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《フレンド登録者からメッセージが2件あります》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『守屋』がレベルアップしました!》
《『守屋』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『スーラジ』がレベルアップしました!》
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《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『蝶丸』がレベルアップしました!》
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《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『網代』がレベルアップしました!》
《『網代』のステータスを確認して下さい》
ログインしました。
時刻は午前4時50分。
まだまだ、周囲は暗いままだ。
メッセージは誰からなのかと思ったら紅蓮くんとイリーナでした。
まずは紅蓮くんの方なんだが。
題名が木登りしようぜ!となってます。
ノリが軽いな!
結構、大変だと思うんだけど。
中身を読んでみたらお祭り状態になりそうな予感しかしない。
そしてもイリーナのメッセージは補足説明のような感じになってます。
朝食の用意は生産職からの好意で準備してあるとか。
木登りに要るような道具類は生産職が持ち込んでいるとか。
木登りの途中でのログアウトとログインが可能である点も書き添えてあった。
つまり夜のうちに事前確認をしてあったという事だ。
手回しがいいな。
それに支援体制も嫌に手厚い。
生産職も本気のようです。
守屋 クローンサーヴァント[男性型]Lv21→Lv22(↑1)
器用値 84
敏捷値 35
知力値 49(↑1)
筋力値 35
生命力 36
精神力 35(↑1)
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 木工 石工 農作
造林 牧畜 調教 醸造 夜目 監視 宮中儀礼
連携 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己修復[中]
MP回復増加[小] 光属性 闇属性 火属性 土属性
水属性 溶属性 木属性
スーラジ クローンサーヴァント[女性型]Lv21→Lv22(↑1)
器用値 82(↑1)
敏捷値 44
知力値 58(↑1)
筋力値 26
生命力 26
精神力 37
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 料理 木工
石工 牧畜 農作 調教 縫製 夜目 監視
宮中儀礼 精密操作 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]
自己修復[中] MP回復増加[中] 時空属性 光属性
闇属性 火属性 水属性 土属性 木属性
蝶丸 サイバーLv21→Lv22(↑1)
器用値 80
敏捷値 50
知力値 65(↑1)
筋力値 26
生命力 27
精神力 51(↑1)
スキル
小剣 弓 受け 回避 料理 牧畜 調教
醸造 夜目 監視 連携 精密操作 物理抵抗[小]
魔法抵抗[中] 自己修復[小] MP回復増加[小]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 土属性
水属性 木属性
網代 レイバーLv21→Lv22(↑1)
器用値 73(↑1)
敏捷値 44(↑1)
知力値 40
筋力値 66
生命力 45
精神力 28
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 平衡 登攀
跳躍 木工 造林 農作 石工 夜目 連携
精密操作 物理抵抗[中] 魔法抵抗[小] 自己修復[中]
MP回復増加[微] 土属性 水属性 木属性
では、移動しよう。
テレポートで跳ぶ先はN9マップのエリアポータル、精霊の宿木だ。
朝食は?
こう言ってはアレだけど食事が用意してあるというのだ。
ご馳走になってしまおう!
では、布陣はどうしよう?
皆が木登りをしている間は召魔の森の地下洞窟で経験値稼ぎだな。
昨夜の続きにしよう。
ヴォルフ、それにテイラー、ペプチドは優先で経験値稼ぎをさせたい。
昼食時以降は?
天空マップ側のN9u1マップのエリアポータル、神霊の宿木でお出迎えとしたい。
ある程度、プレイヤーが到着したらテレポートで各所のエリアポータルを巡るのだ。
その後は任せておいていいと思える。
木登りも含めて後続も出てくるに違いない。
では、布陣を決めておこう。
ヴォルフ、テイラー、ペプチド、フローリン、ヘイフリックにしておこう。
見送りを終えたら地下洞窟に挑むのだ。
当然、ポータルガードも連れて行きたいのだが。
現時点では揃っているみたいです。
少しだけ、待っててね?
