のうちは東に、夜明けと同時に北東に転じてます」
「魔物は?」
「ドラゴン各種です!地上を襲って来るのは少ないですけど」
「地上にいる魔物はサリナス周辺と同じです。どれも手強いですよ!」
「夜明けから魔人が出始めてます。ビッグホーンリザードに注意を!」
続々と話し掛けられる。
うん、分かった。
獲物は多い、という事で宜しいか?
注意すべきはアラバスタードラゴンだな。
アレを相手に地上で迎撃は出来なくもないだろう。
でも1頭なら、ですね。
2頭になったら手に負えなくなりそうだ。
慎重に追尾すべきなのだろう。
「後はお願いします」
「ああ」
紅蓮くん達がテレポートで消えて行く。
ここからはオレのパーティだけで追尾、になるんだが。
浮き島の動きは今の所、かなり遅いようだ。
実際、遠目に浮き島は肉眼で捕捉しているのだが動いているように見えない。
あれ、本当に動いているのかね?
少しだけ小さく見えているから動いているのだろうけど。
それにセンス・マジックでその存在は明らかに捕捉出来る。
間違えようの無い規模の魔力が把握出来ていた。
問題がある。
どうやって追尾するか?
紅蓮くん達の場合、夜間は比較的、楽だったそうだ。
夜明けと共に魔物が切り替わってしまい難儀してたみたいだけど。
インビジブル・ブラインドが効いていない魔物がいる、らしい。
そうか。
なら最初から使わないぞ!
浮き島を追跡しながら狩りもしよう。
注意すべきはアラバスタードラゴンのみ。
1頭だけなら地上戦で対応出来るのか、挑戦したい。
いや、割と本気です。
それにこれがイベントだとしたら悲しい。
常時、いい狩り場であって欲しいんですが。
いや、これも割りと本気で思ってます。
さて、パナールに騎乗しての地上戦だ。
得物は腐竜王の戟
地形は基本的に平原。
所々にある森に身を隠しつつ、浮き島との距離を一定に保つのが常道なんだろう。
普通はそうだ。
しかし魔物の間をコソコソと移動するとか、どうなの?
魔物か。
屠って参ろう。
《只今の戦闘勝利で【風魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【土魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『極夜』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
狩りは順調?
追跡は順調、と言うべき何だろうけどね。
狩りが順調過ぎて困る。
今のアラバスタードラゴンは美味しかった!
オレにも分別はある。
ニュートドラゴンを引き連れたアラバスタードラゴンを挑発なんかしない。
単独行動のアラバスタードラゴンを狙った訳だが。
地面に縫い付けて分断、そのまま空に飛ばさないように攻撃し続けるしか手段は無い。
いい戦闘だった。
どうにか地上戦、しかも騎乗戦でアラバスタードラゴンを仕留められた意味は大きい。
但し、浮き島との距離が離れてしまっているけどね。
基本は浮き島の追尾なのだが。
このままでは唯の狩りになってしまう。
急いで追い掛けないといけません!
極夜のステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
極夜 ケルベロスLv55→Lv56(↑1)
器用値 29
敏捷値 91
知力値 29
筋力値 54(↑1)
生命力 54(↑1)
精神力 29
スキル
噛付き 回避 疾駆 跳躍 激高 夜目 聞耳
危険察知 追跡 隠蔽 連携 捕食融合 捕食吸収
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[小]
ブレス 火属性 風属性 闇属性 猛毒 毒耐性
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パナール』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
それに今日は天気もいい。
カーズド・シャドウ17連装が今日も大活躍だ!
アラバスタードラゴンの影も相応に濃いようで大変結構。
だが見直すべきなのはオレの得物であるかもしれない。
腐竜王の戟で突撃は出来なくは無い。
でも双角猛蛇神の騎士槍に迫る程のダメージは稼げていない。
困るのは他の魔物だ。
ベリルビースト、ビッグホーンリザードは突撃がしたくなる相手だ。
レッドマンティス、ジャイアントセンチビート、巴蛇も突撃出来なくはない。
でもこいつ等は腐竜王の戟で殴り続ける方がいいようだ。
神魔蜂、神魔蜂女王それにプリズムスラッグはどっちでもダメだ。
攻撃呪文で沈めてやる方がいい。
意外に困るのが神魔蜂を従える神魔蜂女王の存在だろう。
神魔蜂が時間差で特攻する間にオレの目を狙ってやがった。
アレはマズい。
直撃しなかったが背中に大量の汗が生じるような恐怖感があった。
強敵なのはアラバスタードラゴンだけではないようです。
得物はどうする?
