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489

本日更新1回目です。

「何の騒ぎなの?」


「大変です!」


「ま、魔人の拠点から凄い規模の群れが!」


 フィーナさんの視線がオレに。

 うん。

 どう言えばいいんだろうかね?

 確かにあれ程の戦力、プレイヤーだけでは対応するのは不可能だろう。



「多分、イベントの続きだと思います」


「多分なの?」


「ええ」


 でもねえ。

 例のドラゴン達の餌食になりそうな予感もする。

 だが魔人が同行しているんだよな?

 それに翡翠竜配下のドラゴン達が魔人達の配下の魔物を襲うようになっている。

 それなのに拠点から出撃する?

 名前持ちのドラゴンが2匹いるが、翡翠竜達の方が戦力的には上だろう。

 間違いない。



「スクショ!それに動画もあるよ!」


「すぐに情報、流せる?」


 オレはどうする?

 情報説明はアデル達に任せていい。

 やるべき事は他にあるだろう。

 あの群れが向かうのは?

 見定めておきたい。

 まずは偵察からだ。

 強行偵察?

 それはまあ状況次第ですね。



「フィーナさん、私は先行して群れの移動を見てきます」


「キース?」


 これに反応したのはヒョードルとゼータだった。

 いや、有難いんんですがね。


「僕も行きます!」


「私も!」 


「見てくるだけだから。それに数が多くてもリスクが減るような相手じゃない」


 ゼータくんにのみ、ユニオン申請。

 ウィスパー機能を使う為だ。

 彼には頼みたい事がある。



「魔人の拠点に潜入だが。行けるか?」


『今なら中から崩せるか、確認ですね?』


 少しだけ、考え込む様子だが。

 答えはすぐだった。


『【変装】はないですけどインビジブル・ブラインドを使えばどうにか』


「洞窟には水没箇所があるが、そこは無視していい」


『了解、行ってみます。それと昨日のマッピングした奴があります。メッセージで送りますね』


「助かる」


 さて。

 打てる手はそう多くない。

 まずは、魔人達の手札がどれほどの物であるのか?

 確かめてみたい。



「では行ってみます」


「キムクイを拠点にしての移動なら時間に余裕はあると思うの。無茶はダメよ?」


「了解です」


 フィーナさんに言われるまでもない。

 無理、無茶、無駄はしません。

 でもそう判断するには一度当たってみる必要もあると思うのです。


 そのフィーナさんが袋毎、投げて寄越したものがある。

 中は携帯食料だ。


「持って行って!当面、必要な物資は最優先で融通するわ」


「助かります」


 差し入れですね。

 貰っておこう。

 ま、必要な物はそう多くないですけど。


 ああそうだ。

 和風食材じゃダメかな?

 かなり欲しいです。

 今度、おねだりしてみてもいいかな?


 不謹慎?

 いいえ、結構大事なのです。





 テレポートで笹峰寺に到着。

 プレイヤー達の動向に異常はまだ無い。

 魔人達の軍勢が動いた影響はさすがにまだ無くて当然だ。


 急ごう。

 思い違いでなければ、連中は南に向けて進んでいるように思える。

 無論、常に真っ直ぐに進むとは考え難いのだが。

 まあ、確かめるしかないよね?




 早速、見付けましたよ?

 魔人だ。

 しかもダークサンタとブラックサンタもいた。

 トナカイが牽くソリに乗っている。

 他の魔人はヒッポグリフに騎乗しているが、その数はもうどうでもいい。

 これは見過ごす訳にいかない。

 全部パッシブなのだ。

 数が問題になる?

 知るか。

 生かしておく訳、ないじゃないですか!







《只今の戦闘勝利で【塵魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【平衡】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スパッタ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 舌打ちしたくなる心境だ。

 結構、戦闘に時間を掛け過ぎだ!

 全く、どうかしてる!


 でも少しだけ満足かな?

 サンタコスの魔人はもういない。

 それだけで気分スッキリ。

 お前達は成仏しなくていい。


 スパッタのステータス値で既に上昇しているのは知力値だ。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。



 スパッタ プラズマウィングLv14→Lv15(↑1)

 器用値 22

 敏捷値 66

 知力値 38(↑1)

 筋力値 22(↑1)

 生命力 21

 精神力 33


 スキル

 嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 魔法抵抗[微] MP回復増加[微] 光属性

 風属性 土属性 雷属性 電離 分解




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『イグニス』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 スパッタとペアで運用が続くイグニスも当然レベルアップだ。

 いいぞ。

 魔人が騎乗するヒッポグリフはなかなかの脅威だ。

 封印が効いていても魔人の攻撃全てを封じている訳でもない。

 ナイフジャグラーとか、結構手間です。

 スパッタもイグニスも無傷で済んでいない。

 まあイグニスの場合は自己回復がある。

 かなり頼りになりますな。

 目付きは悪いけどね。


 イグニスのステータス値で既に上昇しているのは生命力ですか。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょうかね?



