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本日更新6回目です。
E2u1マップに突入しました。
それで伊耶那岐之化身達に逢えたかといえば、逢えていません。
伊耶那岐之幻影達には逢えてますけど。
やはり違うな。
建御雷神之幻影だ。
物足りなくなってしまった。
建御雷神之化身が基準になってしまったのがいけない。
変わらず格闘戦を楽しめているのだが。
ダメだ。
背中に戦慄が走るような、ギリギリの緊張感が欲しい。
ここは我慢だ。
同行者がいるのです。
E1u1マップではオレが地上で格闘戦をする間、実質的に小休止がある。
昨日のような消耗にはなっていない。
だが。
連戦となるとどうだろう？
場所は既にE2u1マップだ。
オレが格闘戦を望む相手はいない。
そう言えばフレイの化身に格闘戦を挑んだ事はあったかな？
無いな。
試してみてもいいけどね。
水晶竜次第って事になるだろう。
ここには肉がいる。
金耀猪の肉がいる。
より正確に言えばグリンブルスティがいる。
戦車を牽く黄金の猪だ。
きっと気に入ってくれると思うのです。
全く別の意味で。
連戦希望、とか思っちゃうんだろうな。
そこには確信があるのでした。
《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【召喚魔法】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【封印術】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【風魔法】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【水魔法】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【火魔法】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【気配察知】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【耐麻痺】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で職業レベルがアップしました！》
《只今の戦闘勝利で種族レベルがアップしました！任意のステータス値2つに1ポイントを加算して下さい》
確信はしてましたが予想以上だ。
水晶竜は当然、クラウドドラゴンも気に入ったみたいなのです。
まあ、そうだろう。
でもね。
アイソトープがいる前で喰いまくるのは勘弁して欲しいものです。
今もオレの傍で何かを訴えるかのような目をしている。
ダメ。
一口、喰ってるよね？
それ以上はダメだ。
基礎ステータス
器用値 41
敏捷値 41
知力値 63
筋力値 41（↑1）
生命力 41（↑1）
精神力 63
《ボーナスポイントに2ポイント加算されます。合計で61ポイントになりました》
E2u1マップに突入しても変わらず低空で移動、地上戦力狙いで狩りを進めているんだが。
王女殿下一行は大丈夫か？
オーディンガード相手には結構な苦戦をしてしまう。
ま、そこは支援も出来るのだし大いに苦戦して貰いました。
地上戦力に関してはいい鍛錬になっただろう。
フレイの化身が率いる戦車は強力であり、防御力もある。
空中から一方的に攻撃出来る訳でもない。
投槍が飛んでくるからだ。
実際に相応のダメージを各自の騎竜が喰らっている。
それでも空中位置の有利はあったのだ。
ドラゴンにトクラスチェンジした騎竜を御する、いい鍛錬になったと思いたい。
実際、今の戦闘では格段に連携が良くなっている。
でもここらで区切っておくべきかな？
王女殿下と竜騎士グリエルの消耗は激しい。
竜騎士ラーフェンと竜騎士プリムラも消耗はしているけど、昨日程ではないようだ。
妥当、と思いたい。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『黒曜』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
『王女殿下、大丈夫ですか？』
『気遣いは無用。それよりも周囲の警戒を』
竜騎士ラーフェンは王女が心配であるようなんだが。
王女もまた竜騎士なのだ。