腐竜王の戟のままで続けてみよう。
何、突撃要員ならばヘザーがいるのだ。
汎用性の高い得物にしておけば間違いはあるまい。
パナールのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
パナール スレイプニルLv28→Lv29(↑1)
器用値 49
敏捷値 69(↑1)
知力値 27
筋力値 69(↑1)
生命力 72
精神力 27
スキル
噛付き 踏み付け 体当たり 受け 回避 疾駆
夜目 耐久走 奔馬 跳躍 蹂躙 蹴り上げ 重装
騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 耐魅了 耐即死
さて、布陣変更はどうする?
まだ召喚してそう時間が経過していない。
このまま継続でいいだろう。
何気に美味しい展開かもしれない。
地上から襲って来る魔物も蜂以外は溶岩風呂に嵌めて分断が出来るし。
アラバスタードラゴンもお供がいる場合はパスだが単独なら挑発して狩ればいい。
経験値的に不足を感じないし、戦闘にも飽きる事がないのだ。
この状況を生んでいるのはあの浮き島なんだろうか?
ならばお願いだ。
行かないで!
ここに留まって欲しい!
そうでなきゃ落とすぞ、コノヤロウ!
まあそう言って止まる訳も無い。
ここはおとなしく、後を追うようにしましょう。
《只今の戦闘勝利で【ポールウェポン】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【光魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【火魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【闇魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【溶魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【氷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ティグリス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
ああ、焦った。
浮き島に追い付いた、と思ったら奇襲だ!
相手はアラバスタードラゴンが1頭。
追従していたのはスタッグドラゴンが4頭。
遭遇した時は帰りたくなったが、収支はどうにかプラスかな?
アイス・コフィン17連装まで繰り出してどうにか仕留めたのはいいけどね。
浮き島との距離がまた少し、離されている。
それに浮き島の高度が上下しているように見えるのは気のせいかな?
いや、気のせいではない。
今や地上に接するような位置にいるんですが。
何か、してますか?
もっと近寄ってみるしかないな。
少し先を急いでみよう。
ティグリスのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ティグリス 白虎Lv29→Lv30(↑1)
器用値 31(↑1)
敏捷値 88
知力値 30
筋力値 65
生命力 65
精神力 30(↑1)
スキル
噛付き 引裂き 回避 疾駆 追跡 裂帛 霊能
天啓 強襲 隠蔽 夜目 気配遮断 魔力遮断
自己回復[中](New!)物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
MP回復増加[小] 風属性 共振波 高周波 耐混乱
耐石化 耐即死
布陣は?
このままでいい。
ティグリスのMPバーは半分を割り込んだがまだ余裕はある。
それにティグリスはアラバスタードラゴンに対して意外にも相性がいい。
当然、地上に縫い付けてやる必要はあるけどね。
あの強固な装甲を砕いてしまう。
共振波だ。
それに高周波も結構、便利に使えている。
特に神魔蜂、神魔蜂女王には効果は絶大であるようだ。
これは覚えておいた方がいいな。
クーチュリエ、スパーク、クラックにとっては弱点になるって事であるのだから。
さて、問題の浮き島との距離を詰めてみよう。
今や浮き島は接地している。
何をしているんだ?
少し、興味があります。
どうにか魔物に遭遇せず浮き島に近寄れたのだが。
困った事になっている。
センス・マジックは効いていたんだが、それが仇となっていた。
眩し過ぎて何が何やら、視界が光で埋まってしまっている!
センス・マジックを通して見る風景は仮想ウィンドウに表示、右上に小さく表示させる。
通常の視界に戻して何が行われているのかを見るのだが。
それでも位置が悪いな。
ここは樹上にいるヘザーの目を借りた方がいい。
シンクロセンスを使おう。
一体、何が行われているのかね?
大地に巨大な魔方陣に魔法円。
様々な色で描かれているようだ。
でも注目すべきはそこではない。
雑多な魔物が浮き島の周囲に出現しつつある。
うむ。
浮き島が亀に見えてきた。
引っ繰り返して差し上げたくなる。
亀じゃないけどね。
どうもあの浮き島が魔物を増やしている、と考えるべきかな?
ならば良し。
遠くに行くんじゃない!
ここにいたまえ。
だがオレの願いに反して浮き島が一気に高度を取る。
護衛役のドラゴンの群れも一緒にだ。
そこに残されたのは大量の魔物の群れ。
空中戦力は?
