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本日更新6回目です。

 テレポートで跳んだ先は?

 N1W7マップのエリアポータル、聖樹の門だ。

 まずは段階を踏みましょう。

 騎乗戦だ。

 メインで狙うのはパピルサグだ。

 バジリスクやデモンズスコルピオンにも遭遇すると思うが、狙うのはパピルサグだ。

 空中からズーも襲って来るだろうけど、狙うのはやっぱりパピルサグだ。

 スプライトと精霊達は勿論、連戦していたらスプリガン・センチネルにも遭遇するだろう。

 狂乱せしフンババだって遭遇する可能性はある。


 それでも狙うのはパピルサグだ。

 他に遭遇するのであれば、それは運が悪かったと思う事にしよう。


 アクシデントはどこにでもある。

 つまり、そういう事だ。


 何、慣れてしまえば問題は無い。

 段階を踏んで、感覚が徐々に麻痺したらいい。

 聞けば彼女達も耐性技能を取得し始めているそうだが。

 【耐毒】【耐即死】【耐石化】は全員あるそうです。

 【耐麻痺】はまだ春菜しか取得していないらしい。

 いや、感覚は麻痺して貰っていいんですけどね。




「あの、キースさん。広域マップではN1W7マップなんですが」


「大丈夫なんですか?」


「ああ。狙う魔物はキムクイよりも遥かに格下だ。私も普段は良く狩ってる相手だし安心していい」


「了解です」


「騎乗戦、ですね?」


「ああ、そうだ。春菜と此花はペガサスかヒッポグリフは狙っているのかな?」


「はい。私はペガサスですね」


「私はヒッポグリフです」


 春菜はペガサス、此花はヒッポグリフ狙いか。

 それぞれ、ユニコーンとウォーホースはクリアしているようだ。

 サンダーバードとバルドイーグルがまだなのだそうで。


 何だ。

 すぐにクラスチェンジ出来そうな予感。


 ま、いいか。

 オレも新装備の確認をしたいからな。

 布陣は当然、新たな装備を得た面々を中心にして組もう。

 ヘザー、言祝、折威、パナール、ジンバルとしました。



「ヤクトレーヴェって?」


「ええっ?」


「おおっ!新たなモフモフ!」


「も、モフりたい」


 アデルと春菜がにじり寄って来る。

 おいおい。

 それぞれ、ちゃんと召喚して布陣を確定しなさいって!




 全員、バタバタしながらだったけど、どうにか布陣は定まったようだ。

 アデルは?

 ポーラーウルフ、金影狐、スプライト、キメラ、ペガサス。


 イリーナは?

 フェイ、キメラ、ウェアウルフ、ヒッポグリフ、ファイティングファルコン。


 春菜は?

 マギフクロウ、ユニコーン、ファイティングファルコン、サキュバス、ピクシー。


 此花は?

 ファイアバード、ウォーホース、グレイウルフ、シルキー、バトルホーク。


 中々だな。

 十分、強力な布陣ではあるが、8マス先となるとどうだろう?

 オレの場合【呪文融合】でかなり助かっている部分がある。

 彼女達4つのパーティだけでユニオン、となると?

 連戦はかなり厳しいかもしれない。

 でも勝てない相手ではないだろう。

 そう、パピルサグが相手なら。

 他の魔物?

 遭遇したら普通にオレが狩りにいけばいいさ。

 小アジを狙って釣りをしてたら黒鯛が引っ掛かるようなものです。

 どうにかなるって!



「主に相手をするのはパピルサグって魔物だ。ケンタウロスがちょっと強くなった感じだな」


「ちょっと、ですか?」


「ちょっと、なんですよね?」


「ああ。ちょっとだけだな」


「キースさんの基準でちょっと、ですね」


 イリーナのツッコミは華麗にスルーで。

 では。

 ユニオンを組んだら早速狩りを始めますよ?







