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本日更新3回目です。
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『テイラー』がレベルアップしました!》
《『テイラー』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『獅子吼』がレベルアップしました!》
《『獅子吼』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『守屋』がレベルアップしました!》
《『守屋』のステータスを確認して下さい》
《ポータルガードにより配備の召喚モンスター『久重』がレベルアップしました!》
《『久重』のステータスを確認して下さい》
ログインしました。
時刻は?
午前4時30分です。
早いかって?
早いですよ!
待ちきれない。
アイソトープを鍛えたい。
促成栽培でもいい。
レッサードラゴンにしたい。
イベント?
何それ、美味しいの?
いや、ちゃんとイベントには参加しますよ?
単にその合間でアイソトープちゃんを鍛えるだけです。
テイラー ステラキャンサーLv12→Lv13(↑1)
器用値 28(↑1)
敏捷値 35
知力値 9
筋力値 64(↑1)
生命力 52
精神力 10
スキル
鋏撃 体当たり 堅守 回避 泡波 夜目 自己回復[微]
物理抵抗[微] 水棲 闇属性 水属性 火耐性 風耐性
土耐性
獅子吼 ダークキメラLv6→Lv7(↑1)
器用値 20
敏捷値 40
知力値 21(↑1)
筋力値 34(↑1)
生命力 36
精神力 20
スキル
噛付き 飛翔 回避 裂帛 匂い感知 熱感知 夜目 気配遮断
捕食融合 自己回復[微] 毒 暗闇 ブレス 光属性 闇属性
火属性 溶属性
守屋 バイオロイドLv5→Lv6(↑1)
器用値 55(↑1)
敏捷値 19
知力値 33(↑1)
筋力値 22
生命力 20
精神力 21
スキル
手斧 弓 回避 木工 石工 農作 造林 牧畜 調教
物理抵抗[微] 魔法抵抗[中] 自己修復[小] MP回復増加[微]
火属性 土属性 水属性 木属性
久重 デウス・エクス・マキナLv2→Lv3(↑1)
器用値 61
敏捷値 35
知力値 41
筋力値 25
生命力 26(↑1)
精神力 28(↑1)
スキル
剣 両手槍 槌 手斧 弓 小盾 回避 受け 料理 石工
造林 木工 農作 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己修復[大]
時空属性 光属性 闇属性 土属性 水属性
アデル達にヒョードルくん達は静かなる竹林で待っている旨、メッセージを受け取っている。
朝食の時間を目安にして行けばいい。
それで十分。
短い時間でも促成栽培は可能だろう。
どこで鍛えるのか?
封魔冥穴の中継ポータルに跳んで、棺桶が10個並ぶあの広間だ。
連戦が可能。
それでいて選択出来る魔物が多彩だ。
いきなりハード?
確かに。
だが鍛える相手はドラゴンパピーであるのだ。
単純な魔物ではない。
いや、幼生ではあるもののそこはドラゴン。
並の鍛え方では生温い。
ここは思い切った方策を採用しましょう。
どの魔物がいいかな?
ま、一通り試してみよう。
その前にポータルガードの面々は見直すべきか?
いや、このままで。
悩む時間も惜しい。
優先すべきはアイソトープの経験値稼ぎだ。
布陣はどうする?
モジュラス、雷文、清姫、鞍馬、アイソトープとしました。
搦め手を多めに入れているのは訳がある。
糸で束縛されたり、巻き付かれたりして動けなくなった魔物を相手にするのは容易だからだ。
壁役?
そう言えばいませんね。
敢えて前衛になるのはオレと鞍馬かな?
それに雷文。
アイソトープは?
無論、前衛だ。
そうであるべきなのだ。
鞍馬は雪劣竜のメイスに怒炎蛇竜の小盾を使わせましょう。
オレは?
獅子賢者のフルーレに珪化木のトンファーの変形二刀流だ。
武技による先制攻撃、それに手数を増やしてアイソトープの戦闘を楽にしたい。
アイソトープの装備は?