ビートルドラゴン、スタッグドラゴンがいる。
数は少ないがニュートドラゴンもいるようだ。
質は置くとして中々の規模だろう。
でもね。
d1マップで見た魔物の群れに比べたらこの数では足りない。
全然、足りてない。
でもアレだ。
あの数、全部を仕留めてしまうにはどうしたらいい?
今だ。
今しかない!
全方位に散ってしまう前に、全部経験値にするには今しかない!
「人馬一体!」「エンチャントブレーカー!」「リミッターカット!」
今なら密集している。
逃す事はない。
全部、オレの、オレと召喚モンスター達の獲物だ!
だが手札が足りそうに無い。
普通に考えたらこっちが全滅するだろう。
(エクストラ・サモニング!)
追加戦力は?
アイソトープだ。
時間制限は10分。
大いに暴れてくれよ?
(フィジカルエンチャント・ファイア!)
(フィジカルエンチャント・アース!)
(フィジカルエンチャント・ウィンド!)
(フィジカルエンチャント・アクア!)
(メンタルエンチャント・ライト!)
(メンタルエンチャント・ダーク!)
(クロスドミナンス!)
(アクロバティック・フライト!)
(グラビティ・メイル!)
(サイコ・ポッド!)
(アクティベイション!)
(リジェネレート!)
(ボイド・スフィア!)
(ダーク・シールド!)
アイソトープを強化し終えた。
序盤はヘザーに加えて上空からの支援にアイソトープが加わる。
それでも相手になる魔物の数が半端無く多い!
全滅させる事は可能だろう。
だが時間を掛け過ぎてしまえば逃げる魔物も出るかもしれない。
それに浮き島を逃がす事になるかもしれない。
途中で他のドラゴンが援軍に来るかも?
戦闘を間延びさせてはいけない。
ここは速攻で、行け!
(圧殺蹂躙!)
パナールに騎乗するオレの両翼に戦車が出現する。
騎乗戦であればこれ以上に無い援軍だ!
そうだ。
これこそ圧殺蹂躙。
数が多かろうが構わない。
蹂躙すべきであるのだ!
(((((六芒封印!)))))
((((七星封印!))))
((((十王封印!))))
((((イビル・アイ!))))
オレの両翼を戦車の戦列が散開して行く。
包囲殲滅戦?
数では圧倒的に敵手の方が多いんだけどな。
今は魔物の群れを漏らさずここに足止めすべきだ。
特に空中戦力のドラゴン達。
ニュートドラゴンは逃したくないのだ!
それに出来ればドラゴンはどれも先に片付けてしまいたい。
騎乗戦に集中出来なくなるからな!
(プリズムライト!)
((フラッシュオーバー!))
((ライトニング・ブラスト!))
((パラレル・シムーン!))
((ディストーション・ジャベリン!))
((ミーティア・ストリーム!))
((アシッド・レイン!))
((ヘイルストーム!))
((スウォーム!))
魔物の群れに全体攻撃呪文の詰め合わせをプレゼントだ!
まあ魔物の群れの大半は戦車の英霊様に威圧されているようで動きは鈍い。
取り敢えず、目標は?
ニュートドラゴンだ!
個別に分断して仕留めないといけない。
他のドラゴンも基本同様であるけどね。
ビートルドラゴンなら逃がしても痛くない。
スタッグドラゴンもまあいいだろう。
でもニュートドラゴン、お前等はダメだ。
経験値にしないといけません。
さあ。
蹂躙って楽しいですか?
楽しいです。
阿鼻叫喚の坩堝の中にいるのは願い下げですけどね。
蹂躙されたくはないけど蹂躙はしたい。
それが正直な気持ちであるのでした。
《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【木魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【塵魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【灼魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【呪文融合】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヴォルフ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は?
午前10時10分になっている。
いかんな。
途中でアラバスタードラゴンが来たのは想定外でした。
あれだけの数の魔物を殲滅させた事は満足していいだろう。
だが、序盤で屠った魔物の死体が大部分、剥ぎ取り作業は出来てません。
それは戦闘時間が間延びしていた事を意味する。
全部、アラバスタードラゴンが悪い。
でも経験値にしたから、許す。
全部、許す。
こう言ってはアレだが美味しかったと思う。
エクストラ・サモニングで召喚したアイソトープはもう消えてしまっている。
戦車の英霊様もいなくなっていた。
即ち、途中からはかなりの大苦戦であったのだ!