《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



『今の、本当にちょっと?』


『おかしい、絶対におかしい!』


『それより回復しなきゃ!』


『ステータス操作もしなきゃ!』


 ほら。

 色々とダメージはあったようだが、ちゃんと勝ってる。

 オレは?

 ちょっと手助けしただけだ。

 フォース・ブラスト7連装を最初に使って、逃げようとしたパピルサグを仕留めただけです。

 パナールの装備の調子は?

 まだダメージは喰らってないが、重量が増えた分で機動力がやや落ちたかもしれない。

 でも十分。

 パピルサグを相手に機動力で上回っている。

 矢の直撃は受けていない。


 でもね。

 新装備を試す意味でも矢は受けてみたかったんだが。

 ちゃんと狙えよパピルサグ!


 それにしても。

 言祝がいきなりレベルアップなのは?

 そう、経験値の持ち越しだ。

 スタッグドラゴンを狩ったのはいつでしたっけ?

 その時の分が残っていたのだろう。



 言祝のステータス値で既に上昇しているのは精神力か。

 もう1点のステータスアップは生命力を指定しました。



 言祝 デーモンLv11→Lv12(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 47

 知力値 47

 筋力値 16

 生命力 17(↑1)

 精神力 48(↑1)


 スキル

 刺突剣 飛翔 浮揚 回避 反響定位 自己回復[微]

 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[大]

 変化 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性

 水属性 呪眼 耐即死




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『折威』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 そうなると折威も、だな。

 スタッグドラゴン戦での経験値持ち越しの確認はしてませんでしたね?

 オレも迂闊過ぎる。

 他には誰がいましたっけ?


 えっと。

 そうそう、リグだ。

 確認はどこかでしないといけませんな。


 折威のステータス値で既に上昇しているのは精神力だ。

 もう1点のステータスアップは知力値を指定しましょう。



 折威 デーモンLv11→Lv12(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 46

 知力値 46(↑1)

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 47(↑1)


 スキル

 杖 飛翔 浮揚 回避 反響定位 物理抵抗[微]

 魔法抵抗[中] 自己回復[中] MP回復増加[大]

 変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性

 土属性 水属性 溶属性 灼属性 魅了



「パピルサグが相手ならどうにかなりそうじゃないか」


『キースさんがいなかったら全滅してます!』


『8マス先なんですけど?』


「いや、慣れたら連続で勝てると思うが。それよりも」


 ジンバルが低く唸り声を上げている。

 その視線の先には?

 デモンズスコルピオンかバジリスクな予感。

 砂の中に潜んで静かに接近して襲ってくるのが常であるのだ。

 オレも何度か経験してます。

 さすがに召喚モンスター達の何匹かは気付いているぞ?



「後ろ、来てるぞ」


『えっ』


 パナールを駆る。

 ジンバルも続く。

 春菜と此花の間を抜けながら獅子賢者の騎士槍を脇に抱えるように固定。

 突撃体制だ。

 デモンズスコルピオンか?

 バジリスクか?

 どっちが来るにしてもやる事は同じだ。

 突撃あるのみです。





《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



『バジリスク4匹があっという間に全滅って』


『おかしい、何かがおかしい!』


『段階、踏んでます?』


「ああ。1匹を仕留めてたじゃないか。上出来だ」


『1匹を仕留めるのが凄く大変だったんですけど!』


 いや、本当に良くやってると思うけどな。

 バジリスクの状態異常は怖い。

 毒、麻痺、石化それに即死までもがある。

 即死は喰らえば終わりだが、さすがにその確率は低い筈だ。

 オレもこれまで、毒、麻痺、石化は喰らっているけど即死は無い。


 アデル達、それに召喚モンスター達も盛大に毒は喰らっていた。

 麻痺と石化は少ない。

 ま、サービスで回復はオレも手助けしているが、1匹を仕留めたのは彼女達の実力だ。

 その仕留めたバジリスクの死体は2匹のキメラが喰いまくってます。

 旨そう。

 でもそんな暇はこの砂漠では無いのだ。

 何気に魔物が多い場所なのです。


 言祝のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値だ。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。



 言祝 デーモンLv12→Lv13(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 48(↑1)

 知力値 47

 筋力値 17(↑1)

 生命力 17

 精神力 48


 スキル

 刺突剣 飛翔 浮揚 回避 反響定位 自己回復[微]

 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[大]

 変化 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性

 水属性 呪眼 耐即死




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『折威』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 言祝も折威もかなりの経験値の持越しがあったようだな。

 もう1つ?