戻って来たら一緒に地下洞窟に狩りに行くからな!
「サモナーさんキターッ!」
「おはようございます!」
何だろう。
今日は何かのお祭りでしょうか?
そんな雰囲気がある。
精霊の宿木は紛れも無く巨木だ。
その姿が明確に見えている。
今はまだ夜明け前で暗いけど、各所で浮いている明かりに照らされているのだ。
かなり明るい。
どれ程のプレイヤーが集結しているんだろうか?
見当も付きません。
「出発前にミーティングがあります!予定時刻は午前5時です!」
「それまでに朝食は出来るだけ済ませて下さい!」
「第二陣ミーティングは午前7時です!ログインが遅れている場合でも対応します!」
「ドワーフは別途注意事項があります!詳細案内は掲示板にありますよー!」
告知を行っているのは生産職の面々だ。
ミーティングもやるのか。
何だか大掛かりな事になっているみたいです。
それよりもこの匂いは何だ?
食欲を刺激するけしからん匂いです。
テイラーとペプチドは少しここで待っていなさい。
人混みが酷いからな。
フローリンとヘイフリックもだ。
ヴォルフにはこの匂いの元を突き止めて貰うとしよう。
今日はまだ朝食を摂っていないのだ!
「キースさん!こっち!こっち!」
「朝食はまだですか?」
「おはようさん。朝食はまだだよ」
「メニューは牛丼だけですけど。大盛りも出来ます!」
「大盛りで頼む」
屋台にアデルとミオがいた。
朝から牛丼か。
問題ない。
朝からヘビーで大変結構だ!
そして大盛り一丁、という掛け声が輪唱になって周囲に響く。
ここはどこの牛丼屋だ?
周囲を見回すと牛丼を喰うプレイヤーの姿も多い。
屋台がある周囲だけは食堂みたいになっていました。
「かなり多くなっているな。それにイリーナはどうした?」
「紅蓮のトコでお手伝いです!」
「思っていた以上に人数が増えたので調整中です。ソロプレイヤーもいたりしますし」
「ほう」
それにしても状況はどこまでもカオスだ。
まあこれも最初のうちだけだろう。
「アデルは準備はいいのか?」
「大丈夫、かな?」
「木登りを苦にしない召喚モンスターがいる筈だ。大丈夫、いけるって」
「でも【登攀】はそんなに鍛えてないんですよー!」
「まあいいじゃないか。鍛えるいい機会だと思えばいい」
アデルの場合、鍛えている召喚モンスターに偏りがある。
モフモフな召喚モンスター重視であるのは間違いないのだ。
案の定、アデル配下のスライム系召喚モンスターはレッドゼラチン。
第四段階とは思えない。
恐らくは第三段階。
その一方でアデルの頭の上に鎮座する妖狐は第五段階だ。
バランスの悪い育て方をしてるのが良く分かる。
これに銀狐、ラミア、蛟竜か。
やはり偏ってるように思えます。
徐々にだが屋台の周囲で人が集まり始めていた。
オレの周囲にはサモナー系プレイヤーが集まりつつある。
いつもの面々だ。
春菜、此花、ヒョードル、ヘラクレイオス、ゼータ、駿河、野々村。
他にも何名か、見覚えのある顔。
全体から見たら参加者は少なめだが、召喚モンスターがいるだけに目立っている。
「戻ったよ!」
「おかえりー!」
イリーナも戻ったようだ。
連れている召喚モンスターは中々、バランスがいいように見えます。
ブルースライム、レッサーバジリスク、グレートボア、エキドナ、蛟竜か。
バランス?
蛇だらけだ!
