表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
720/1335

720

 さて。

 朝食のメニューは洋食ベース。

 目新しい所ではヨーグルトが付いていた。

 だが異様ではあるのは香気を漂わせる黒い色の飲み物だ。

 コーヒーです。

 遂に出てくるようになったのか!


 だが食事内容に集中し過ぎるのも良くない。

 チーズの入ったオムレツを堪能しつつ仮想ウィンドウを操作する。

 【呪文融合】の組み合わせを見直しているのだ。


 見直してみると、困る部分が色々と目に付く。

 頻繁に使っている組み合わせはショートカットを用いてはいる。

 そのショートカットも視界の端に数個並んで表示させるだけなら邪魔にならない。

 でも【呪文融合】も組み合わせが徐々に増えている。

 先々でどうなるかは不明だが、視界がショートカットで埋まる可能性まで考えてしまう。


 ふむ。

 茹でたソーセージを片付け終え、ヨーグルトに取り掛かる。

 最後にコーヒー。

 美味い。

 酸味は弱く、コクと苦味が強い。

 深炒りですね?

 フルーティとは縁の無い味だ。

 子供には受けない味だ。

 でもオレにはちょうどいい。


 次はエスプレッソで、と言いたい所だけど高圧で抽出するには道具がいる。

 そこまで求めるのは酷だろう。

 水出しコーヒーならどうにか出来るかな?

 そこまで凝る必要性は無いんだけどね。

 どうせなら食事はよりおいしく、好きなものを摂りたい。

 それが本能ってものでしょう!




 【呪文融合】の組み合わせを再度確認し終えたら早速狩りだ。

 行き先は?

 W3d1マップのエリアポータル、闇の森です。

 結局、召魔の森には食事の為に戻った事になる。

 まあいいさ。

 目指すのはヴォルフのレベルアップだ。

 もう少しで達成すると思うのですが。


 布陣は?

 闇の森に行ってから変更しよう。

 時刻は午前7時10分。

 地下側マップは既に夜になっている筈だ。

 ヴォルフ以外で確定なのは騎乗馬となるパナールだけ。

 残る枠は夜向きの面々で揃えるべきだ。





 W3d1マップのエリアポータル、闇の森に到着。

 それでは布陣を変更しましょう。

 護鬼、戦鬼、バンドル、船岡は帰還だ。

 ティグリス、テロメア、パナール、モスリンを召喚しました。

 これにヴォルフが加わる布陣となる。


 W3d1マップの地形は基本的に平原だ。

 昼間の様子では悪魔が襲って来るものと思われる。

 だがそれだけだろうか?

 夜になっているのであれば魔物の出現パターンも変わるかもしれません。


 まあいい。

 未見の相手でも歓迎しましょう。

 エリアポータル解放戦で出会った上位の悪魔でもいいけど。

 文句なしだ!


 特に美男子な悪魔には遠慮は無用だろう。

 イケメン滅ぶべし。

 そこにもブレはないのでした。








《只今の戦闘勝利で【ポールウェポン】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【時空魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【風魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐暗闇】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【耐魅了】がレベルアップしました!》



 どうもいけません。

 ここW3d1マップだが、S1u1マップと同じ構図であるようだ。


 基本はアークデーモンとデモンズアポストルの群れだ。

 デーモンロード・バロンとデーモンロード・バロネスが対になって統率する形になる。

 連戦で10戦目に出現する奴だけが様相が異なっていた。

 デーモンロード・ヴァイカウントとデーモンロード・ヴァイカウンテスが対になって統率する。

 今の戦闘ではデーモンロード・バロンとデーモンロード・バロネスは10体近くいたかな?

 まさに悪魔の軍団だ!


 意外に対応が難しいのはデモンズアポストルだったりする。

 地形は平原。

 対空戦闘に集中出来ればいいんだが、デモンズアポストルは地上を駆けて迫って来る奴もいる。

 どうも備わっている属性も異なるようです。


 苦戦?

 大苦戦です!

 それに落とし穴を仕掛けて来るとは、何というスリル!