 さすがに考え難い。

 そうであるならヘザーも上がっていて不思議ではない。


 それにしても装備の恩恵はなかなかだな。

 オレ配下の召喚モンスターで毒の状態異常を喰らったのはジンバルの1回だけだ。

 ジンバルの場合、装備の恩恵がないからこれは仕方ない。

 他の面々はない。

 攻撃を回避している点を差し引いてもかなりの防御性を発揮していると思える。


 このままもう少し、様子を見よう。

 召喚モンスターを頻繁に披露し過ぎたらアデル達の興味を引くのが難しくなる。


 彼女達の戦力は?

 物足りないのは確かだ。

 でも戦闘時間の短縮もまた事実。

 いいぞ。

 9マス先の攻略。

 出来れば魔人の拠点の攻略。

 一助となって欲しいものです。


 折威のステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。



 折威 デーモンLv12→Lv13(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 47(↑1)

 知力値 47(↑1)

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 47


 スキル

 杖 飛翔 浮揚 回避 反響定位 物理抵抗[微]

 魔法抵抗[中] 自己回復[中] MP回復増加[大]

 変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性

 土属性 水属性 溶属性 灼属性 魅了



『ちょ、ちょっとタンマ!』


「どうした?」


『クラスチェンジ!クラスチェンジ!』


「ほう」


 此花配下のグレイウルフがシルバーウルフになったようだ。

 おお。

 アデルと春菜が何かを狙う目付きをしているが構ってやる暇は無い。

 ここでの狩りはそういうペースになるのだ。



『キースさん、当面の目標は?』


「午前中のうちに春菜がペガサス、此花がヒッポグリフ、かな?」


『えっ』


『ええっ?』


『早いと思います!』


「さて、そうかな?」


 イリーナは何だか奇妙な顔をしてます。

 どうした?



『キースさん、顔、笑ってますよ?』


 おっと。

 いけない。



「留まっていると奇襲を喰らうだけだ。移動した方がいい」


『あ、はい!』


 ここは、誤魔化せ。

 強引でいい。








《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パナール』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



『今の、何ですか?』


「スプリガン・センチネルだな」


『し、死ぬかと思った』


 砂漠を移動しながら魔物を駆り続けていたらやっぱり出現しました。

 スプリガン・センチネルだ。

 そりゃあねえ。

 あれだけスプライトと精霊達を屠ってたらいずれ出現するのは当然だ。


 死ぬかと思った、とは春菜の感想だが、ダーク・プリズンで捕らえてあったのだ。

 無茶ではない。

 ダーク・プリズンの特性を把握した上で攻撃を仕掛けていたら問題ないのです。

 事前に説明はしてないけどね。

 こういうのは言葉で伝えるのは難しいからな。

 実地で体験して学んで欲しい所だ。



 パナールのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。

 もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。



 パナール スヴァジルファリLv10→Lv11(↑1)

 器用値 34(↑1)

 敏捷値 44

 知力値 13

 筋力値 44

 生命力 49(↑1)

 精神力 13


 スキル

 噛付き 踏み付け 体当たり 回避 疾駆 夜目 耐久走

 奔馬 蹂躙 蹴り上げ 重装 騎乗者回復[微] 自己回復[小]

 魔法抵抗[中] 光属性 闇属性




《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ジンバル』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》


 オレ配下の召喚モンスターの戦力の底上げは着々と進んでいる。

 アデル達もその筈だ。

 厳しい連戦?