別の意味で偏ってました。
サモナー系の面々も全員、木登りを前提とした布陣になってます。
スライム系、バイパー系、シースネーク系、アラクネ系、ラミア系がゾロゾロといる。
少数だが赤狐系にアマルガムゴーレム、キラースコルピオンもいるんだが。
目立つのはスライム系ですね。
綺麗な色違いの葛饅頭に見えます。
いや、キャンディーだな。
あまりに鮮やかな色彩なので美味しそうには見えません。
「では、ミーティングを開始します。そのままの位置で待機、ユニオンを組んでくださーい!」
いよいよミーティング開始か。
それにしても凄い熱気が感じられます。
こんな不雰囲気も久々だ。
ずっと単独行が多かったから新鮮に思えます。
『伝達事項は以上です。質問は?』
フィーナさんの説明が終わった所で質問が飛ぶ。
誰かと思えばグーディだ。
『登り切ったらそこで解散でいいのかな?』
遠くではあったがフィーナさんの視線がオレに向いているのが分かった。
まあこの場合は仕方ないか。
「天空側マップの何箇所か、テレポートで案内しようかと思っている」
『いいの?』
「ええ。但しN9u1マップはまだいいけど、他のマップの魔物はどれも強力ですよ」
かなりの数のプレイヤーがいると思う。
それなのにこの静寂。
ちょっと異様に思えます。
「一応、時間が許す範囲で案内します。天空側のマップ全てを案内するのは無理ですが」
今度はザワザワと騒がしくなってきた。
期待と不安が半々。
そんな所だろう。
「ここを登り切ったらN9u1のエリアポータル、神霊の宿木になります。正午を目処に待ってますので」
『他に質問は?』
フィーナさんが確認するけど質問は無かった。
誰もが登りたがっている。
そんな感じだ。
『では、順番に従って登攀を開始して下さい!』
号令は紅蓮くんだ。
同時に何名ものプレイヤーが精霊の宿木を登って行く。
中には凄い勢いで登っていたりするけどさ。
競争じゃないと思います。
それに落ちたら大変ですよ?
「キース、先刻はあんな事を言ってたけど本当にいいの?」
「え?」
「貴方が苦労して踏破した場所なんでしょ?」
「まあ、いいんじゃないですかね」
狩り場の独占がどこまでも続くとは思ってませんから。
それに狩り場であれば地下マップにもある。
召魔の森の地下洞窟だってある。
闘技場もいい。
そう目くじらを立てるような事ではないと思います。
「フィーナさんも登るんですか?」
「ええ。その為に時間も調整してきたのよ!」
「徹夜って言わない、それ?」
生産職の面々も片付けを始めて木登りに備えているようだ。
現時刻は午後5時20分。
先刻の紅蓮くんの説明によれば、第二陣の出発が終わるのは午前8時が目処になるそうだ。
木登りの途中でインスタント・ポータルも使えるようであるし、いずれは登り切れる。
窪みで小休止だって出来る。
急がなくていいと思う。
いずれ到達出来る場所なのだ。
焦らなくていいんですよ?
「じゃあ正午を目処に上で待っているからな」
「了解!」
「が、頑張ります!」
「正午までに絶対に登り切らなくてもいいから。焦ると落ちるぞ?」
「怖い事を言わないで下さいって!」
怖がらせているつもりは無いんだが。
高い場所を苦手にしているプレイヤーもいるに違いない。
そこはどうにか、克服して欲しいものです。
サモナー系プレイヤーが全員、木登りを始めたのを見送り終えたら、次だ。
オレはオレで時間を無駄にしてはいけません。
ポータルガードを連れて地下洞窟に挑もう。
そう言えば睡蓮洞にいるストランドとロジットはどうする?
ポータルガードに設定出来るかどうかの試験だったのだ。
確認が出来たのであるし、召魔の森のポータルガードへ配備し直そう。
召魔の森に行く前に睡蓮洞だな。
そうしましょう。
睡蓮洞に到着。
森の中の入り口から広間に降りてみたのだが。
ストランドとロジットは小部屋の一つを占拠してました。
その小部屋の奥には何かが積み上がっている。
槌頭水竜の皮だ。
それも一つではない。
槌頭水竜の皮がある、という事はハンマーヘッドドラゴンを狩っている証でもある。
おい。
無茶な事をしちゃダメだって!