 普段オレが使っている溶岩風呂でこそないが、それでも危険だ。

 どうにかパナールが跳躍して避けてますけど。


 夜だ。

 しかも相手の多くは空を飛び回っている。

 封印が外れたら一気に不利になる所だが対空迎撃の手はあった。

 ダウンバーストを中心に組んだ【呪文融合】の組み合わせがある。

 デーモンロード・ヴァイカウントとデーモンロード・ヴァイカウンテスは最初に仕留めに行ってます。

 分断してしまえば優勢を保ったまま戦える。

 空中で戦う召喚モンスター、テロメアとモスリンがいるのだ。

 悪魔を屠るこの両者は悪魔より酷いな。

 MPバーを補給しながら戦い続けていた。

 天使達と同様に効率はそう良くないみたいだが、それでも酷い戦い方には違いない。

 まあ頼もしいのですが。


 見所は何だろう?

 デーモンロード・カウントの存在だ。

 S1u1マップと同じ構図であるなら100戦目で逢えるものと思われるが。

 どうしよう?


 だが予定は変更なしで。

 連戦してもいいが時間泥棒なんですよ!

 ここは回避しておこう。

 今日はヴォルフのレベル30を目指すのだ。

 ついでにW2d1マップのエリアポータルを目指したい。

 そこで区切って別のマップに回るのもいいだろう。


 天羽々斬を狙ってW6u1マップに行くのもいい。

 戦力の底上げを狙って海に行くのもいい。

 ポータルガード次第だが地下洞窟もいいだろう。

 まあアレだ。

 色々と選択肢があって実に結構!

 悩む時間が長くなるのが困り者ですけど。


 さあ。

 そろそろW2d1マップになる。

 何が出るかな?






 ヘルの幻影 ???

 悪霊 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルの従者 Lv.15

 悪霊 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルヘイムヒーロー ???

 悪霊 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルガーディアン Lv.30

 悪霊 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルスナイパー Lv.30

 悪霊 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルシャーマン Lv.30

 悪霊 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 何だか不気味な連中がゾロゾロと来ている。

 装備は様々、どちらかと言えばスタンダードな編成の軍団だが。

 総大将はヘルの幻影なんだろうな。

 名前の並びで分かるようになってしまった。

 それにこいつだけレベルが見えていない。


 但し要注意!

 全員に魔力が感じられない、というのは厄介そうだ。

 センス・マジックは敵手を捕捉するには地味に有効な手段になる。

 夜の騎乗戦だと視界が届く範囲は狭い。

 だがセンス・マジックで位置だけでも把握する事は結構多いのだ。

 実際に戦ってみないと分からないが、少々、手間になりそうな予感がします。



「人馬一体!」「エンチャントブレーカー!」


 さて。

 いい感じで苦戦になって欲しいものだが。

 望み薄かもしれない。

 それでも決めた事なのだがら最後までやり抜くとしましょう。






《只今の戦闘勝利で【溶魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヴォルフ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 移動しながらの連戦だが。

 ヘルの幻影が率いる連中の特性が良く分からない。

 特記点があるとしたら【禁呪】に類する攻撃をしてくる事だ。

 それ以外は平凡。

 溶岩風呂が良く決まるから面倒は無い。

 位置の把握さえしっかり確認出来ていたら苦戦にはならない。


 正直、期待外れだ。

 エリアポータル解放戦は期待していいのかね?

 ちょっと不安になる。

 オレの求める大苦戦が無いと困る!

 まあヴォルフのレベルアップがあったのだし、ここで切り上げてもいいんだけどね。

 ここまで進んできたのだ。

 エリアポータルを拠点として確保しておきたいものです。



 ヴォルフのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

 もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。



 ヴォルフ 大神Lv29→Lv30(↑1)

 器用値 39

 敏捷値 92

 知力値 39(↑1)

 筋力値 53

 生命力 53

 精神力 39(↑1)


 スキル

 噛付き 疾駆 跳躍 回避 遠吠え 裂帛 神威

 霊能 霊撃 念動 隠蔽 追跡 夜目 気配遮断

 魔力察知 自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]

 MP回復増加[中](New!)耐即死 耐魅了 分身



 さて。

 ヴォルフは帰還させず、このまま同行して貰おうか。

 その探索能力に期待したい。

 先刻の連中はセンス・マジックが通じていなかったしな。


 それに気になる事がある。

 他に魔物はいるんだろうか?