地表に縫い付け続けるのが大変でした。
でも、美味しい。
経験値的に美味しかった、と評価する他にないだろう。
ヴォルフのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ヴォルフ 大神Lv31→Lv32(↑1)
器用値 40
敏捷値 94(↑1)
知力値 39
筋力値 53
生命力 53
精神力 40(↑1)
スキル
噛付き 疾駆 跳躍 回避 遠吠え 裂帛 神威
霊能 霊撃 念動 隠蔽 追跡 夜目 気配遮断
魔力察知 自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[中] 耐即死 耐魅了 分身
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヘザー』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
無論、アラバスタードラゴンに構っている間に浮き島は離れてしまっている。
大した距離じゃない。
それでも今は急ぐべきだろう。
一応、これは追尾であるのだ。
何だか変な事になってるけどね。
ヘザーのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ヘザー オーディンガードLv30→Lv31(↑1)
器用値 36
敏捷値 66
知力値 65(↑1)
筋力値 36
生命力 36
精神力 65(↑1)
スキル
剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 降神
霊能 浮揚 空中機動 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 光属性 闇属性
風属性 土属性 水属性 雷属性 氷属性 耐麻痺
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『極夜』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
極夜がレベルアップ、という事はティグリスのレベルアップはなかったのか。
まあいい。
ティグリスはまだMPバーに余裕はある。
だがヴォルフはここで交代だろうな。
分身を使い過ぎた影響が出ている。
ついでにヘザーも極夜も交代させてしまおう。
他に戦力の底上げをすべき召喚モンスターもいるのだ。
極夜のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
極夜 ケルベロスLv56→Lv57(↑1)
器用値 29
敏捷値 91
知力値 29
筋力値 55(↑1)
生命力 55(↑1)
精神力 29
スキル
噛付き 回避 疾駆 跳躍 激高 夜目 聞耳
危険察知 追跡 隠蔽 連携 捕食融合 捕食吸収
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[小]
ブレス 火属性 風属性 闇属性 猛毒 毒耐性
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パナール』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
おっと、パナールもレベルアップか。
でもパナールは帰還させたくない。
蒼月やハイアムスで代役を、というのもいいんだけどね。
本来の使い方じゃないからな。
そんな窮余の策を使うような状況じゃない。
もう少し粘って貰おうか。
パナールのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
今回は空きスキルがある。
属性、ではあるんだが選択肢は火、土、水。
ここは土属性にしておこう。
パナール スレイプニルLv29→Lv30(↑1)
器用値 50(↑1)
敏捷値 69
知力値 27
筋力値 69
生命力 73(↑1)
精神力 27
スキル
噛付き 踏み付け 体当たり 受け 回避 疾駆
夜目 耐久走 奔馬 跳躍 蹂躙 蹴り上げ 重装
騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 土属性(New!)耐魅了 耐即死
さて、浮き島を追い掛けないといけないんだが。
布陣はどうしよう?
ヴォルフ、ヘザー、極夜は帰還だ。
言祝、シリウス、ジンバルを召喚しましょう。
目標を見失うような心配は今の所は無い。
相手は巨大であるのだ。
天候さえ問題なければ追跡は容易い。
問題があるとしたら魔物だろう。
確かにアラバスタードラゴンは美味しい。
でも2頭以上を相手にするのは難儀するだろう。
片方を分断し続けないといけないからだ。
今の所は1頭、しかもお供のドラゴンもニュートドラゴンがいない。
スタッグドラゴンまでだ。
そんな幸運が続いてくれているだけ、とも言える。
そしてあの浮き島だ。
地表に着地したら亀と同様、魔物を増量させてくれる有難い存在だが。
次は全ての魔物を駆逐出来るとは思えない。
切り札は使ってしまっているからだ。
行動にはより慎重さが求められる事だろう。
気を付けねばなるまい。
場合によってはアラバスタードラゴンを相手に逃げ回るような展開もあるかな?
それはもうやってみないと分からないんですけどね。
何よりも奇襲が怖いが、そこはそれ。
気にしていたら狩りなどやっていられるか!
大いに歓迎すべきなのだ。
そう、来る者は拒まず、迎撃で。
そして経験値にしてやればいいのでう。
《只今の戦闘勝利で【ポールウェポン】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【封印術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【禁呪】がレベルアップしました!》
《【禁呪】呪文のメタモルフォーゼを取得しました!》
《【禁呪】呪文のミラーリングを取得しました!》
《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【隠蔽】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【気配遮断】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ティグリス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
懸念していた事態だ!