敢えて考えてません。
ドラゴンパピーはレベルが高めになるに従い大きくなってたからだ。
レッサードラゴンになると、その大きさは明らかに巨大化する。
それまでの時間は短いものになる筈だ。
そもそもドラゴンは天然の装甲を備えていると言うべき存在だ。
装備は基本的に不要であろう。
竜騎兵や竜騎士のように騎乗するのであれば話は別だが。
どうする?
まあ今は考えなくていい。
成長させてから悩んでも遅くはないだろう。
では。
始めますよ?
《只今の戦闘勝利で【跳躍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【軽業】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐気絶】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐毒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アイソトープ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
おかしい。
最初のレベルアップまで4戦を要しました。
エルダーマンティコアに挑んでみたんですが。
レベルアップに必要な経験値が多いって事ですね?
それは把握しました。
おかしいのはまだある。
ステータス値のうち既に1点が上がっているのは他の召喚モンスターと同様だ。
任意で上げるステータス値が2点分、あります。
さすがに一気に1つのステータスに振れる訳ではないようだが。
特殊、ですね。
それは間違いない。
アイソトープのステータス値で既に上昇しているのは生命力だ。
もう2点のステータスアップは器用値と敏捷値を指定しましょう。
アイソトープ ドラゴンパピーLv1→Lv2(↑1)
器用値 17(↑1)
敏捷値 19(↑1)
知力値 16
筋力値 22
生命力 21(↑1)
精神力 18
スキル
噛付き 引裂き 跳躍 疾駆 夜目 半水棲 自己回復[微]
魔法抵抗[微] 捕食吸収 ブレス 光属性 火属性
アイソトープの戦闘の様子は予想通りだ。
まさにドラゴン。
その暴れる様子は中々、迫力がある。
戦闘終了後もその獰猛さは発揮されていた。
そう。
魔物の死体を喰ってる。
雷文は今更だが、アイソトープもその喰いっぷりは負けていない。
そこで張り合う事はないのに。
だが、ブレス攻撃を毎回行うには必要であるのかもしれません。
そう、アイソトープにはブレス攻撃がある。
レベルが低いうちから中々の威力です。
射程は短いけどね。
先々が期待出来ると同時に、困った。
朝食の時間までにクラスチェンジは可能であるのか?
もしかして、無理じゃないかね?
試してみないと分からないな。
《只今の戦闘勝利で【刺突剣】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【杖】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【打撃】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【蹴り】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【受け】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【二刀流】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『雷文』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
アイソトープのレベルアップを加速させたい。
即ち、より強い相手を選択したのは否めないです。
ムシュフシュ、ムシュマッフ、そしてバシュムだ。
計算外も当然だがある。
アイソトープのブレス攻撃はそう大きな戦果を上げてません。
やはり魔物の皮にそれなりの耐性があるからなのだろう。
工夫が要ると思います。
でもね。
時間切れですな。
時刻はもう午前6時20分になっている。
ここまでだな。
雷文のステータス値で既に上昇しているのは筋力値か。
もう1点のステータスアップは生命力にしましょう。
雷文 虎獣鵺Lv2→Lv3(↑1)
器用値 14
敏捷値 39
知力値 14
筋力値 42(↑1)
生命力 39(↑1)
精神力 14
スキル
噛付き 回避 威嚇 飛翔 危険察知 匂い感知 熱感知
夜目 気配遮断 捕食融合 毒 雷属性 自己回復[微]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[微]
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『鞍馬』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
鞍馬もオレと並んでの奮戦となった。
無論、無傷では有り得ない。
呪文による強化があればこそ、連戦が可能になっている。
オレとの連携はかなりいい。
互いに得物の間合いが短いが、動きでカバー出来ているからな。
雷文は空中、モジュラスと清姫は壁面や天井を上手に利用して支援をしてくれている。
意外に壁役がいなくても凌げるようだ。
アイソトープ?
重役出勤で戦場に現れて、美味しい所を攫ってます。
いや、それでいいんですけどね。
鞍馬のステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
鞍馬 天将Lv12→Lv13(↑1)
器用値 38
敏捷値 38
知力値 18
筋力値 44(↑1)
生命力 44(↑1)
精神力 18
スキル
剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 棍棒 打撃 蹴り 投げ技
関節技 小盾 受け 回避 隠蔽 夜目 物理抵抗[微]
魔法抵抗[微] 光属性 闇属性
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アイソトープ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》
ここでの戦闘は20戦以上になっている筈だ。
他の召喚モンスターであれば2回目のクラスチェンジが目前になっていておかしくないのだが。
ようやく、レベル4か。
無論、まだドラゴンパピーです。
どんだけ成長が遅いのか?