自力でどうにか出来るのだし、繰り返し気遣う事もないと思う。
そこは置くとして。
水晶竜とクラウドドラゴンが喰っているグリンブルスティ、アイテムは剥げるのかね？
まあそんなに確率がいい訳じゃない。
そのまま全部、喰い尽されても仕方ないか。
こっちも放置で。
オレは目でアイソトープを牽制する事に集中しよう。
グリンブルスティの死体に駆け寄りたがっている。
危険だ！
目を離してはいけませんな。
黒曜のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
黒曜 フォレストアイLv16→Lv17（↑1）
器用値 34
敏捷値 77（↑1）
知力値 55
筋力値 34（↑1）
生命力 34
精神力 55
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目
反響定位 奇襲 危険察知 気配遮断 魔力遮断
空中機動 天耳 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性 水属性
氷属性 呪眼 即死 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アイソトープ』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
時刻は？
午前11時30分です。
このマップに来て既に金耀猪の肉は4つ程、確保済みだ。
量は十分。
竜騎士達は律儀に全部、オレに譲ってくれている。
でもこの量ではオレだけで食いきれません。
売ってもいいけど、料理して食えば効果が期待出来るのだ。
ここは半分、譲りましょう。
水晶竜にブロンズドラゴンは？
魔物を喰うのに夢中ですけど。
どうやって制止したものか。
これはこれで悩ましいぞ？
アイソトープのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう2点のステータスアップは筋力値と生命力を指定しましょう。
アイソトープ クロノスドラゴンLv18→Lv19（↑1）
器用値 32
敏捷値 60（↑1）
知力値 32
筋力値 47（↑1）
生命力 47（↑1）
精神力 32
スキル
噛付き 引裂き 頭突き 飛翔 回避 跳躍 疾駆 夜目
水棲 空中機動 自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[小] 捕食吸収 ブレス 時空属性 光属性
闇属性 火属性 風属性 毒耐性 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ビアンカ』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
広域マップを確認すると？
E2u1マップの中央までもう少しだ。
王女殿下一行に関してはそこで区切って貰うとしましょう。
「申し訳ないですが移動しても？」
『うん？』
『おお、済まぬ』
水晶竜もブロンズドラゴンも我を忘れ過ぎだって。
既にグリンブルスティの死体は食い尽くされそうな有様だ。
肉を剥ぐのは諦めよう。
『すぐに片付けよう』
『そうだな、そうしよう』
おい。
結局、喰うんかい！
残っていた死体があっという間に消えてしまった。
口が動く度に骨が砕かれている音がしている。
ドラゴンって怖い。
いや、知的ではあるけど魔物であるのだ。
それを再認識させられた気がします。
ビアンカのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
ビアンカ アークエンジェルLv16→Lv17（↑1）
器用値 26
敏捷値 68
知力値 68
筋力値 26（↑1）
生命力 26
精神力 69（↑1）
スキル
杖 弓 飛翔 浮揚 変化 神霊 神撃 遠視
空中機動 魔力察知 自己回復[微] 物理抵抗[微]
魔法抵抗[大] MP回復増加[大] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 土属性 水属性 木属性 雷属性
氷属性 呪歌 呪曲
ビアンカはそろそろ限界だろう。
MPバーは残り2割を切ってしまった。
黒曜は？
残り4割って所か。
広域マップで見るとE2u1マップのエリアポータル、神樹の谷が近いのだ。
少し粘って貰いましょう。
