672
敬老精神はどこへ?
忘却の彼方だ。
実際、目の前にいるのは老齢とは思えない肉体を誇示している。
動きも速い。
パワーもある。
どっちもオレよりも確実に上なのだ。
差はまだ、大きい。
それでも目の前の魔神は格闘戦に徹している。
HPバーの自己回復はあるけどそれだけだ。
その自己回復はエンチャントブレーカーも通じていないようです。
厄介だ。
でも呪文の類を使っていないのも間違えようが無い。
呪文で強化しているのも気が引けているけど、相手は間違いなく格上。
攻撃呪文こそ使うつもりは無かったが、戦力差を縮める努力はすべきだ。
ここは、使え!
「ブーステッドパワー!」
『むむっ?』
右肘がいい角度で脇腹を直撃。
革鎧で減殺されているだろうけど、感覚はいい。
だがこれで終わらないし終わらせない。
魔神の右肘を抱え込んで跳び関節を狙う。
ついでに踵で顔面を蹴りつつ、肘関節を壊しに行く。
だが。
片腕のパワーだけで支えてやがる。
まあそうかもな。
体格差もあるし。
それにこういった状況は英霊神様で経験済みだ。
次はオレの体を地面に叩き付けるだろう。
そして案の定、オレの体は地面に埋まるかのような勢いで叩き付けられていた。
やっぱり。
引き換えに魔神の右腕の肘は梃子の原理によって壊した、と思う。
手応えはあった。
自己回復能力があるから確実に壊せるかどうかは謎だが。
『ほう、これはこれは』
「ッ!?」
魔神は?
確かに右腕は肘から先が奇妙に捩れた状態にある。
普通であれば戦えない。
それでも尚、戦ってくれると信じているけど、どうなんだ?
だがこの魔神、期待以上の回復能力を見せていた。
左手で捩れた腕を掴むと元の位置に戻して支えたのだが。
元通りに、なってしまっている。
何事も無かったかのようにだ!
いや、MPバーはそこそこ減っているかな?
HPバーの回復する様子は相変わらずです。
まあアレだ。
アンタイオスみたいなものだろう。
こういう環境でなければもっと格闘戦を楽しめるんだが。
『悪いな。こういう体なのだよ』
「どうなっている?」
『一種の呪いだ。我が望んだ訳ではないのだがな』
知るかよ。
呪い、だって?
ある意味で羨ましい奴。
格闘戦を存分に楽しめるだけ有難いと思うべきだろうに。
『だが、今のは良かった』
「そうかい」
悠長に喋っている暇は無い。
体格差もある。
今のオレは武技の影響で呪文は使えない。
パワーの上乗せがあるうちに仕留めたい所だ。
どうにか転がして裸絞めでどうなんだろう?
同時に頭の片隅で考える。
ここは死地だ。
どうやって逃げようか?
アンタイオスとだってその対戦にはいずれ終わりがあった。
この魔神と延々戦う?
それは恐らく、あるまい。
武技の効果が途切れたら、終わるだろう。
ステータス異常のまま、戦えるような相手ではない。
今は武技の上乗せがあるから、どうにか拮抗出来ている。
それも魔神の気分次第だろう。
魔神が殴る蹴るだけで終わるだろうか?
あり得ない話だ。
『面白そうな奴め』
魔神の表情に満足そうな笑み。
そうかい。
その笑みを消したくなるんだが、いいかな?
「シッ!」
今度は打撃で。
身長差があるから顔に拳を叩き込めないし、裸絞めも至難だ。
どうにか打撃戦の中で隙を見出したい。
いや。
隙が無いなら作りに行こう。
それにこの魔神、手を抜いているような所がある。
分かるぞ?
何を隠している?
ちょっと見せてみ?
右足でローキック。
魔神の右膝に直撃
そのまま蹴り脚で掛け蹴り気味に左脚を刈る。
脚だけで大内刈りだが、転ぶと思っていない。
蹴り足を着地させると左の跳び膝蹴りだ!