 イグニス 鳳凰Lv14→Lv15(↑1)

 器用値 23

 敏捷値 57

 知力値 39

 筋力値 30(↑1)

 生命力 30(↑1)

 精神力 23


 スキル

 嘴撃 飛翔 回避 霊能 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 自己回復[中] 魔法抵抗[微] MP回復増加[微]

 火属性 風属性 土属性



 さあ。

 魔人の拠点まで、もう少しだ。

 やるべき事は?

 あの軍勢が向かっている方角を見定める事だ。

 間違えてはいけない。


 戦闘、じゃないよ?

 そう。

 戦闘、じゃありませんよね?


 それは分かっている。

 でも戦力を出来るだけ削いでおきたいのも事実だ。

 さあ。

 どうなってますか?




 戦闘は控える。

 そう思ってましたけど、既に戦闘中でした。

 何がって?

 ドラゴン達が魔人達の軍勢を襲ってました!


 だが意外にも翡翠竜達が劣勢に立たされている。

 あの名前持ちのドラゴンの内、金紅竜と蒼玉竜が見えない。

 それでも戦力は揃っていると思うのだが。


 彼等だけではない。

 ブロンズドラゴンも5匹、いる。

 他にも未見のドラゴン達がいた。

 全てブロンズドラゴンと同格なのだろう。



 フレイムドラゴン ???

 ??? ??? ???

 ??? ???



 フォレストドラゴン ???

 ??? ??? ???

 ??? ???



 ブラックドラゴン ???

 ??? ??? ???

 ??? ???



 フロストドラゴン ???

 ??? ??? ???

 ??? ???



 その数、翡翠竜達を含めて30匹弱といった所だ。

 十分な戦力。

 でも劣勢になっている理由がちゃんとあった。

 敵にも未見のドラゴンが、いる。




 ミスリルゴーレム・オブ・ドラゴン ???

 ??? ??? ???

 ??? ???



 何だって?

 そのドラゴンは金属製の鎧のような表皮をしているんだが。

 名前のまんま、金属製のゴーレム?

 生物感がゼロです。


 問題はその数に強さだ。

 全部で10匹。

 ドラゴン達のブレス攻撃を受けてまるで動じていない。

 それでもダメージは、ある。

 確実にあるんだが。

 自己回復までしてやがる!



『あれに近寄ってはならぬ!』


 オレの隣に翡翠竜。

 その全身の各所にダメージの痕跡があった。

 自己回復もしているとはいえ、HPバーは2割、削れている。



「何です?あれ?」


『倒しても蘇って来る!唯のドラゴンではないぞ!』


 オレの目の前でミスリルゴーレム・オブ・ドラゴンが倒された。

 間違いない。

 HPバーが砕け散っている。

 死体もバラバラだ。

 柘榴竜と黒曜竜の牙と尻尾の直撃を連続で喰らっていたのだ。

 唯で済む筈も無い。


 だが。

 そのバラバラになったゴーレムが再び動き出す。

 元の姿に戻って行く。

 HPバーも全快だ。

 なんとまあ。

 無限再生かよ!



『何か仕掛けがある。だが未だにその実態は不明だ!』


「一旦、撤退しますか?」


『させて貰えれば、だがな』


 そう。

 名前持ちのドラゴン、琥珀竜と雲母竜はキムクイ・スレイブの上空にいる。

 戦闘に参加するつもりはないようだ。

 周囲のスタッグドラゴンとビートルドラゴンは戦闘に参加してきている。

 それにヒッポグリフに騎乗する魔人もだ。

 呪禁導師の支援は中々厳しいものがある。

 ドラゴン達の自己回復能力が阻害されているようなのだ。

 追撃されると厳しそう?



「仕掛けがどんな物なのか、様子を見ましょう」


『だがアレを相手にまともに戦い続けられんぞ?』


「後方に控える連中に仕掛けます」


『牽制かね?危険だが』


「ま、今更ですからね」


 さて。

 勝てない戦闘は嫌いだ。

 でも次に勝つ為に敵を知る機会となれば否はない。


 どんな連中であるのか?