「もう少し進めば谷があります。そこで休憩しましょう」
『今日はそこで移動は終了であるかな？』
『そうすべきであろうな』
王女殿下はずっと毅然とした態度を崩していないが、消耗しているのは明白だ。
竜騎士でもあるのだし、鍛錬だと思えばもっと厳しくていいかもだが。
何しろ、騎竜としているドラゴンを乗りこなすのが大変みたいなのだ。
それは程度の差はあるけど竜騎士全員に共通している。
今日だけで結構慣れている様子ですけど、それでも大変そうに見えます。
アイソトープやメジアンを騎竜にする事を考えていた時期もありましたっけ。
得物は投槍であればいいかな、と思っていたんだが。
蒼月が既にいるのであるし、空中での機動性の面で回避していたのだ。
正解だろうな。
ドラゴンに騎乗する利点と欠点が明確に理解出来る。
投槍？
その前に安定して騎乗出来るかどうかが問題だ。
どうしてもパワーが要る。
オレの場合は呪文で強化し続けたら可能だろうけどさ。
あの消耗具合を見ると継続して連戦出来る自信がオレには無い。
やはり回避すべきだな。
E2u1マップのエリアポータル、神樹の谷に到着。
水晶竜もブロンズドラゴンも、森を出来るだけ傷つけないよう、注意して移動しているのが分かる。
結構、気にしているような雰囲気なのは何故だ？
『見事な森である！』
『聖地に近いようであるな』
どうもドラゴンの上位種をして感服させるだけの何かがあるようだ。
オレにも多少は感じるモノがあるけどね。
竜騎士達も疲れを癒すのにいいかもしれません。
森の空気は実に気持ちがいいからだ。
では、昼食だな。
ビアンカを帰還させてナイアスを召喚しました。
食材は勿論、金耀猪の肉です。
だが、少しお腹に優しいメニューも追加して貰うとしましょう。
「今日はここまでとしましょう」
「ここで、ですか？」
「ええ。先に進むのはいいのですが、腰を落ち着ける場所がないのです」
嘘ですけどね。
空魔監視所の中継ポータルがあるのだ。
但し、ちょっと遠いという事情があるのです。
疲弊している上に一気に移動するのは避けたい。
それに水晶竜もブロンズドラゴンもこの周囲は気に入ってくれているに違いない。
気分が良さそうな様子を見ているだけで微笑ましいのです。
満足、しましたか？
『小さき友よ、ここは気に入ったぞ！』
『新たに巣を設けたくもあるが』
『問題は小さき眷族を育むのが難しいであろうな。抑制が効かぬと魔竜と化すだけだ』
『確かに。我等だけであれば良いであろうが、な』
いや、待て。
先刻までの様子だと抑制が効いてないように見えましたよ？
竜騎士達の騎竜となっているドラゴン達やアイソトープに示しがついてませんから！
おっと。
その竜騎士達は？
各々の騎竜の確認を終えたら腰を落として休憩してます。
怒涛の戦闘の連続だったからな。
一気に力が抜けたようになっている。
オレに対戦を挑んでくるだけの元気は無さそうだ。
鞍馬でも召喚して対戦しようか、と思ってたんですけどね。
水晶竜が近寄って来ている。
何でしょう？
距離が近いのでちょっと怖いのですが。
『汝に祝福を。これはその証である』
水晶竜の指がオレの頭を軽く撫でたみたいです。
まさに潰される寸前。
体の芯に震えが生じたよ！
《称号【水晶竜の祝福】を得ました！》
称号、増えちゃったよ。
これってどう作用するのかな？
新たにドラゴンパピーが召喚出来るようになってたりして。
待て。
十分にその可能性はあるんじゃないの？
黒曜を帰還させましょう。
果たして、新規召喚でドラゴンパピーは選択出来るのか？
どうしても期待してしまいます。
（コール・モンスター！）
そして召喚リストを確認。
ドラゴンパピーは？
召喚可能になってます。
これはどうしようか？
そんなの即決だ。
召喚するのは決定。
悩むべきであるのは名前と空きスキルの選択だけだな。
[ ] ドラゴンパピーLv1（New！）
器用値 18
敏捷値 18
知力値 18
筋力値 20
生命力 20
精神力 18
スキル
噛付き 引裂き 跳躍 疾駆 夜目 半水棲 自己回復[微]
物理抵抗[微] 魔法抵抗[微] 捕食吸収 ブレス 火属性
空きスキルが無い件。
そう言えばアデル達との雑談でも話題になってましたっけ。
どうもドラゴンパピーは初期状態の時点で結構な差があるようです。
まあ、いいさ。
今は名前をどうするか、悩もう。
パンタナール ドラゴンパピーLv1（New！）
器用値 18
敏捷値 18
知力値 18