腹に直撃しているが、倒れてくれない。
着地した瞬間。
上から魔神の肘が降って来る。
肩の後ろ側を痛打されたみたいだが、構わん。
一気に跳躍。
位置が下がっている顎に向けて頭突き。
倒れない。
だが動きは一瞬だけ、止まったようだ。
好機?
きっと好機!
右の太股を掴むとスイッチ。
背後を狙う。
オレを追うように体を反転しようとする魔神。
ついでに肘打ち?
だが。
狙い定めた肘打ちではない。
胸狙いであれば喰らっていたかも?
頭だったのだ。
身長の差はこの場合、有利に働いたかな?
肘を避けながら、更に背後を狙い続ける。
相手の回転も利用して、裏投げに。
さあ。
寝技ではどうかな?
『惜しかったな』
「みたいだな」
魔神の言う通りだ。
惜しかった。
寝技勝負は?
もう少しで三角絞めで落とせそうな雰囲気があったのだが。
ブーステッドパワーの効果が切れた。
呪文も使えるようになっている訳だが、これでは困る。
打撃戦で対抗するには、届かないだろう。
それでも召喚モンスター達を介入させる事は考えなかった。
むしろこの魔神、それ故に様子見をし続けている節がある。
舐められている?
確かに。
だがそれはオレの力量不足が悪い。
(フィジカルエンチャント・ファイア!)
(フィジカルエンチャント・アース!)
(フィジカルエンチャント・ウィンド!)
(フィジカルエンチャント・アクア!)
(メンタルエンチャント・ライト!)
(メンタルエンチャント・ダーク!)
(グラビティ・メイル!)
(サイコ・ポッド!)
(アクティベイション!)
(リジェネレート!)
(ボイド・スフィア!)
(ダーク・シールド!)
(エンチャンテッド・ライト!)
(ファイア・ヒール!)
呪文の強化を継ぎ足しておく。
与えているダメージはオレの方が上。
そこには自信がある。
だが仕留め切れる気がしない。
攻撃呪文を使えば話は別なのだろうけどね。
格闘戦で挑む相手にそれをしたら仕留めたとしても納得出来ないのだ。
何よりも楽しめません!
《只今の戦闘勝利で【打撃】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【関節技】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【投げ技】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【回避】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【時空魔法】がレベルアップしました!》
《【時空魔法】呪文のショート・ジャンプを取得しました!》
《【時空魔法】呪文のミーティア・ストリームを取得しました!》
《只今の戦闘勝利で【掴み】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法効果拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【魔法範囲拡大】がレベルアップしました!》
『邪魔者が来たか』
「何?」
オレの心境を言えば、アレだ。
勝ちを譲られた。
戦闘勝利?
それに新たな呪文も得ているようだが、それ所ではない。
魔神の視線の先に何かが現れていた。
??? ???
魔神 ??? ???
??? ???
魔人ではない。
またしても魔神。
今度は女性だ。
やはりローブを羽織っていたが、フードで顔を隠していない。
その美貌を誇示するかのようだな。
実際に美人だ。
傍目から見たら立派に悪女に見える。
問題がある。
この女性の魔神の後方にいる連中だ。
マーカーが、緑色。
プレイヤーなのか?