 当たってみましょう。

 それに周囲のドラゴン達の支援だ。

 彼等の戦力をオレの呪文で強化出来るのであればやるべきだろう。

 HPバーを結構減らしているのがいる。

 つか血の気多過ぎだよ、あんた達!





『済まぬ!遅れた!』


『前に出る!交代だ!』



 蒼玉竜と金紅竜が到着したようだ。

 その配下のドラゴンもいる。

 ブルードラゴン、それにクラウドドラゴンだ。

 ここはどこのドラゴン見本市なんだ?


 先行して戦闘に参加していたドラゴン達のダメージは計り知れない程、大きい。

 ビートルドラゴンは勿論、スタッグドラゴンも屠っているんだが。

 その代償はかなり大きいようだ。


 本陣である琥珀竜と雲母竜、そして5匹のキムクイ・スレイブを攻めたんだが。

 連中の反撃もまた半端なかった。

 いや、キムクイ・スレイブの周囲は結界に守られているようで、オレも突撃が不可能であった。

 八部封印も全く通じていない。

 その有効範囲の中に魔人や魔物の群れが、いる。

 全く。

 魔人と組んだキムクイ・スレイブは強化され過ぎじゃね?


 当然だが、本陣である連中を攻めようとすると激しい反撃が始まる。

 距離を置けばその反撃も一気に沈静化する。

 何よりも不思議なのは深追いするような追撃をして来ない事だ。

 詰まらん奴等だな!

 追撃って楽しいのに。

 敗走する敵を屠るの、楽しいのに。

 追撃してくる相手を罠に嵌めるのも楽しいですけどね。


 混戦模様になりそうだったが、援軍が来た事で戦線の維持は出来ている。

 キムクイ・スレイブの脚は止まった。

 いや、逆に後方へと引いて行くようだ。




《只今の戦闘勝利で【風魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【土魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【火魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【闇魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【溶魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【高速詠唱】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ヘザー』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 オレが屠ったのはビートルドラゴン、魔人達に騎乗するヒッポグリフがメインだ。

 スタッグドラゴンは傷を負わせていたかもだが、気にしながら戦ってない。

 名前持ちのドラゴン達には近寄る事すら出来ていなかった。

 それはキムクイ・スレイブも似たようなものだ。

 アレなら仕留められそうなんだが。


 困った。

 これだけ大暴れしている実感があるというのに、オレの種族レベルが上がってない。

 実に、困った。


 ヘザーのステータス値で既に上昇しているのは精神力だ。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。



 ヘザー フレイヤガードLv18→Lv19(↑1)

 器用値 22

 敏捷値 45(↑1)

 知力値 44

 筋力値 22

 生命力 22

 精神力 45(↑1)


 スキル

 剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 浮揚 空中機動

 自己回復[微] 魔法抵抗[中] MP回復増加[中] 光属性

 風属性 土属性 水属性 雷属性




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『蒼月』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



『我等は体制を立て直す。汝はどうする?』


「このまま連中の動きを見ます。侵攻先が気になりますから」


『侵攻、であるか』


『だが無茶が過ぎる!』


「やはり気になりますから」


 ドラゴン達と編隊を組む。

 何匹ものドラゴンがステータス異常に状態異常に陥っている。

 そのうちの何匹かは深刻だ。

 自己回復しつつあるようだが、その回復速度は遅いようです。

 オレも回復呪文を注ぎ込む。

 戦闘中、彼等には色々と助けられてますしね。



『無茶はせぬ事だ』


『我等を呼べる事、忘れるでない』


 ドラゴン達の群れが高度を上げていく。

 さて。

 ここからあの軍勢の動きがどう変わるのか?

 変わる筈だ。

 さあ、どう動く?


 蒼月のステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。

 もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。

 空きスキルは属性ですけど、2択だ。

 火か水、ね。

 水にしとこう。


 蒼月 ペガサスLv19→Lv20(↑1)

 器用値 23(↑1)

 敏捷値 52

 知力値 32

 筋力値 35

 生命力 35

 精神力 23(↑1)


 スキル

 頭突き 踏み付け 体当たり(New!)疾駆 耐久走 奔馬

 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 衝角生成 翼生成 騎乗者回復[中] 物理抵抗[微](New!)

 魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 光属性 風属性 土属性

 水属性(New!)雷属性




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スパッタ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 すぐに何かが起きるとは思えないが。

 監視は続けよう。

 とは言ってもオレの目で確認出来る事など高が知れている。

 蒼月、スパッタ、イグニスの能力に期待ですね。

 必要であるならシンクロセンスを使えばいい。


 スパッタのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値か。

 もう1点のステータスアップは生命力を指定しました。



 スパッタ プラズマウィングLv15→Lv16(↑1)

 器用値 22

 敏捷値 67(↑1)

 知力値 38

 筋力値 22

 生命力 22(↑1)

 精神力 33


 スキル

 嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 魔法抵抗[微] MP回復増加[微] 光属性

 風属性 土属性 雷属性 電離 分解




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『イグニス』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ステータス操作をしながら呪文を選択して実行。

 シンクロセンスを使う。

 見ている風景は人間のそれではない。

 不思議な事に違和感は無かった。


 ドラゴン達はキムクイ・スレイブを中心にして、地表で待機しているようだ。

 臨時に出来上がった砦か城だな。

 あれでは手を出したくても出せない。

 連中もドラゴン達との戦闘は織り込み済みであったのか?

 少なくとも足止めを喰らった形だんだが。


 さあ、どう動く?


 イグニスのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値ですか。

 もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。



 イグニス 鳳凰Lv15→Lv16(↑1)

 器用値 23

 敏捷値 58(↑1)

 知力値 40(↑1)

 筋力値 30

 生命力 30

 精神力 23


 スキル

 嘴撃 飛翔 回避 霊能 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 自己回復[中] 魔法抵抗[微] MP回復増加[微]

 火属性 風属性 土属性




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ルベル』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ルベルの消耗は大丈夫か?

 先刻の戦闘では精霊召喚でフェニックス・ジュブナイルを使っていた。

 MPバーは残り2割を切っている。

 交代させるべきだな、こりゃ。


 ルベルのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。



 ルベル フェアリープリンセスLv14→Lv15(↑1)

 器用値 11

 敏捷値 56(↑1)

 知力値 55

 筋力値 11(↑1)

 生命力 11

 精神力 56


 スキル

 飛翔 浮揚 空中機動 魔法抵抗[大] MP回復増加[大]

 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性

 水属性 雷属性 塵属性 耐即死 精霊召喚




 魔物の軍勢との距離は十分に置いてある。

 こっちの位置は知られているのか?

 そう思うべきだろうな。

 あれだけの数のヒッポグリフがいるのだ。

 気が付いている個体はいておかしくない。


 それにしても、だ。

 こっちを襲ってくれてもいいんですよ?


 おっと、布陣は変更しておこう。

 ルベルは帰還だ。

 折威を召喚しましょう。


 しかし、監視というのは暇そうだ。

 性に合わない。

 本来、こういった役目って探索系に強い職業がいいと思うんですがね。

 ま、今はいいか。

 時間は、ある。

 そう、時間はあるのだ。






「クァッ!」


 おかしい。

 そう気が付いたのはイグニスであったかな?

 イグニスの鳴き声は警告のそれだ。

 周囲には魔物はいないというのに。



 いや。

 魔物の軍勢に変化がある。

 キムクイ・スレイブに追加か?



 キムクイガード・スレイブ ???

 イベントモンスター ??? ???

 ??? ???



 遠目でも分かった。

 甲羅の縁の輝きが違っている。


 だが変化はそれだけじゃなさそうだ。

 魔物の数、減ってないか?

 琥珀竜、それに雲母竜はいるが。


 スタッグドラゴン、ビートルドラゴンは?

 やっぱり減ってないか?



《これまでの行動経験で【識別】がレベルアップしました!》

《これまでの行動経験で【看破】がレベルアップしました!》



 センス・マジックで僅かな魔力を各所に見付けた。

 これ、まさか?


 インビジブル・ブラインド?

 奴等、姿を隠して戦力を移動させてやがる!




 高度を、下げる。

 分かる。

 視覚では僅かな揺らぎでしかないが、分かる。

 もっと距離を詰めたら分かるかもしれない。

 反響定位。

 視覚に頼らず、魔物の位置を察知する能力が折威にはある。


 クソッ!

 魔人共め。

 色々とやってくれる!






「「「「「「「ディスペル・マジック!」」」」」」」


 【呪文融合】で急遽組み替え、周囲に撒き散らして使ったんだが。

 いた。

 ビートルナイト、ビートルルーク、ビートルビショップ、ビートルポーン。

 それに魔人が3名。

 当然、ヒッポグリフに騎乗してやがる。

 邪蟲獣もやや多いが蟲獣鬼は少ない。

 混成部隊ですな。


 見付かった途端に襲ってくるとか。

 まあ、そうなるよね?