1回のレベルアップでステータス値が3点上がるとはいえ、これは大変だ。
レッサードラゴンまではまだいい。
その先が遠く感じる。
それだけに期待すべき戦力になるだろう。
アイソトープのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。
もう2点のステータスアップは知力値と生命力を指定しました。
空きスキルもある。
選択肢は闇、風、土、水、溶の5択か。
ここは闇属性で。
期待しているのは時空属性だ。
先々で選択出来るようになる事を期待したい。
アイソトープ ドラゴンパピーLv3→Lv4(↑1)
器用値 17
敏捷値 21(↑1)
知力値 17(↑1)
筋力値 23
生命力 23(↑1)
精神力 18
スキル
噛付き 引裂き 跳躍 疾駆 夜目 半水棲 自己回復[微]
物理抵抗[微](New!)魔法抵抗[微] 捕食吸収 ブレス
光属性 闇属性(New!)火属性
では、跳ぶか。
当然だが空中戦を前提とした狩りになるだろう。
召喚モンスターは全て帰還させました。
そして布陣は?
ヘザー、蒼月、折威、スパッタ、イグニスだ。
周囲に配慮した形です。
状況はどう進展しただろうか?
夜が明けたから機動力が使える。
オレ自身も、オレ配下の召喚モンスター達もステータス異常は解消している。
魔人の拠点を偵察するも良し。
キムクイ・スレイブやキムクイガード・スレイブの移動実態を確認するも良し。
各地に散った魔人を狩るも良しだ。
どれもかなり手間だしリスクもあるけど。
アデル達やヒョードルくん達との兼ね合いもある。
基本、レベルアップをしてくれないと、ビートルドラゴンを相手にするのだって厳しい。
魔人が同行しているから難易度が上がっている。
スタッグドラゴンが混じっていたら高い確率で全滅も有り得るだろう。
でもオレは魔人関係で色々とやってみたい。
特に魔人の拠点だ。
ゼータくんの情報によれば戦力は減っているそうだが。
削げるような規模であれば削いでもいい。
鍵は?
洞窟、だな。
あの場所にドラゴンが侵入して来る事は可能だろう。
でも思うように移動出来ないであろう事も自明の理だ。
洞窟を、エルダードラゴンが石化している広間まで、殲滅しながら魔人を狩るとか?
火口の戦力はもう分けて考えるしかないけど。
いかん。
疼き始めたぞ?
静かなる竹林は喧騒の中にあった。
それ程に活気があるとも言える。
いや、パニックに近い。
狂騒とも言えるだろう。
何しろプレイヤーの数が多い!
それだけにもう何が何やら。
「オッス!」
「おはようございます」
「うん?ああ、おはようさん」
それでも生産職が陣取る一角は普段通りだ。
あれ?
変わってない?
「朝食は?」
「あ、ああ。貰おうか」
イリーナの問いに答えると流れるように朝食が運ばれてくる。
炊き出し?
まさに炊き出し。
周囲には見掛けないプレイヤーの顔も多いが、どうも無料で提供しているようだ。
「どうしたんだ、これ?」
「各所で魔人が率いる魔物が出没し始めていて、その迎撃体制が整いつつあるって所です」
「イベントが動いたって事?」
イリーナもアデルも詳細はまだ分かってないみたいだ。
フィーナさんが動いたのは昨日、しかも午後であった筈。
しかも途中でマルグリッドさんに引き継いでいた。
オレがログアウトしていた間にも生産職として色々と手を打っていたとい言う事なのだろう。
「おはようございます!」
「少し遅れた?」
「これで揃いましたか?」
ヒョードルくん達も到着だ。
一気に召喚モンスターが増えたな!