ユージ 種族Lv.48 人間 男性
バンデッド/ウォリアーLv.15
待機中 反撃許可あり 戦闘位置:地上
奈々 種族Lv.53 人間 女性
ハンターキラー/アマゾネスレディLv.20
待機中 反撃許可あり 戦闘位置:地上
ブラン 種族Lv.51 人間 男性
アサシン/スティングファイターLv.18
待機中 反撃許可あり 戦闘位置:地上
ミハエル 種族Lv.55 人間 男性
アウトロー/ ガーディアンLv.22
待機中 反撃許可あり 戦闘位置:地上
鬼塚 種族Lv.55 人間 男性
シーフ/メイズパイロットLv.22
待機中 反撃許可あり 戦闘位置:地上
ツキメ 種族Lv.57 人間 男性
ブラックソーサラー/エレメンタル・マグス『闇』Lv.24
待機中 反撃許可あり 戦闘位置:地上
《これまでの行動経験で【識別】がレベルアップしました!》
《これまでの行動経験で【看破】がレベルアップしました!》
ふむ。
間違いなくプレイヤー。
そしてPK職。
何だって魔神に付き従っているんだ?
それにマズい。
戦闘終了と同時にリミッターカットの副作用だ!
ステータス低下は9割に相当するだろう。
これでは戦えないし楽しめない!
『何を遊んでいる?我等が神の使命はどうした?』
『我は汝とは違う。好きに動く事は承知の筈だ』
無言で睨み合う魔神達。
どうもいい雰囲気ではない。
だが。
今が好機。
ゆっくりと肩ベルトの小物入れに忍ばせてあるソーマ酒を取り出す。
一気に飲み干した。
さて、どうする?
一応、魔神達のスクリーンショットを撮っておこう。
勿論、PK職達もだ。
戦況は思わしくない。
女魔神がオレに向ける視線はどこまでも冷徹。
虫でも見ているかのようで、侮蔑に満ちている。
オレってGじゃないぞ?
さて、どうする?
逃げよう。
勝ち目は無い。
いや、楽しめそうな展開は望めそうに無いのでした。
「あいつは!」
「マズいぞ!」
PK職の面々がオレを見て騒ぎ始めていた。
どうもいかんな。
逃げる手順は?
格闘戦をしながら、何となく考えてはあった。
果たして通じるのか?
自信は無い。
(ダークネス・フィールド!)
オレを中心にして暗闇を展開する。
何を企図しているのかを悟られたら終わりだ!
(スチーム・ミスト!)
闇魔法の呪文、ダークネス・フィールドには対抗策がある。
光魔法の呪文、サンシャインだ。
だがらこその重ね掛けだ。
ヴォルフ、ジェリコ、護鬼、戦鬼、ヘザーがいた位置は把握してあった。
一気に駆け寄る。
ここからが肝心だ。
(ピットフォール!)
仕掛ける場所は足元。
暗闇の中、オレの体は落下していた。
見えていないけど、召喚モンスター達も一緒に落下している事だろう。
(ノクトビジョン!)
本当はレビテーションの呪文を使って安全に着地したかった。
でもそれだと穴の底に着地する前に減速、時間を浪費してしまう。
着地して転がって多少はダメージは軽減したかな?
確認する暇は無い。
ヘザー以外、ダメージはあった筈だけど妥協せねばならないだろう。
(トンネル!)
体の痛みに耐えながら呪文を使う。
穴の底から横方向に臨時の洞窟を穿つ。
これで連中の認識から外れる筈。
いや、待て。
今、戦鬼のHPバーが一気に減った?
それはヴォルフ、ジェリコ、護鬼、ヘザーも同様みたいです。
そしてオレの全身にも痛みが走っている。
マズい。
何か目に見えていない攻撃が行われているようだ。
恐らくは何かの攻撃呪文。
ディストーション・ジャベリンに類するものかもしれない。
(フィジカルエンチャント・ファイア!)
(フィジカルエンチャント・アース!)
(フィジカルエンチャント・ウィンド!)
(フィジカルエンチャント・アクア!)
(メンタルエンチャント・ライト!)
(メンタルエンチャント・ダーク!)
(グラビティ・メイル!)
(サイコ・ポッド!)
(アクティベイション!)
(リジェネレート!)
(ボイド・スフィア!)
(ダーク・シールド!)
(エンチャンテッド・ライト!)
(ファイア・ヒール!)