今の相手はアラバスタードラゴン、しかも2頭。
幸運だったのは戦闘中に他の魔物の援軍が無かった事だけだ!
危なかったな。
一応、迎撃手順を考えてあったのが良かった。
まあ分断し続けるだけ、なんですけどね。
飛び回られてもカーズド・シャドウ17連装が効く。
大苦戦を大いに楽しめたから良し、と思えます。
ティグリスのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。
ティグリス 白虎Lv30→Lv31(↑1)
器用値 31
敏捷値 89(↑1)
知力値 31(↑1)
筋力値 65
生命力 65
精神力 30
スキル
噛付き 引裂き 回避 疾駆 追跡 裂帛 霊能
天啓 強襲 隠蔽 夜目 気配遮断 魔力遮断
自己回復[中] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
MP回復増加[小] 風属性 共振波 高周波 耐混乱
耐石化 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『シリウス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
ティグリスはここで帰還させないといけないな。
これはもう仕方ない。
今日は朝から激戦が続いていている。
ティグリスとパナールはずっと戦闘に参加し続けているのだ。
そろそろMPバーも1割を切ってしまいそうだ。
パナールだって残りMPバーは3割だ。
しかしパナールは帰還させてはオレが困る。
蒼月かハイアムスに交代させるかどうかは微妙な判断になるだろう。
そうだな。
マナポーションを与えて繋ぐ方がいい。
餅は餅屋で。
ここは粘って貰うとしよう。
シリウスのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
シリウス ホワイトファングLv28→Lv29(↑1)
器用値 45
敏捷値 81
知力値 44
筋力値 52(↑1)
生命力 52(↑1)
精神力 44
スキル
噛付き 疾駆 跳躍 回避 威嚇 聞耳 隠蔽
強襲 危険察知 追跡 夜目 掘削 気配遮断
捕食吸収 自己回復[小] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[微] 光属性 闇属性 氷属性
耐即死 耐魅了 ブレス 即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ジンバル』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
で、気になるインフォがある。
新たな呪文だ。
しかも【禁呪】の呪文になる。
どういった呪文なのか、説明文を読みたい所だ。
でも浮き島に離されちゃいけません。
それにそろそろ、昼食の時間だ。
色々と気を配らないといけない事が多過ぎる!
今は追尾を優先だ。
移動しながら昼食も呪文の確認も済ませてしまうとしよう。
ジンバルのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ジンバル シュバルツレーヴェLv28→Lv29(↑1)
器用値 49(↑1)
敏捷値 84
知力値 30
筋力値 61
生命力 61
精神力 31(↑1)
スキル
噛付き 引裂き 激高 回避 疾駆 忍び足
跳躍 危険察知 夜目 遠目 隠蔽 追跡 監視
気配遮断 暗殺術 物理抵抗[小] 自己回復[小]
魔法抵抗[小] 強襲 闇属性 火属性 土属性
溶属性 麻痺 毒 毒耐性
確かに浮き島の移動速度は遅い。
でも急ぐべきだろう。
天候に僅かだが変化もある。
雲が出始めていた。
現在の時刻は?
午前11時30分です。
そして現在の位置は?
N1E10マップの北東、もうN2E11マップも近くになっている。
かなり港町サリナスから遠くなったようだ。
そろそろ、フィーナさんにテレパスで連絡しておこうか。
このまま浮き島の追尾は継続するつもりだが、中間報告は必要だろう。
おっと。
ティグリスはここで帰還だ。
折威を召喚しましょう。
そしてパナールにはマナポーションを与えておこうか。
悪いけどもう少し、付き合ってくれよ?