でも全員、空中戦が前提の布陣で組んでいる。
猛獣率は極小。
ヘラクレイオスくんのグリフォンはアデルに一瞬にしてロックオンされていた。
そして捕獲。
グリフォンが目を細めて撫でられてます。
半分、鳥でしょ?
まあ半分は獅子でもあるんだが。
「食事中に済みません。早速相談ですが」
「今日はどうします?」
「そうだな」
オレとしては幾つか、やっておきたい事がある。
当然だが、アイソトープの鍛錬。
魔人と魔物の軍勢を駆逐。
魔人の拠点に再度潜入、出来れば破壊工作。
だが。
アデル達にヒョードルくん達が加わると事情は異なる。
戦力向上を図るのであればS3W5マップで亀狩りなんだが。
或いは封魔冥穴の中継ポータルに跳んで、棺桶の広間で連戦だな。
これにもう1つ選択肢が加わる。
魔人と魔物の軍勢の駆逐だ。
無論、全てを一気に片付ける事は無理だ。
狩れるのは一部に過ぎないだろう。
でもね。
今しか出来ない事にはチャレンジすべきだ。
魔人と魔物の軍勢を駆逐しに行くか?
魔人の拠点に再度潜入、破壊工作を狙うか?
いや、2番目の選択肢は無いな。
オレ自身で潜入、魔人と魔物の様子を見極めておきたい。
ゼータくんの偵察報告の感じからすると、相当な戦力向上がないと攻略は難しそうだ。
無論、オレも含めて。
いきなりではリスクが高過ぎる。
リスクを負うのであればオレだけでいい。
魔人と魔物を無視して戦力強化を図るのもいいけどね。
アデル達にせよ、ヒョードルくん達にせよ、新装備が間に合っていない。
出来ればもう少し、時間が欲しかった!
「主力の動向は常時把握してるわ」
「さすがです」
フィーナさんがいました。
その周囲には生産職のいつものメンバー。
カヤ、ジルドレといった重鎮だ。
戦況は芳しくない様子です。
いや、停滞とも言えるようですが。
「キムクイ・スレイブにキムクイガード・スレイブの動きが読めないわ」
「侵攻方向は南南東、ですか」
「このまま真っ直ぐ進めばW4マップとW5マップの境界辺りじゃな」
「ここに来るか、夕闇城に来るか、ですかね?」
そこが悩み所だ。
どっちの可能性も捨てきれない。
両方で迎撃の用意をする事は、出来る。
でもそれは戦力を分散を意味するのだ。
「早めに針路変更して欲しい位だわ」
「それに大型で格上のドラゴンがいると聞いたが?」
「ええ。各地にもビートルドラゴンの目撃があるようね」
「基本、逃げるしかないが」
そう。
問題はどうクリアするのか?
キムクイ・スレイブは放置出来ない。
エリアポータルにすら侵入するような奴であるからだ。
その護衛戦力が、ドラゴン。
しかも名前持ちすらいるという。
無理?
いや、そこは何か工夫の余地があるか?
オレの隣にはゼータくん。
彼は何も言って来ないが、何を言いたいのかは分かる。
潜入手段がある事を言うべきではないのか?
分かっている。
現在直面している脅威は放たれた魔人と魔物の軍勢だ。
拠点情報をどう活かせるか?
「魔人の拠点への潜入手段なら既にあります」
「え?」
「ゼータくん、説明は任せていいかな?」
「大丈夫だと思います」
重鎮達が疑問の顔だが。
説明はゼータくんに任せよう。
オレは?
聞いているだけだ。
「まだ、それ程の戦力があるのか!」
魔人の拠点のマッピング、それに画像の数々は衝撃であったようだ。
そうですか?
最初に見た時に比べたら半減以下ですけど。
特に名前持ちのドラゴンがいないのは大きい。
ミスリルゴーレム・オブ・ドラゴンは余計ですけどね。
「今日ですが、私は足止めが出来るかどうか、確かめてみます」
「前も言ったと思うけど、無茶はダメよ?」
「魔人の拠点に潜入して暴れる方がいいですかね?」
「もっと無茶でしょ!」
「えー」
フィーナさんがまた困った顔をしてます。
そんな顔も見慣れてしまった。
嫌がらせで攻勢に出るのって素敵だと思いませんか?