考え込む暇は無い。
穿った洞窟の奥へ走る。
召喚モンスター達を呪文で回復と強化をしながら、走れ!
(フラッシュ・ライト!)
明かりを頭上に生じさせて洞窟の奥へ。
オレの狙いは?
土魔法の呪文、トンネルで地下を移動する事。
捕捉されていない状態からならテレポートの呪文が使える筈。
だが。
攻撃を受けている理由には心当たりがあった。
センス・マジックで魔力の在り処を把握されている。
時空魔法の呪文、クレヤボヤンスで見られている。
どちらかであるのか、両方であるかだろう。
事態は恐らく、まだ厳しい。
だが、追撃を振り切る努力はすべきだ。
(トンネル!)
更に洞窟を掘り進める。
もっと距離を置いて逃げるべきなのだ。
走りながら【呪文融合】の一番下の組み合わせを変更する。
ここは、こうだ!
(((((((((((((((トンネル!)))))))))))))))
一気に洞窟を掘り進めた。
足場は正直、良くない。
それでも構わず、走れ!
いや、飛べ!
(リターン・モンスター!)
召喚モンスター達は全員、帰還だ。
今はその方がいい。
戦いを挑む訳ではないのだ。
(フライ!)
洞窟の奥へ、急げ!
それに後方から何か音がしている。
一体、何事だ?
(テレポート!)
だが呪文は失敗。
まだ捕捉されているのか?
もう少し距離を稼ぐべきであるかもしれない。
(((((((((((((((トンネル!)))))))))))))))
洞窟の最奥に到達。
新たに洞窟を掘り進める。
その時、後方から迫る音の正体が分かった。
水だ。
大量の水が洞窟の内部を満たそうとしている。
水魔法の呪文、アンダー・ウォーターがあれば溺れる事はない。
だが水流に巻き込まれていまっては移動距離を稼げなくなる。
だが水流に巻き込まれてしまっては移動距離を稼げなくなる。
急がないといけないみたいだ。
(テレポート!)
視界が反転する。
トンネルをどれだけ使った事か!
ようやく捕捉されなくなったみたいです。
次にオレが見た風景は?
召魔の森です。
死地を脱したか。
幸運と言えよう。
城門の中に転がり込むと、そのまま地面に座り込んでしまった。
少し、落ち着こう。
色々と自分の中で整理が出来ていない。
ちょっとだけ落ち着いたかな?
大丈夫。
オレは平気だ。
それにしても魔神、か。
三名もいるのね?
名前も分からないし、一体何者?
それに同行していたPK職の面々も気になる。
何が起きているんだろう?
今は、いい。
格闘戦をしたあの魔神の姿を思い浮かべる。
舐められた。
勝ちを譲られた。
それは屈辱でもある。
だが直視しよう。
オレの実力が足りていないのが悪い。
まだまだ、鍛えるべきなのだ。
では、これからどうする?
オレの装備もだが、護鬼や戦鬼、ヘザーの装備も修復が要る筈。
次の戦いに備えて、準備を怠ってはいけない。
修復を終えたらどうする?
決まっている。
鍛錬、あるのみ。
闘技場でもいい。
地下洞窟でも構わない。
疑念は確かにある。
特にあのPK職の面々。
だが今は頭の中から消そう。
体を動かしていた方がより建設的だ。
《これまでの行動経験で【錬金術】がレベルアップしました!》
やはりだ。
護鬼、戦鬼、ヘザーを改めて召喚、装備の修復を行ったのだが。
全員、いつの間にか装備に消耗があったようです。
特に戦鬼の装備は修復が大変だった。
もし無かったらどうなっていただろう?
想像するだけで怖い。
元々、装備が無いヴォルフは大丈夫だったか?
それはジェリコもだけど。
そうだな。
オレだって気持ち良くログアウトしたい。
召喚モンスター達もまた、気持ち良く帰還させるべきであるのだ!