それに魔結晶と魔水晶もあった。
結構な数になっている。
それでいてストランドとロジットの消耗はそう酷くない。
どうなっているんだか。
まあ無事であればいいけどね。
ここはポータルガードから一旦、外れて貰うとしよう。
テイラーとペプチドを一旦帰還させて枠を空けてストランドとロジットを回収する。
それでは改めて、召魔の森に移動だ。
約束の時刻は正午か。
地下洞窟で狩りをする時間が惜しい。
少し急ぐとしましょう。
召魔の森ではポータルガードの面々が全員揃って待ち構えてました。
人形組にクーチュリエもです。
そして全員、MPバーは全快だ。
準備万端であるようだ。
では、ストランドとロジットは召魔の森のポータルガードに配備としましょう。
そしてテイラーとペプチドを召喚だ。
召魔の森の留守番は蝶丸と網代にするとして。
ポータルガードで連れ出すのは?
黒曜、ジェリコ、ティグリス、クーチュリエ、ストランド、モジュラス、雷文。
それに清姫、ロジット、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、虎斑。
パーティの布陣は?
ヴォルフ、テイラー、ペプチド、フローリン、ヘイフリックだ。
戦力は十分。
壁役が多いから後衛の人形組も安心だ。
但し、数が多い分、経験値をより多く稼ぎたい所です。
期待するのは拡張工事だ。
終わっていたら魔物もより強化されている筈。
まずは地下洞窟の最下層、第五階層の中継ポータルで確認だな。
《節制の石版の強化になりますと魔水晶が8個、必要となります!》
《Yes》《No》
テレポートで最下層にある中継ポータルに到着。
早速ですけど確認しました。
更なる強化が出来るようになってます。
即ち、拡張工事は終わっているという事になるのだろう。
更に強化、出来るみたいですね。
無論、ここは躊躇するべき所ではない。
強化してしまおう。
どうせだし魔水晶は品質高めを投入してやれ!
土精霊の工事担当の姿は見えないが、きっと勇躍して工事に励んでくれると思います。
それに重要な事がある。
拡張工事の結果、どう変化したのか?
狩りだ。
そして再探索だ!
この地下洞窟の構造は概ね頭に入っていた。
第五階層はこの中継ポータルを中心に八方へと洞窟が伸びている。
そのうちの1つは上の第四階層への階段がある訳だが。
他の7つは行き止まりになっていた筈だ。
そこに新たな洞窟が続くようになっているのかも?
同心円状に設置されている洞窟もあるが、これも増えている可能性はあるだろうか?
まあいい。
狩りを進めながら実地で確認をするだけだ。
呪文の強化を済ませたら早速だが確認してみよう。
アナンタの分身 ???
魔物 討伐対象 アクティブ
??? ???
シェーシャの分身 ???
魔物 討伐対象 アクティブ
??? ???
ヴィシュヌの影 ???
英霊神 討伐対象 アクティブ
??? ???
ハヌマーン Lv.40
霊獣神 討伐対象 アクティブ
??? ???
いきなりこれだ。
どこかで見たような構成。
天空マップのエリアポータル解放戦で名前が不明だった相手がいる。
ヴィシュヌ、という名前だったのね?
でもその法螺貝は危険だ。
最初に潰しに行こう。
それにしても猿の霊獣神、ハヌマーンの数が多いな!
アナンタの分身、シェーシャの分身は確かに手強いけど知らない訳ではない。
大丈夫。
十分に狩れる相手だと思うのだがヴィシュヌの影がいるのだ。
難易度がどこまで上がっているのか、読めません!
「真降魔闘法!」「エンチャントブレーカー!」
さあ。
どれだけ魔物が強くなっているのか、見せて貰おうか!
((((六芒封印!))))
((((七星封印!))))
((((十王封印!))))
(((イビル・アイ!)))