筋力値 20
生命力 20
精神力 18
スキル
噛付き 引裂き 跳躍 疾駆 夜目 半水棲
自己回復[微] 物理抵抗[微] 魔法抵抗[微]
捕食吸収 ブレス 火属性
名前は適当です。
某所の有名な湿原から拝借しただけだ。
それよりも、新たに加わったドラゴンパピーが気になる。
今まで、ドラゴンパピーは概ね似た感じの外見であった筈。
多少の形状の差や体表の色に若干の違いはあるけど、パンタナールの場合は明確に異なる点がある。
目と目の間に1つ、小さな突起がある。
角かな？
まあそこは多少の形状の差と言えるかもしれない。
だが体表の色は明確に異なる。
真っ白なのだ。
やや半透明の鱗である点はアイソトープに近い特徴であるかもしれない。
そして瞳は真っ赤だ。
アルビノなんだろうか？
全体的なフォルムはやや細身であり、どこか儚げな雰囲気がある。
『ほう、新たに召喚したか』
『これは何と、可愛らしいではないか！』
誕生したばかりのパンタナールは周囲をゆっくりと見回しているようだが。
どうもその印象はおとなしい。
いや、水晶竜とブロンズドラゴンを前にして萎縮しているのかもしれないな。
オレの後ろに回り込んで隠れようとしてます。
いや。
隠れられる訳、ないだろ？
体格が違い過ぎるのだし。
「こんな体色のドラゴンパピーは見た事がありません」
『ふむ、確かに数は多くないであろうな』
『ドラゴンでは珍しくはない。白金竜の巣であれば眷族の殆どが白色であるだろう』
『成長したらまた変わるであろうがな』
そうですかね？
アルビノだったら、今後もずっとアルビノのまま成長しそうな気がします。
こうなると、悩む。
今後の予定はどうするか？
護国谷の周辺で魔人の戦力を駆逐するつもりだったんですけど。
パンタナールを鍛える事も目指したくもある。
いや、両立出来るか？
N2E12マップは森であるのだし、魔物にしても魔人が率いる連中だけではない。
但し、空中戦は無理だ。
森林戦にしないといけません。
様子見を兼ねて、N2E12マップで鍛えてみるのはいいかもしれない。
元々いる魔物だってパンナタールから見たら格上の魔物だらけだ。
いい経験値稼ぎになってくれるだろう。
だが。
もう一つ、有力な候補地が出現してしまっている。
そこが悩ましい。
いずれにしてもパンタナールと対戦で相手をするのは避けましょう。
オレが楽しくない。
楽しい相手は他にいるのです。
蒼月、アイソトープ、パンナタールは帰還だ。
ヴォルフ、鞍馬、待宵を召喚しました。
これにヘザーも加えて対戦だ。
勝ち目は？
かなり薄い。
でもそれは工夫次第だ。
ここは森の中で複数の相手に戦うのに都合はいい。
得物は木剣と木刀の二刀流で。
しかも短剣と短刀だ。
格闘戦成分は既に十分補充してある。
ここはこれで挑もむとしよう。
《只今の戦闘で【小剣】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘で【小刀】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヘザー』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
最後の対戦で負け越した。
敗因は間違いなく漂ってくる匂いです。
肉だ。
金耀猪の肉だ。
ナイアスの放つ、恐るべき支援だ。
こりゃ勝てない。
匂いでご飯が食えそうな気がする。
気のせいではない。
竜騎士達の腰も浮いている。
最初は観戦していた筈だが、視線がナイアスの方に向いてしまっている。
その気持ち、分かります。
オレも注意力が散漫になってますからね。
ヘザーのステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。
ヘザー オーディンガードLv16→Lv17（↑1）
器用値 33（↑1）
敏捷値 60
知力値 59
筋力値 33（↑1）
生命力 32
精神力 59
スキル
剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 降神
霊能 浮揚 空中機動 自己回復[中] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 光属性 風属性
土属性 水属性 雷属性 氷属性