 そんな物は結果が伴えば吹き飛ぶだろう。

 そしていずれは疑念を持たなくなる。

 そうなればいい。


 ジンバルのステータス値で既に上昇しているのは筋力値だ。

 もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。



 ジンバル ヤクトレーヴェLv10→Lv11(↑1)

 器用値 28

 敏捷値 58

 知力値 16

 筋力値 42(↑1)

 生命力 42(↑1)

 精神力 16


 スキル

 噛付き 引裂き 威嚇 回避 疾駆 危険察知 夜目 遠目

 隠蔽 追跡 監視 気配遮断 物理抵抗[微] 自己回復[微]

 強襲 闇属性 土属性 毒耐性



『あんな大物をアッサリと狩るなんて』


『やっぱり、おかしい!』


「いや、手助けがあったからな。ちゃんと助かってるぞ?」


『本当ですか?』


「ああ」


 嘘ではない。

 この砂漠で出現する魔物とは一通り戦闘しただろう。

 最初に遭遇したパピルサグ、そしてバジリスクから始まったんだっけ。

 ズー、デモンズスコルピオン、スプライトと精霊達。

 そして今のスプリガン・センチネル。


 戦闘はかなり楽なのですよ、本当に。

 狩るまでの時間が実に短くて済んでいる。

 それに彼女達の召喚モンスターも順調に成長し、戦力は向上すているのだ。



 アデルとイリーナが色々と話し掛けてくる一方で春菜と此花はどうした?

 おお?

 春菜のファイティングファルコンがサンダーバードになっているようだが。



『本当に午前中に間に合っちゃった』


「では少し待とう。此花のバトルホークはどうかな?」


『今、レベル10です。あと2つもあるんですけど』


「そうか」


 何だ、あと2レベルか。

 楽勝。

 死に戻りやステータス異常がなければ午前中で到達出来そうだ。

 口にはしませんけどね。


 フューズ・モンスターズで新たなペガサスが誕生する。

 春菜のペガサスの姿はアデルのペガサスと当然似ていた。

 でもどこか違っている。

 やや、ワイルド?



『うおおおおおおおっ!』


「春菜は空中戦に慣れる事を最優先で。最初は無茶しなくていいぞ」


『うおおおおおおおっ!』


 聞いてないな、あれは。

 まあそのうちにペガサスで空中戦をするのが当たり前になってくれるだろう。

 次は此花だ。

 此花も空中戦の布陣が組めるようになったら?

 亀を狩るのもいい。



 春菜の布陣にペガサスが加わった事で空いた枠には新たなホークが追加されているようだ。

 新人さんですね。

 悪いけど、すぐにクラスチェンジすると思う。


 時刻は?

 まだ午前10時20分だ。

 ここの魔物との戦闘は驚きつつも連戦出来ている。

 かなり厳しいだろう。

 でも、頑張れ。



「ところで、時間は大丈夫なのかな?」


『私とイリーナちゃんなら午後3時まで!』


『私達もその時間までならどうにか』


「ほう」


 今日は戦力を少し、底上げする所まででいいかな?

 それには、だ。

 心にも潤いがないと困りますよね?


 ジンバルは帰還させました。

 スコーチを召喚する。



『おお?これはいいフクロウ?』


「フォレストオウルの進化先だな」


『そのフォレストオウルがまだなんですけど』


 此花が釣れました。

 少し元気出たかな?

 頑張れ。

 地上で騎乗戦はオレと此花、後は召喚モンスター達だが。

 空中位置の方が多数派になってます。

 ま、そこは仕方ない。


 スコーチが此花の方に飛んで行き、その腕に止まる。

 いいぞ。

 存分に癒されるがいい。



『第4段階でレベル10って』


「通常進化組は2匹を除いて大体はその辺りをクリアしているからなあ」


『えっ』


『えっ』


「ま、昼休憩で少し話すよ。今は狩りの続きだ」


『はい!』


『了解です』


 此花がヒッポグリフをフューズ・モンスターズで入手するまで、もう少しだ。

 経験値を大きく稼ぎたい所だが。

 スプリガン・センチネルを相手にするのは手間なんだよな。


 うん?