ああ、もう面倒。
意外に手間取ってます。
ヴィシュヌの影をグレイプニルで拘束出来たのは、いい。
問題はハヌマーンだ。
動きは確かに素早い。
でもここは地下洞窟、森のように地の利があると思えなかったものだが。
こいつ等、分身を繰り出してこっちを翻弄してきやがる。
まさに数の暴力だ!
【呪文融合】で封印術の呪文とイビル・アイの詰め合わせは有効だ。
でも完璧ではない。
どうしてもレジストされてしまう個体がいる。
それに効果が途切れる個体だっている。
アナンタの分身にシェーシャの分身が嫌なタイミングで壁となってしまうのも痛い。
しかもこの巨大な蛇も明らかにタフになっていた!
イビル・アイが効いているのはマーカーで確認してある。
それでいて実にタフなのです。
なんという強化。
苦戦?
大苦戦だよ!
リミッターカットを使いたくなるのを我慢するのが大変だ!
オレが望んでいた戦いがここにある。
ヴィシュヌの影はどんな感じで強くなっているのか?
確かめたくもある。
でもこの状況でグレイプニルを解くのは危険だ。
最後に確認するとしよう。
それにしてもハヌマーンの分身がまだ消えてくれない。
面倒な奴等だ。
既に生成された分身は封印術の呪文では消えてくれない。
消すには本体を潰すしかないようです。
(((ミーティア・ストリーム!)))
(((ライトニング・ブラスト!)))
(((ヘイルストーム!)))
(((アシッド・レイン!)))
(((スウォーム!)))
一気にハヌマーンの姿が減る。
だがアナンタの分身、シェーシャの分身のまだまだ健在。
あれ?
ちょっと待て。
今、確かにハヌマーンが増えてないか?
HPバーが全快の奴がいる。
今の全体攻撃詰め合わせを全て回避したとは思えない。
まさか。
分身かと思ったら実際に増えている?
仲間を呼んでいるのか、ハヌマーン!
(ショート・ジャンプ!)
岩鉄と一緒に跳ぶ。
正確に言えばジェリコを身に纏った岩鉄と、ですね。
跳んだ先はシェーシャの分身の頭上。
ゴーレム2体分の重量物が落下、その勢いを加えた一撃は確かに命中している。
それでもまだ、HPバーが半分になってねえ。
どんだけ強化されているんだ?
(((エナジードレイン!)))
(((ディメンション・ソード!)))
(((パルスレーザー・バースト!)))
(((フォースド・ドライング!)))
(((ディクレイ・ヒート!)))
着地と同時に金剛杵での剣先でシェーシャの分身の表皮を突く。
そして【呪文融合】の接触型攻撃呪文を喰らわせるが。
マーカーを見る暇は無い。
アナンタの分身が来る!
その前にハヌマーンだ!
左手に持つ神樹石のトンファーが腹を直撃したが、感触が軽い。
分身かよ!
((ダウンバースト!))
((キャタラクト!))
((グラビティ・プリズン!))
((ホーリー・プリズン!))
((ダーク・プリズン!))
(カーズド・ワーム!)
((ブラックベルト・ラッピング!))
(ドラウト・ゾーン!)
(アイアン・メイデン!)
攻撃、それに分断。
だがこれも一時凌ぎにしかならない。
まずは足元にいるシェーシャの分身をどうにかしないと!
弱ったな。
グレイプニルで梱包しているヴィシュヌの影が放置されたままだ。
どうにかこいつの特性を見極めておきたいのだが。
こいつ等、強い!
そして厄介だ。
その原因は全て、洞窟を強化したオレにある。
無論、文句は無い。
むしろヴィシュヌの影が不憫に思える。
もう少し待ってくれ。
すぐに相手をしてあげるからな!