 嫌な雰囲気がある。

 コール・モンスターがまるで機能してくれません。

 これはちょっとどうなんだろうか?






 スコルの分身 ???

 魔物 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 スコルの影 ???

 魔物 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ハティの分身 ???

 魔物 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ハティの影 ???

 魔物 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 こいつ等もいたのか。

 益々、おかしいぞ!

 コール・モンスターで引っ掛からないのもそうだ。

 センス・マジックも効いていない、だと?


 まさか。

 マップそのものに何らかの仕掛けがあるのか?

 通じていない呪文がある。

 もしかして探知系は全部ダメなの?

 ノクトビジョンは効いているけど。

 こうなると注意すべき事は明らかだな。

 奇襲だ!

 目の前の魔物は正面から遭遇しているから悩まないけど。



「人馬一体!」「エンチャントブレーカー!」


 目の前にいる魔物は既に戦っている相手だ。

 恐れる事はない。

 騎乗戦を大いに楽しめるだろう。

 そこだけは間違いなさそうだ。







 時刻は?

 午前11時20分になった。

 おかしい。

 W2d1マップで右往左往。

 いや東奔西走。

 ヘルの幻影率いる軍勢を蹴散らし、黒と銀の狼達を相手に戦闘を終えてから気付いた。

 エリアポータルが無い、だと?

 何度も確認したけど無いみたいです。

 仕方ないので東へ、W1d1マップを目指していたのだが。

 どうもエリアポータルは無い代わりに中継ポータルがあるらしい。

 闇の中に浮かぶのは城。

 城壁には塔も一体化してあるようで、各々の塔は灯台のように光を放っていた。


 この雰囲気はまさに魔王城。

 だが。

 人魂は城門の前にありました。

 ただで通しません、という事かな?

 さもあらん。

 そろそろ別の相手が欲しくなっていた所だったのだ。

 強敵を、頼む!






《ここは死者の来るべき場所》


《命ある放浪せし者達よ、このまま去るがいい》


《死した者達は歓迎しよう》


《だが審問は必要だ》


《それは今、始まる》



 始まっているのはもう知ってる。

 問題は相手だ。

 中途半端な相手だったら怒るよ?




 ヘルの化身 ???

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルの従者 Lv.18

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 エーリューズニルセンチネル ???

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルヘイムヒーロー ???

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルガーディアン Lv.33

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルスナイパー Lv.32

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルシャーマン Lv.32

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルの幻影が化身になっただけじゃねえか!

 未見なのはエーリューズニルセンチネル。

 周囲の連中に比べたら倍以上の身長。

 でも極端に細い。

 得物は長柄の槍で統一されているけど大丈夫か?

 ちゃんと食べてる?

 悪霊らしいけどさ。


 正直、やり直しを要求したい所が、もう始まっている。

 仕方ない。

 それに追加戦力もいるらしい。

 こっちに期待だろうか?



 ヘルズムスペル ???

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ヘルズヨトゥン ???

 イベントモンスター 悪霊

 討伐対象 アクティブ

 ??? ???


 うん。

 単純に言えば巨人だって!

 ムスペル、ヨトゥンは知っている。

 だが魔物ではなく悪霊であるらしい。

 アンデッドではないみたいだが、アンデッドみたいな雰囲気がある。


 それにしても弱ったな。

 やはりセンス・マジックが効いていない!

 強さを判断する指標はどうしましょう?



「人馬一体!」「エンチャントブレーカー!」「リミッターカット!」


 実際に戦ってみて、体感してみるしかないな。

 リミッターカットは使っておこう。

 使っただけの価値がある戦いになるのを願っておこう。



(((((六芒封印!)))))

((((七星封印!))))

((((十王封印!))))

((((イビル・アイ!))))


 さあ騎乗戦だ。

 頼むぞ。

 【英霊召喚】を使いたくなるような相手であってくれ。

 いや、使いたくても使えませんけどね。







((((((ピットフォール!))))))

((((((ラーヴァ・フロー!))))))

(((((ボールダー・トス!)))))


 溶岩風呂の温度は如何ですか?