 何かを忘れているような。

 ま、いいか。

 狩りを続けよう。






《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スコーチ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 スコーチにも経験値の持越しがあったんだろうか?

 すぐにレベルアップしてしまった。

 相手?

 ああ、いたね。

 何かが。



 スコーチのステータス値で既に上昇しているのは知力値だ。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しました。



 スコーチ ディアナオウルLv10→Lv11(↑1)

 器用値 21

 敏捷値 57(↑1)

 知力値 33(↑1)

 筋力値 33

 生命力 33

 精神力 21


 スキル

 嘴撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目 反響定位

 看破 強襲 隠蔽 危険予知 天耳 睡眠 物理抵抗[微]

 魔法抵抗[小] 耐混乱 耐即死 耐魅了



 ま、レベルアップはいいんだ、レベルアップは。

 狩った相手が問題だ。



『ビートルドラゴン?それに魔人にヒッポグリフ?』


「私もこのマップでは初めて見たな」


『トナカイさんもいましたね』


「ああ。あれからは肉が剥げると思うぞ?」


 そう。

 魔人達に襲われたのだ。

 無論、全力で迎撃させて頂きました。

 過剰であったかもしればいが。



『キースさん!今のダークサンタって?』


「サンタ?そんなのがいたか?」


『いました!キースさんが呪文で地表に叩き落して突撃してました!』


「幻だ」


『槍先に引っ掛けてたと思いますけど』


「幻覚だ」


『地面に放り出して槍で突きまくってたような』


「忘れるんだ」


 過剰攻撃?

 気にしてはいけない。

 サンタ?

 今年のクリスマスは中止だ。

 少なくとも、ここではな!



「いかんな。どうも最近、記憶が曖昧で困る。サンタなんていたか?」


『いた筈です』


 いかんな、イリーナ。

 あれはサンタではない。

 唯の経験値だ。

 そうだよね?





《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パナール』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



『バルドイーグルにクラスチェンジ出来るよ!』


『やったね!此花ちゃん!』


 此花のバトルホークがレベルアップしたらしいな。

 これで全員、空中戦が可能になる訳だ。

 いいぞ。

 次の段階に進めるというものだ。


 それに興奮しているから忘れているかもだが。

 今の相手はスプリガン・センチネルだぞ?

 感覚も麻痺してきたようだな。

 いいぞ。

 もっと麻痺させてあげよう。



『時間、どうします?』


「昼食にするにはいいタイミングだな」


 イリーナの言う通り、いい頃合だ。

 時刻は午前11時50分。

 聖樹の門に跳ぶとしよう。



「魔人がいるからな。エリアポータルでログアウトした方がいいだろう」


『あ、でもマーカー位置が静かなる竹林なんですが』


「心配しなくていい。必要なら送ろう」


 まあ心配なのは当然だ。

 エリアポータルの聖樹の門で取り残されたら大変だからな。



 いいな、それ。

 ハードに鍛えるにはいいかもしれない。

 しませんけど。



 パナールのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値か。

 もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。



 パナール スヴァジルファリLv11→Lv12(↑1)

 器用値 34

 敏捷値 45(↑1)

 知力値 13

 筋力値 45(↑1)

 生命力 49

 精神力 13


 スキル

 噛付き 踏み付け 体当たり 回避 疾駆 夜目 耐久走

 奔馬 蹂躙 蹴り上げ 重装 騎乗者回復[微] 自己回復[小]

 魔法抵抗[中] 光属性 闇属性



「じゃあ、跳ぶか」


 ユニオン編成のままテレポートだ。

 【魔法効果拡大】なのか【魔法範囲拡大】であるのか?