《只今の戦闘勝利で【小剣】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【剣】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【光魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【闇魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【灼魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐石化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐毒】がレベルアップしました!》
《【耐毒】がレベル上限に達しました!》
《只今の戦闘勝利で【耐即死】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『テイラー』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
面白い。
何が、と言えばヴィシュヌの影だ。
こいつもまた、仲間を呼ぶ。
アナンタの分身とシェーシャの分身まで呼ぶとか、何それ?
加えてヴリトラの分身もいたのです。
これは美味しい。
でもMPバーの消耗が大きいのか、すぐに呼べなくなってしまいました。
そこが残念です。
アプサラスを呼ぶのも目に楽しいから拒む事などない。
困るのはハヌマーンだ。
ヴィシュヌの影にしても、こいつ等を呼ぶのはMPバーの消耗が少ない。
一気に増えると対応が大変なんですよ、ハヌマーン。
アプサラスの方がまだ戦い易い。
しかもヴィシュヌの影が魔物を呼ぶには法螺貝が要るようだ。
これも痛い。
法螺貝の音で直接ダメージを与えられる事もある。
状態異常攻撃もあるのだ。
曲調で効果が違うらしが、短い小節で見極めないといけません。
聞き分けるのが遅れたら怖い。
怖すぎます。
テイラーのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1ポイント分のステータスアップは精神力を指定しましょう。
テイラー ジュエルキャンサーLv22→Lv23(↑1)
器用値 45
敏捷値 53
知力値 13
筋力値 98
生命力 76(↑1)
精神力 13(↑1)
スキル
鋏撃 体当たり 堅守 回避 掘削 泡波 発光
隠蔽 夜目 気配遮断 自己回復[小] 物理抵抗[大]
魔法抵抗[小] 水棲 闇属性 水属性 火耐性
風耐性 土耐性
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ペプチド』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
分身の影響でやたらと数多くの魔物を屠ったような印象がある。
だが転がっている死体の数はそれ程でもない。
原因は分かっている。
戦闘時間が間延びし過ぎて最初の方で倒したハヌマーンの死体が消えているのだ!
勿体無い。
確率はそう高くないけどハヌマーンからは魔結晶が剥げる筈なのだ。
ああ、何て勿体無い!
だらかこそ急ごう。
ペプチドのステータス操作は既定路線でいいのだ。
ペプチドのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1ポイント分のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
ペプチド ホーリースコルピオンLv22→Lv23(↑1)
器用値 69
敏捷値 69(↑1)
知力値 18
筋力値 59
生命力 59(↑1)
精神力 18
スキル
鋏撃 針撃 堅守 回避 掘削 振動感知 気配遮断
隠蔽 登攀 奇襲 監視 自己回復[微] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[小] 致死毒 麻痺 暗闇 時空属性 光属性
闇属性 火耐性 風耐性 土耐性 水耐性 毒耐性
ブレス耐性
では剥ぎ取り作業だ。
ハヌマーンから魔結晶。
アプサラスからは魔水晶。
狩った数はそう多くないけど、アナンタの分身とシェーシャの分身からはこれまで何も得ていない。
そしてヴィシュヌの影はどうなんだろう?
何かいい物、残して欲しいものです。
【武器アイテム:ナイフ】円月輪 品質B レア度8
AP? 破壊力? 重量0+ 耐久値?
魔力付与品 属性? 投擲のみ 射程100
投擲専用の武器で斬る事を主目的とする。
自在に扱うのが難しい武器となる。
比較的射程が長く、外れた場合は手元に戻る特性がある。
耐久値の回復は不可能。
奇妙な代物を確保してしまった。
どうなんだ、これ。
魔法技能をセット出来るのは羅喉刀と同様だ。
興味は当然だが、ある。
でもねえ。
投擲武器ならば既に双角猛蛇神の投槍に亜氷雪竜の投槍がある。
断鋼鳥のククリ刀に断鋼鳥のデスサイズだってあるのだ。
この円月輪にアドバンテージがあるとしたら何だろう?