 ヘルズムスペルには大して効いていない。

 ヘルズヨトゥンには良く効いている。

 他の連中は?

 エーリューズニルセンチネルは色々と厄介だ。

 霞のように消えて奇襲を狙って来る。

 そう、まるでインビジブルストーカーのキレートのようにだ。


 そして謝罪しよう。

 ヘルの化身、ヘルヘイムヒーローが単純に強い!

 ヘルズムスペルにヘルズヨトゥンも単純に強い!

 だからこそ分断しないとこっちか危うい。

 そういう展開になってます。

 何しろ数が違うのだ。


 まあアレだ。

 召喚モンスター達はいい感じで躍動している。

 テロメアは空中から爆炎を放ちながら戦況をコントロールしている。

 上空から奇襲を警戒、機先を制する形になってます。

 モスリンはエーリューズニルセンチネルと文字通り暗闘中であるらしい。

 たまにエーリューズニルセンチネルの死体と一緒に出現してます。

 ヴォルフとティグリスは並んで戦場を駆け続けている。

 お互いにフォローしあっていい連携だ!


 ではパナールにも暴れさせてあげないとな。

 総大将は間違いなくヘルの化身。

 攻撃呪文の効きは良くないし、封印が外れるタイミングも早い。

 ヘルヘイムヒーローもかなりのものだが格落ちなのも明らかだ。


 逃してはいけません。

 総大将はオレの獲物だ!

 いや、この場合はパナールと一緒に仕留める事になるだろう。



(アースクエイク!)

((フラッシュオーバー!))

((ライトニング・ブラスト!))

((パラレル・シムーン!))

((プリズムライト!))

((ミーティア・ストリーム!))

((アシッド・レイン!))

((ヘイルストーム!))

((スウォーム!))


 【呪文融合】で全体攻撃呪文の詰め合わせを放つ。

 かなり数は減ってきている。

 だがまだまだ、安心してはいけない。

 確実に数を減らしておきたい所だ。



(((((((((((((((((プラズマ・ブラスト!)))))))))))))))))


 プラズマ・ブラスト17連装をヘルズムスペルに撃ち込む。

 範囲指定の攻撃呪文で火力は高いが使い勝手が他の全体攻撃呪文と違う。

 どうも他の呪文の効果を打ち消す組み合わせがあるような感じがする。

 気のせいなのかもだが。

 だが17連装であれば大丈夫のようです。

 炎の巨人、ヘルズムスペルは消し炭みたいになっている!

 不満があるとしたら攻撃呪文だけで終わってしまう事だろう。

 腐竜王の戟で、殴らせろ!

 それにパナールだって暴れさせないと!


 ヘルの化身はどこだ?

 乱戦になるとこれだから困る。

 その上、センス・マジックが効かないのが痛い。

 総大将の位置が掴めないのがこうも影響するとは!


 全滅させたら済む話なのは当然ですけどね。

 総大将はオレの手で仕留めたいのです。

 そこに不安があるのでした。








《只今の戦闘勝利で【土魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【灼魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【看破】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【追跡】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ティグリス』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ああ、疲れた。

 やっぱり夜は怖いな。

 精神的に疲れますって!


 召喚モンスター達は平然としたものだ。

 夜に適性があるっていいね!

 テロメアとモスリンは特にそうだが。


 ティグリスも大いに暴れていたのは見えていた。

 スピードではヴォルフに譲るが十分に速い!

 しかも最後まで戦場を駆け続けていました。

 風を身に纏ったまま突っ込んで行くとか、実に効果的です。

 牽制?

 遊撃?

 いいえ、ただの蹂躙でした。



 ティグリスのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

 もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。



 ティグリス 白虎Lv27→Lv28(↑1)

 器用値 30(↑1)

 敏捷値 88

 知力値 30(↑1)

 筋力値 64

 生命力 64

 精神力 29


 スキル

 噛付き 引裂き 回避 疾駆 追跡 裂帛 霊能

 天啓 強襲 隠蔽 夜目 気配遮断 魔力遮断

 自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]

 MP回復増加[小] 風属性 共振波 高周波 耐混乱

 耐石化 耐即死




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『テロメア』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 そしてテロメアだが。

 壮絶な笑顔を見せている。

 その口元が闇の中でやけに赤い。

 いや、紅い。

 麻痺したヘルズヨトゥンからMPバーを思うさま吸い取ったようですね。


 当然だけどMPバーが全快だ。

 恐ろしい。

 テロメアは普段と変わらない笑顔なんでしょうけどね。

 口元が血にまみれているから感じがまるで違います。

 ああ!