その前に課題がある。
ポータルガードだ。
枠が増えている。
どうしよう?
そうだな。
スコーチを召喚するとポータルガードに追加しました。
今日、活躍したばかりだし消耗もあるけどね。
ポータルガードの面々は全員、揃っているようだ。
各々、MPバーの消耗はそれなりにあるけど、ここは付き合って貰うとしよう。
オレの布陣は?
ヴォルフ、ジェリコ、護鬼、戦鬼、ヘザーだ。
消耗は各々あるけど、多少なりとも鬱憤が溜まっているに違いない。
存分に発散して貰うとしよう。
連れて行くポータルガードの面々は?
テイラー、クーチュリエ、獅子吼、ペプチド、逢魔、極夜、雷文、スコーチ。
これに守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ノワール、虎斑だ。
蝶丸、網代は留守番で。
ポータルガードもまた、枠が増えている。
更に召喚モンスターを増やすべきなんだろうか?
管理が大変なのは承知ではあるのだが。
まあ、今はいい。
地下洞窟の最深部に行ってみよう。
拡張工事の進捗具合も確かめてみたいし。
そして忘れてはいけない。
新しい呪文が追加されているのだ。
時空魔法の呪文、ショート・ジャンプ。
それにミーティア・ストリーム。
その効果は確かめておきたい。
ショート・ジャンプは目視範囲にある一点に飛ぶ事が出来る呪文だ。
言ってみれば超短距離のテレポートになる。
奇襲で使えそうですね!
ミーティア・ストリームは範囲攻撃呪文だ。
意味する所は流星群、だよな?
ディメンション・ソード、ディストーション・ジャベリンと同様に対象を透過するようだ。
違うのは広範囲で上空からの攻撃になるって事だろう。
単独で使ってみて、次は【呪文融合】に組み込んでみよう。
【時空魔法】はレベル86で新たな呪文が追加された。
他の属性の魔法技能も同様である可能性は高い。
【封印術】と【禁呪】は呪文を取得するレベルが共通ではないようだが。
まあ、いい。
オレがまだ使えない呪文が存在しているのは分かっている。
それらもいずれは使えるようになるものと期待していい。
ちょっと気が遠くなるけど。
では、経験値稼ぎだ。
無論、漫然と狩りをするのではない。
楽しむ事が大前提なのだ。
《只今の戦闘勝利で【刺突剣】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【召喚魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【ロープワーク】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐毒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で職業レベルがアップしました!》
《只今の戦闘勝利で種族レベルがアップしました!任意のステータス値2つに1ポイントを加算して下さい》
次の目標は?
魔神という事になる。
高い目標だ。
どこまで行けばクリア出来るものであるのか?
分からない。
でも目指さずにいられません。
見ているがいい。
オレを相手に手を抜いた事を後悔させてやる。
絶対にだ。
基礎ステータス
器用値 43(↑1)
敏捷値 43(↑1)
知力値 66
筋力値 42
生命力 42
精神力 66
《ボーナスポイントに2ポイント加算されます。合計で77ポイントになりました》
遂にオレの種族レベルが大台に乗ったようだ。
だが、足りない。
まだ足りていません。
もっと強敵を寄越せ!
洞窟の拡張工事はまだ終わっていないのは痛い。
きっと、より強力な魔物に出会えるようになる筈なのだ。
もう少し待つ事にするしかないな。
それに新しい呪文も中々、使い勝手がいい。
ミーティア・ストリームは洞窟内でも一定の効果がある。
問題があるとしたら【呪文融合】でどう組むか、だな。
単純な15連装では思うようなダメージ加算に繋がっていない感じがする。
そうなると全体攻撃呪文と組むのが定番なのだろう。
もっと工夫出来そうな気もするへど。
使って行くうちに思い付くかもしれません。
ショート・ジャンプは?