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『待宵』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
そして元々の姿のままの待宵だ。
この方が動きが速いのです。
そして得物はたんぽ槍。
森の中だけど、意外に器用に使いこなしている。
間合いを利用して鞍馬を支援し続けていたのだ。
場合によってはクローンは使わない選択もいいようだな。
相手次第だけど。
攻撃呪文禁止で対戦となると、使わない方がむしろ手強い。
今の対戦では少々、違ってましたけど。
ヘザーの姿になってました。
そしてちゃんと飛んでます。
これがもう何が何やら。
森の中であるから混乱してしまいました。
矢を撃ち込まれても大したダメージにはなり得ない。
それでも牽制の効果は十分だ。
鞍馬に攻撃の機会を何度も与えてました。
しかも連携が徐々に良くなっている。
実に戦い甲斐があるぞ！
次にどうするか、挑みたくなる所であったんだが。
残念。
昼食が先だ。
待宵のステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
待宵 レプリカントLv14→Lv15（↑1）
器用値 40（↑1）
敏捷値 57
知力値 61
筋力値 24
生命力 25（↑1）
精神力 61
スキル
武芸百般 夜目 気配遮断 魔力遮断 反響定位 精密操作
自己回復[微] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[中]
MP回収[小] 同調 クローン 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 雷属性 氷属性 溶属性
灼属性 全耐性
では気分を切り替えよう。
ナイアスの昼食が待っている。
ところで。
水晶竜もブロンズドラゴンも興味深そうな視線を料理に向けている。
さっきまでグリンブルスティの肉を散々喰っていた筈だ。
いや、確か生肉の方が好みですよね？
どんだけ食欲旺盛なんだか。
きっと生まれながらに食いしん坊であるに違いない。
ドラゴンはどの段階であれ、お目付け役が要るんじゃないか？
そう思えます。
さて。
ナイアスの料理は？
細かく刻んだ野菜のスープに餃子だ。
これにお粥です。
消化に配慮した献立ですね。
勿論、美味しく片付けたのだが。
確認しておきたい事はあるのでした。
「ところでラーフェン殿、質問があるのですが」
「何でしょうかな、キース殿？」
竜騎士ラーフェンはどこまでも無骨者であるらしい。
同僚であり部下である筈のプリムラやグリエルが相手でもその態度は変わらない。
サビーネ王女が相手だと尚更だ。
当然、オレが相手でもその態度が崩れない。
まあその雰囲気の変化は察し易いけどな。
今は警戒がやや緩んでいる。
満腹だからだろうか？
「水中、いえ、海中は行けるので？」
「多少は。騎竜の赴く所は我等の戦場でもある故」
「深い場所でも平気ですかな？」
「我等のみで、という機会はそう多くはありませんな。宮廷魔術師を同行させた事が一度あっただけで」
「成程」
そうかそうか。
深海も行けそうだな。
アンダー・ウォーターの呪文は奢ってもいい。
王女殿下と竜騎士グリエルが使っている天沼矛は水中では扱いが格段に楽になるのだ。
その特性を活かす事が出来そうです。
「水中ですか？」
「ええ」
「多少の心得はございます」
「危険では？」
「アンダー・ウォーターの呪文であれば私も使えるのです。望む所というもの」
それでも心配そうな雰囲気が竜騎士ラーフェンにはある。
うん。
気持ちは分かるけどね。
『明日はまた別の狩り場に向かうのか？』
『それは惜しい』
『ここで長居したくあるが』
『惜しいな』
『惜しい。実に惜しい』
ダメだこいつ等。
上位種のドラゴンなのに堕落してやがる。
そのまま魔竜になるんじゃないだろうな？
「いつでもここに来れますから」
『そうであって欲しいが、慌しいな』
『うむ。それにしても惜しい』
『惜しい事だ。我等のような竜の巣があれば来る事も容易いであろうに』
「いつでも案内は致しますから」
うーむ。
これを宥めるのは大変そうです。
釣り餌は良かったみたいだが、味を覚えてしまったか？
もう戻れない。
どうにかフォローするしかないだろう。
さて、と。
王女一行を神樹の谷に残して移動だ。
水晶竜とブロンズドラゴンも当然、護衛役を果たしてくれると信じよう。