 舌で口元を舐めてるけど、凶悪さが倍増してるって!

 怖い怖い。

 直視しちゃいけない気がします。

 今はステータス操作に集中しよう。



 テロメアのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

 もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。



 テロメア バンパイアダッチェスLv27→Lv28(↑1)

 器用値 35

 敏捷値 61

 知力値 61(↑1)

 筋力値 35

 生命力 35

 精神力 61(↑1)


 スキル

 杖 槌 小盾 受け 回避 飛翔 空中機動 変化

 気配遮断 宮中儀礼 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大]

 自己修復[大] MP吸収[大] MP回復増加[小] 奇襲

 吸血 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性

 土属性 水属性 塵属性 溶属性 魅了 麻痺

 真祖化




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パナール』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 時刻は?

 午後0時10分になっている。

 一旦、召魔の森に戻ろうか?

 W2d1マップにエリアポータルは無かった。

 その代わりにW1d1マップとの境界に中継ポータルがあった訳だ。

 当面の目標はクリアした、という事になる。


 では次だ。

 どうしよう?

 それもまた悩ましいが、狙ってみたいものがある。

 天羽々斬だ。

 数が少ないから気軽に使えていません。

 ストックを今のうちに増やしておきましょう。

 その前に昼食ですけどね。



 パナールのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。

 もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。



 パナール スレイプニルLv27→Lv28(↑1)

 器用値 49

 敏捷値 68

 知力値 27(↑1)

 筋力値 68

 生命力 72(↑1)

 精神力 27


 スキル

 噛付き 踏み付け 体当たり 受け 回避 疾駆

 夜目 耐久走 奔馬 跳躍 蹂躙 蹴り上げ 重装

 騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[中]

 魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性

 闇属性 風属性 耐魅了 耐即死




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『モスリン』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ヴォルフはエリアポータル解放戦前にレベルアップしている。

 これで召喚モンスターは全員、レベルアップしたんだが。

 オレの種族レベルは?

 やはり強敵として不足していたのか。

 結構な数の悪魔を屠っているんですけど。


 そうだな。

 不足分は別マップで補う事にしましょう。



 モスリンのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。



 モスリン ファントムLv27→Lv28(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 42(↑1)

 知力値 90(↑1)

 筋力値 17

 生命力 18

 精神力 88


 スキル

 飛翔 形状変化 密着 影棲 壁抜け 怨声 憑依

 魔力感知 魔力遮断 物理攻撃透過 魔法抵抗[大]

 MP吸収[大] 時空属性 光属性 闇属性 火属性

 土属性 溶属性 耐光



《仮初めのエーリューズニルの中継ポータルを開放しました!》



 やはり中継ポータルか。

 しかも城です。

 中に入れるようなら探検したい所だけど昼食も摂りたい。

 まずは中に入れるかどうか試してみよう。




 門扉に手を当てたら感触がおかしい。

 すり抜けてしまう。

 まあ中に入れるようならいいんだが。


 召喚モンスター達も同様にすり抜けてゆく。

 モスリンは元々、そういう能力があるから驚きはないけどね。

 どうやらこの中は利用可能って事なのだろう。


 そして門扉の向こう側は?

 各所の塔が照らしているけど光量がまるで足りていない。

 それでも分かる。

 不気味ではあるが威圧感のかる構造物の数々。

 よく見たら普通の建物なんだけどね。

 何故だろう、ただの城のような感じがしない。


 ちょっと探検してみよう。

 昼食は?