実にいい。
特にグレイプニルを手にして背後に跳んで縛り上げるパターンはすぐに鉄板になった。
大型の魔物を相手にするには手順を踏まないといけませんけど。
それも工夫次第だろう。
後はどれだけ使いこなせるようになるかだな。
これは愛用する事になる。
間違いない。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ジェリコ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
そしてジェリコなのだが。
これまで、武器と化して岩鉄と組むパターンが多かった。
ここで新たなパターンを見出したようだ。
ニーズヘッグの化身を相手に戦鬼の防具と化していたのだ。
全身を覆う白銀の鎧。
その利点は当然、防御力の向上もあるのだろう。
状態異常の防止にも役立つものと思える。
だが。
恐るべきなのは戦鬼の拳に見えていた。
鉄球だ。
打突部位が鉄球になるようにジェリコが固定する形になっている。
臨時のグローブだな。
いや、待て。
この場合はメリケンサック?
それも違う気がする。
ジェリコのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ジェリコ ゴーレム・オブ・リキッドメタルLv21→Lv22(↑1)
器用値 42(↑1)
敏捷値 55
知力値 13
筋力値 77
生命力 88
精神力 13(↑1)
スキル
打撃 蹴り 投げ技 関節技 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大]
自己修復[中] 弾性強化[小] 剛性強化[微] 回避 受け
液状化 形状変化 表面張力偏移 武器化 防具化 表面硬化
侵食 奇襲 夜目
ジェリコはここまでだな。
MPバーにもう余裕は無い。
新たな戦闘スタイルを見出したのであるし、次回以降に期待しよう。
ジェリコは帰還だ。
ストランドを召喚しましょう。
戦力の底上げでは海対応の召喚モンスターが遅れ気味になっている。
そうだな。
夕食以降は海に行くのもいい。
地下マップも捨て難いけど。
いずれにしても、この地下洞窟は少なくとも夕方まで篭もる事にしよう。
出来れば召喚モンスター達のレベルアップをもっと見てみたい。
魔神に対する光明は?
まだ明確に見えていない。
【英霊召喚】を使う、というのは当然だがある。
ショート・ジャンプで背後に跳んで縛り上げる手順も使えそうだ。
でもね。
それではオレの好みではない。
あの女性の魔神にはいいかもしれないが、格闘戦を挑んで来たあの魔人は話が違う。
真正面から格闘戦で挑み、叩き潰す。
そうでなければいけない。
まあ、アレだ。
ショート・ジャンプは邪魔者を排除する方向で利用したい。
出来そうな気はします。
グレイプニルはあのプロメテウスすら拘束し続けていたのだ。
その特性は大いに活かすべきだろう。
《只今の戦闘勝利で【捕縄術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【連携】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【精密操作】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐麻痺】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐沈黙】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『護鬼』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は?
午後5時10分になっている。
そろそろ区切れるようであれば、区切ろう。
今度は気分転換で海にでも行こうか?
それがいい。
テュポーンの幻影が海中にもいるかどうか、確認もしてみたいし。
ついでに新たなマップを目指してみてもいい。
天空マップの東端はどうなっている?