どうも却下であるらしいです。
冷静に考えたらそうであるかもですがね。
「石版の設定を変更して攻め入る事は出来ますが」
「キムクイ・スレイブだけならそうしたかもしれないでしょうけどね」
「試してみます?」
「今は余裕がないわ」
魔人側は既にかなりの戦力が各地に展開している。
そのうちの幾つかは翡翠竜達が潰すとは思えるのだが。
数が多いのだ。
展開する範囲も広いだろう。
即ち、時間が掛かる。
それに移動するキムクイ・スレイブとキムクイガード・スレイブは移動要塞そのものだ。
現状、翡翠竜達では潰せないのも実証済み。
同行している魔人をどうにかしなければ手詰まり?
「では周囲の魔人と魔物を排除しますか」
「堅実策で、と言いたいのだけど。それで貴方は大丈夫なの?」
「単独ならスタッグドラゴンまで、狩ってますから」
息を呑む音がした。
あれ?
何か変な事、言った?
「相変わらずだねえ」
これはカヤ。
その声には苦笑の色が見える。
「無理が通れば、かな?」
これはジルドレ。
困った奴だ。
顔がそう言っている。
「頭が痛いわ」
そしてフィーナさんだ。
終始、笑っていたのはマルグリッドさんだけでしたね。
結局、放流という事に。
好きにして、いいのだ!
無論、好き勝手に魔人を狩りたい。
アデル達、それにヒョードルくん達は?
同行します。
「イベントは参加してこそ!」
その言葉はアデルであったのかな?
正論だ。
それ故にイリーナも異論を差し挟む事が出来なかった。
各々の装備がまだ出来上がってないけど気にしないようです。
「時間は?」
「バラバラですけど私達はお昼まで?」
「よね?」
ヒョードルくん達も午後1時までらしいからまあ似たようなものだ。
午前中は?
8つのパーティによる魔人狩りだな。
でも各地に散っている連中を狩るのも、迂遠だ。
目指すのはキムクイ・スレイブとキムクイガード・スレイブからだ。
まずは牽制をしてみましょう。
挑発とも言えるが。
挑発に乗ってくるようなら逃げるだけだ。
その戦力次第では殲滅させてもいい。
むしろ留まるようでは困るんですがね。
昨日、キムクイ・ガードの周囲には結界があって空中から侵入が出来ずに弾かれている。
中に篭られたら打つ手が無いのだ。
でもそれはそれで脅威を封じ込める事に通じる。
何事も見る角度次第だな。
「大丈夫。機動力だけであればドラゴンよりもこっちが上だ」
「つまり逃げるって事ですね?」
「戦略的撤退とも囮とも言うかな?」
物は言い様ですね。
昨日は相手の戦力が読めない所があった。
だからすぐに撤退を選択したんだが。
結界の中から、釣り出せないか?
出来れば名前持ちのドラゴンとか、いいな。
翡翠竜達を呼んで、仕留め切れたら最高だし。
少し無理があるだろうか?
それもやってみない事には分からないですね。
ユニオンを組むと早速テレポートで跳ぼう。
行き先は笹峰寺。
そこからは空中を移動だ。
ついでに各所に散っている魔人共を狩れたらいい。
では。
行きますよ?
《只今の戦闘勝利で【身体強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【精神強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『折威』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
笹峰寺を飛び立って最初の相手が魔人でした。
ビートルドラゴン2匹付きです。
インビジブル・ブラインドを使って隠れていなかったのは?
魔人の編成、であるのかもな。
呪禁導師、ナイフジャグラー、インセクトメンター。
当然だがヒッポグリフに騎乗してた。
一体、どれ程の戦力を分散して繰り出しているんだ?
いいけど。
経験値だ経験値。
美味しい。
現在の布陣でも癒合組を除けば召喚モンスターは大半が第3段階以上だ。
第2段階の召喚モンスターもいるけど今の一戦は美味しかった筈だ。
参加している数が多いから経験値は分散するが、それでも相手が相手なのです。
やはり、美味しい。
このペースであれば順調に戦力の底上げは進むだろう。
そして折威もレベルアップだが。
これは純粋に経験値の持ち越しなんだろうな。
レベルアップが早過ぎる!