 フォース・ブラスト7連装を選択して実行。

 呪文詠唱は進むが効果が出ない。

 あれ?

 いつの間にかオレのマーカーに状態異常。

 封印、されてる?

 良く見ると魔人の中に呪禁導師がいやがる。

 デモンズクラウンもいる。

 そしてビーストメンターだ。


 全く、面倒な。

 先にお前等から、死ね。


 ヘザーが真っ先に呪禁導師に突っ込んで行く。

 スパッタとイグニスが魔物の群れに雷撃と火炎を雨のように降らせ始めていた。

 いいぞ、もっとやれ。

 では。

 オレも蒼月を駆って魔人狩りと行こう。


 それにしても。

 オレが気付かないうちに魔物の群れは幾つ放たれたのか?

 全く、抜けている。

 慣れていない事はするものではないな。





《只今の戦闘勝利で【看破】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スパッタ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ああ、もう!

 先制で封印術を使えなかったのは痛い。

 痛過ぎだ!

 逆にオレの方が封印されるとか、間抜けな話だ。


 魔物の死体は?

 放置だ。

 他にも魔物の群れが分散して放たれてしまっている。

 間違いない。

 それは地上だけではないようだ。

 空中でも僅かに魔力の残滓が感じ取れる。


 結構、いるようだ。

 いい傾向じゃない。

 どうする?

 どうする、オレ?


 スパッタのステータス値で既に上昇しているのは器用値だ。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。


 スパッタ プラズマウィングLv16→Lv17(↑1)

 器用値 23(↑1)

 敏捷値 67

 知力値 38

 筋力値 23(↑1)

 生命力 22

 精神力 33


 スキル

 嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 魔法抵抗[微] MP回復増加[微] 光属性

 風属性 土属性 雷属性 電離 分解




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『折威』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ああ、もうね。

 いっそ襲ってくれたらいいのに。

 気付かれないように移動するとか、お前等それでも男か?

 いや、冷静に考えたらアリなんですけどね。


 しかしこれ、全部狩り尽くすのは無理じゃね?

 分散しているし。

 数もそれなりに多い。

 1つを潰す間に逃げられてしまう。


 ドラゴン達に助力を頼むか?

 いや、彼等も消耗が激しい。

 それにもう手遅れ?

 周囲に幾つもの魔力の残滓が感じ取れる。

 向かう先は?

 東から南へ、散開しているようだ。


 手遅れ、だな。

 ああ、もう自分に腹が立つ!

 それに無視されるのも、だ。


 折威のステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。

 もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。



 折威 デーモンLv14→Lv15(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 48

 知力値 48(↑1)

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 49(↑1)


 スキル

 杖 飛翔 浮揚 回避 反響定位 物理抵抗[微]

 魔法抵抗[中] 自己回復[中] MP回復増加[大]

 変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性

 土属性 水属性 溶属性 灼属性 魅了




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『イグニス』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 やるべき事は何だ?

 連絡、報告、相談ですね。

 フィーナさんにテレパスで連絡すべきだろう。

 その後は?

 ゼータくんの様子も確認だ。


 ではその後は?

 嫌がらせ、だな。

 目の前でオレを、無視したな?

 無視、しましたよね?


 確かに戦うまでも無い、小さな戦力であるのかもしれない。

 でもね。

 無視、したよね?

 こっちにも僅かなものですが、プライドって物がある。

 つか経験値を寄越せ。

 そう思うのです。


 イグニスのステータス値で既に上昇しているのは筋力値か。

 もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。



 イグニス 鳳凰Lv16→Lv17(↑1)

 器用値 23

 敏捷値 58

 知力値 40

 筋力値 31(↑1)

 生命力 31(↑1)

 精神力 23


 スキル

 嘴撃 飛翔 回避 霊能 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 自己回復[中] 魔法抵抗[微] MP回復増加[微]

 火属性 風属性 土属性



 ではテレパスを使おう。

 状況だけは伝えておくべきだ。

 ユニオン編成ではなく、パーティ単位で行動しているプレイヤーが増えている筈。

 警告は早いに越した事はないだろう。

主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv60

職業 アークサモナーLv27(大召喚魔法師)