いやそれはどのマップも同様だ。
全てのマップを踏破している訳ではないのです。
まあ、ついでだ。
より強い魔物を探しつつ、これまでと同様に狩りと探索を進めたらいい。
護鬼のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
護鬼 羅喉Lv22→Lv23(↑1)
器用値 64
敏捷値 64
知力値 37
筋力値 51(↑1)
生命力 51(↑1)
精神力 37
スキル
弓 手斧 剣 棍棒 刀 小盾 受け 回避 隠蔽
奇襲 変化 神威 瞑想 夜目 連携 精密操作
跳躍 平衡 気配遮断 気配察知 自己回復[小]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[中] MP回復増加[微]
時空属性 光属性 闇属性 火属性
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『戦鬼』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
戦鬼もレベルアップだ。
ヴォルフ達はいずれも長い時間、暴れさせていた事になる。
戦鬼の場合、まるで消耗が見えない。
戦闘スタイルはMPバーに頼らないから当然だ。
まさに確固たる前衛。
最近は鉄球を投げる機会も多いから前衛と言い切れないけど。
ジェリコと組んでのあの戦闘スタイルは中々良さそうだ。
特にキムクイガーディアン・スレイブには有効だろう。
あの破壊力は大いに役立ってくれそうです。
それにその機会はこの先もあると思う。
間違いない。
必ず、ある。
楽しみだ。
きっと酷い戦いになる事だろう。
戦鬼のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
戦鬼 オーガロードLv22→Lv23(↑1)
器用値 44(↑1)
敏捷値 62(↑1)
知力値 14
筋力値 85
生命力 85
精神力 14
スキル
打撃 蹴り 噛付き 投擲 受け 回避 登攀
平衡 投げ技 関節技 体当たり 激高 夜目
掴み ダッシュ 跳躍 平衡 連携 物理抵抗[小]
自己回復[極大] 耐即死 耐麻痺 耐魅了 耐暗闇
毒耐性
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヘザー』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
ヘザーもここまで、良く戦い続けたな!
攻撃に幅があるからこそ、ではあるんだが。
ヘイフリックとは異なり、ちゃんと盾も使ってくれているし。
ヘザーは狭い場所では剣を使う事が多い。
過去には二刀流スタイルを試した事もあった。
まあ向かない事は自覚があるのだろう。
剣を使う場合、盾を併用するのが常になっている。
普通に安定してます。
どうしてヘイフリックはああなったのか?
促成栽培の弊害もあるのだと思います。
結局、全てはオレの責任なのだろう。
ヘザーのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
ヘザー オーディンガードLv22→Lv23(↑1)
器用値 34(↑1)
敏捷値 63
知力値 62
筋力値 34(↑1)
生命力 33
精神力 62
スキル
剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 降神
霊能 浮揚 空中機動 自己回復[中] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 光属性 闇属性
風属性 土属性 水属性 雷属性 氷属性 耐麻痺
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ストランド』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
ストランドも間に合ってしまったか。
海に行くなら継続で、とも思っていたんですけど。
まあいい。
海に行ったら行ったで、対応可能な召喚モンスターはまだいる。
困る事はあるまい。
ストランドのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。
もう1ポイント分のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ストランド 青竜Lv20→Lv21(↑1)
器用値 30
敏捷値 60
知力値 30
筋力値 60
生命力 76(↑1)
精神力 30(↑1)
スキル
噛付き 巻付 回避 空中機動 水中機動 水棲
飛翔 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己回復[小]
MP回復増加[小] 霊能 熱感知 気配遮断 猛毒
時空属性 光属性 闇属性 土属性 水属性 木属性
耐即死 毒耐性 鬼竜変
では、召魔の森に跳ぼう。
夕食は人形組の誰かに作って貰うとして、だ。
料理を待つ時間も無駄にしません。
装備の修復。
その後は闘技場で対戦をするのだ!