 どれか適当な建物の中でナイアスに作らせるのがいい。

 でもこの雰囲気です。

 中継ポータル、というのは分かるんだが。

 護衛がいて欲しい展開だ。


 パナールは帰還、ナイアスを召喚する。

 適当に二階建ての建屋の中を確認してみたら中は何もなかった。

 ここでいい。

 ティグリス、モスリンはナイアスの傍に残そう。

 ヴォルフとテロメアはオレと同行させよう。

 ちょっと周囲を探検だ。

 何も戦闘は無いと思うけどね。




 城館、あるじゃないの。

 こう言ってはアレだが召魔の森に比べてもより立派だ。

 周辺には建屋は数多くあるけど、どこも建屋だけで調度類は何も無い。

 だがこの城館は別格であるようです。

 城館そのものはいっそ質素と言えるが、この城館だけ明かりが点されている。

 誰か住んでいそうな雰囲気があるけど。

 いるんだろうか?


 敷地の門扉は開け放たれていたので遠慮なく入る。

 そして玄関。

 綺麗なものだ。

 誰かが清掃しているのか?


 門扉はここも開いていて中へと進んでみる

 まるで城門だな!

 少し心配になる。

 中継ポータル第二戦がありそうな雰囲気なんですけど!





 結論。

 そんな事は無かった。

 だがこの城館だけは周辺の建屋と事情は違うらしい。

 調度類が揃っていた。

 手を加えたらバランスが崩れそうな完璧な調和がある。

 しかも厨房まであったし。

 ナイアスにはここで調理して貰うんだった。

 色々と設備が整っている。


 まあいい。

 ここにまた来る時には使わせて貰おう。




 ヴォルフの先導でナイアスの所に戻ると昼食が出来上がっているようだ。

 気分は夜食です。

 ああ、ラーメン食べたい!

 メニューは?

 ラーメンでは無かったけどリゾットであるらしい。

 それに金耀猪の肉の煮込みに揚げたマグロ。

 十分です。

 十分過ぎる!


 さて、食事は堪能しながら悩もう。

 行き先はもう決めてある。

 W6u1マップだ。

 天羽々斬を確保しに行ってみたい。


 向こうは昼間だ。

 布陣はどうするか?

 倒すべき相手は須佐之男命之幻影、それに八岐大蛇之幻影。

 須佐之男命之幻影はオレ自身が相手をすべきだ。

 そこは重要です。

 存分に相手をしてくれよう。


 だがそれには召喚モンスター達が軸になって八岐大蛇之幻影を抑え込む必要がある。

 仕留めてくれてもいい。

 ヤマツミとワタツミ、それに八尋和邇もいる筈だから簡単に行かないだろう。

 オレも支援しないといけません。


 まあ既に見知った相手だ。

 最初から地上戦を前提にして布陣は組もう。

 食事を摂り終えたら片付けをして、と。

 布陣は変更だ。

 ヴォルフ、ヘザー、ストランド、鞍馬、メジアンにしました。

 久々に対戦以外で鞍馬にも暴れて貰おうか。

 では諸君。

 今から天羽々斬を確保に行く訳だが。

 須佐之男命之幻影はオレの獲物だ。

 そこだけは意識して欲しいものです。





 W6u1マップのエリアポータル、蓮沼池に到着。

 ああ!

 太陽が黄色い!


 気分は一気に徹夜明けな訳だが召喚モンスター達は平気かな?

 特にヴォルフだが。



「ガゥ?」


 オレを見上げるヴォルフの頭を撫でて様子を見る。

 大丈夫、だよな?

 期待しているのは探索能力に遊撃になる。

 いいですか?

 相手は英霊神様に妖怪だ。

 探知は難しいかもしれません。

 だがヴォルフなら早い段階でその存在に気付くだろう。

 いたら遠慮なく、先に襲ってくれていい。

 例外は須佐之男命之幻影だけなのです。

 さあ。

 狩りを始めよう。

 最も期待するのは【解体】師匠であるのは間違いないですな!