携帯性だけ、という事になりそうだ。
やはり普段から使い慣れた得物の方がいい。
使う機会が果たしてあるかどうか。
まあいい。
当面は保留にしておこう。
布陣はどうする?
テイラーもペプチドもまだまだ戦える。
いや、戦闘したのって今の一回だけだ!
交代させてしまうのは忍びない。
このまま継続でいいだろう。
玉兎 ???
霊仙 討伐対象 アクティブ
??? ???
玄武 ???
霊獣 討伐対象 アクティブ
??? ???
この構図は初めてかな?
ウサギとカメ。
そう連想してしまったけどこれはマズい。
玄武は大きい。
その上、2体だ!
洞窟の規模を考えたらそれでも余裕はある。
問題は玉兎。
その体躯は人間程度でウサギとしては相当に大きい。
それに無茶苦茶、速い。
口には腐竜王の双杵と同じ形状の重棍。
攻撃力も半端ないのだ。
厄介そうな雰囲気がする。
玉兎が群れている様はどこか可愛いんですが。
め、愛でてみたい!
それが罠なのは分かっているけど仕方ないんだ!
《只今の戦闘勝利で【杖】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【水魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【氷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【塵魔法】がレベルアップしました!》
地下洞窟の強化の手応えは十分にある。
間違いなく、強い!
そして玉兎は可愛い!
それが罠だと知りながら仕留め続けたオレは酷い奴な訳だが。
やはり切ない。
ここで出現する魔物は運営の管轄なのかな?
やはり運営、許すまじ。
どこかで玉兎の無念を晴らさないといけませんな!
【素材アイテム】黒水晶 品質C+ レア度3 重量0+
黒色の水晶。別名モリオン。
不幸を寄せ付けない魔除けに用いられる事が多い。
玉兎からはムーンストーンを何個か確保している訳だが。
玄武からは黒水晶か。
レア度を考えたらちょっと割りに合わないと思う。
これは【解体】師匠の責任の範疇ではない。
文句を言うのであれば運営にすべきですな。
それにちょっと困った。
再探索が全然、進んでない。
正午を目処にN9u1マップのエリアポータル、神霊の宿木に行く事になっている。
今日の午前中で行き止まりがあった場所を全て確認するのは無理のようだ。
1箇所だけでもいい。
確認出来ればいいのだが。
玉兎と玄武を相手にした戦闘時間はそう長くない。
その前のヴィシュヌの影が率いる魔物の群れは大変だった。
ああいった相手が続くと探索がまるで進まなくなるだろう。
見知っている魔物との戦闘時間は短くすべきですね。
それも果たして可能かどうか、怪しいものだ。
全力で仕留めに行かねば!
かと言って毎回、リミッターカットやブーステッドパワーを頻繁に使う訳に行かない。
悩ましい状況だがやるしかない。
いや、この苦境を楽しめばいい。
ショート・ジャンプを始め、採れる手段は増えているのだ。
ポータルガードの面々もいる。
やれる筈だ。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv102
職業 サモンマスターLv40(召喚魔法修師)
ボーナスポイント残 87
セットスキル
小剣Lv74(↑1)剣Lv77(↑1)両手剣Lv73 両手槍Lv78
馬上槍Lv81
棍棒Lv75 重棍Lv74 小刀Lv74 刀Lv79 大刀Lv77
刺突剣Lv75 捕縄術Lv79 投槍Lv77 ポールウェポンLv77
杖Lv89(↑1)打撃Lv94 蹴りLv94 関節技Lv94
投げ技Lv94 回避Lv100 受けLv100
召喚魔法Lv102 時空魔法Lv89 封印術Lv87
光魔法Lv83(↑1)風魔法Lv83 土魔法Lv83 水魔法Lv83(↑1)
火魔法Lv83 闇魔法Lv83(↑1)氷魔法Lv83(↑1)雷魔法Lv83
木魔法Lv83 塵魔法Lv83(↑1)溶魔法Lv83 灼魔法Lv83(↑1)
英霊召喚Lv5 禁呪Lv85
錬金術Lv73 薬師Lv17 ガラス工Lv24 木工Lv47
連携Lv81 鑑定Lv75 識別Lv81 看破Lv68 耐寒Lv78
掴みLv80e 馬術Lv81 精密操作Lv80e ロープワークLv79
跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv76 登攀Lv60e
平衡Lv81
二刀流Lv77 解体Lv75 水泳Lv30 潜水Lv66
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv47 隠蔽Lv75
気配察知Lv75 気配遮断Lv75 暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv75
魔法効果拡大Lv74 魔法範囲拡大Lv74
呪文融合Lv74
耐石化Lv72(↑1)耐睡眠Lv72 耐麻痺Lv76 耐混乱Lv72
耐暗闇Lv73 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv71 耐毒Lv80e(↑1)
耐沈黙Lv72 耐即死Lv72(↑1)
召喚モンスター
テイラー ジュエルキャンサーLv22→Lv23(↑1)
器用値 45
敏捷値 53
知力値 13
筋力値 98
生命力 76(↑1)
精神力 13(↑1)
スキル
鋏撃 体当たり 堅守 回避 掘削 泡波 発光
隠蔽 夜目 気配遮断 魔力察知 自己回復[小]
物理抵抗[大] 魔法抵抗[小] 水棲 闇属性 水属性
火耐性 風耐性 土耐性 ブレス耐性
ペプチド ホーリースコルピオンLv22→Lv23(↑1)
器用値 69
敏捷値 69(↑1)
知力値 18
筋力値 59
生命力 59(↑1)
精神力 18
スキル
鋏撃 針撃 堅守 回避 掘削 振動感知 気配遮断
隠蔽 登攀 奇襲 監視 自己回復[小] 物理抵抗[中]
魔法抵抗[小] 致死毒 麻痺 暗闇 時空属性 光属性
闇属性 火耐性 風耐性 土耐性 水耐性 毒耐性
ブレス耐性
守屋 クローンサーヴァント[男性型]Lv21→Lv22(↑1)
器用値 84
敏捷値 35
知力値 49(↑1)
筋力値 35
生命力 36
精神力 35(↑1)
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 木工 石工 農作
造林 牧畜 調教 醸造 夜目 監視 宮中儀礼
連携 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己修復[中]
MP回復増加[小] 光属性 闇属性 火属性 土属性
水属性 溶属性 木属性
スーラジ クローンサーヴァント[女性型]Lv21→Lv22(↑1)
器用値 82(↑1)
敏捷値 44
知力値 58(↑1)
筋力値 26
生命力 26
精神力 37
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 料理 木工
石工 牧畜 農作 調教 縫製 夜目 監視
宮中儀礼 精密操作 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]
自己修復[中] MP回復増加[中] 時空属性 光属性
闇属性 火属性 水属性 土属性 木属性
蝶丸 サイバーLv21→Lv22(↑1)
器用値 80
敏捷値 50
知力値 65(↑1)
筋力値 26
生命力 27
精神力 51(↑1)
スキル
小剣 弓 受け 回避 料理 牧畜 調教
醸造 夜目 監視 連携 精密操作 物理抵抗[小]
魔法抵抗[中] 自己修復[小] MP回復増加[小]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 土属性
水属性 木属性
網代 レイバーLv21→Lv22(↑1)
器用値 73(↑1)
敏捷値 44(↑1)
知力値 40
筋力値 66
生命力 45
精神力 28
スキル
手斧 槌 弓 小盾 受け 回避 平衡 登攀
跳躍 木工 造林 農作 石工 夜目 連携
精密操作 物理抵抗[中] 魔法抵抗[小] 自己修復[中]
MP回復増加[微] 土属性 水属性 木属性
召魔の森 ポータルガード
黒曜、ジェリコ、ティグリス、クーチュリエ、ストランド、モジュラス、雷文
清姫、ロジット、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、虎斑、蝶丸、網代