 試してみたら、このまま飛べちゃいました!

 ま、そういう機会が今までなかったからな。

 いや、本当に今更です。




 聖樹の門に到着。

 此花が早速、ヒッポグリフを誕生させてますな。

 では、昼食はナイアスに頼むか。

 パナールは帰還させてナイアスを召喚しましょう。

 今日の昼食は5人前だ!

 トナカイ肉で豪勢に頼む。



「ログアウトしてきますけど、昼食は任せちゃっていいんですか?」


「大丈夫だ。昼食後は完全に空中戦仕様で行くからそのつもりで」


「了解です。では」


 此花のヒッポグリフで盛り上がっていた一同があっという間にログアウトして行く。

 ふむ。

 これで全員が空中戦が可能になった訳だ。

 行動範囲はより広がる。

 各々、単独パーティでもかなりの戦力になっている筈。


 6マス先でなら余裕だろうな。

 7マス先であるのなら、2つのパーティでユニオンを組めば大丈夫だろう。

 

 8マス先?

 さすがに相手を選ぶだろうな。

 大型の相手でさえなければ、いけると思う。

 足りないのは、打撃力だ。

 空中戦での突撃成分が足りない。

 これが問題だ。


 チェンジ・モンスターは全員が使えるのだ。

 外法蛇亀やキムクイの中にスライム系召喚モンスターを送り込む事は可能だろう。

 あれが相手ならまだいい。

 でもスプリガン・センチネル級を相手にするなら?

 厳しいだろうな。

 まあその為の戦力を揃えるにも、相性がいい経験値稼ぎの相手は確保すべきだ。



 料理を待つ間、プランを整理しましょう。

 まずは此花だ。

 空中戦、しかも自らが騎乗してとなると、少し相手を選んで慣れさせた方がいいな。

 それが終わったら?

 亀狩りがいい。

 アデル達は全員、スライム系の召喚モンスターはいたよな?

 やれる筈だ。


 それに全員、何気にクラスチェンジが近い。

 午前中だけでアデルとイリーナは種族レベルが33になっている。

 もう1つでクラスチェンジの筈だ。

 春菜と此花はまだ種族レベルが32です。

 あと2つか。


 楽勝?

 スプリガン・センチネルとかキムクイとか、この規模のユニオンでも連戦で仕留めたらいけるって!

 まあそうそう、無茶な真似はしませんが。

 でもね。

 偶然、強い相手に遭遇するのを迎撃するのは仕方ないよね?

 そう。

 偶然ならだ。



 いかん。

 笑っちゃダメだ!






「この娘ってば料理スキルがあるんですね」


「そうだな。テルキーネスにクラスチェンジした際に追加だったかな?」


「例の2人が喜びそうだわー」


「間違いなく、嫁ポジションにするわよねー」


 昼食はトナカイ肉の煮込みにパンだ。

 実に旨い。

 だがアデル達の視線は料理よりもナイアスに注がれる方が多い。

 そんな視線に微笑みで応じるナイアス。

 雑談も交えてに楽しい歓談。

 男はオレだけ。

 でも具体的な潤いはない。

 あるようでは垢BANだろうけどな!

 それはもう仕方が無い。


 召喚モンスター達の概要は簡単に説明はしておいた。

 反応は?

 呆然、といった所だろう。

 でもね。

 いずれサモナー系だと到達するんだってば!

 間違いない。



「食後はここで空中戦を少しやろう。此花には早めに空中戦に慣れて貰おうかな?」


「少し、ですか?」


「段階を踏む。空中戦で相手するのにいい相手は他にいるからな」


 さあ。

 我慢しろ、オレ。

 笑い顔はいけません。



「午後からは完全に空中戦、ですね?」


「ああ」


「新しく召喚したばかりの子でも大丈夫でしょうか?」


「大丈夫だ。一気にクラスチェンジまで進むさ」


 そうなのだ。

 ユニオンを組んでいて、経験値が分散していても尚、凄まじいレベルアップをしている実例がいる。

 春菜が召喚したホークだ。

 既にクラスチェンジ直前のレベル7になっている。

 いや。

 スプリガン・センチネルとの戦闘で経験値の持越しがあっておかしくない。



 歓談しながらの食事を終えると?