うん。
ちゃんと信じてますよ？
周囲の魔物を交代で狩りに行く姿が脳裏に浮かぶ。
まあそれでもいいさ。
天空側で魔人の気配はこれまで無いからだ。
その代わり、出現する魔物がかなり強め。
これ。
避難先にはオススメ出来ませんな。
王女殿下の意向には十分に沿っているだろう。
ご本人も騎竜も強くなっているし、連携も徐々に良くなっている。
殿下自身の力量こそが最後の盾になるのだ。
もっと鍛えてもいい。
まあそれも明日以降になるだろうけどね。
今は別の優先順位がある。
パンタナールだ。
早速だが、経験値稼ぎをさせたい。
問題は狩り場だ。
どこにしよう？
厳しいのは承知だ。
でもここは敢えて、オレの趣味に合わせて貰うとしましょう。
N2E12マップで魔人の戦力の駆逐を兼ねて狩りを、と思ったがやはり誘惑に耐えられない。
E1u1マップだ。
お隣ですね。
体が求めてしまっている。
強敵を求めてしまっている。
ダメだ。
水晶竜やブロンズドラゴンをどうこう批評する資格なんてオレには無かったみたいだ。
本能に突き動かされてしまっている。
済まぬ。
済まぬ。
今のうちにパンタナールには謝っておくとしましょう。
E1u1マップのエリアポータル、幽冥への門に到着。
布陣は見直しだな。
ヴォルフ、ヘザー、鞍馬、待宵は帰還だ。
ジェリコ、ティグリス、メジアン、パンタナールを召喚しました。
布陣を確認しよう。
ジェリコ、ティグリス、ナイアス、メジアン、パンタナールだ。
メジアンはパンタナールの教官役です。
ジェリコは当然前衛で壁役。
ナイアスは後衛からの支援に徹して貰いたい。
ティグリスはその機動力を活かして遊撃だ。
オレは？
パンタナールが活躍し易いように支援を中心としたい。
但し例外はある。
伊耶那岐之幻影達、伊耶那岐之化身達。
その中にいる最大戦力、建御雷神之幻影と化身だ。
これだけは譲れない。
得物は転生獅子のレイピアで。
武技を用いれば足が遅いオレでも広範囲をカバー可能だ。
神樹石のトンファーと組み合わせましょう。
では。
パンタナールよ。
促成栽培になると思うけど、そこは許し給え。
オレの所に召喚された事を呪ってくれてもいい。
そのうち、蜂蜜を表面にたっぷりと塗った金耀猪の肉を食べる権利をやろう。
ちゃんと成長出来たら、ですけどね。
《只今の戦闘勝利で【刺突剣】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【光魔法】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【土魔法】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【闇魔法】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【二刀流】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました！》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ジェリコ』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
ここまで三連戦、厳しく、そして楽しい戦闘が続いてます。
大綿津見神之幻影達、伊耶那岐之幻影達、再び大綿津見神之幻影達。
ヘビーな相手だが伊耶那岐之化身達とはまだ遭遇していない。
無論、格闘戦を楽しんだのであるが、やはり違う。
基準は既に伊耶那岐之化身達なのだ。
それだけに心に余裕が持てる。
パンタナールの戦う様子を観察しながら戦う事が出来てます。
まあ最初のうちはこれでいい。
格闘戦成分も補充出来ているのです。
ちょうどいい。
これで、いいのだ。
ジェリコのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
ジェリコ ゴーレム・オブ・リキッドメタルLv16→Lv17（↑1）
器用値 40（↑1）
敏捷値 54
知力値 13
筋力値 74（↑1）
生命力 85
精神力 12
スキル
打撃 蹴り 投げ技 関節技 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大]
自己修復[中] 弾性強化[微] 回避 受け 液状化 形状変化
表面張力偏移 武器化 防具化 表面硬化 侵食 奇襲