折威のステータス値で既に上昇しているのは精神力だ。
もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
折威 デーモンLv16→Lv17(↑1)
器用値 17
敏捷値 50(↑1)
知力値 49
筋力値 16
生命力 16
精神力 50(↑1)
スキル
杖 飛翔 浮揚 回避 反響定位 物理抵抗[微]
魔法抵抗[中] 自己回復[中] MP回復増加[大]
変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性
土属性 水属性 溶属性 灼属性 魅了
『いきなり、ドラゴン?』
「まだまだ。格上の相手もいるかもしれないからな?」
『えー』
「センス・マジックは途切れさせずに使おう。身を隠して移動しているのがいる筈だ」
『そんなのが?』
『空中も、ですか?』
「ああ」
いますよ?
実際に昨日、いましたから。
それに空中を移動するこの布陣であれば地上を移動する連中を襲うのは容易い。
むしろそっちを優先すべき?
『ちょっと遠目ですが、あれってそうじゃないですか?』
「どれ?」
ヒョードルくんが見付けた魔力の残滓。
地上だ。
ほう、これはまた美味しそうな雰囲気。
「逃がす事はない。襲うぞ」
『ですよねー』
襲わない理由など無い。
見付けたら即、殲滅あるのみ。
戦闘狂と言いたければ言うがいい。
慈悲など最初から無い。
「ま、見付け次第狩っておく方が面倒が無い」
『そうなると思ってました!』
あれ?
皆さん、積極的ですね。
いいぞ。
ではスタッグドラゴンが相手でも大丈夫かな?
《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐暑】がレベルアップしました!》
『い、今のって!』
「スタッグドラゴンだな」
『勝ってるのが奇跡?』
『何か色々と上がってるし!』
そのスタッグドラゴンですが。
アイテム、剥げませんでした。
残念。
戦闘を続けながらの北上を続けてます。
けど、まるで距離を稼げていない、
狩りに重心を置いているからだ。
相手の半分は元々このマップにいる飛天達だったりする。
7マス先の空中担当だからそれなりに手強いが、やはりスタッグドラゴンは格別だな。
でもね。
オレだけで狩った時よりも楽であった事は確かだ。
アデル達もヒョードルくん達も順調に成長してます。
「そろそろN3W5マップになるぞ」
『先行している偵察チームと合流しますか?』
「いや。その前にやっておきたい事がある」
『何を、ですか?』
「こっちも偵察しておこう」
但し。
強行偵察、とも言いますけどね。
それは言わぬが花でしょう。
済まないな。
オレってこういう戦い方しか知らないのです。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv61
職業 アークサモナーLv28(大召喚魔法師)
ボーナスポイント残 66
セットスキル
小剣Lv25 剣Lv31 両手剣Lv26 両手槍Lv31 馬上槍Lv44
棍棒Lv29 重棍Lv25 小刀Lv26 刀Lv30 大刀Lv26
刺突剣Lv26(↑1)捕縄術Lv31 投槍Lv28 ポールウェポンLv28
杖Lv53(↑1)打撃Lv53(↑1)蹴りLv54(↑1)関節技Lv52
投げ技Lv52 回避Lv55 受けLv54(↑1)
召喚魔法Lv61 時空魔法Lv49 封印術Lv45
光魔法Lv43 風魔法Lv44 土魔法Lv44 水魔法Lv44
火魔法Lv44 闇魔法Lv44 氷魔法Lv43 雷魔法Lv43
木魔法Lv43 塵魔法Lv43 溶魔法Lv44 灼魔法Lv43
英霊召喚Lv4
錬金術Lv35 薬師Lv13 ガラス工Lv13 木工Lv29
連携Lv43 鑑定Lv40 識別Lv44 看破Lv16 耐寒Lv28(↑1)
掴みLv43 馬術Lv44 精密操作Lv44 ロープワークLv30