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv111
職業 サモンマスターLv49(召喚魔法修師)
ボーナスポイント残 22
セットスキル
小剣Lv83 剣Lv85 両手剣Lv82 両手槍Lv87 馬上槍Lv88
棍棒Lv83 重棍Lv83 小刀Lv83 刀Lv85 大刀Lv85
刺突剣Lv84 捕縄術Lv88 投槍Lv86 ポールウェポンLv90(↑2)
杖Lv93 打撃Lv100 蹴りLv100 関節技Lv101
投げ技Lv101 回避Lv109 受けLv109
召喚魔法Lv111 時空魔法Lv98 封印術Lv97(↑1)
光魔法Lv93(↑1)風魔法Lv93(↑1)土魔法Lv93(↑1)水魔法Lv93
火魔法Lv93(↑1)闇魔法Lv94(↑1)氷魔法Lv93(↑1)雷魔法Lv93(↑1)
木魔法Lv93(↑1)塵魔法Lv93(↑1)溶魔法Lv93(↑1)灼魔法Lv93(↑1)
英霊召喚Lv5 禁呪Lv96(↑1)
錬金術Lv80 薬師Lv17 ガラス工Lv24 木工Lv47
連携Lv91 鑑定Lv81 識別Lv91 看破Lv78 耐寒Lv80e
掴みLv80e 馬術Lv92(↑1)精密操作Lv80e ロープワークLv88
跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv80e 登攀Lv60e
平衡Lv92
二刀流Lv85 解体Lv81 水泳Lv38 潜水Lv74
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv67(↑1)隠蔽Lv80(↑1)
気配察知Lv80 気配遮断Lv80(↑1)暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv85(↑1)
魔法効果拡大Lv83 魔法範囲拡大Lv83
呪文融合Lv84(↑1)
耐石化Lv79 耐睡眠Lv79 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv80e
耐暗闇Lv80e 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv79 耐毒Lv80e
耐沈黙Lv79 耐即死Lv79
獣魔化Lv10
召喚モンスター
ヴォルフ 大神Lv31→Lv32(↑1)
器用値 40
敏捷値 94(↑1)
知力値 39
筋力値 53
生命力 53
精神力 40(↑1)
スキル
噛付き 疾駆 跳躍 回避 遠吠え 裂帛 神威
霊能 霊撃 念動 隠蔽 追跡 夜目 気配遮断
魔力察知 自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]
MP回復増加[中] 耐即死 耐魅了 分身
ヘザー オーディンガードLv30→Lv31(↑1)
器用値 36
敏捷値 66
知力値 65(↑1)
筋力値 36
生命力 36
精神力 65(↑1)
スキル
剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 降神
霊能 浮揚 空中機動 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 光属性 闇属性
風属性 土属性 水属性 雷属性 氷属性 耐麻痺
ティグリス 白虎Lv30→Lv31(↑1)
器用値 31
敏捷値 89(↑1)
知力値 31(↑1)
筋力値 65
生命力 65
精神力 30
スキル
噛付き 引裂き 回避 疾駆 追跡 裂帛 霊能
天啓 強襲 隠蔽 夜目 気配遮断 魔力遮断
自己回復[中] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]
MP回復増加[小] 風属性 共振波 高周波 耐混乱
耐石化 耐即死
極夜 ケルベロスLv56→Lv57(↑1)
器用値 29
敏捷値 91
知力値 29
筋力値 55(↑1)
生命力 55(↑1)
精神力 29
スキル
噛付き 回避 疾駆 跳躍 激高 夜目 聞耳
危険察知 追跡 隠蔽 連携 捕食融合 捕食吸収
自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[小]
ブレス 火属性 風属性 闇属性 猛毒 毒耐性
パナール スレイプニルLv29→Lv30(↑1)
器用値 50(↑1)
敏捷値 69
知力値 27
筋力値 69
生命力 73(↑1)
精神力 27
スキル
噛付き 踏み付け 体当たり 受け 回避 疾駆
夜目 耐久走 奔馬 跳躍 蹂躙 蹴り上げ 重装
騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 土属性(New!)耐魅了 耐即死
シリウス ホワイトファングLv28→Lv29(↑1)
器用値 45
敏捷値 81
知力値 44
筋力値 52(↑1)
生命力 52(↑1)
精神力 44
スキル
噛付き 疾駆 跳躍 回避 威嚇 聞耳 隠蔽 強襲
危険察知 追跡 夜目 掘削 気配遮断 捕食吸収
自己回復[小] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[微]
光属性 闇属性 氷属性 耐即死 耐魅了 ブレス
即死
ジンバル シュバルツレーヴェLv28→Lv29(↑1)
器用値 49(↑1)
敏捷値 84
知力値 30
筋力値 61
生命力 61
精神力 31(↑1)
スキル
噛付き 引裂き 激高 回避 疾駆 忍び足
跳躍 危険察知 夜目 遠目 隠蔽 追跡 監視
気配遮断 暗殺術 物理抵抗[小] 自己回復[小]
魔法抵抗[小] 強襲 闇属性 火属性 土属性
溶属性 麻痺 毒 毒耐性
召魔の森 ポータルガード
ジェリコ、リグ、クーチュリエ、獅子吼、逢魔、モジュラス
雷文、清姫、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ノワール
虎斑、蝶丸、網代、スパーク、クラック