夜目
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パンタナール』がレベルアップしました！》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
そのパンタナールの様子は？
おとなしい性格であるのは間違いない。
ドラゴンらしくない、と言うのは語弊があるかな？
明らかに消極的。
どこか怖がっていながら、周囲の状況を見回しているようでもある。
ジェリコの陰に隠れているような様子もあったものだが。
まあそこは成長する事で改善を期待しよう。
今は慎重であってくれた方が都合がいいのです。
それに今後に期待が大きい点もある。
ブレス攻撃のタイミングは見事だ。
それに麻痺や気絶しているワタツミ、ヤマツミを見付けるのも早い。
自らの力量に見合った役目を自らに課しているようです。
何というか、手際がいいのだ。
これを姑息と見るかどうかは保留にしたい。
ドラゴンも持つ荒々しさが見えない点は心配でもあるが興味もある。
成長の方向性もアイソトープやメジアンと異なる予感がします。
まあ似たようなドラゴンで揃えるのは面白くない。
このまま育ててみましょう。
パンタナールのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう2点のステータスアップは知力値と精神力を指定しましょう。
パンタナール ドラゴンパピーLv3→Lv4（↑1）
器用値 19
敏捷値 20（↑1）
知力値 20（↑1）
筋力値 21
生命力 21
精神力 20（↑1）
スキル
噛付き 引裂き 跳躍 疾駆 夜目 半水棲
自己回復[微] 物理抵抗[微] 魔法抵抗[微]
MP回復増加[微]（New！）捕食吸収 ブレス
光属性（New！）火属性
ジェリコはどうしよう？
ここで交代でいいか。
壁役は他にもいる。
虎斑だ。
結構な数が出現する場合、虎斑のスキルが有利に働くかもしれないな。
そこに期待してみよう。
ジェリコを帰還させて虎斑を召喚する。
虎斑の姿を見るパンタナールの様子は？
メジアンの陰に隠れてしまってますけど。
おいおい、怖くないから！
味方だから！
どうも人見知りも激しそうだ。
この場合は人見知りではなく、魔物見知り？
動いていない、討伐対象の魔物は平気みたいですけど。
うーむ。
もう少し、様子を見よう。
レッサードラゴンになるまではそう時間は掛からないだろう。
クラスチェンジしたら変わるかもしれませんし。
心配は、ある。
だが今更だな。
赤ん坊も同然なのです。
そこを勘案して成長を見守りたい。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv94（↑1）
職業 サモンマスターLv32（召喚魔法修師）（↑1）
ボーナスポイント残 61
セットスキル
小剣Lv64（↑1）剣Lv67 両手剣Lv66 両手槍Lv67 馬上槍Lv69
棍棒Lv64 重棍Lv61 小刀Lv64（↑1）刀Lv69 大刀Lv68
刺突剣Lv62（↑1）捕縄術Lv63 投槍Lv68（↑1）ポールウェポンLv69
杖Lv81 打撃Lv83 蹴りLv84 関節技Lv84
投げ技Lv84 回避Lv91 受けLv91
召喚魔法Lv94（↑1）時空魔法Lv79 封印術Lv77（↑1）
光魔法Lv74（↑1）風魔法Lv74（↑1）土魔法Lv74（↑1）水魔法Lv74（↑1）
火魔法Lv74（↑1）闇魔法Lv74（↑1）氷魔法Lv73 雷魔法Lv73
木魔法Lv73 塵魔法Lv73 溶魔法Lv73 灼魔法Lv73
英霊召喚Lv5 禁呪Lv74
錬金術Lv64 薬師Lv16 ガラス工Lv23 木工Lv46
連携Lv71 鑑定Lv65 識別Lv71 看破Lv49 耐寒Lv69
掴みLv71 馬術Lv71 精密操作Lv71 ロープワークLv62
跳躍Lv50e 軽業Lv50e 耐暑Lv69 登攀Lv60e
平衡Lv71
二刀流Lv68（↑1）解体Lv65 水泳Lv29 潜水Lv50
投擲Lv50e
ダッシュLv60e 耐久走Lv60e 追跡Lv29 隠蔽Lv66
気配察知Lv35（↑1）気配遮断Lv66 暗殺術Lv60e
身体強化Lv60e 精神強化Lv60e 高速詠唱Lv50e
無音詠唱Lv60e 詠唱破棄Lv60e 武技強化Lv59（↑2）