主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv107

職業 サモンマスターLv45(召喚魔法修師)

ボーナスポイント残 8


セットスキル

小剣Lv80 剣Lv81 両手剣Lv80 両手槍Lv84 馬上槍Lv86

棍棒Lv80 重棍Lv81 小刀Lv81 刀Lv83 大刀Lv83

刺突剣Lv80 捕縄術Lv86 投槍Lv83 ポールウェポンLv87(↑1)

杖Lv91 打撃Lv98 蹴りLv98 関節技Lv98

投げ技Lv98 回避Lv105 受けLv105

召喚魔法Lv107 時空魔法Lv95(↑1)封印術Lv93

光魔法Lv88 風魔法Lv89(↑1)土魔法Lv89(↑1)水魔法Lv88

火魔法Lv88 闇魔法Lv88 氷魔法Lv88 雷魔法Lv89(↑1)

木魔法Lv88 塵魔法Lv88 溶魔法Lv89(↑1)灼魔法Lv89(↑1)

英霊召喚Lv5 禁呪Lv92

錬金術Lv77 薬師Lv17 ガラス工Lv24 木工Lv47

連携Lv88 鑑定Lv78 識別Lv88 看破Lv77(↑1)

耐寒Lv80e

掴みLv80e 馬術Lv89(↑1)精密操作Lv80e ロープワークLv86

跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv80e 登攀Lv60e

平衡Lv88

二刀流Lv82 解体Lv78 水泳Lv34 潜水Lv72

投擲Lv50e

ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv62(↑2)隠蔽Lv78

気配察知Lv79 気配遮断Lv78 暗殺術Lv60e

身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e

無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv81

魔法効果拡大Lv80 魔法範囲拡大Lv80

呪文融合Lv80

耐石化Lv77 耐睡眠Lv77 耐麻痺Lv80e 耐混乱Lv78

耐暗闇Lv78(↑1)耐気絶Lv80e 耐魅了Lv77(↑1)耐毒Lv80e

耐沈黙Lv77 耐即死Lv76

獣魔化Lv7


召喚モンスター

ヴォルフ 大神Lv29→Lv30(↑1)

 器用値 39

 敏捷値 92

 知力値 39(↑1)

 筋力値 53

 生命力 53

 精神力 39(↑1)

 スキル

 噛付き 疾駆 跳躍 回避 遠吠え 裂帛 神威

 霊能 霊撃 念動 隠蔽 追跡 夜目 気配遮断

 魔力察知 自己回復[中] 物理抵抗[中] 魔法抵抗[大]

 MP回復増加[中](New!)耐即死 耐魅了 分身


ティグリス 白虎Lv27→Lv28(↑1)

 器用値 30(↑1)

 敏捷値 88

 知力値 30(↑1)

 筋力値 64

 生命力 64

 精神力 29

 スキル

 噛付き 引裂き 回避 疾駆 追跡 裂帛 霊能

 天啓 強襲 隠蔽 夜目 気配遮断 魔力遮断

 自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]

 MP回復増加[小] 風属性 共振波 高周波 耐混乱

 耐石化 耐即死


テロメア バンパイアダッチェスLv27→Lv28(↑1)

 器用値 35

 敏捷値 61

 知力値 61(↑1)

 筋力値 35

 生命力 35

 精神力 61(↑1)

 スキル

 杖 槌 小盾 受け 回避 飛翔 空中機動 変化

 気配遮断 宮中儀礼 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大]

 自己修復[大] MP吸収[大] MP回復増加[小] 奇襲

 吸血 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性

 土属性 水属性 塵属性 溶属性 魅了 麻痺

 真祖化


パナール スレイプニルLv27→Lv28(↑1)

 器用値 49

 敏捷値 68

 知力値 27(↑1)

 筋力値 68

 生命力 72(↑1)

 精神力 27

 スキル

 噛付き 踏み付け 体当たり 受け 回避 疾駆

 夜目 耐久走 奔馬 跳躍 蹂躙 蹴り上げ 重装

 騎乗者回復[小] 自己回復[中] 物理抵抗[中]

 魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 時空属性 光属性

 闇属性 風属性 耐魅了 耐即死


モスリン ファントムLv27→Lv28(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 42(↑1)

 知力値 90(↑1)

 筋力値 17

 生命力 18

 精神力 88

 スキル

 飛翔 形状変化 密着 影棲 壁抜け 怨声 憑依

 魔力感知 魔力遮断 物理攻撃透過 魔法抵抗[大]

 MP吸収[大] 時空属性 光属性 闇属性 火属性

 土属性 溶属性 耐光


召魔の森 ポータルガード

ジェリコ、リグ、クーチュリエ、獅子吼、モジュラス、雷文

清姫、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ルベル、虎斑

蝶丸、網代、スパーク、クラック

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