跳躍Lv37(↑1)軽業Lv37(↑1)耐暑Lv35(↑1)登攀Lv17 平衡Lv36
二刀流Lv35(↑1)解体Lv40 水泳Lv18 潜水Lv19
投擲Lv29
ダッシュLv36 耐久走Lv36 隠蔽Lv19 気配遮断Lv19
身体強化Lv43(↑1)精神強化Lv43(↑1)高速詠唱Lv43
魔法効果拡大Lv42 魔法範囲拡大Lv42
呪文融合Lv27
耐石化Lv17 耐睡眠Lv18 耐麻痺Lv25 耐混乱Lv24
耐暗闇Lv20 耐気絶Lv29(↑1)耐魅了Lv17 耐毒Lv33(↑1)
耐沈黙Lv20 耐即死Lv22
召喚モンスター
テイラー ステラキャンサーLv12→Lv13(↑1)
器用値 28(↑1)
敏捷値 35
知力値 9
筋力値 64(↑1)
生命力 52
精神力 10
スキル
鋏撃 体当たり 堅守 回避 泡波 夜目 自己回復[微]
物理抵抗[微] 水棲 闇属性 水属性 火耐性 風耐性
土耐性
獅子吼 ダークキメラLv6→Lv7(↑1)
器用値 20
敏捷値 40
知力値 21(↑1)
筋力値 34(↑1)
生命力 36
精神力 20
スキル
噛付き 飛翔 回避 裂帛 匂い感知 熱感知 夜目 気配遮断
捕食融合 自己回復[微] 毒 暗闇 ブレス 光属性 闇属性
火属性 溶属性
雷文 虎獣鵺Lv2→Lv3(↑1)
器用値 14
敏捷値 39
知力値 14
筋力値 42(↑1)
生命力 39(↑1)
精神力 14
スキル
噛付き 回避 威嚇 飛翔 危険察知 匂い感知 熱感知
夜目 気配遮断 捕食融合 毒 雷属性 自己回復[微]
物理抵抗[小] 魔法抵抗[微]
鞍馬 天将Lv12→Lv13(↑1)
器用値 38
敏捷値 38
知力値 18
筋力値 44(↑1)
生命力 44(↑1)
精神力 18
スキル
剣 両手剣 刀 大刀 両手槍 棍棒 打撃 蹴り 投げ技
関節技 小盾 受け 回避 隠蔽 夜目 物理抵抗[微]
魔法抵抗[微] 光属性 闇属性
折威 デーモンLv16→Lv17(↑1)
器用値 17
敏捷値 50(↑1)
知力値 49
筋力値 16
生命力 16
精神力 50(↑1)
スキル
杖 飛翔 浮揚 回避 反響定位 物理抵抗[微]
魔法抵抗[中] 自己回復[中] MP回復増加[大]
変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性
土属性 水属性 溶属性 灼属性 魅了
守屋 バイオロイドLv5→Lv6(↑1)
器用値 55(↑1)
敏捷値 19
知力値 33(↑1)
筋力値 22
生命力 20
精神力 21
スキル
手斧 弓 回避 木工 石工 農作 造林 牧畜 調教
物理抵抗[微] 魔法抵抗[中] 自己修復[小] MP回復増加[微]
火属性 土属性 水属性 木属性
久重 デウス・エクス・マキナLv2→Lv3(↑1)
器用値 61
敏捷値 35
知力値 41
筋力値 25
生命力 26(↑1)
精神力 28(↑1)
剣 両手槍 槌 手斧 弓 小盾 回避 受け 料理 石工 造林
木工 農作 物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] 自己修復[大] 時空属性
光属性 闇属性 土属性 水属性
アイソトープ ドラゴンパピーLv3→Lv4(↑1)
器用値 17
敏捷値 21(↑1)
知力値 17(↑1)
筋力値 23
生命力 23(↑1)
精神力 18
スキル
噛付き 引裂き 跳躍 疾駆 夜目 半水棲 自己回復[微]
物理抵抗[微](New!)魔法抵抗[微] 捕食吸収 ブレス
光属性 闇属性(New!)火属性
召魔の森 ポータルガード
黒曜、テイラー、クーチュリエ、獅子吼、ペプチド、逢魔、極夜
守屋、スーラジ、久重
同行者
アデル&イリーナ&春菜&此花&ヒョードル&ヘラクレイオス&ゼータ