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv100(↑1)
職業 サモンマスターLv38(召喚魔法修師)(↑1)
ボーナスポイント残 77
セットスキル
小剣Lv72 剣Lv75 両手剣Lv73 両手槍Lv76 馬上槍Lv76
棍棒Lv72 重棍Lv71 小刀Lv71 刀Lv76 大刀Lv71
刺突剣Lv71(↑1)捕縄術Lv72(↑1)投槍Lv76 ポールウェポンLv74
杖Lv87 打撃Lv91(↑1)蹴りLv91 関節技Lv91(↑1)
投げ技Lv91(↑1)回避Lv98(↑1)受けLv97
召喚魔法Lv100(↑1)時空魔法Lv86(↑1)封印術Lv83
光魔法Lv79 風魔法Lv79 土魔法Lv79 水魔法Lv79
火魔法Lv79 闇魔法Lv79 氷魔法Lv79 雷魔法Lv79
木魔法Lv79 塵魔法Lv79 溶魔法Lv79 灼魔法Lv79
英霊召喚Lv5 禁呪Lv81
錬金術Lv72(↑1)薬師Lv16 ガラス工Lv23 木工Lv47
連携Lv78(↑1)鑑定Lv70 識別Lv78(↑1)看破Lv59(↑1)耐寒Lv75
掴みLv78(↑1)馬術Lv77 精密操作Lv78(↑1)ロープワークLv71(↑1)
跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv73 登攀Lv60e
平衡Lv77
二刀流Lv75 解体Lv71 水泳Lv29 潜水Lv61
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv36 隠蔽Lv72
気配察知Lv70 気配遮断Lv72 暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv72(↑1)
魔法効果拡大Lv71(↑1)魔法範囲拡大Lv71(↑1)
呪文融合Lv71
耐石化Lv69 耐睡眠Lv69 耐麻痺Lv72(↑1)耐混乱Lv68
耐暗闇Lv69 耐気絶Lv80e 耐魅了Lv67 耐毒Lv77(↑1)
耐沈黙Lv69(↑1)耐即死Lv67
基礎ステータス
器用値 43(↑1)
敏捷値 43(↑1)
知力値 66
筋力値 42
生命力 42
精神力 66
召喚モンスター
ジェリコ ゴーレム・オブ・リキッドメタルLv21→Lv22(↑1)
器用値 42(↑1)
敏捷値 55
知力値 13
筋力値 77
生命力 88
精神力 13(↑1)
スキル
打撃 蹴り 投げ技 関節技 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大]
自己修復[中] 弾性強化[小] 剛性強化[微] 回避 受け
液状化 形状変化 表面張力偏移 武器化 防具化 表面硬化
侵食 奇襲 夜目
護鬼 羅喉Lv22→Lv23(↑1)
器用値 64
敏捷値 64
知力値 37
筋力値 51(↑1)
生命力 51(↑1)
精神力 37
スキル
弓 手斧 剣 棍棒 刀 小盾 受け 回避 隠蔽
奇襲 変化 神威 瞑想 夜目 連携 精密操作
跳躍 平衡 気配遮断 気配察知 自己回復[小]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[中] MP回復増加[微]
時空属性 光属性 闇属性 火属性
戦鬼 オーガロードLv22→Lv23(↑1)
器用値 44(↑1)
敏捷値 62(↑1)
知力値 14
筋力値 85
生命力 85
精神力 14
スキル
打撃 蹴り 噛付き 投擲 受け 回避 登攀
平衡 投げ技 関節技 体当たり 激高 夜目
掴み ダッシュ 跳躍 平衡 連携 物理抵抗[小]
自己回復[極大] 耐即死 耐麻痺 耐魅了 耐暗闇
毒耐性
ヘザー オーディンガードLv22→Lv23(↑1)
器用値 34(↑1)
敏捷値 63
知力値 62
筋力値 34(↑1)
生命力 33
精神力 62
スキル
剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 降神
霊能 浮揚 空中機動 自己回復[中] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 光属性 闇属性
風属性 土属性 水属性 雷属性 氷属性 耐麻痺
ストランド 青竜Lv20→Lv21(↑1)
器用値 30
敏捷値 60
知力値 30
筋力値 60
生命力 76(↑1)
精神力 30(↑1)
スキル
噛付き 巻付 回避 空中機動 水中機動 水棲
飛翔 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己回復[小]
MP回復増加[小] 霊能 熱感知 気配遮断 猛毒
時空属性 光属性 闇属性 土属性 水属性 木属性
耐即死 毒耐性 鬼竜変
召魔の森 ポータルガード
テイラー、クーチュリエ、獅子吼、ペプチド、逢魔、極夜、雷文、スコーチ
守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、ノワール、虎斑、蝶丸、網代