ボーナスポイント残 64


セットスキル

小剣Lv25 剣Lv31 両手剣Lv26 両手槍Lv31 馬上槍Lv44

棍棒Lv29 重棍Lv25 小刀Lv26 刀Lv30 大刀Lv26

刺突剣Lv25 捕縄術Lv31 投槍Lv28 ポールウェポンLv25

杖Lv52 打撃Lv52 蹴りLv53 関節技Lv52 投げ技Lv52

回避Lv55 受けLv53

召喚魔法Lv60 時空魔法Lv48 封印術Lv44

光魔法Lv43 風魔法Lv44(↑1)土魔法Lv44(↑1)水魔法Lv44

火魔法Lv44(↑1)闇魔法Lv44(↑1)氷魔法Lv43 雷魔法Lv43

木魔法Lv43 塵魔法Lv43(↑1)溶魔法Lv44(↑1)灼魔法Lv43

英霊召喚Lv4

錬金術Lv34 薬師Lv13 ガラス工Lv13 木工Lv29

連携Lv43 鑑定Lv40 識別Lv44(↑1)看破Lv16(↑2)耐寒Lv26

掴みLv43 馬術Lv44(↑1)精密操作Lv44(↑1)ロープワークLv30

跳躍Lv36 軽業Lv36 耐暑Lv34 登攀Lv17 平衡Lv35(↑1)

二刀流Lv34 解体Lv40 水泳Lv18 潜水Lv19

投擲Lv29

ダッシュLv36 耐久走Lv36 隠蔽Lv19 気配遮断Lv19

身体強化Lv42 精神強化Lv42 高速詠唱Lv43(↑1)

魔法効果拡大Lv42 魔法範囲拡大Lv42

呪文融合Lv27

耐石化Lv17 耐睡眠Lv18 耐麻痺Lv25 耐混乱Lv24

耐暗闇Lv20 耐気絶Lv28 耐魅了Lv17 耐毒Lv32

耐沈黙Lv20 耐即死Lv22


召喚モンスター

ヘザー フレイヤガードLv18→Lv19(↑1)

 器用値 22

 敏捷値 45(↑1)

 知力値 44

 筋力値 22

 生命力 22

 精神力 45(↑1)

 スキル

 剣 馬上槍 弓 小盾 受け 飛翔 心眼 浮揚 空中機動

 自己回復[微] 魔法抵抗[中] MP回復増加[中] 光属性

 風属性 土属性 水属性 雷属性


蒼月 ペガサスLv19→Lv20(↑1)

 器用値 23(↑1)

 敏捷値 52

 知力値 32

 筋力値 35

 生命力 35

 精神力 23(↑1)

 スキル

 頭突き 踏み付け 体当たり(New!)疾駆 耐久走 奔馬

 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 衝角生成 翼生成 騎乗者回復[中] 物理抵抗[微](New!)

 魔法抵抗[中] MP回復増加[微] 光属性 風属性 土属性

 水属性(New!)雷属性


スパッタ プラズマウィングLv16→Lv17(↑1)

 器用値 23(↑1)

 敏捷値 67

 知力値 38

 筋力値 23(↑1)

 生命力 22

 精神力 33

 スキル

 嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 魔法抵抗[微] MP回復増加[微] 光属性

 風属性 土属性 雷属性 電離 分解


折威 デーモンLv14→Lv15(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 48

 知力値 48(↑1)

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 49(↑1)

 スキル

 杖 飛翔 浮揚 回避 反響定位 物理抵抗[微]

 魔法抵抗[中] 自己回復[中] MP回復増加[大]

 変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性

 土属性 水属性 溶属性 灼属性 魅了


イグニス 鳳凰Lv16→Lv17(↑1)

 器用値 23

 敏捷値 58

 知力値 40

 筋力値 31(↑1)

 生命力 31(↑1)

 精神力 23

 スキル

 嘴撃 飛翔 回避 霊能 遠視 広域探査 強襲 危険察知

 空中機動 自己回復[中] 魔法抵抗[微] MP回復増加[微]

 火属性 風属性 土属性


ルベル フェアリープリンセスLv14→Lv15(↑1)

 器用値 11

 敏捷値 56(↑1)

 知力値 55

 筋力値 11(↑1)

 生命力 11

 精神力 56

 スキル

 飛翔 浮揚 空中機動 魔法抵抗[大] MP回復増加[大]

 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性 土属性

 水属性 雷属性 塵属性 耐即死 精霊召喚


召魔の森 ポータルガード

黒曜、テイラー、クーチュリエ、獅子吼、ペプチド、逢魔、極夜

守屋、スーラジ、久重

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― 新着の感想 ―
魔人達にしてやられたね 反撃に期待だ
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