 ナイアスは帰還だ。

 蒼月を召喚します。

 オレの布陣は?

 ヘザー、言祝、蒼月、折威、スコーチとなった。


 アデルは?

 マギフクロウ、スプライト、キメラ、インキュバス、ペガサス。


 イリーナは?

 フォレストオウル、フェイ、キメラ、ヒッポグリフ、ファイティングファルコン。


 春菜は?

 マギフクロウ、サキュバス、ピクシー、ペガサス、ホーク。


 此花は?

 ファイアバード、オオフクロウ、ミスティックアイ、シルキー、ヒッポグリフ。


 徐々にだが底上げが進んでいるようです。

 でも、まだまだ。

 このマップで遭遇する最強の相手とまだ遭遇していない。


 狂乱せしフンババ。

 あれが相手となれば経験値を大きく稼げるのは間違いない。

 例え5つのパーティでのユニオンだとしても、だ。



『キースさんのペガサス、レベルが見えないんですけど!』


「えっ、そうなの?」


『どんだけ格上?』


『キースさんも当然、見えてないですよー』


 えっと。

 それはいいから!

 狩りに出発しますよ?


召喚モンスター

言祝 デーモンLv12→Lv13(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 48(↑1)

 知力値 47

 筋力値 17(↑1)

 生命力 17

 精神力 48

 スキル

 刺突剣 飛翔 浮揚 回避 反響定位 自己回復[微]

 物理抵抗[小] 魔法抵抗[大] MP回復増加[大]

 変化 時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性

 水属性 呪眼 耐即死


折威 デーモンLv12→Lv13(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 47(↑1)

 知力値 47(↑1)

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 47

 スキル

 杖 飛翔 浮揚 回避 反響定位 物理抵抗[微]

 魔法抵抗[中] 自己回復[中] MP回復増加[大]

 変化 夜目 時空属性 光属性 闇属性 火属性

 土属性 水属性 溶属性 灼属性 魅了


スコーチ ディアナオウルLv10→Lv11(↑1)

 器用値 21

 敏捷値 57(↑1)

 知力値 33(↑1)

 筋力値 33

 生命力 33

 精神力 21

 スキル

 嘴撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査 夜目 反響定位

 看破 強襲 隠蔽 危険予知 天耳 睡眠 物理抵抗[微]

 魔法抵抗[小] 耐混乱 耐即死 耐魅了


パナール スヴァジルファリLv11→Lv12(↑1)

 器用値 34

 敏捷値 45(↑1)

 知力値 13

 筋力値 45(↑1)

 生命力 49

 精神力 13

 スキル

 噛付き 踏み付け 体当たり 回避 疾駆 夜目 耐久走

 奔馬 蹂躙 蹴り上げ 重装 騎乗者回復[微] 自己回復[小]

 魔法抵抗[中] 光属性 闇属性


ジンバル ヤクトレーヴェLv10→Lv11(↑1)

 器用値 28

 敏捷値 58

 知力値 16

 筋力値 42(↑1)

 生命力 42(↑1)

 精神力 16

 スキル

 噛付き 引裂き 威嚇 回避 疾駆 危険察知 夜目 遠目

 隠蔽 追跡 監視 気配遮断 物理抵抗[微] 自己回復[微]

 強襲 闇属性 土属性 毒耐性


召魔の森 ポータルガード

黒曜、ティグリス、テイラー、クーチュリエ、獅子吼、ペプチド、守屋、スーラジ、久重


同行者

アデル&イリーナ&春菜&此花


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