魔法効果拡大Lv64 魔法範囲拡大Lv64
呪文融合Lv62
耐石化Lv59 耐睡眠Lv61 耐麻痺Lv66（↑1）耐混乱Lv62
耐暗闇Lv64 耐気絶Lv70 耐魅了Lv56 耐毒Lv69
耐沈黙Lv60 耐即死Lv60
称号
老召喚術師の後継者 老死霊術師の祝福
森守の紋章 中庸を呼ぶ者 王家の従者
海魔討伐者 鍾乳洞踏破の証 墓守の紋章
魔人討伐者 氷雪竜討伐者 巨人王の謎掛け
金紅竜の誓約 翡翠竜の誓約 柘榴竜の誓約
蒼玉竜の誓約 白金竜の祝福 黒曜竜の祝福
翠玉竜の祝福 水晶竜の祝福（New！）
瑠璃光の守護者 除蓋障院への通行証
冥界門の通行証
呪文理外の証 拳聖 リーサルウェポン
ジェノサイダー
召喚モンスター
黒曜 フォレストアイLv16→Lv17（↑1）
器用値 34
敏捷値 77（↑1）
知力値 55
筋力値 34（↑1）
生命力 34
精神力 55
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目
反響定位 奇襲 危険察知 気配遮断 魔力遮断
空中機動 天耳 魔法抵抗[中] MP回復増加[中]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性 水属性
氷属性 呪眼 即死 耐即死
ジェリコ ゴーレム・オブ・リキッドメタルLv16→Lv17（↑1）
器用値 40（↑1）
敏捷値 54
知力値 13
筋力値 74（↑1）
生命力 85
精神力 12
スキル
打撃 蹴り 投げ技 関節技 物理抵抗[大] 魔法抵抗[大]
自己修復[中] 弾性強化[微] 回避 受け 液状化 形状変化
表面張力偏移 武器化 防具化 表面硬化 侵食 奇襲
夜目
ヘザー オーディンガードLv16→Lv17（↑1）
器用値 33（↑1）
敏捷値 60
知力値 59
筋力値 33（↑1）
生命力 32
精神力 59
スキル
剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 降神
霊能 浮揚 空中機動 自己回復[中] 物理抵抗[小]
魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 光属性 風属性
土属性 水属性 雷属性 氷属性
アイソトープ クロノスドラゴンLv18→Lv19（↑1）
器用値 32
敏捷値 60（↑1）
知力値 32
筋力値 47（↑1）
生命力 47（↑1）
精神力 32
スキル
噛付き 引裂き 頭突き 飛翔 回避 跳躍 疾駆 夜目
水棲 空中機動 自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]
MP回復増加[小] 捕食吸収 ブレス 時空属性 光属性
闇属性 火属性 風属性 毒耐性 耐即死
ビアンカ アークエンジェルLv16→Lv17（↑1）
器用値 26
敏捷値 68
知力値 68
筋力値 26（↑1）
生命力 26
精神力 69（↑1）
スキル
杖 弓 飛翔 浮揚 変化 神霊 神撃 遠視
空中機動 魔力察知 自己回復[微] 物理抵抗[微]
魔法抵抗[大] MP回復増加[大] 時空属性 光属性
闇属性 風属性 土属性 水属性 木属性 雷属性
氷属性 呪歌 呪曲
待宵 レプリカントLv14→Lv15（↑1）
器用値 40（↑1）
敏捷値 57
知力値 61
筋力値 24
生命力 25（↑1）
精神力 61
スキル
武芸百般 夜目 気配遮断 魔力遮断 反響定位 精密操作
自己回復[微] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[中]
MP回収[小] 同調 クローン 時空属性 光属性 闇属性
火属性 風属性 土属性 水属性 雷属性 氷属性 溶属性
灼属性 全耐性
パンタナール ドラゴンパピーLv3→Lv4（↑1）
器用値 19
敏捷値 20（↑1）
知力値 20（↑1）
筋力値 21
生命力 21
精神力 20（↑1）
スキル
噛付き 引裂き 跳躍 疾駆 夜目 半水棲
自己回復[微] 物理抵抗[微] 魔法抵抗[微]
MP回復増加[微]（New！）捕食吸収 ブレス
光属性（New！）火属性
召魔の森 ポータルガード
テイラー、クーチュリエ、獅子吼、ストランド、ペプチド、逢魔
極夜、雷文、守屋、スーラジ、久重、テフラ、岩鉄、蝶丸、網代
